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2021年04月13日Tue [03:30] フランス  

裏切りの大統領マクロンへ 



フランスでもアベガーみたいな感じでマクロガーがあるみたいだが、結局、こう言われるのはトランプガーと同じ系統だと認定された人だけなのかなあ。要は新自由主義の系譜なのだが、黄色いベスト運動は左翼ではなく、右派系統の運動で、労働者に寄り添わないシャンパン左翼に対する反発への危惧を意識した左翼というポジションの人らしい。この辺はアメリカの分断でも、最近の社民党のJR事件でも如実に表れたところだが、左翼が労働者を見下していれば、当然、その支持は右翼に流れる訳で、階級闘争で打されるのは左翼という社会主義国みたいなことが起こってしまう。その意味でも本来の階級の敵は権力者で、富裕者であることを明確に打ち出さなくてはならないのだが、そうした観念的な事由では個人攻撃になるしかない。マクロンの顔が嫌いだ、人の顔には歴史が刻まれるが、あなたにはそれがないというのはほとんど言いがかりに過ぎないのだが、安倍もそんなことをよく言われていた。露出が多いと生理的嫌悪感が増すのはたしかだろう。

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2021年01月18日Mon [00:26] フランス  

命を危険にさらして 



フランスもの。戦場ジャーナリスト業界は日本みたいにタレント化していないみたいだが、登場する女性戦場ジャーナリストは全員TF1記者らしい。日本では女性が局特派員になることは増えてきたと思うが、戦場専門みたいな女性社員はいるんかな。男性でも危険地域はほとんど下請けとか、買い取りだから、間違っても自局の女性記者を出すことはないか。こういうことを書くのも何なんだけど、世間的に危険地域と言われる地で、一番危険に晒されそうなのは白人女性ではないかという気もする。特に米国人や旧宗主国でブイブイ言わせているフランス人女性が危なそうな感じであるが、逆に言えば、現地の女性取材の点では利はある。

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2021年01月15日Fri [02:04] フランス  

フランスから届いたパンのはなし 



産編。在パリ女性ライターという所謂勝ち組だけど、フランス・パンだけで何冊も書いているのか。やはり専門は持つべきものである。ということで、ウンチク以上のフランス人も知らない様なパン秘話集。日本人のコメとフランス人のパンはどっちが思い入れが強いかという命題は無いのだけど、パンにフォークを突き立てる女性(男性は分らん)は礼儀が無いと非難されるのだという。日本人のごはんに箸をみたいなものとは違うかもしれんが、隣のスイスだとチーズフォンデュとかあるし、タブーではなさそう。寿司とか今は直接手で食う人は少なくなっているし、おにぎりでも包装紙で挟んだまま食うというのがパターンだが、パン食の国はパンを手でちぎって、素手で食うという文化だけは廃れないな。

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2020年12月15日Tue [14:14] フランス  

物語パリの歴史



中公新書の物語シリーズよりライトな路線なのかな。最後は文字通りの観光ガイドで締めだけど、革命にいくまで半分くらいあるし、そこから五月革命までも半分くらいあるので、どちらかというと中世史人向け。ヨーロッパ好きになるか、そうでないかはその辺が分岐点になるのだろうが、王侯貴族話は現代でもイマイチ興味が持てん。エッフェル塔は実はエッフェル自身が建設費を負担したので、代わりに入場料収入を取るというBTO方式の先駆けだったとは知らんかった。エッフェルは最上階に私室を設け、エジソンを招いてもてなしたそうだが、本来は万博後に解体される予定が電波塔や軍事面の利用ができることが分かって、現在に至っているらしい。エッフェルはとっくに入場料で負担分は回収してたんだろうけど、その後も利権は持ち続けたんだろうか。

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2020年09月30日Wed [01:02] フランス  

“フランスかぶれ”ニッポン 



このテーマの本は結構あるな。それだけ日本人のフランス片恋慕が強いということなのだろうが、されどフランス、フランス愛を強調したフランス帰りの文化人は意外と少ないのでは。藤田嗣治が向こうで何を言っていたのかは知る余地もないのだが、絵に描いた様なフランス礼賛というのも、其の実あまり聞いたことが無い。フランス文化の特徴としてエスプリを挙げるなら、そうしたおフランス評価も野暮ということになるか。フランス人にとって、フランスすごいは自明のことであって、他者が言うのことなどは基本的にノーリアクションといった感じか。バロン薩摩の様なスケールのデカい人間はもう出ないと思うが、辻仁成、中山美穂までパリかぶれの系譜は続いており、やはりフランスのブランドは堕ちても、パリのブランドは健在である。

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2020年09月27日Sun [03:10] フランス  

黄色いベスト運動 



この運動の事をすっかり忘れていたのだが、コロナ前に終わっていたんだっけ。よく知らんまま左翼の運動かと思っていたのだが、参加者は国民戦線の支持者が多いのか。反グロ、反新自由主義、反マクロンなどの命題は左右共闘できるものなのだろうが、日本では党派性、イデオロギーが全てなので、どんな命題でも政府と反政府しかない。基本的に左翼の集まりで作った本だが、その辺の「右翼」の主張に耳を傾ける人もいて、書籍リストにはそうした本も入っている。フランスは革命の「本家」として、階級闘争が愛国運動に組み込まれるのだが、そうなると人種差別だとか、民族差別、宗教差別といった現実に即した運動は階級闘争に収斂されるべしという古典的なマルクス主義と奇妙な親和性が生ずる。共和国の理念としては訳分らんテロとかアンティファとかの暴力よりもその方が都合はよろしかろう。

