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2018年08月15日Wed [05:41] ドイツ  

軍服を脱いだ鷗外

軍服を脱いだ鷗外――青年 森林太郎のミュンヘン軍服を脱いだ鷗外――青年 森林太郎のミュンヘン
美留町義雄

大修館書店 2018-07-03
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鷗外のドイツ留学時代の話は作品の背景にもなっているので、類本は多い。中でも鷗外の恋人ものは一ジャンルと言っていいほど、出てるし、現地の記念館もあるから、鷗外に関しては調べつくされている観がある。という訳で別のアプローチということなのか、このタイトルなのに鷗外はメインではない。むしろ原田直次郎の話の方が多いのだが、原田ではタイトルにはならんか。この時代の日本人留学生がドイツ人女性と付き合えたのもドイツの通貨暴落による経済的事情があったという話も読んだことがあるが、原田の様な芸術家には逆ジャポニズムの魅力もあったのだろう。

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2018年08月12日Sun [05:20] ドイツ  

5時に帰るドイツ人、5時から頑張る日本人

5時に帰るドイツ人、5時から頑張る日本人 ドイツに27年住んでわかった 定時に帰る仕事術 (SB新書)5時に帰るドイツ人、5時から頑張る日本人 ドイツに27年住んでわかった 定時に帰る仕事術 (SB新書)
熊谷 徹

SBクリエイティブ 2017-10-06
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なんかすっかり出羽守王みたいなポジションになってしまった人だが、昔から書いている事は変わらないので、出羽守がSNS全盛時代になって日本で市民権を得たからであろう。10年前に出羽守は馴染みのない言葉だったと思うし、私も知らなかった。ただ、この著者の場合、その辺を見越しての確信的なところがあり、この本などはこれでもか、これでもかといった感じでグイグイ出羽守をかけてくる。特にドイツは反アベノ人たちには受けが良いので、日本はこれだけ酷い国だという証明にドイツを持ってくるのは彼らのロールモデルである韓国が実行していることなので、真逆の川口マーン恵美と同じく勢いはある。労働時間が短いことと幸福が相関しているのかどうかは分からんのだが、この本も随分と省エネで仕上げたものである。

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2018年08月10日Fri [04:44] ドイツ  

ヒトラーの陰謀伝説

ヒトラーの陰謀伝説ヒトラーの陰謀伝説
噂の真相を研究する会

宝島社 2017-07-24
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宝島のコンビニ本みたいなの。ミリネタからエロネタまで詰めてある。メンゲレは双子を使ってシャム双生児を作ろうとしたとか、サイコパス系ネタも。ナチスの特許、発明を獲得したアメリカが戦後世界を制したという事は731が免罪されている点から見ても否定しようがない。ジェット機もロケットもまあ原爆もそうなのだが、ヒトラー暗殺計画で粛清された人物が実はアメリカに送り込まれていて、ナチスが現在もアメリカを使って世界を支配しているというのはどうか。そうした陰謀論を陰謀論で中和してしまおうという意図があるのか分からんが、初っ端と中間にベンジャミン・フルフォードが妄想エンジン全開しており、アベ=ナチス連呼している。キチガイを装って、ユダヤ関係にアリバイを作っているのかな。

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2018年08月05日Sun [04:20] ドイツ  

ベルリン・都市・未来

ベルリン・都市・未来ベルリン・都市・未来
武邑 光裕

太田出版 2018-07-12
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大学教授を定年?になって、念願だったベルリンに移住したのだという。1954年生まれというから、今年64か。デビッド・ボウイが住んでいた頃の西ベルリンに憧憬を抱いていたみたいだが、壁崩壊直後の東ベルリンは一時期ひっぴーの聖地だったらしい。古いビルを占拠してヒッピーが住み着くというカルチャーは冷戦末期の西ベルリンにもあったのだが、壁が崩壊して、その種の人達が東に増殖することにはなったか。現在のベルリンはクラブ文化の聖地であるそうだが、レイブが出てきた来た頃は一時の流行かと思ったが、人気が衰えるどころか一大ジャンルとしてすっかり定着している。ていうかロック人口が老化しているというだけかもしれんが。この種にクラブには行ったことがないので、よく知らんのだが、入り口で服装チェックがあって、顔がイケてない奴とかも入場できんのか。その手の店は昔からあるし、今でもあるのだが、64歳の著者は入れたのだろうか。

