世界読書旅
ここ数年に読んだ海外関連本の感想など
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■ 私のマルクス 
2008年05月10日 (土) 22:52 * 編集 *
私のマルクス私のマルクス
(2007/12)
佐藤 優

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本は読めるときには読んだがよくて、買える時には買ったがよくて、出せる時には出したらいいものであることはたしかなのだが、この月に出した本が7冊ってバケモンかよ。それでも外務省を辞めるつもりはなさそうだが、岩波と産経、マルクスとキリスト教といった、一見、水と油の様な関係に思えるものが、その実、繋がっていることを身を以って、実証している点には感服してしまう。これは『文学界』の連載ということで、文春からなのだが、この人の「自叙伝」には多くの出版社が手を挙げたことは察せられる。それにしても、70年代末期から80年代初頭の高校生とか大学生が、こんな日々を送っていたとは驚きである。現在でも、この様な尖がった学生さんは存在するのだろうが、それを受け止める社会は大幅に縮小している気がする。その意味では「佐藤優」制作工場の不在が、日本の知的環境を阻害する警笛であるという風に、この本を捉えることができるのだろう。戦前の教養主義や60年代の学生運動の最後の遺産が残っていたのがこの時代とすると、今は遺産を食い潰して、自転車操業で国を回している様なものなのかもしれない。ヨーロッパという「先生」をいつの間にか追い越してしまった日本は種まきという行為をやめてしまった。今そこに、どんな萌芽が生じているのだろうか。
# * ヨーロッパ * Comment (0) * Trackback (0) *
■ そこに日本人がいた!
2008年05月10日 (土) 22:51 * 編集 *
そこに日本人がいた!―海を渡ったご先祖様たちそこに日本人がいた!―海を渡ったご先祖様たち
(2007/12)
熊田 忠雄

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張り合わせみたいなもんか。
# * 雑多 * Comment (0) * Trackback (0) *
■ バリ島 月光亭の日々 
2008年05月10日 (土) 12:25 * 編集 *
バリ島月光亭の日々バリ島月光亭の日々
(2007/06)
羽鳥 祐之

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河出コードのこの版元は聞いたことがないが、自費屋だろうか。ちょっと変わった版型の本で、図版が多く挿入されているのでそうなったのかもしれない。その図版は著者の作だと思われるのだが、特に言及はない。絵の方は悪くないので、そちらをメインにした方がよかったのではないかと思うのだが、まあ大きなお世話だろう。ということで、書かれているのはバリ島生活での身辺雑事。著者は林野庁出身でマングローブ情報センターというJICA関連の現駐にいる人らしいのだが、その仕事について書いてある訳ではないので、何をしているのかはよく分からん。スタッフが仕事を回してくれないからヒマだとか、日本語教室で、「怒ってるアヒルは『どなるどダック』という」とか教えているなんてことは書いてある。書くのは身辺雑事だから、お手伝いさんとか運転手(の絵)とか、ゴルフ、スノーケリングの話や、一泊200ドルのホテルの偵察など。まあ、そういう日常をバリで送っているという人ということである。しかし、描くのは女性の絵が多いな。まあバリなら当然か。
# * インドネシア * Comment (0) * Trackback (0) *
■ デビルドッグ 
2008年05月10日 (土) 02:13 * 編集 *
デビルドッグデビルドッグ
(2008/01/21)
越前谷 儀仁

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そろそろ出るかなと思ったら、やっぱり出た日本人米兵のイラク戦記。この著者は2006年に除隊したらしいけど、あと100人くらいはいそうだから、「反戦日本人米兵」とか言って左翼側から出すヤツも出るかもしれない。並木のこちらはもちろんバリバリだから、「イラク野郎をぶっ殺す」とかそんな感じ。まあ「殺される側の論理」は世に溢れているけど、「殺す側の論理」はあまり出てこないから貴重と言えば貴重。しかし、フランス外人部隊に憧れ、その準備として、まず自衛隊に入ったというのもパターンだけど、フランス外人部隊を知っていて、自衛隊は知らなかったなんてことがあるのだろうか。グリーンカードは抽選で当たったそうだが、あれって本当に当たるものなのかなあ。まず、アメリカに行って海兵隊基地で、軍隊への入り方を訪ね、グリーンカードが必要だと教えられ、たまたま出会ったアメリカ人の紳士2人に申請書を送ってもらったとあるけど、それって、なんか出来た話じゃないの。当たった人の話を聞く限り、普通の日本人が普通に申し込んで当たるケースはあまり無い様な気がする。抽選なのに当選率をウリにする業者があったりと、あれもよく分からんシステムだが、あのアメさんが、無造作に箱の中に手を突っ込んで封筒を掴むなんてことをやってるとは思えんし、やはり軍隊枠でもあるのかな。しかし、いつも思うのだが、アルカイダとかは米海兵隊に人員は送り込んでいないのだろうか。中国とかは多数潜らせている感じだが。
# * 米国 * Comment (0) * Trackback (0) *
■ 通訳捜査官 
2008年05月10日 (土) 00:48 * 編集 *
通訳捜査官―中国人犯罪者との闘い2920日通訳捜査官―中国人犯罪者との闘い2920日
(2008/01)
坂東 忠信

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経済界も最近は新書などを出して、「第二サンケイ」みたいな路線を打ち出しているのだが、元警視庁刑事である著者の企画を採用したのは、その辺が関係しているのかもしれない。公務員が職務上知りえたことの秘匿義務は、この場合あるのかどうか分からんが、北京語研修を受け、通訳捜査官として勤務したという著者の書く中国人犯罪の実態はどんなもんでしょうか。ここまで正直というか、人権とか差別なんかクソ食らえの姿勢だと、また人権弁護士とか、在日華字紙なんかに焚きつけられるかもしれんが、まあこれが実態に近いことは、現場にいる人ならずとも、在日中国人(非合法)社会と付き合いがある人なら、常識ではあろう。とはいえ、それを言っちゃあオシマイよという感もあるのだが、中国人犯罪者関係の病院話は笑える。人を殺すことなど屁とも思っていない連中が注射で泣いて、尿管カテーテルで号泣か。まあアレは結構辛い。「アイヤー」じゃなくて、「アイヨー」としているところは現実感がある。著者自身も心臓に持病があって、現場での職務に耐えられなくなり、18年間勤めた警視庁を退職したそうな。で、現在は絵本作家と司法通訳をしているというのだが、こんなエゲツナイこと書いてるクセに絵本作家かいな。自分の勤める図書館で、サンケイ文化人が書いた本を片っ端から焚書して、代わりに自分の絵本を何十冊も購入させるなんてことをやったエゲツナイ図書館司書兼絵本作家の人を思い出したが、こういう人たちの作る絵本ってどんなもんなんだろうね。さぞかし教育には自信を持っているのだろうが。
# * 中国 * Comment (0) * Trackback (0) *
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