2017年03月30日Thu [04:09] フランス  

フランスはどう少子化を克服したか

フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書)フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書)
髙崎 順子

新潮社 2016-10-14
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例の「日本死ね」ではないが、この辺のテーマは現実的である人が多いから、総論ではなく、こうした啓蒙一本が王道か。自分の記憶では少子化問題が出てきた20年くらい前からフランスがモデルにされていて、他にスウェーデンとかもあったが、ほとんどフランスに学べなかりで来ている様な気がする。現実的には少子より多子が問題になっている国が多数なので、先進国で少子化を克服したのはフランスくらいなのか。ほとんど育児の地上の楽園みたいな書き方だが、制度が機能しているのか、人々の意識が高いのか、両方であるのだろう。著者の旦那の国籍は分からんが、在仏女性ライターでは珍しい日本人夫なのかもしれん。最近は在欧現地人妻のライター陣営が当地批判、日本スゴイに偏ってきている感じもするし、そこにニーズが集中しているということもあるのだろうが、現地礼賛組は非国際結婚組に多い様にも思える。そうでないと夫婦で当地に住む理由はなかあろうが。

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2017年03月18日Sat [05:55] フランス  

校訂現代語訳巴里籠城日誌

校訂現代語訳 巴里籠城日誌校訂現代語訳 巴里籠城日誌
渡 正元 横堀惠一

同時代社 2016-12-13
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最初の原書が1872年。原著が1914年になるのか。しかし、同時期に現代語訳2冊、原文(と思われる)1冊が別々の版元殻出るのはなぜだろう。この同時代社以外は聞いたことも無い版元だが、極左の同時代社も含め、パリ・コミューンの目撃談なので、定期的に再刊されているのだろうか。大仏次郎の「パリ燃ゆ」の元ネタにもなったそうだが、初版から40年後の復刊でも、「世界をゆるがした十日間」より前なのか。取材していた訳でもないので、情報は新聞に頼っていたのだろうが、ニュースはかなり伝わっていたと見れる。西南戦争と同時期ではなるが、情報戦という点ではまだまだ日本とは差があったか。

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2017年03月07日Tue [06:06] フランス  

フランスのパパはあわてない

フランスのパパはあわてない 妊娠から産後まで妻を支える166の心得フランスのパパはあわてない 妊娠から産後まで妻を支える166の心得
リオネル・パイエス ブノワ・ル・ゴエデック 鳥取絹子

CCCメディアハウス 2016-04-20
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別にフランスである必要はないんだろうが、フランスの新米パパ向けということで、日本人向けの解説が併記されている。フランス人だろうが、日本人だろうが、母親と違って、男親はやること限られているから、別に変わらんだろうとも思ったのだが、フランス人だとやはり、セックス関係が多いな。赤ちゃんが吸った妻の乳房を前と同じ様に愛せますかとそんなのだが、かなり驚いたのは、妊娠中に妻とセックスしたら近親相姦になるのではないかと心配している男がいるということ。その発想は無かったのだが、答えは常識的なもので、胎児には届きませんとのこと。

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2017年02月24日Fri [05:36] フランス  

書簡の時代

書簡の時代――ロラン・バルト晩年の肖像書簡の時代――ロラン・バルト晩年の肖像
アントワーヌ・コンパニョン 中地 義和

みすず書房 2016-12-10
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ロラン・バルトの弟子だった人で、最後の高弟と呼ばれているらしい。バルトからの手紙を公開するのは私信であれば問題ないのか。本文を掲載という様なものではなく、その解説といった感じだが、気になるバルトとの関係はそういう間柄ではないのか。その辺にも触れていて、バルトがゲイであることは、周囲が承知していたことだったので、弟子がそのことを理由に遠ざかる理由はないか。バルトがそれ以外に政治的事情もあって、フランスの学術界では疎まれていたという話は前にも読んだが、本人の性格上の問題もあった様だ。