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2018年08月01日Wed [04:22] ドイツ  

日本人の知らないスパイ活動の全貌 

日本人の知らないスパイ活動の全貌日本人の知らないスパイ活動の全貌
クライン孝子

海竜社 2018-05-11
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ドイツは長らくスパイの本場であったから、その手の話には事欠かないのだが、韓国のその筋がドイツ人と結婚した日本人女性を操り人形にして、著作活動でドイツのマイナス面を強調させ、これを日本の保守知識人に相乗りさせることで、日本における判読感情を高め、日独離反工作をしているのだという。これは川口○恵美以外に思いつかないけど、クラインとマーンって敵対しているのか。川口○恵美は東独人の北朝鮮本の翻訳とかはあるけど、慰安婦とかはどういう見解だったかな。統一教会系だってことなのか。ただ、KCIAが金美齢と櫻井よしこを操って、日米離反工作をしているなどとも書いてたりもするので、クライン飛ばし過ぎだろ。

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2018年07月28日Sat [02:24] ドイツ  

ヒトラーとUFO

新書882ヒトラーとUFO (平凡社新書)新書882ヒトラーとUFO (平凡社新書)
篠田 航一

平凡社 2018-06-15
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毎日の元ベルリン特派員、現カイロ特派員らしい。陰謀論とかではなく、都市伝説関係。この手の話は世界中どこにでもあるのだが、ドイツ人は特有の不安症、生真面目さが作用して、蔓延しやすいのだという。それをヒトラーとかホロコーストに結びつけるのは安直ではあるのだが。少なくともその点に於いてはドイツは歴史を反省しているという風にはならない。最近では東日本大震災でのドイツの報道がデマゴーグに満ちたものであることが知られてきたが、日本でもドイツを理想化する連中がそうした報道を権威化したりはしている。とはいえ、ルフトハンザの元機長が引退後、UFO伝道師になったというのは興味をソソられる。

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2018年07月19日Thu [05:02] ドイツ  

ブルーノ・タウトの緑の椅子

ブルーノ・タウトの緑の椅子―1脚の椅子の復刻、量産化のプロセスブルーノ・タウトの緑の椅子―1脚の椅子の復刻、量産化のプロセス
緑の椅子リプロダクト研究会

Opa Press 2018-06-01
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工学院大の研究室でブルーノ・タウトの椅子を3次元スキャンして、複製を作るというプロジェクトらしい。スキャンして、3Dプリンターを用意すれば、タウトの椅子も量産化できるというものだが、タウトの椅子と言われなければ、それまでの椅子だし、そもそも今の平成末期にタウトがブランドになるのか。この原理だと、建築もスキャンして、作れそうだが、こちらはちゃんと設計図も残っているのだろう。タウトの滞日期は妻以外の別の女性と一緒さったのだが、その辺の事情も。

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2018年07月14日Sat [05:34] ドイツ  

鉄道人とナチス

鉄道人とナチス: ドイツ国鉄総裁ユリウス・ドルプミュラーの二十世紀鉄道人とナチス: ドイツ国鉄総裁ユリウス・ドルプミュラーの二十世紀
鴋澤歩

国書刊行会 2018-03-27
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っぽくないけど、国書刊行会なのか。ナチスものともちょっと違う。ドルプミュラーという人の評伝とも言えるが、ドイツ国鉄の光と影といったところがちょうど良いか。プロイセン国鉄時代からの人でナチス時代には70代にもなっていたそうだが、日本の国鉄総裁と違って、その時代に公職にあった人は皆、ナチスとの協力者容疑を掛けられるので、その功績が十分評価されていないというのはあるか。ただ、周囲がナチスに便宜的に入党する中でも、ナチスに対する批判者として一定の発言そしていたとのこと。ドイツ国鉄もその時代に大きな発展があった訳だが、その評価が留保されるのはユダヤ人移送に関与したという事実からか。ドイツ国鉄が主体的に関与したのか、させられたのかという議論はアーレント問答になってしまうのだが、今のドイツ鉄道を「戦犯企業」として弾劾している国はなかろう。

