2017年02月12日Sun [05:55] フランス  

ヴュイヤール

ヴュイヤール:ゆらめく装飾画 (「知の再発見」双書166)ヴュイヤール:ゆらめく装飾画 (「知の再発見」双書166)
ギィ・コジュヴァル 小泉 順也

創元社 2017-01-19
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創元の「知の再発見」双書だが、例によって知らん人。ナビ派の代表的画家と言われてもナビ派も分からん。印象派とは違うことは分かるが、印象派とナビ派が同次元上にあるのかは分からん。ジャポニズムの影響はこの時代の画家では珍しくないというか、ひとつの潮流だが、デッサンを見ると、マンガの絵コンテみたいだな。もちろんこの時代に今日的なマンガはないので、影響を与えたとすればこちらの方。引き篭もりがちだったというのも、現代であったら別の方面で才能を開花させたという風に思わされる。

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2017年02月08日Wed [06:01] フランス  

図説ベルエポック 1900年のパリ

図説 ベル・エポック―1900年のパリ図説 ベル・エポック―1900年のパリ
フロラン フェルス Florent Fels

八坂書房 2016-12
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図説本だがA4サイズ。原著は1950年というから年代物なのだが、抄訳とのこと。このテーマは腐るほど類本があるのだろうが、昔の本なので、図説は絵とポスターだけの勅許う勝負。1950年だったら、1900年など50年前で、ついこないだの様なものか。現段階だと、50年前は1967年だから、GSブームとか羽田闘争などで、大昔というほどでもないか。芸術家に範囲を絞っているのだが、社会現象も政治も戦後数年のフランスではまだ顧みて総括する余裕はないか。

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2017年02月03日Fri [05:45] フランス  

フランス・アルザスと日本

フランス・アルザスと日本 1980年以降の軌跡 (幻冬舎ルネッサンス新書)フランス・アルザスと日本 1980年以降の軌跡 (幻冬舎ルネッサンス新書)
冨永 和子

幻冬舎 2016-12-20
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幻ルネ新書だが、アルザスの駐日事務所などをやってきた人らしい、出だしは文芸社っぽいのだが、仕事の話になってくると落ち着いていく。ソニーやリコーの工場も誘致しているのだが、旦那の話になると怪しくなる。既に亡くなっているそうだが、20代で事務所になったのか。生きていたら、これだけ偶像化はできなかったと思うが、その辺はフランスの影響なのかな。ただ、日本企業がフランスの他の地域ではなく、アルザスに進出するのはズバリ、ドイツ的に仕事をきちっとするからなのだという。もっともアルザスも一枚岩ではなく、ソニーの進出にあたってはアルザスの中で誘致合戦が繰り広げられたらしい。

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2017年01月27日Fri [05:55] フランス  

『ル・モンド』から世界を読む

『ル・モンド』から世界を読む 2001-2016『ル・モンド』から世界を読む 2001-2016
加藤 晴久

藤原書店 2016-08-26
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よく知らんが、フランスの国家勲章貰っている様な仏文界大御所の人らしい。ル・モンドの位置づけは高級紙ということなのだろうが、木的に中文老教授が「人民日報」から世界を読むをするのと変わらんのだろう。シニア左翼の基本として、欧州に対する劣等感と米国に対する屈辱感があって、そうした屈折した思いが日本の否定と、「アジア」の肯定という形で現れるのだが、著者も認めているように「ル・モンド」に自身の主張を代弁させているということか。日本は北朝鮮の拉致について騒ぎすぎるといった記事に著者は論評無しだが、こうした人たちの存在が解決を手遅れにさせたことは間違いなかろう。この連載を書いている時点で、ツルネンも蓮舫も国会議員だったのに、フランスの様に移民が議員になることは日本では考えられないというのはボケているのかな。