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2017年02月12日Sun [05:55] フランス  

ヴュイヤール

ヴュイヤール:ゆらめく装飾画 (「知の再発見」双書166)ヴュイヤール:ゆらめく装飾画 (「知の再発見」双書166)
ギィ・コジュヴァル 小泉 順也

創元社 2017-01-19
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創元の「知の再発見」双書だが、例によって知らん人。ナビ派の代表的画家と言われてもナビ派も分からん。印象派とは違うことは分かるが、印象派とナビ派が同次元上にあるのかは分からん。ジャポニズムの影響はこの時代の画家では珍しくないというか、ひとつの潮流だが、デッサンを見ると、マンガの絵コンテみたいだな。もちろんこの時代に今日的なマンガはないので、影響を与えたとすればこちらの方。引き篭もりがちだったというのも、現代であったら別の方面で才能を開花させたという風に思わされる。

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2017年02月08日Wed [06:01] フランス  

図説ベルエポック 1900年のパリ

図説 ベル・エポック―1900年のパリ図説 ベル・エポック―1900年のパリ
フロラン フェルス Florent Fels

八坂書房 2016-12
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図説本だがA4サイズ。原著は1950年というから年代物なのだが、抄訳とのこと。このテーマは腐るほど類本があるのだろうが、昔の本なので、図説は絵とポスターだけの勅許う勝負。1950年だったら、1900年など50年前で、ついこないだの様なものか。現段階だと、50年前は1967年だから、GSブームとか羽田闘争などで、大昔というほどでもないか。芸術家に範囲を絞っているのだが、社会現象も政治も戦後数年のフランスではまだ顧みて総括する余裕はないか。

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2017年02月03日Fri [05:45] フランス  

フランス・アルザスと日本

フランス・アルザスと日本 1980年以降の軌跡 (幻冬舎ルネッサンス新書)フランス・アルザスと日本 1980年以降の軌跡 (幻冬舎ルネッサンス新書)
冨永 和子

幻冬舎 2016-12-20
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幻ルネ新書だが、アルザスの駐日事務所などをやってきた人らしい、出だしは文芸社っぽいのだが、仕事の話になってくると落ち着いていく。ソニーやリコーの工場も誘致しているのだが、旦那の話になると怪しくなる。既に亡くなっているそうだが、20代で事務所になったのか。生きていたら、これだけ偶像化はできなかったと思うが、その辺はフランスの影響なのかな。ただ、日本企業がフランスの他の地域ではなく、アルザスに進出するのはズバリ、ドイツ的に仕事をきちっとするからなのだという。もっともアルザスも一枚岩ではなく、ソニーの進出にあたってはアルザスの中で誘致合戦が繰り広げられたらしい。

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2017年01月27日Fri [05:55] フランス  

『ル・モンド』から世界を読む

『ル・モンド』から世界を読む 2001-2016『ル・モンド』から世界を読む 2001-2016
加藤 晴久

藤原書店 2016-08-26
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よく知らんが、フランスの国家勲章貰っている様な仏文界大御所の人らしい。ル・モンドの位置づけは高級紙ということなのだろうが、木的に中文老教授が「人民日報」から世界を読むをするのと変わらんのだろう。シニア左翼の基本として、欧州に対する劣等感と米国に対する屈辱感があって、そうした屈折した思いが日本の否定と、「アジア」の肯定という形で現れるのだが、著者も認めているように「ル・モンド」に自身の主張を代弁させているということか。日本は北朝鮮の拉致について騒ぎすぎるといった記事に著者は論評無しだが、こうした人たちの存在が解決を手遅れにさせたことは間違いなかろう。この連載を書いている時点で、ツルネンも蓮舫も国会議員だったのに、フランスの様に移民が議員になることは日本では考えられないというのはボケているのかな。

