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2020年04月07日Tue [00:22] ドイツ  

わたしはナチスに盗まれた子ども



ドキュメンタリー番組の書籍化らしいが、BSで放映されたやつかな。訳者あとがきで言及がないので、違うかもしれんが、ホロコーストみたいに宣伝化されたものではないが、このレーベンスボルン計画が知られていないということは無かろう。ただ、それをモチーフにしたゴルゴ13の回があったというのは知らんかった。中国を舞台に東郷平八郎に置き換えて、エロ関係にしたものらしいが、それはそれで読んでみたい。ABBAメンバーなどノルウェーが知られているが、中欧占領地域では「アーリア人っぽい子」の現地調達がされていたそうで、この主人公はスロベニア。両親はクロアチア人とスロベニア人だったそうだが、戦後もドイツ人として育てられたので、所謂自分探しの旅である。

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2020年03月01日Sun [18:35] ドイツ  

地図で見るドイツハンドブック



例のフランス製シリーズだが、フランスのドイツ観といった視点が観られる訳でもない。地理本なので当然と言えば当然であるのだが、その辺については領土の変遷と「帰還民」についての章があるくらい。フランスにドイツ人が20万人というのはアルザスのことかと思ったのだが、ストラスブールだけで人口20万を超えるので、ドイツ国籍者がそれだけいるということか。それより多いのがイギリスで27万人もドイツ人がいるらしい。EU離脱でドイツ国籍申請者が急増というニュースはそういう事情もあるみたいだが、東欧同様、ドイツ人の若者も多く英国に働きに出ているらしい。スイスも同程度いるらしいが、ドイツの国籍法はたしか血統主義だから、その辺のカウント方法によっては幅が出てくるだろう。

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2020年02月16日Sun [14:57] ドイツ  

ナチス映画論



このタイトルとなると、ナチス政権下の映画というテーマの本かと思うが、実際はナチス後、現在に至るまでの「ナチス、ヒトラー現象」映画論といったものである。ヒトラーもののコンテンツの多さは、映画産業を牛耳っている(と言われている)ユダヤ資本の陰謀かとも疑いたくなるのだが、ホロコーストの「記憶」も「ショアー」から始まったと思えば、ナチスと映画は切っても切れない宿命の関係にあるということである。それは「ヒロシマ」でも最近の慰安婦、軍艦島の韓国映画や中国抗日ドラマでも同じことであるのだが、それも「ホロコースト産業」の成功がモデルケースとなっているところは否定はできない。宣伝映画という観点では「美の祭典」と同じであるのだが、その幅広い受容には正義や平和といった抽象性ではなく、芸術性や記録性が求められる。大学でのファシズム体験授業は「禁ナチスしぐさ」のしばりがない日本だから実現したものであろうが、ナチスを直接イメージさせない形でのロールプレイング授業は米国ではかなり活発に行われているみたいで、ナチスのキッチュな消費に警笛を鳴らす意味があるのだろう。ただ、それも固定されたファシズムのイメージを補完するものであり、ナチスの特殊性を否定するものではない。ファシズムが人間に自然に宿るものとすれば、当然反ファシズムも聖域ではないのだが、信仰が信仰に打ち克つみたいなことをやっているから、反ファシズムがどんどんファシズムに近くなっているのである。

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2020年01月12日Sun [02:56] ドイツ  

一冊でわかるドイツ史



河出の教科書より易しいシリーズらしい。ということで、担当は元駿台予備校の人。アメリカ史も書いているとのこと。イギリス史は別の人だが、英米よりも独米の方が近似性があるんかな。ヨーロッパどこでも言えることなどだろうが、「ドイツ」一国完結する歴史は無い。プロイセンだのハプスブルクもそうだけど、つい30年ほど前まで2つの国が存在していたというのは西側メジャー国の一角としては稀有な歴史と言ってよいのかもしれん。とはいえ、されど30年前ということで、ほとんどの受験生にとっては下手すりゃ親でも同時代で覚えている人は多くはないのかもしれん。

