![]() | 中国人のDNA―世界の常識に逆らう人たち (2007/11) 鷲尾 謙治 商品詳細を見る |
副題は「世界の常識に逆らう人たち」。また中国人は犯罪者のDNAとか言い出すヤツかと思ったのだが、そこまで酷くはないが、まあその線の本。著者は高校の英語の先生をしていた人らしいのだが、退職後に中国の大学で日本語を教えるという、よくあるパターンで、西安に4年ほど滞在したとのこと。そうしてまた「中国通」が1人誕生した訳だが、この本は西安の日本語科主任の先生に勧められて書いたのだという。その中国人の先生もリップサービスで言ったまでのことだろうが、まさかこんな「傷害中国人的感情」の本を書かれるとは思ってもいなかっただろう。黄文雄とか石林(石平のことか?)の本をよく読んでる人らしく、中国人に対する違和感をそれで納得させたみたい。この手の退職教師は中国側としても安く使えるから重宝しているのだが、教師の側としても、例えお小遣いにもならぬ給料であっても、中国人の学生がら日本では得られなかった師弟関係が得られるとあって、これまではうまく機能してきた様にみえる。しかし、現在、西安だけで大学が100校というのはホンマかいな。東京でも大学はそんなになかろう。そんな時代にあっては、大学もピンキリで、学生もピンキリ。そのうち学級崩壊や小日本老師呼ばわりされる退職先生も出てくるのだろう(実際、中国語が不自由なことをいいことに、言い放題だった授業を目撃したこともある)。幸か不幸か、この著者はそうした動きには気がつかなかったみたいだが、在勤中に西北大学事件とアジアカップ事件に遭遇して、怒り心頭に達した様だ。それで、学生に議論を吹っかけたりしたそうだが、日本語学科の学生はそんな墓穴を掘る様なマネはせんだろう。結局、怒りの矛先を向ける所がなくなって、やはり日本人の勤勉さが一番とかジジ臭い結論になってしまうのだが、「女性上位で家庭安泰」というのは、ちょっとムフフ。中国ではあまりなさそうだけどね。






