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2019年02月16日Sat [01:00] ドイツ  

ドイツの新右翼



「ネオナチ」という言葉がいつの間にか使われなくなってきている気がするんだが、ドイツの新右翼は知的でサブカル化しているのだという。左翼に非ずは人に非ずという時代にあっては右翼は一律にネオナチであり、ちょうど今のサヨクが十把人柄げにネトウヨと呼ぶのとと同じ様にヨーロッパではネオナチと呼ばれていたのだが、その意味することは教育水準が低く、失業している連中という蔑みであって、実際にナチスを信奉しているかどうかは問題にされてはいなかった。そうした差別意識は複合的であり、東に対する西の蔑みもその背景にあった。知らんかったが、東の無宗教化は予想以上に進んでいて、カトリックに至っては5%程度だという。西の教会離れとはまた別の構図なのだが、ドイツのウヨサヨの座標軸はイスラームにある様だ。日本のネトパヨも韓国が座標軸になっているが、リベラルを標榜するドイツ左翼がイスラム主義には無批判であるところが、ドイツの新右翼台頭の背景だという。日本も韓国を批判する左翼はほぼいないが、それができないのは植民地主義であるという理解であるらしい。面白いのは逆に宗教的保守性からイスラームに接近する右翼がいるそうで、ドイツの有名な右翼活動家がイスラームに改宗したことはニュースにもなった。いすれにしても、ドイツの現状を見れば、日本で在特会としばき隊がバトルしているのは茶番劇みたいなものであり、ドイツ並みの分断社会がこの先到来するとも思えんな。

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2019年01月13日Sun [16:11] ドイツ  

老後の誤算 日本とドイツ

老後の誤算 日本とドイツ_
川口マーン 惠美
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介護保険のモデルがドイツなのは周知の事実なのだが、ドイツに学べ派でもドイツ福祉モデル称賛は見かけないな。移民政策同様、情報が少ない北欧が礼賛されるのに対し、ドイツは下手に大国であるから化けの皮も剥がれやすいということか。今や出羽守チャンピオンの熊谷某もドイツ福祉礼賛は無かった様な。熊谷と川口の接点は埼玉だけと言っても過言ではないのだが、少なくとも福祉に関しては他よりは近しいのかもしれん。川口マーン恵美のドイツトンデモはデフォだけど、日本の父親も長らく要介護であったらしく、帯通りに日本の老後は崩壊寸前と批判的である。介護の問題点でよく上げられるのが人手不足であるのだが、7割から8割を外国人が担うドイツの介護現場を踏まえてのことである様だ。プライドの高い父親が現場で困らせるというのはもう日本の病と言っても良いのだろうが、介護士に東大出身だと言わせても、バカにされてると思うだけではなかろうか。自分の父親が入院したときも若い医師が聞かれもしないに、大学は東大ですと言ったのに違和感があったのだが、そういうことなのだろうか。もっとも後で東海大学ですというオチがあったのだが。

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2018年12月10日Mon [03:52] ドイツ  

ドイツ式GK技術革新



当たり前かもしれんが、普通に技術書だった。GK大国というと、今はドイツよりもベルギーといった観はあるのだが、サッカーのコーチ留学と言えば大抵はドイツである。ケルン体育大はサッカー界でのルムンバ大学といったところで、世界各国のコーチが学んだ名門というイメージなのだが、サッカーで学位が取れるという大学が他には無いということなのかもしれん。宮本ツネが留学したFIFA大はコーチ養成機関ではないみたいだし、バルセロナのクライフ国際大は名前だけは聞くが、実際にはどういう大学なのかよく分からん。ノイアーみたいなスタイルがドイツで主流ということでもなく、ノイアーだから前に出れるということなのだと思うが、現役選手ながら日本代表GKコーチでもあったハーフナー父はイギータとかチラベルトみたいなGKはヨーロッパではGKとして認められないなんて事を言ってたな。