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2020年09月13日Sun [23:51] フランス  

パリ6区デュパン街の郵便局



ミッテランとマルグリット・デュラスはレジスタン仲間であったのか。デュラスが2歳上で、同じ年に亡くなっている。ということで、対談自体は80年代なのだが、大統領時代か。本になったのは2006年らしい。両人とも左翼と言えば左翼なのだが、フランスでは左翼でなければ文化人ではないというのもあるので、特にイデオロギー的な話は無い。デュラスが共産党について話せと言っても、例のEt alors ?ではないが、ミッテランは共産党について話すことなどないですよ、党員だったアンタが話しなさいよといった感じ。カダフィに関しても同じようなやり取りがあったが、デュラスは親カダフィだったという訳はなかろうが、レーガンにシンパシーを感じるとも言っている。さすがにミッテランはレーガンについては何も言わないという訳にはいかず、評価すべき点もある点といったところ。背景がよく分らんかったのだが、デュラスがミッテランにレーガンを批判させようとしたのか。

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2020年08月26日Wed [16:59] フランス  

コラボ=対独協力者の粛清 



原著は2018年だそうだから、わりと最近。フランスでも「歴史修正主義」が台頭してきたのか分らんが、さすがに今「親独罪」を作って墓を掘り起こそうという人はいない。フランスに限らず、全世界的でこの問題の象徴となっているのが丸刈りにされた女性なのだが、この辺はフェミ的にはどういう評価なのだろう。慰安婦関連で朴裕河が訴追されるに至ったのも慰安婦と日本兵が同志関係であったのなら、慰安婦は丸刈り対象となってしまうからなのだが、実際、戦後の韓国社会ではそれに近い扱いを慰安婦は受けていた。それを今になって「英雄」にすることが名誉回復なのか私には分らんのだが、学術的な議論を封殺してしまったら、政争や利権の道具に留まるより外ないか・

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2020年07月28日Tue [01:52] フランス  

コルシカ語



再版かなと思ったのだが、前に文庫クセジュで出たのは「コルシカ島」か。こちらはコルシカ語プロパーのコルシカ人の著書らしい。当然。原文はフランス語なのだろうけど、純粋言語書なので、特に政治的な立場は取っていない。コルシカ語とイタリア語は単に近いというだけの関係性に留まらず、実はイタリア語は書き言葉の地位にあり、コルシカに大学が無かった時代は多くの学生がイタリアの大学に進んでいたのだという。ピサ大学の学生の4人に1人はコルシカ人という時代もあったそうだが、徐々にフランス語が「公用語」の地位に取って代わり、コルシカ語にもフランス語の語彙が多く入り込む様になったとのこと。コルシカ独立運動の現在地は分らんが、コルシカ語の公用語化はそれ以上にフランス語とイタリア語の壁に阻まれそうである。

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2020年03月15日Sun [14:32] フランス  

美食の古都散歩フランス・リヨンへ 



イカロスの旅のヒントBOOK。イカロスは私の中では月刊エアラインなんだけど、この事態は売上には関係してくるんかな。むしろ乗れない分、読むという方があるのかもしれん。ネタは1年くらいのストックもあるだろうし、この事態こそが大ネタではあるのだが。旅本も同じだけど、店、宿羅列系は、収束後にどれだけ生き残っているかという読み方もあるか。

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2020年02月11日Tue [15:42] フランス  

フランスの一度は訪れたい村



この系統の本が最近多く出ている様な気もするが、フランスもパリ以外はインバウンドに苦労しているのかもしれん。プロバンスよもう一度といったところだが、南もヨーロッパ客はスペインやギリシャにコスパ的に流れるだろうし、何の変哲もない欧州の田舎村などはもの好き、欧州憧憬が未だにあるアジア客くらいしか呼べる筋は無いか。フランス観光開発機構がカバーにロゴ入りで推薦しているが、中国人はまだパリとか主要観光地以外は行かないんかな。

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2020年01月02日Thu [20:09] フランス  

ドゥ・ゴール 



ド・ゴール本は偉人入りということで、死後何年経っても定番といった感じなのだが、「ドゥ・ゴール」本は初か。原文読み原理主義も人名は微妙なところがあるのだが、共和国大統領というところに故人を代表させればドゥ・ゴールが正しいということになるか。とはいえ、世界的ナショナリズムの高まりによって、ド・ゴールが再評価されてきているという話は聞かんし、アルジェリア問題の蒸し返しなどもあるから、どちらかというと、この人はサゲの方だろう。著者も「ドゥ・ゴール」に心酔しているという訳でもない。研究者ではなく、フランス史を題材にする小説家の人だそうだが、それ以上の理由はなさそう。岩波新書とかも書いていて、研究者風スタイル。淡々として小説仕立てのドラマティックというものではない。

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