世界読書旅
ここ数年に読んだ海外関連本の感想など
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■ カンボジアの赤いブランコ
2008年04月23日 (水) 21:48 * 編集 *
カンボジアの赤いブランコ (樹立社ライブラリー・ヒューマンドキュメント)カンボジアの赤いブランコ (樹立社ライブラリー・ヒューマンドキュメント)
(2007/05)
古舘 謙二

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「カンボジアの赤いブランコ」といっても、クメール・ルージュの話ではなく、キンパチ先生の話だった。金八の脚本家の人が、カンボジアでなんかのNGOをやっていることは、よく報道されているので知っていたが、これは、そこに集うボランティアの人たちの宣伝本みたいなやつ。ということで、「瞳が輝いている」カンボジアの子どもたちではなく、「生き生きとした」日本人ボランティアがカメラに収まっている。この写真は団体側が提供したらしくオールカラーなのだけど、一応、本なんだから日付くらいフォトショップででも消したらいのにとは思った。ただ、カンボジアの貧困とか戦争の話はほとんどなく、あくまでボランティアが主役というのは、何か新しいものも感じる。ボランティア同士で知り合って結婚しましたなんて話もあるし、「カンボジアの悲惨な現実を伝えたい」といったタテマエではなく、ボランティアの「自分探し」をテーマにしたのは、本質的には正しいものなのかもしれない。どうでもいいけど、放送当時、にわか金八きどりの「先公」が続出して、このドラマには迷惑したものだ。「謝恩会」とかで「贈る言葉」を歌わせたのは、「君が代」より抵抗あったよ。団塊教師もそろそろ定年かな。
# * カンボジア * Comment (0) * Trackback (0) *
■ エイズの村に生まれて 
2008年04月23日 (水) 11:37 * 編集 *
エイズの村に生まれて―命をつなぐ16歳の母・ナターシャエイズの村に生まれて―命をつなぐ16歳の母・ナターシャ
(2007/12)
後藤 健二

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これは、子ども向けの本なのだろうか。著者はNHK「週刊こどもニュース」などでも活躍している映像の人らしいが、前著は「産経児童出版文化賞」なんてのも獲っているらしい。これもエイズ啓蒙本の体裁なのだが、小学生からその必要があることは確かだろう。今の小学校での性教育はどんなもんだか知らんが、昔みたいに、男子と女子を分けて、男子には精通を、女子には生理を教えるなんてことをしたら、生徒から失笑もんだろうし、放課後に「ねえ、何教わった?何?」みたいな会話が男子と女子の間で交わされることもなく、一緒に仲良くセックスの講習も受けているのだろう。統一教会とか産経がそれはけしからんとか激怒したところで、セックスだの、コンドームだの、麻薬だのを抜きにエイズ教育はできない訳で、セックスの低年齢化に歯止めをかけたいなら、エイズ教育をちゃんと施す方が得策であろう。ということで、これが前作に続き、「産経児童出版文化賞」を受賞することはなさそうだが、人口の9割がエイズ感染者の村があるっていうのも、俄には信じられん。著者もそう思ったのか、その村があるというエストニアとロシアの国境に向かったいうお話。その展開はご想像の通りなのだが、「英語」が通じず悪戦苦闘する「ジャーナリスト」の話はもうたくさん。
# * エストニア * Comment (0) * Trackback (0) *
■ 中国が世界を買いあさる 
2008年04月23日 (水) 01:58 * 編集 *
中国が世界を買いあさる (Yosensha Paperbacks 30)中国が世界を買いあさる (Yosensha Paperbacks 30)
(2007/10)
門倉 貴史

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洋泉社のペーパーバックスというヤツだが、しかし、この人もよう出すな。インドにテコ入れしている人なので、中国には厳しいのは無理ないが、何か下請けでも使って、流れ作業でこなしているのだろうか。ということで、出てくる話は日本で翻訳されたニュースを抽出したものなのか、どっかで聞いた話ばかり。現地発のニュースを日本語で読ませてくれる中国ウォッチのブログは結構あるし、「サーチナ」、「レコチャイ」、「大紀元」と体制、中立、反体制の三本柱もあるから、中文の「香港情報」など解読する必要はもはやないのだが、忙しいオジサマ方には通勤電車の中で読める「チャイナ・ウォッチ」の需要はあるのだろう。著者がやれインドだの、VISTAだのと叫んでいても、中流以下ビジネスマンの手が届く「海外」は中国が関の山。あちらさんも、日本へ行くのは米国一流、欧州二流で、日本は三流だという認識があるらしいが、中国行きの日本人なんてのは、中国人に当てはめて考えると、国営企業をリストラされた元下放青年が、時代の波に逆らえずみたいなもんだろう。仮に門倉さんが言うように2010年にGDPが逆転したところで、カラオケで「東方紅」を歌って溜飲を下げる様な連中が、日本に「幹部」として大挙押し寄せるなんてことはないだろう。まあそうなったら、そうなったで、どんな感じなのか一度やってみたかった「ローカル通訳」のクチでも見つけて「日奸」になってみたい。
# * 中国 * Comment (0) * Trackback (0) *
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