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2018年11月10日Sat [13:34] ドイツ  

ゲッベルスと私



ヒトラーの秘書だった人の本もたしか映画化されたと思ったが、昨年106歳で死去というゲッペルスの秘書も映画化。カバーのインパクトあり過ぎだが、こちらは本の映画化ではなく、映画の書籍化なので、2013年から2014年既に100歳を超えていた本人のドキュメンタリー映画のカットか。ナチス関連では最近96歳だかが訴追されたというニュースがあったが、100歳であっても、秘書として仕えた組織、党員であったナチスを否定してしなければならないというのも西洋の正義なんかな。

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2018年10月28日Sun [01:22] ドイツ  

ドイツ秘密兵器



潮書房光人社だが、ミリオタ系の方。ミリオタ的なナチスの評価は純粋なものなのだろうが、そもそもミリオタ自体がポリコレ的にアウトであれば、ナチスだからダメという理由も成立しないか。原爆を含めて、軍事技術的にはナチスの系譜をアメリカが継いでいる訳なのだが、ナチス・タブーはそうした矛盾を隠蔽するという目的もあるのかも。しかし地対空ミサイルなどは現在の形とそう違いはないし、飛行機の斬新さは今を以ても失われてない。

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2018年10月27日Sat [13:01] ドイツ  

東西ベルリン動物園大戦争



元々の動物園は西になったので、東が対抗上、動物園を作ることになったという経緯なのだが、2つも動物園があるメジャーな都市というのはそうそうないか。東京だと上野と多摩動物公園だが、多摩が上野に対抗して作られたという事はなかろうし、同じ都立ではある。上野に対抗したというか同じコンセプトは野毛山だろうが、横浜には他に金沢、ズーラシアと計3つもあるのか。いずれにしても都心に動物園を新たに作るというのは至難の業であろう。東ベルリンの動物園も郊外に作られたのだが、今の統一ドイツさと、制約上無理な話であったろう。壁時代以前に西に行く東の住民は「動物園に行く」という理由を多く使った様で、そういうロジックを無効にするという意味合いが本当にあったのかどうかは分からん。

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2018年10月24日Wed [18:35] ドイツ  

メスト・エジル自伝 



東洋館出版は初等教育の教育書を出しているところだそうだが、随分と毛色の変わったものを出したんだな。W杯前に出たもので、ワールドカップ連覇のMVP候補でもあった訳だか、出したのだろうが、一般書店の平積みとかできたのだろうか。結局、ワールドカップは最悪の結果になって、エジルもドイツでは一大バッシングの末、代表引退を決め、騒動となったのだが、それ以前に税金問題もあったのか。国歌を歌わない。エルドアンと会って我が大統領と呼んだとかバッシングのネタに事欠かない人なのだが、この辺はドイツの反差別界隈ではどういう扱いなんだろう。断食はしない、酒は飲む、タバコも吸った(写真に撮られた)、女関係もそれなりで、イスラーム的ではないが、トルコ的ではある。親ではなく祖父の代での移民で三世であるが、家庭内言語はトルコ語だという。それだけドイツのトルコ人社会がデカイとも言えるし、ドイツが分断社会であるとも言える。親父が曲者で有名らしいが、ドイツ代表に選出されるために、トルコのパスポートを返納しようとしたら、トルコ領事館で執拗な嫌がらせを受けたという。エジル自身は子ども時にドイツ語で教育されなたったことにハンデを感じているらしく、移民のドイツ語教育を推進しているのだという。クルド人難民とトルコ領事館の攻防は日本でもあったのだが、トルコもまた在外領事館では一筋縄ではいかない対応をしていると言えよう。