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2019年11月16日Sat [13:25] ドイツ  

ドイツがわかる 

ドイツがわかる─歴史的・文化的背景から読み解く
岩村 偉史
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中国と韓国のおかげで、界隈にドイツが理想国家とされている関係もあるが、熊谷徹と川口マーン恵美でわかるのは「二つのドイツ」ということぐらいか。在日ドイツ大使館に30年も勤務していた人が中立なのかは知らんが、イデオロギーで解釈したくない人には最適かもしれん。自分はイデオロギーの色眼鏡解釈が趣味なのだが、人にはそれぞれいろんな読み方があるだろう。ただ、あえて中立、客観的で意識すると、訳わからんくなるから、多読するには分類するのも手である。当然であるが、この本にはナチスの話など何もない。ドイツはナチスを謝罪していると日本は軍国主義だという言説は同じ空論であるのだが、ドイツは宗教国家で、日本は非宗教国家というのは現実論である。

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2019年07月24日Wed [14:55] ドイツ  

ボランティアとファシズム



例の五輪ボランティア問題関係で出されたのは明らかだけど、直接言及しないのも巧妙ではあるか。知る範囲ではあるが、学術界ではほぼ批判一色であり、その論点は語学取得者を無料で使うなということなのだけど、それがボランティア自体が政府権力の搾取であるから、参加するなという大衆アピールに戦手を広げるのはどうなのかな。そうなれば理論的根拠が必要になってくるから、毎度おなじみのナチスに満洲を持ち出しているのだが、セツルメントの様なキリスト教思想と繋がったボランティアこその本来のもので、ファシスト権力や神道邪教と繋がったボランティアは邪道であるという印象操作を免れているかどうかは分からん。

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2019年07月13日Sat [02:16] ドイツ  

鷗外・ドイツ青春日記

鷗外・ドイツ青春日記
森 鷗外
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現代語訳は嬉しいけど、日記だと小説より文語体になるんかな。鷗外もまさか自分の日記が日本語訳されるとは思わんかっただろうが、ドイツ語で日記を付けてたとしたら、現代語訳の必要は無かったか。鷗外だから当然と言ってしまえばそれまでだが、女の話ばかり。この種の話になると、人種差別はという疑問は生ずるのだが、鷗外クラスだとそんな事感じる必然は無いのか。当時の状況としてドイツはインフレが酷く、官費留学生でも相当に使える金があったという事情はある。女も要は金だと言ってしまえば、有名人なら炎上案件だけど、外国人も金があれば差別もされないのは現代でも通じる不都合な事実である。

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2019年04月26日Fri [00:08] ドイツ  

そしてドイツは理想を見失った 



平凡社新書に起用されることはもう無いのだろうが、角川新書に進出したか。ドイツ見習え本の需要がまだあるのか分からんが、最近かつて無いほどドイツ批判本は盛り上がっている感じ。最近もCMの件で、フェミ系からも批判されていたが、それでドイツの化けの皮が剥がれるのなら、現地在住者以外には害はない。移民、電力、中国といった日本が直面する課題もドイツが先陣を斬ってくれたので、左右どちらの政策が適当かの判断材料にはなっている。移民はさすがにドイツレベルまでになることはないので、移民推進するくらいがちょうど良かろう。ドイツの再エネの失敗、中国依存の末路はドイツを見習ったらこうなるという手本にはなった。ただ、メルケル後にドイツに反動が起きるという可能性も無くはないが。

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2019年04月02日Tue [03:52] ドイツ  

ルター



世界史リブレット人。山川の検索だと56冊になっているのだが、今回も100冊だったかな。ようやく半分過ぎといったところだが、ペースは遅めになっている。ルターはこの手のものだと定番なのだが、「ヨーロッパ中世世界の破壊者」というサブタイは批判的な意味が込められているのだろうか。著者はスイス史の人らしいが、ルターのユダヤ人認識を黒歴史としている。ちょっとでもナチスの萌芽を感じさせるものに対しては、偉人扱いしないというコンセンサスは西洋史辺りでは常識なんかな。

