世界読書旅
ここ数年に読んだ海外関連本の感想など
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■ CIE映画選集2.3
2008年05月09日 (金) 23:14 * 編集 *
映画
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東京国立近代美術館フィルムセンター大ホール

全部で八本も観たのか。
「交換学生の一年」は意外な秀作だったけど、さすがアメリカのプロパガンダは洗練されてる。「格子なき図書館」もスゲエな。昔は有料だったのか。しかし、禁煙はわかるけど、脱帽も規則だったのか。後はまあクソ。
# * 昭和萌え映画 * Comment (0) * Trackback (0) *
■ 戦争の記憶を歩く 東南アジアのいま 
2008年05月09日 (金) 11:04 * 編集 *
戦争の記憶を歩く東南アジアのいま戦争の記憶を歩く東南アジアのいま
(2007/03)
早瀬 晋三

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岩波だし、高文研の「観光コースではない」と近いノリではあるのだが、これは大阪市大と東京外大の講義録が基になっているという。著者はフィリピン史などをやっている人らしいのだが、「ナショナル・ヒストリー」に対しては批判的な立場である様だ。講義が2005年ということで、それが「反日」問題を念頭に置いたことであることは分かるのだが、日本の「ナショナル・ヒストリー」ばかり批判しても、「衝撃映像」をみたばかりの学生さんは納得しないだろうし、「お互いの狭隘なナショナリズム」みたいな言葉で誤魔化しても、映像の力には到底太刀打ちできない。そこで、東南アジアという一見、ニュートラルな位置から「歴史認識」を眺めてみようじゃないかということにした様だ。それで調査旅費をゲットし、「観光コースでない」東南アジアの戦争遺跡を著者が歩いてきた訳だが、タイではあの「戦場にかける橋」など「観光コース」になっていたりもする。それには別に批判的ではないのだが、タイ語の通訳が、ニュースで勝手に歴史を解釈したことには激怒している。『ビルマの竪琴』批判は東南アジアプロパーにとっては定番な話なのだが、基本的に批判の矛先は日本側に限っている様だ。例外はフィリピン人のガイドで、日本人に媚びた「歴史認識」を糾弾している。シンガポールやマレーシアなどでは、案内する側が華人になるので、マレー人やインド人はまた違う見方かもしれないと含みを持たせているのだが、華人の影響力がある以上、東南アジア各国が「中国側」につく恐れがあるというのはどうだろうか。インドネシア独立軍やアウンサンといった「大日本帝国」を肯定せん言説を警戒している様にもみえるが、東南アジア各国の「ナショナル・ヒストリー」において、華僑が中心の共産党が絡んだ「抵抗」の歴史が、それら「独立英雄伝」より高く評価されることは、ありえないだろう。少なくとも「歴史認識」の文脈では、東南アジアが中国に追従することは難しいのではなかろうか。
# * 東南アジア * Comment (0) * Trackback (0) *
■ フランス東洋学ことはじめ 
2008年05月09日 (金) 02:08 * 編集 *
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フランス東洋学ことはじめ (研文選書)
(2007/09)
菊地 章太

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タイトルとおり、「オリエンタリズム」ならぬ、フランスの「オリエンタリスム」の黎明を紹介した本なのだが、元々『ふらんす』に連載していたらしく、分量も少なく平易なので読みやすい。しかし、著者の名前が「のりたか」と読むのも難しいが、きくちさんには「菊池」と「菊地」の二つがあったんだな。十年以上勘ちがいしていた人がいかたことに気がついて反省。私も氏名ともに、正しい読み方で読まれることは、あまりないタイプなのだが、読み方が違うと自分のアイデンティティを傷つけられる。などと思うことは全くない。というか、読み仮名を変えたいと思うくらいなのだが、名前ならまだしも、文化とか歴史とかを、他人に勝手に読み違えられ、名付けられることに堪えられないと感じる人たちも存在する。それは隣同士でも、東と西でも、北と南でも「他者」との関係性においては普遍的なことなのだが、フランスの東洋学に限らず、他者を研究するということは「自分」という存在意義を確かめるということが、その出発点であったことを感じる。イスラームこそはヨーロッパをヨーロッパたらしめる存在なのだ。と言ったのはピレンヌという人だそうだが、なるほど、その言説は現在でも有効に作用している気がする。著者はフランにギリシャ神殿などが描かれたいた例をとり、円に万里の長城が描かれることはないだろうなどとも書いているのだが、ユーロの導入がフランスの様な中華思想の国でもスムーズにいったことを、そういう側面で考える必要もありそうだ。中共を「中国」とたらしめているのが「日本」という存在なのだが、中国という存在が日本を日本たらしめててくれる状況が出てきたのは、ある意味歓迎すべきことなのかもしれない。
# * フランス * Comment (0) * Trackback (0) *
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