世界読書旅
ここ数年に読んだ海外関連本の感想など
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■ 漢字を楽しむ 
2008年05月02日 (金) 21:54 * 編集 *
漢字を楽しむ (講談社現代新書 1928) (講談社現代新書 1928)漢字を楽しむ (講談社現代新書 1928) (講談社現代新書 1928)
(2008/02/21)
阿辻 哲次

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「漢字」新書の帝王阿辻センセイ、また出したか。講談社現代新書だけで、もう3冊目だそうだが、よくネタが続くなと思うのだが、漢字の総数も5万とも10 万とも言われているので、ネタ切れすることはそうないか、というより、この本では「漢字を作って楽しむ」ことを推奨したりしているので、もはやネタは無限大。しかし、先生の自信作である「車偏」に「女」で「女性専用車両」。これ、何のひねりもなくて、スゲーつまらないんですけど。「車」に「女」だと、野郎だったら、もっと別のことを考えると思うのだが、さすがに業界の権威が新書でそんなものを披露する訳ないか。著者が大学で教えているのは、実は「現代中国語」ということは、前著で知ったのだが、この本では、実家が活版印刷屋であったことを明かしている。その為、幼い頃から「漢字少年」になったそうだが、活版印刷業って、現在でも成り立っている業種なのだろうか。名刺屋とかに衣替えしたのかもしれんが、著者も、これだけ新書出していたら、実家の一つや二つ、十分養っていけるのだろう。「漢字テスト」の書き順とかハネルの基準に、かなり立腹している様だが、あれって当用漢字制定以来の問題なのかな。戦前の小学校の授業風景なんかみると、みんなで、一斉に手を動かして、書き順の勉強していたりするけど、ああいいうのをやった記憶は私にはない。ドリルに書き順の番号が振ってあった様な覚えはあるのだが。湯たんぽの語源がダッチ・ワイフと同じとうのは前にも読んだけど、私はてっきり、「湯」かと思ってた。「湯」がもっぱら「スープ」の意になったのは結構最近なんだな。ところで、ダッチは「女偏」に「身」でどうだろうか。
# * 中国 * Comment (0) * Trackback (0) *
■ 学位商法 
2008年05月02日 (金) 10:17 * 編集 *
学位商法―ディプロマミルによる教育汚染学位商法―ディプロマミルによる教育汚染
(2007/12)
小島 茂

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ディプロマミルの問題については、よく知らなかったのだが、この著者がその告発の火付け役の様で、これが2冊目の告発本だそうだ。そのパワーの源は著者自身がホンモノのバークレーのPh.D.を有すという事情がある様だが、それ以上に、DM側からの反撃が執拗であったことが、著者に闘志の炎を燃やさせたとも思える。しかし、イオンド大学って、これマジっすか。ラーメン花月か。そんなに不味くはなかった記憶はあるが、中の人のトンデモぶりにはタマゲタ。例によって、宗教とか右翼の盾があるみたいだが、世の新興宗教は大抵こういう怪しいストーリーから始るのであろう。吉村作治に蟹江敬三もDMか。このクラスでも、そんなモンが必要なのだろうか。まあ面白い本ではあったけど、小島先生も、自分に対する世間の支持を鼓舞したりして、なんかDM系と同じ臭いがしないでもない。ウィキのわざとらしい記述は、DM側が著者を貶めようとしている跡であることはミエミエだけど。
# * 米国 * Comment (0) * Trackback (0) *
■ 日本から「北」に帰った人の物語
2008年05月02日 (金) 01:25 * 編集 *
日本から「北」に帰った人の物語日本から「北」に帰った人の物語
(2007/11)
韓 錫圭

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新幹社が民団系なのかどうかは分からんが、とりあえず、総連とは距離を置いている在日系出版社の様だ。著者は在日北朝鮮帰国者の覆面らしいが、齢70にして、パソコンを習い、この「実話小説」を完成させたという。しかし、高校を卒業後に「帰国」したということは、手紙とかは書いていたにせよ、50年くらい日本語のブランクがあるということだが、慣れないパソコンを使って、ここまで日本語の「小説」が書けるものだろうか。といった疑問は野暮なことであって、オムニバス形式の読み物としてそれなりに面白く出来ているから、まあ良いでしょう。最後の物語は、文字通りの「実話系」だが、この人は帰国してから、男性週刊誌を読んで、研鑽を重ねたとみた。しかし、「帰国者」が現実にみた世界というものが、この通りだったのか、これ以上の悲惨だったかは、いずれ、歴史が明らかにすることだろうが、これが非現実的であったということは、まずありえないだろう。その辺は総連も、もはや庇いきれずに、「黙殺」という手段に頼るしかない。もっとも、その痛みを一番、痛切に感じているのが、総連の皆様であろう。そして、この本は坂中英徳が序文を、高柳俊男が、かなり長文の解説を書いていて、「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」が何らかの関与をしている模様。ついでに黒田福美が坂中とともに序文を書いているのだが、この人は相変わらずのアホ丸出し。実際問題として、「拉致被害者」が特権階級であったことは事実であろうし、「家族会」が政治化するのも、それが「政治決着」の可能性がある範囲にある問題だということだ。しかし、在日の「帰国者」はもちろん、日本人妻の人たちは、もはや自力で脱出するしか法がない。その意味では、この本は「作戦」の一環なのかもしれない。とはいえ、左翼と右翼の代理戦争みたいになってしまった「拉致」問題だけに「北朝鮮」を収斂させずに、左も右も、総連も民団も、日本人も朝鮮人にも訴えられる北朝鮮人権問題のテーゼを創っていく必要はありそうだ。
# * 北朝鮮 * Comment (0) * Trackback (0) *
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