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2017年01月22日Sun [04:57] フランス  

哲学する子どもたち

哲学する子どもたち: バカロレアの国フランスの教育事情哲学する子どもたち: バカロレアの国フランスの教育事情
中島 さおり

河出書房新社 2016-11-21
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もうちょっと若い人かと思ったが、最初の出産本は10年以上前になるのか。それでも子どもはまだ中学生くらいか。ムスメとカナタカナ表記なのはフランス語の「ムスメ」に合わせたのかな。「ムスコ」はムスメに合わせたのだろうが。子供が大きくなって、ようやく哲学ネタで書くことができたのだろうが、基本的に私は向こうで哲学を中学生から教えるのって、日本の小学校に道徳の授業があるのと同じだと思っているから、別に日本が取り入れるものではなかろう。フランスの哲学バカぶりは結構揶揄の対象になったりもしているし、ライシテの枠組みで捉えるべきではなかろうか。

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2017年01月12日Thu [05:59] フランス  

火あぶりにされたサンタクロース

火あぶりにされたサンタクロース火あぶりにされたサンタクロース
クロード・レヴィ=ストロース 中沢 新一

KADOKAWA 2016-11-25
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レヴィ=ストロース を中沢新一 訳というのも豪華だが、本文は70ページほどで、中沢の解説入れても100ページちょい。新人類の代表格だった中沢ももう67歳。今は明治なのか。東大には結局戻ることはなかったのか。95年に旧版が出ているそうだが、クリスマス商戦用に復刊させたのかな。レヴィ=ストロースも中沢も当時は名前だけで売れただろうが。ほんでもって、レヴィ=ストロースが言いたいのはフランスで現在行われているクリスマスはアメリカの消費文化がそのまま入ってきたたもので、子どもにプレゼントなどあげる日などではないということ。まあ日本のクリスマスもセックスの日みたいになってきているが、戦後のアメリカの影響力が強かった時代はサラリーマンがサンタ帽被って酔っぱらうのがスタンダートであったこともある。

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2017年01月11日Wed [06:19] フランス  

丸刈りにされた女たち

丸刈りにされた女たち――「ドイツ兵の恋人」の戦後を辿る旅 (岩波現代全書)丸刈りにされた女たち――「ドイツ兵の恋人」の戦後を辿る旅 (岩波現代全書)
藤森 晶子

岩波書店 2016-08-25
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あのロバート・キャパの有名な写真は最初見た時に誰しも衝撃を受けると思うが、女性と男性では受け止めの度合いが違うのかなと思ったこともあった。ジェンダーとナショナリズムのぶつかり合いで言えば、最近の従軍慰安婦騒ぎと同質であるのだが、フランスで丸刈りにされた女たちにジェンダーの救いの手が無かったのと同様、従軍慰安婦も「解放直後」はナショナリズムの陰に隠された。「ドイツの恋人」は今でもフランスで日陰の身だが、韓国にとって、「帝国の慰安婦」を「解放」するには「日本」により強制的に強姦されたという前提が不可欠なのだろう。日本領事館前の「平和の少女像」や朴裕河への執拗な攻撃はそうした観点で見るとわかりやすいのだが、結局のところ、それもナショナリズムに起因するものである。「ドイツの恋人」と「帝国の慰安婦」では置かれた状況が違い過ぎるだろうが、そこにナショナリズムを超えた同志的繋がりがあったことを否定するナショナリズムこそが全体主義なのだと思う。

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2017年01月09日Mon [06:03] フランス  

フレンチ・レストランフィガロの物語

フレンチ・レストラン フィガロの物語 パリ・霞町、そして青山-----日本にフランス料理が生まれた時代フレンチ・レストラン フィガロの物語 パリ・霞町、そして青山-----日本にフランス料理が生まれた時代
入部 隆司

世界文化社 2016-04-02
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全然知らんかったが、長年、東京のフランス料理店の代表格だったらしい。大物の客の名前がポンポン出てくるが、トルシエも上客だったのか。千葉真一と野際陽子の離婚記念パーティ?も開いたのだとか。フィガロというのはやはり新聞からで、「ル・モンド」や「リベラシオン」よりはマシか。野際陽子はNHKを辞めてフランスに留学した時からの知り合いだそうで、60年代辺りだと、まだ戦前の一時期より日本人人口も少なかったかもしれん。岸恵子はいただろうが、厨房では名前では呼ばれず、「シノワ」と呼ばれていたのが悔しかったとのこと。

