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2018年10月19日Fri [13:19] フランス  

フランス外人部隊



外人部隊記はミリオタ、情熱派などが多かった印象があるのだが、戦争には興味なしというのは初見である。自衛隊は災害支援活動がきっかけで、この人手不足の中、入隊希望者が増えているらしいが、著者もそのクチだったらしい。しかし自衛隊の試験に何回か落とされたらしく、フランス外人部隊に入隊したのだという。学力が原因で、自衛隊に落ちるというのはかつてならヤバイ話であったのだが、今は倍率が上がっているのか。思想調査や身辺調査については分からんが、その辺は昔より厳しくなっているのかも。その点、フランス外人部隊は判断仕様がないから、最低限(パスポート保持)と面接だけで入隊はできる。19年在隊で恩給、たしかそれ以外でも除隊後のフランス在住が認められるから、就職先として選択肢となる国も多いのだが、日本人で、そう考える人がいよいよ出てきたのかという感じである。

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2018年10月18日Thu [16:55] フランス  

フランス舞踏日記1977-2017



舞踏の人らしい。ヨーロッパ特にフランスでは山海塾などの日本舞踏が一部カルト的人気があると聞くが、その系統の人なのだろうか。ただし、ジャポニズム的なものをウリにしたことはないとのことで、一度、キモノを着て踊ったところ、オリエンタリズム風の評価を受けてしまったことに後悔しているとのこと。東大卒もウリにしたくはない様だが、別に触れていない訳ではない。70年代からフランスでずっと活動し続けて来られたのはフランス政府の文化政策のおかげであるというのはその通りではあろう。ただし、フランス自体の話はあまりなく、大部分は舞踏の理論的な話である。それがフランス的であるのかもしれんが。

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2018年10月15日Mon [14:05] フランス  

アジール・フロッタンの奇蹟



船が建築部として評価されることはあまりないのだろうが、ル・コルビュジエの設計だからということなのだろうが、実際は改修の設計者である。難民収容船としての歴史的意義よりもル・コルビュジエの設計という意味合いの方が再生プロジェクトでは強いのかもしれんが、ヨーロッパ人が難民であった歴史は北米に集約されてしまっているところもあるので、難民移民が最大のイシューでもある今日のヨーロッパでは建築物的評価を前面に出す必要があったのかもしれん。

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2018年10月07日Sun [06:25] フランス  

アントワーヌ・グリエーズマン自伝

フランスが生んだ“小さな王子
アントワーヌ・グリエーズマン アルノー・ラムセー 結城麻里
東邦出版
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自伝ではあるが「書いた人」がゴーストではなく、最初から登場して、グリエーズマンにインタビューしてまとめたよとまえがきしている。松本伊代は自分が書いた本をまだ読んでいないと言った事を思い出したが、自伝の意味は自分で書くという事ではないから、間接的にでも自分が伝えたものであれば良いか。イニエスタとかイブラヒモビッチの自伝も同じ版元から出ているのだが、イブラヒモビッチ自伝ほどキャラ立ちしている訳ではないので、善玉キャラなのだろう。ずっとアルザス・ドイツ系だと思っていたのだが、父方の先祖はたぶんその辺かオーストリアというくらいしか分からないみたいで、母方のポルトガルがサッカー家系であったので、詳しく書いてある。嫁はバスク人らしい。アトレティコの前はソシエダに14歳からいたのだが、スペイン語ネイティブ同然になっても、バスク語は話せないとのこと。

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2018年09月12日Wed [04:50] フランス  

フランス人と気の長い夜ごはん

フランス人と気の長い夜ごはんフランス人と気の長い夜ごはん
酒巻 洋子

産業編集センター 2018-02-15
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産編センター。何か前に読んだ様な気がしたなと思ったら、朝ごはんの方が先に出ていたのか。イギリス、ドイツは朝、イタリア、スペインは昼、フランスは夜がメインといった感もあるのだが、実際はフランスも夜は質素らしい。それでも夜は火を使った料理はしないというドイツほど質素ではなさそうだが、コース仕立てを毎日食う訳ではない。夕食に招待というのが多いのは気合メシを作って食う機会を作るという意味合いもあるのだろう。

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2018年09月11日Tue [05:23] フランス  

女2人旅プロヴァンス

51DTPfNtqSL._SX351_BO1,204,203,200_女2人旅プロヴァンス 30日30万円の極上暮らし (女2人旅シリーズ Vol.1)
岡本弥生 舛田有美

みらいパブリッシング 2017-09-15
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みらいパブリッシングというのも初見だが、星雲社コード。女2人旅シリーズというのか。自費屋の様だが、これがシリーズ第一弾で、第二弾が出たのかどうか。統計的には分からんが、女二人旅は旅行形態としては多い部類ではなかろうか。男二人だと、ちょっとアレな感じもするが、女二人はごく自然っぽい。配偶者や彼氏の有無にも関わらないだろう。それでプロヴァンスなのだから、需要はありそうだが、自費だと、30万円回収できる術は無いか。

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2018年08月11日Sat [08:47] フランス  

立ち上がる夜

立ち上がる夜 <フランス左翼>探検記立ち上がる夜 <フランス左翼>探検記
村上 良太

社会評論社 2018-07-13
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ハマザキ氏がいなくなって、社会評論社もタダのサヨク出版社に逆戻りといった感は否めないのだが、日本の左翼のこれからの可能性をフランス左翼の多重性に求める事は建設的ではある。ピエ・ノワールな人たちも出てくるのだが、やはり極右的な世界から解放されたいという願望から左翼の世界に入ったというパターンがある様だ。右翼左翼はフランス発祥であるし、今の共和国は言わば革命政権が続いている様なものだから、フランスが基本左派な国であることはたしかであろう。国民戦線が脅威とされているのは左派基本の国体を揺るがす存在であるから、FNを抑えるために、消極的選択肢としてよりマシな候補に入れるという投票形態がある様だ。これは自民党政権が反野党に支えられているのと似ているのだが、FNが政権とったら、とんでもないことになるというフランス有権者と、野党が政権とったらとんでもないことになる(事実なった)の日本との奇妙な一致点ではある。