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2019年03月26日Tue [02:42] ドイツ  

日本の近代美術とドイツ



博論もの。日本における近代文学や哲学、科学といった分野のドイツの影響力は異論のないところであるが、こと美術に関してはフランス一色といった観がり、素人でも名前が出てくるドイツの画家というのはそういない。後年のバウハウスなどはよく知られているが、日本の近代美術のドイツ寄与は研究対象としてレアなのかもしれない。お雇い外国人教師の多くがドイツ人であったということは教育への寄与は多大であるはずであり、その多くがが近代教育を受けた当時の美術家がドイツ人教師なり、ドイツ語なりから近代美術知識を習得していたことは想像に難くない。ドイツはイタリア・ルネサンスの影響を受けていない珍しい国だそうで、その辺、宗教性を帯びない美術観が日本人にとって受け入れやすかったのかもしれない。また、ドイツに日本人留学生が集結していたことも関係しているのだが、貨幣レートが低く、日本料理店も軒を並べていた当時のドイツはフランスやイギリスなどと比べて人種差別に遭うことも少なかった様だ。その分、ジャポニズムの様な現象も起きなかったそうだが、ジャポニズムをカウンター・カルチャーとして捉えれば、それだけ日本はメイン文化から阻害されていたということであり、ドイツでは迫害も関心もないという点では自由であったと言えるのだろう。

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2019年03月11日Mon [15:17] ドイツ  

日本人とドイツ人 



新潮新書がブロガー発掘を採用するのは珍しいと思うが、ドイツものは熊谷、川口まーんの両極端が長年独占しているから、そろそろ若手の有望株と左右どっちでもないものを育てていかなくてはならんか。新潮が熊谷にイスラエルを書かせたのも選手交代の意図を感じるが、いつまでドイツを見習え、見習うなの時代でもない。とはいえ、最初にドイツダメで先制パンチしておくのは、出羽守パンチを隠しておく必要があったからかもしれん。日本でドイツの話はしないというのはドイツ在住ライターとして何の意味もないことだが、そう挨拶しておかなくてはならないのが日本の同調圧力なのか。出羽守を否定し、日本スゴイを否定すれば、残るのはど普通のドイツ人目線ということになるが、結局、ダンナの代弁者となるのは仕方ないことか。ただ、ドイツでドイツに来る日本人(もしくは外国人観光客)の目線で考えましょう、変えましょうといった議論はほとんどなかろうから、ただ、ああそういう話もあるねという程度だけで良いのだろう。だから日本はダメだと思う必要は別にないということである。

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2019年03月03日Sun [17:27] ドイツ  

うつ病とサッカー



プロサッカー選手も一般人もうつ病の割合は変わらんと思うが、同性愛を告白したトップ選手がほとんどいない様に、うつ病もその職場環境を考えればトップ選手にはいないと考えるのは普通であるか。ドイツ代表クラスであれば常時数万人の前でプレーするわけだし、特にGKは一つのミスも許されない重圧がかかるポジションである。もっともマラソンランナーの孤独的なところもあるし、常に体が先に動く攻撃陣よりも頭で考える時間が圧倒的に長いことはたしか。ドイツのGKはカーン、レーマン時代の後はノイアーといった印象があったので、その間に正GKにもなったというエンケについてはよく知らんかったのだが、国内よりもベンフィカ、バルセロナ、フェネルバフチェといった海外名門に所属した期間が長かった様だ。バルサやフェネルバフチェではほとんど出番がなく、出場した試合でのファンの酷いブーイングが病気の一因ともなった様でもあるが、帰国して代表まで登りつめたので、サッカーとは別のメンタルに病因はあったのだろう。

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