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2018年06月15日Fri [05:00] ドイツ  

ヴィルヘルム2世

ヴィルヘルム2世 - ドイツ帝国と命運を共にした「国民皇帝」 (中公新書)ヴィルヘルム2世 - ドイツ帝国と命運を共にした「国民皇帝」 (中公新書)
竹中 亨

中央公論新社 2018-05-18
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評伝であると明記するのも珍しい気がするが、本当に読みやすい評伝であった。日独関係史が専門の人の様だが、あえて日本では知名度があまり無い(たぶん)ラストエンペラーを取り上げるのは、日本とドイツが常に友好関係にあった訳ではない事を示す必要があったからか。というかドイツが日本に好意的であるというのは、日本側の勝手な思い込みであって、「ドイツに学べ」に疑問を呈した人たちは明治期から存在していた様だ。そもそもドイツは皇帝を革命で追放した国なのだから、左翼に親和性があるのは間違いないのだが、その後にヒトラーが登場してきたことを鑑みると、革命の末路が悲惨であるのは普遍的ともいえる。評伝を読む限りでは皇帝の器ではなかったとか、その地位にそぐわぬコンプレックスを内包していたとも思えるが、気分的外交が己の身のみならず、国をも破壊に導くことは現代の為政者も戒めてもらいたいところである。

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2018年06月09日Sat [00:46] ドイツ  

1918年最強ドイツ軍はなぜ敗れたのか

1918年最強ドイツ軍はなぜ敗れたのか ドイツ・システムの強さと脆さ (文春新書)1918年最強ドイツ軍はなぜ敗れたのか ドイツ・システムの強さと脆さ (文春新書)
飯倉 章

文藝春秋 2017-12-20
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従兄弟の藤原正彦に頼んで、出版されることになったという。中公新書を2冊出している人なのだが、中公は企画通らなかったのな。中公で出したのは「黄禍論」と「第一次世界戦史」だから、このタイトル向きではない。ドイツ軍マニアは少なからず存在するが、戦史というより、政治史の領域に近く、ちょっと対象を絞りきっていない感じ。ナチスで現代ドイツ解題もキツイが、第一次大戦時ドイツ軍に現代ドイツを準えるのも無理があるか。

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2018年04月01日Sun [06:52] ドイツ  

障害者の安楽死計画とホロコースト

障害者の安楽死計画とホロコースト ナチスの忘れ去られた犯罪障害者の安楽死計画とホロコースト ナチスの忘れ去られた犯罪
スザンヌ E・エヴァンス 黒田学

クリエイツかもがわ 2017-12-15
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クリエイツかもがわはかもがわの自費部門ではなくて、障害者関係を専門にしているのか。もちろん共産党の息がかかっているので、差別の権益と政治的圧力ネタの取引であるのだが、アメリカではホロコースト関係は一番出版しやすいテーマであるので、未訳本は掃いて捨てるほどある。この著者も前著は「伸びる子が育つ 家族のつくり方」だそうで、出せるテーマを選んで書いている様ではあるが、ダウン症の娘さんがいるとのこと。聴覚障害者を騒音が酷い工場で働かせたという話があるが、こういうことは日本でもあったのだろうか。その中で腕が立った職人はホロコーストを生き延びたそうだが、技術は人を活かすの言葉通りである。

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2018年03月28日Wed [04:56] ドイツ  

ドイツ地理教育改革とESDの展開

ドイツ地理教育改革とESDの展開ドイツ地理教育改革とESDの展開
阪上 弘彬

古今書院 2018-02-17
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博論もの。ポスドク生活の別れを告げ、高専に赴任したとのこと。地理学だと、同期も高専だそうだが、地理学や教育系は高専という道もあるか。ESDは知らんかったが、持続可能な開発のための教育というものだそうで、教育も資源であるから、持続も再生も可能ではなくてはならん。ドイツがその分野で先進国なのか分からんが、その契機はPISAショックでもあった様だ。日本は脱ゆとり学テという対策だが、それはESDとは違う道だろう。地理学も領土問題という大きな落とし穴があるから、どう教えるかという問題は抱えているのだが、持続可能な開発のための教育も結局、解釈の話になってしまいそう。

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