2018年04月01日Sun [06:52] ドイツ  

障害者の安楽死計画とホロコースト

障害者の安楽死計画とホロコースト ナチスの忘れ去られた犯罪障害者の安楽死計画とホロコースト ナチスの忘れ去られた犯罪
スザンヌ E・エヴァンス 黒田学

クリエイツかもがわ 2017-12-15
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クリエイツかもがわはかもがわの自費部門ではなくて、障害者関係を専門にしているのか。もちろん共産党の息がかかっているので、差別の権益と政治的圧力ネタの取引であるのだが、アメリカではホロコースト関係は一番出版しやすいテーマであるので、未訳本は掃いて捨てるほどある。この著者も前著は「伸びる子が育つ 家族のつくり方」だそうで、出せるテーマを選んで書いている様ではあるが、ダウン症の娘さんがいるとのこと。聴覚障害者を騒音が酷い工場で働かせたという話があるが、こういうことは日本でもあったのだろうか。その中で腕が立った職人はホロコーストを生き延びたそうだが、技術は人を活かすの言葉通りである。

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2018年03月28日Wed [04:56] ドイツ  

ドイツ地理教育改革とESDの展開

ドイツ地理教育改革とESDの展開ドイツ地理教育改革とESDの展開
阪上 弘彬

古今書院 2018-02-17
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博論もの。ポスドク生活の別れを告げ、高専に赴任したとのこと。地理学だと、同期も高専だそうだが、地理学や教育系は高専という道もあるか。ESDは知らんかったが、持続可能な開発のための教育というものだそうで、教育も資源であるから、持続も再生も可能ではなくてはならん。ドイツがその分野で先進国なのか分からんが、その契機はPISAショックでもあった様だ。日本は脱ゆとり学テという対策だが、それはESDとは違う道だろう。地理学も領土問題という大きな落とし穴があるから、どう教えるかという問題は抱えているのだが、持続可能な開発のための教育も結局、解釈の話になってしまいそう。

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2018年03月28日Wed [04:20] ドイツ  

メルケルと右傾化するドイツ

メルケルと右傾化するドイツ (光文社新書)メルケルと右傾化するドイツ (光文社新書)
三好範英

光文社 2018-02-15
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読売の編集委員。3回延べ10年ベルリン特派員を務めたらしい。定期移動がある三大紙では珍しいパターンかと思うが、いずれも後任がダメだったのかもしれん。メルケルは日本では地味なオバサンといったイメージだが、世界影響力ランキングではトップスリーには入る人。CDU所属で東独出身(生まれは西独)の牧師の娘となると、リベラルではなく保守なのだが、日本だと、この経歴は左翼となる。脱原発や難民受け入れもしているから、そう思われるのも無理はないか。となると、福島瑞穂が大統領になっている様な感じで、日本のその界隈は中国、韓国に倣ってドイツに学べを合唱する訳だが、そんなドイツが右傾化している現状は読売くらいしか報道しないか。

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2018年03月20日Tue [05:17] ドイツ  

ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする

ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする 自主性・向上心・思いやりを育み、子どもが伸びるメソッドドイツの子どもは審判なしでサッカーをする 自主性・向上心・思いやりを育み、子どもが伸びるメソッド
中野吉之伴

ナツメ社 2017-11-13
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ドイツの8部とか9部とかには日本人選手が結構いるらしいけど、上を目指している人と、最初から指導者を目指している人と両方の系譜がある様だ。上を目指していたが、結局コーチに落ち着いたというパターンも多いと思われるが、ドイツで日本人選手が自活の道を探るとしたら、それが第一の選択肢になるか。他の競技でもそうだろうけど、サッカーは資格化が厳格だから、日本人であっても資格があれば、ドイツでサッカーを教えるということになるし、日本人だから子どもや保護者から受け入れられなかったという話は聞いたことがない。資格とビザ、そして結果が全てなのであろう。