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2018年08月08日Wed [06:29] フランス  

ピエ・ノワール列伝

ピエ・ノワール列伝: 人物で知るフランス領北アフリカ引揚者たちの歴史 (世界引揚者列伝)ピエ・ノワール列伝: 人物で知るフランス領北アフリカ引揚者たちの歴史 (世界引揚者列伝)
大嶋 えり子

パブリブ 2018-02-10
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博論ものとしては異色作なのだろうけど、やはり博論の有効活用策としてはこの形が良かろう。列伝形式はタネ本やウィキは活用できるだろうが、フランス各界の著名人ばかりなので、ピエ・ノワール経験に焦点が当たるということはあまりないのかも知れん。ユダヤ系の多さは予想通りではあるのだが、それ以上に純粋フランス人(という書き方は問題があるが)が少ないというのが印象的である。ジャン・レノの様なスペイン系は地理的にも歴史的にも多かったことは想像に難くないが、ジブラルタルとかマルタとかも地理的には近い訳で、イギリス系なども少なくなく、両親の国籍が違うのは多国籍植民地の特色でもある。実際は違うそうだが、ピエ・ノワールは国民戦線の支持者と思われているということは、その多様性がフランスでもあまり認識されていないというからなのかもしれんが、左翼優勢のフランスでは植民地引揚者の立ち位置がそういうことになっているのだろう。

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2018年08月06日Mon [05:06] フランス  

フランスを問う

フランスを問う: 国民、市民、移民フランスを問う: 国民、市民、移民
宮島 喬

人文書院 2017-08-25
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宮島喬の既出集らしい。よって、フランスだけに限らないのだが、フランスとの比較でドイツをはじめとしたEU諸国が少々。5月革命直後に留学していたそうだが、その当時は外国人は定住せず帰るという前提であった訳で、言うなれば今の日本と同じ状況だったのかもしれん。フランス辺りでは当時から外国人が多かったはずではあるが、今の日本とそれほど大差があった訳でもない。フランス人はそのエスニック背景を聞かれることを嫌がる人が多いそうだが、その辺は人種や民族、出身地、宗教といったところに起因した差別や共和国の理念、ライシテといった原則的な理由ではなく、他人のプライベートな部分に立ち入るのは野暮であるといった事情である様だ。この件に関してはミッテランの隠し子の話がよく例え話に使われるが、マクロン、オランド、サルコジといった直近の大統領のプライベートな色恋沙汰は大体的に報じられているので、現在では事情は変わっているのだろう。

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2018年07月19日Thu [04:51] フランス  

大戦間期のフランス・フラン

大戦間期のフランス・フラン大戦間期のフランス・フラン
林 昭男

時潮社 2018-03-29
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タイトル通り。著者は1928年生まれか。それなりの研究蓄積はあったのだろうが、書籍化まで持ってくるのはその年の研究者には大変なことだと思う。戦時中はどこの国でもそうだったのだろうが、フラン危機は破綻一歩前まであった様だ。国民の金製品徴収などもしていたらしい。国庫に収められた金は債権分としてイングランド銀行に送られたのだとか。

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2018年07月02日Mon [02:05] フランス  

議論して何になるのか

28994884_1.png議論して何になるのか
アラン バディウ アラン フィンケルクロート Alain Badiou

水声社 2018-03-30
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フランス現代思想家の対談本らしいが、対立する陣営との議論の無効性を訴えるものではなく、文字通り、この両者が長く冷戦にあった上での産物の様だ。副題にある通り、5月革命の頃から人なので、81歳と69歳。モロッコ出身の人も非ムスリムと思われるが、「反ユダヤ性」を巡っての議論があり、片方はユダヤ系かもしれん。この辺はサルトルの「ユダヤ人」の定義に従うことにしよう。いずれもオールド・マルキストっぽいが、議論して何になるのかというところに行き着くのは洋の東西を問わず、共産主義者の運命なのかもしれん。

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2018年06月05日Tue [05:47] フランス  

ライシテから読む現代フランス

ライシテから読む現代フランス――政治と宗教のいま (岩波新書)ライシテから読む現代フランス――政治と宗教のいま (岩波新書)
伊達 聖伸

岩波書店 2018-03-21
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フランスの本質はライシテというのは基本的な見方であって、共和国の理念はフランス革命以来の揺るぎない共通認識であると思われてきた。そこに挑戦してきたのはイスラムなのか極右なのか。その点に於いてだけみれな前者が革新で、後者は保守なのだが、実際、そう単純な図式ではない。イスラムの中の多様性という前提自体が間違った見方であって、カトリック教徒に共産主義者から極右までいるのなら、ムスリムにだっている。これまでカトリックはライシテからすれば、伝統主義者として批判の対象であったのが、ライシテ対イスラムという図式の単純化で、カトリックはライシテの一部分として組み込まれてしまったのだという。つまりはライシテ自体が伝統主義者になってしまった訳だが、スカーフ問題から始まる一連の対立はライシテの保守性が問われたものではあったか。その辺の柔軟性を容認できないほど、イスラムの数的脅威が感じられるということかもしれんが、ムスリムがライシテを認めないのではなく、認めていないと思わさられているのが問題なのか。

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