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2016年12月17日Sat [05:31] フランス  

パリの福澤諭吉

パリの福澤諭吉 - 謎の肖像写真をたずねてパリの福澤諭吉 - 謎の肖像写真をたずねて
山口 昌子

中央公論新社 2016-11-16
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産経退社後も精力的に本を出している著者だが、福澤諭吉本は膨大にあるために、あえて全く読まずに臨んだらしい。作家業だったら、アウトかもしれんが、社員記者とかだったら、時間との勝負だから、本を読まずに書く技術は身に着けているか。高野秀行が船戸与一とミャンマーに行ったときに、船戸がミャンマー本を4冊しか読んでこなかったと驚いていたが、高野は何冊くらい読んで行くんだ。それはともかく、著者の興味は諭吉というよりも、フランス滞在中の足跡と肖像写真にある。何でも今までフランス、イギリス政府が負担していたというのが定説だった文久使節団の滞在費用を幕府が支払ったことを示す書類を発見したという。今でも営業しているパリの五つ星ホテルに泊まり、グルメに買い物と豪遊していた訳だが、新文化を持ち帰るという使命があり、かつフランス政府に借りを作りたくないという意識はあったか。

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2016年12月15日Thu [04:50] フランス  

フクシマの荒廃

1620n.jpgフクシマの荒廃―フランス人特派員が見た原発棄民たち
アルノー ヴォレラン Arnaud Vaulerin

緑風出版 2016-11
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緑風のフランス左翼もの。「リベラシオン」の極東特派員(アナクロな響き)の人。アレバとか自国の原発に言及することは一切なし。取材は日本人の活動家に頼ったみたいで、震災当時の偏見報道と大した違いはない。「原発ジプシー」は改変多くして、再刊したみちだが、著者は日本語で読めるのか。フランスで事故が起きた場合、投入されるのは移民労働者となるであろうが、そうなると、安全上の別の問題が出てくるか。そうでなくとも、フランス人には日本やソ連みたいな「決死隊」の投入はあり得ないだろうから、情報リテラシーが欠けた底辺層が騙されてということにはなるか。

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2016年12月11日Sun [04:00] フランス  

国民国家フランスの変容

国民国家フランスの変容―ヨーロッパ化の中の国民意識と共和主義国民国家フランスの変容―ヨーロッパ化の中の国民意識と共和主義
中村雅治

ぎょうせい 2016-06-10
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上智大出版のコードがぎょうせいなのがいつも気になっているのだが、別に政教分離とは関係ないか。上智の名誉教授が講義用に作ったものらしい。上智の他、東京外大、聖心でも教えていたそうだが、いずれも仏文専攻だろうから、一定以上の知識レベルがある学生が対象か。蓮舫問題の時に火付け役の八幡和郎が自分の息子はフランス生まれだが、フランスは血統主義なので、もちろん二重国籍ではないと書いていて、フランスは出生地主義ではなかったのかなと思ったのだが、フランスで生まれたら自動的に国籍が付与されるのではなく、親の片方がフランス国籍もしくは、連続してフランスに居住し、親が子どもの国籍を申請した場合などの条件があるのか。八幡はそれをしなかったから、二重国籍ではないということなのだろうが、EU諸国、国籍離脱が出来ない国、スイス国籍などを除いて二重国籍は認めないなど、フランスが日本に比べて寛容であるとも言えない。FNがどれだけ票を伸ばすか分からんが、ライシテのバックラッシュは来ている様だ。

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2016年12月08日Thu [04:25] フランス  

パリと私の物語

パリと私の物語パリと私の物語
蛯原美和子・平澤みどり

本の泉社 2016-11-14
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よく分からんが、エール・フランスが作ったものじゃないよね。共著の二人はエール・フランス出身で、パリ在住日本人のインタビューに、お気に入りレストランを書かせている。坂茂から石井照明の娘、佐渡裕くらいしか知らんな。当然ながら、いずれも成功者であるのだが、日本人村は意外と狭いのかもしれん。パリも戒厳令下にあるし、日本人観光客は特に激減しているだろう。その辺の応援ものなのかもしれん。

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