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2018年03月06日Tue [03:52] ドイツ  

復興の日本人論

復興の日本人論 誰も書かなかった福島復興の日本人論 誰も書かなかった福島
川口 マーン惠美

グッドブックス 2017-11-22
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ドイツで福島のフェイクニュースに晒されていれば、この人の様な政治信条でなくとも、怒り心頭に達するのも無理はないののだが、「反反原発」勢力に取り込まれている様にも思える。本来は反原発にしても反反原発にしても、科学的に決着が付いていない問題に判断を下すことなどできないのだから、神学論争からイデオロギー論争に帰結するのがオチなのだが、それならそれで「専門家」などを引っ張ってくる必要はないのではないか。中国人学者が書いた岩波新書の中国原発本にも噛み付いている。たしかに岩波が中国の原発にお墨付きを出すのは変なのだが、かといって、インドへの原発輸出を称揚するのも違う様な気がする。保守で反原発だったり、「リベラル」で原発推進であってもおかしくないはずなのだが、そうなっていない理由をもうちょっと考えるべきか。

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2018年03月04日Sun [05:14] ドイツ  

バウハウスとはなにか

バウハウスとはなにかバウハウスとはなにか
阿部祐太

阿部出版 2018-01-20
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在野の人の様だが、著者3冊は全て阿部出版。自分で作った版元なのかと思いきや、美術書などを手がけているトコみたいで、アベイズム株式会社(アベガー勢力が怒りそう)という印刷会社もある様だ。実家か何かなのだろうか。よく分からんが、前の2冊は歴史関係みたいで、バウハウスというより、精神文化みたいなところに立ち位置がある様だ。政治的に自立するには政治性を持たなくてはならないというのはその通りであろうが、バウハウスの今日性は非政治的な部分にあると思うのだが。

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2018年03月03日Sat [04:07] ドイツ  

ホロコーストと戦後ドイツ

ホロコーストと戦後ドイツ――表象・物語・主体ホロコーストと戦後ドイツ――表象・物語・主体
高橋 秀寿

岩波書店 2017-12-22
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岩波だけど、それほど党派性は無い。最後はそう来るだろうと思っていた慰安婦とのリンクはやはりあったのだが、日本はドイツに学んでみたいな話ではなく、隣国がそう突きつけている現実とどう向き合うのかという様な事。最近、ポーランドの件がニュースになったけど、ポーランドのみらならず、ドイツにも当事者意識があったのかという命題だと思う。一般的認識としては、ドイツ人がホロコーストを意識するきっかけとなったのは戦後のテレビドラマであるのだが、実際、戦時中に何が起きていたのか知っていたのか、知らなかったのかといった問いはもはや免罪符にはなり得ず、むしろ悪魔化したナチスを他者化すること以外にドイツ人は救済されなくなってしまった。それが歴史と真摯に向き合う態度なのかどうかは私には分からんが。

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2018年02月13日Tue [04:10] ドイツ  

シャハト

シャハト ―ナチスドイツのテクノクラートの経済政策とその構想―シャハト ―ナチスドイツのテクノクラートの経済政策とその構想―
川瀬 泰史

三恵社 2017-08-03
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ヒトラーの○○はヒトラー本のサブジャンルとして定番なのだが、この主人公は「ヒトラーの銀行家」という本になっている様だ。著者は修論もこのシャフトという人で獲ったらしいが、後にドイツに留学して、本人の娘さんなどとも会ったらしい。ということで、ナチス時代の銀行トップであった人であるが、ヒトラーによって解任されているので、戦後も西ドイツ銀行業の重鎮として存在していたらしい。銀行家は時代の空気を読めなくては商売にならないから、ナチス政権誕生前からナチスを評価し、ヒトラーに対しても自分が説得できるという自負があった様だ。ユダヤ人を救ったという事実もある一方で、ユダヤ排斥に加担したという評価もあって、それこそが時代の空気を読んだということなのだろうが、現在ではナチスに関係したら即アウト的な批判派と功績は評価する派と双方いるらしい。