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2017年01月22日Sun [04:57] フランス  

哲学する子どもたち

哲学する子どもたち: バカロレアの国フランスの教育事情哲学する子どもたち: バカロレアの国フランスの教育事情
中島 さおり

河出書房新社 2016-11-21
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もうちょっと若い人かと思ったが、最初の出産本は10年以上前になるのか。それでも子どもはまだ中学生くらいか。ムスメとカナタカナ表記なのはフランス語の「ムスメ」に合わせたのかな。「ムスコ」はムスメに合わせたのだろうが。子供が大きくなって、ようやく哲学ネタで書くことができたのだろうが、基本的に私は向こうで哲学を中学生から教えるのって、日本の小学校に道徳の授業があるのと同じだと思っているから、別に日本が取り入れるものではなかろう。フランスの哲学バカぶりは結構揶揄の対象になったりもしているし、ライシテの枠組みで捉えるべきではなかろうか。

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2017年01月12日Thu [05:59] フランス  

火あぶりにされたサンタクロース

火あぶりにされたサンタクロース火あぶりにされたサンタクロース
クロード・レヴィ=ストロース 中沢 新一

KADOKAWA 2016-11-25
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レヴィ=ストロース を中沢新一 訳というのも豪華だが、本文は70ページほどで、中沢の解説入れても100ページちょい。新人類の代表格だった中沢ももう67歳。今は明治なのか。東大には結局戻ることはなかったのか。95年に旧版が出ているそうだが、クリスマス商戦用に復刊させたのかな。レヴィ=ストロースも中沢も当時は名前だけで売れただろうが。ほんでもって、レヴィ=ストロースが言いたいのはフランスで現在行われているクリスマスはアメリカの消費文化がそのまま入ってきたたもので、子どもにプレゼントなどあげる日などではないということ。まあ日本のクリスマスもセックスの日みたいになってきているが、戦後のアメリカの影響力が強かった時代はサラリーマンがサンタ帽被って酔っぱらうのがスタンダートであったこともある。

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2017年01月11日Wed [06:19] フランス  

丸刈りにされた女たち

丸刈りにされた女たち――「ドイツ兵の恋人」の戦後を辿る旅 (岩波現代全書)丸刈りにされた女たち――「ドイツ兵の恋人」の戦後を辿る旅 (岩波現代全書)
藤森 晶子

岩波書店 2016-08-25
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あのロバート・キャパの有名な写真は最初見た時に誰しも衝撃を受けると思うが、女性と男性では受け止めの度合いが違うのかなと思ったこともあった。ジェンダーとナショナリズムのぶつかり合いで言えば、最近の従軍慰安婦騒ぎと同質であるのだが、フランスで丸刈りにされた女たちにジェンダーの救いの手が無かったのと同様、従軍慰安婦も「解放直後」はナショナリズムの陰に隠された。「ドイツの恋人」は今でもフランスで日陰の身だが、韓国にとって、「帝国の慰安婦」を「解放」するには「日本」により強制的に強姦されたという前提が不可欠なのだろう。日本領事館前の「平和の少女像」や朴裕河への執拗な攻撃はそうした観点で見るとわかりやすいのだが、結局のところ、それもナショナリズムに起因するものである。「ドイツの恋人」と「帝国の慰安婦」では置かれた状況が違い過ぎるだろうが、そこにナショナリズムを超えた同志的繋がりがあったことを否定するナショナリズムこそが全体主義なのだと思う。

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2017年01月09日Mon [06:03] フランス  

フレンチ・レストランフィガロの物語

フレンチ・レストラン フィガロの物語 パリ・霞町、そして青山-----日本にフランス料理が生まれた時代フレンチ・レストラン フィガロの物語 パリ・霞町、そして青山-----日本にフランス料理が生まれた時代
入部 隆司

世界文化社 2016-04-02
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全然知らんかったが、長年、東京のフランス料理店の代表格だったらしい。大物の客の名前がポンポン出てくるが、トルシエも上客だったのか。千葉真一と野際陽子の離婚記念パーティ?も開いたのだとか。フィガロというのはやはり新聞からで、「ル・モンド」や「リベラシオン」よりはマシか。野際陽子はNHKを辞めてフランスに留学した時からの知り合いだそうで、60年代辺りだと、まだ戦前の一時期より日本人人口も少なかったかもしれん。岸恵子はいただろうが、厨房では名前では呼ばれず、「シノワ」と呼ばれていたのが悔しかったとのこと。

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