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2018年10月22日Mon [16:24] ドイツ  

第二帝国 




私もパブリブさんのフォントが読み辛くなってきた年頃なのだが、その辺も他との差別化の意図があるのだろう。中国語で読書は「看書」であるが、そうした論文記述型と違った看書的なところを狙わないと、研究書業界も生き残っていけいないか。これも「ニセドイツ」の続編的なものと思われるが、続編が多いのも出版サイクルの理由よりも、数字的、反響的に手応えがあったからだと思う。「ニセドイツ」と対になる「ホンモノドイツ」とは何かと問うた場合、それが現在の統一ドイツではなく、第二帝国を指すということはドイツ人自身のコンセンサスである様だ。ナチス近代化論はある種のカウンターとして作用しているのだが、その近代化のほとんどの礎は第二帝国時代であるとしたら、第三帝国否定の現在コンセンサスとも矛盾しなくなる。第二帝国の帝国主義が「帝国趣味」として成立するのも、「ナチス趣味」のタブーに希釈されているところはあると思うのだが、ドイツ人にとって、良い時代であったかどうかは、その時代の人の評価でしか当てにはできないであろう。

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2018年10月02日Tue [05:28] ドイツ  

闘う文豪とナチス・ドイツ

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今だと、池内恵の父といった方が通りが良いのかもしれんが、77歳だと、ネットより紙の世界の人か。現在も年に3冊くらいのペースで出しているみたいだが、私のアンテナに引っかかるのは久しぶりである。私が老人とされる頃には老人エッセイものの世界も縮小しているだろう。ナチスものは「遺産」としても「逆プロパガンダ」としてもまだ利用価値があるだろうが、今後はナチス絶対悪前提ものが安定という風にはならないかもしれない。トーマス・マンに抗ナチスのイメージがあまりないのは、富裕な亡命生活を送っていた事もあるが、ドイツ人は殺されない限り、反ナチ闘士と認められないか。白バラやワルキューレの評価もドイツと国外では温度差がありそうな。

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2018年09月23日Sun [06:28] ドイツ  

文化の枢軸

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博論もの。横浜市立大というのは珍しいな。日本とナチス・ドイツの文化交流については原節子とヒトラー・ユーゲントとか知られている話も多いのだが、その背景については日本をナチスと同等にしたい人たちによって、単純化されているところもある。ナチスの本質がホロコーストのなら、日本がユダヤ人虐殺に同調したのかということを見なくてはならない。日本では当初ナチスもHJもイロモノ扱いであったそうだが、ユダヤ人もドイツ人である事には変わりはなかった。日猶同祖論もイロモノであるが、杉原千畝もイロモノである。戦争に勝ったら、日本は英語に代わってドイツ語を、ドイツは英語に代えて日本語を必修にしようという提案がドイツ側からあったそうなのだが、前者はともかく、後者は本気でそう言ったとは思えないので、戦争に勝つこと自体に懐疑的だったのかもしれない。

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2018年09月12日Wed [03:39] ドイツ  

日本の製造業はIoT先進国ドイツに学べ

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キングオブ出羽守らしいものだが、この人は経済ものも書いていたっけ。しかし、インダストリー4.0もあれだけ騒がれていたのに、最近音沙汰無い様な気も。ただでさえ、対応できない労働者の人減らしの名目にされてきたのに、100万近くの難民を受け入れるとなれば、一触即発の事態にはなろう。実際はドイツ産業界も反対している向きは多く、国家戦略として打ち出したものの、その導入率というのは驚くほど低いというのが現実の様だ。それでもドイツに学べというのはドイツに学べが馬鹿の一つ覚えみたいになっているからなんかな。

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2018年09月06日Thu [03:54] ドイツ  

ドイツで暮らそう 

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細川 裕史

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ドイツ留学記というのは結局、鷗外の時代がピークだったんかな。それでも出超だと思うが、ドイツ留学はやはりドイツ文化関係の人がほとんどなのだろう。ワーホリという新潮流もあるが、日本食レストランくらいしか仕事は無さそうだ。執筆陣は女5男2という構成だが、実態は女85男15くらいかな。その辺、男の恨み節が興味深い。女はすぐにボーイフレンドを作るが男は至難であると。その分、ドイツ語も上達しないというが、鷗外の時代は日本人留学生がカネ持ちであった頃。ただ、ドイツ人女性が日本に来ても同じ様な悩みはあろう。ドイツ語で話しても英語で返ってくるからテンション下がるという話もよく見かけるのだが、学生と認知されている人は相手もドイツ語で話をいたしましょうといった感じなのだろうか。

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