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2018年02月09日Fri [04:57] ドイツ  

ドイツの人事評価

ドイツの人事評価 民間労働者、公務員および学校教員に関する日独比較研究ドイツの人事評価 民間労働者、公務員および学校教員に関する日独比較研究
藤内 和公

旬報社 2017-11-27
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ドイツでも大企業や官公庁は人事評価の基準が明示されている様だが、それでもカバーしているのは全体の4割くらいか。ドイツは労組の経営参加が一般的とも聞くが、労組幹部は人事評価には加わらないらしい。業績が昇進に関係することはなく、ポストに対して応募するという形式は公正なのか、不公平なのかよく分からん。いずれにしても人間がやることなので、完全に透明と言える訳はなかろう。その評価にはおそらく、民族、性別、学歴なども関わっているはずだが、ポリコレの絡みもあって、表面化させること自体がタブーなのかもしれん。

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2018年01月29日Mon [05:00] ドイツ  

ブッククラブと民族主義

ブッククラブと民族主義ブッククラブと民族主義
竹岡 健一

九州大学出版会 2017-12-01
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ブッククラブは本の生協みたいなものか。アメリカ発祥だと思ったが、ドイツでも発達していて、ワイマール共和国から、ナチスの時代にかけて、多くの団体が乱立したらしい。当然、そこに世相を映す鏡があるということで、民族主義をキーワードに分析が試みられるのだが、取次を通さない直接販売という点に於いて、リアル書店と対立していたというのは今のアマゾン問題と本質は同じか。今でも「ヘイト本」を置いたとかで、書店に糾弾かける連中がいるが、本は読ませないよりも、読ませることにエネルギーを注いだ方が建設的である。その界隈の本は悲しいくらい売れないという現実がある訳で、そうした「市民団体」がブッククラブ方式を利用するのも一つの手であろう。

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2018年01月07日Sun [05:06] ドイツ  

写真でたどるアドルフ・ヒトラー

写真でたどるアドルフ・ヒトラー:独裁者の幼少期から家族、友人、そしてナチスまで写真でたどるアドルフ・ヒトラー:独裁者の幼少期から家族、友人、そしてナチスまで
マイケル ケリガン Michael Kerrigan

原書房 2017-09-25
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原書房の翻訳ものだが、ヒトラー本は一向に衰えないな。アベ死ね界隈も、「ヒトラー本位主義」だから、中国がアベにヒトラーのレッテルを張ったら、習近平はヒトラーではなくなるし、ナチスと戦争したスターリンはヒトラーに準えられることはない。どんなに占領下の住民を虐殺しようとユダヤ人がヒトラーになることもない。よってヒトラーはレッテル貼りにも君臨し続けねばならないアイコンなのだが、人間ヒトラーを描くことにタブーはかなり希薄になってきている。それでもハーレントがアイヒマンを描いたような小市民にはできない訳で、その人生のどこかに異常性を発することとなる導火線を探さなくてはならない。そんなものは検証不可能なのだから、アイコンのままで構わんのだが、現存者にレッテル張りするにも人間化する必要はあるか。

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2018年01月05日Fri [06:10] ドイツ  

正義の声は消えない

正義の声は消えない―反ナチス・白バラ抵抗運動の学生たち正義の声は消えない―反ナチス・白バラ抵抗運動の学生たち
ラッセル フリードマン 渋谷 弘子

汐文社 2017-07-01
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汐文社のYAもの。白バラのジュニア向けは前にもあったな。最近は正義も大安売りで、隣国の某団体とか正義を銘打って運動している連中は途端に怪しさ100倍なのだが、白バラの学生は別に正義を掲げていた訳ではなかろう。ナチスに抵抗して死刑となった学生というアイコンは正義の象徴として使えるが、白バラという記号に純粋性を持たせている点は気になっている。学生の運動を政治性より純粋性を強調するのは最近のアレにしても恣意的に行われることなのだが、純粋な怒りだけで運動という形のエンジンはかからない。

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