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2019年11月16日Sat [13:25] ドイツ  

ドイツがわかる 

ドイツがわかる─歴史的・文化的背景から読み解く
岩村 偉史
三修社 (2019-10-02)
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中国と韓国のおかげで、界隈にドイツが理想国家とされている関係もあるが、熊谷徹と川口マーン恵美でわかるのは「二つのドイツ」ということぐらいか。在日ドイツ大使館に30年も勤務していた人が中立なのかは知らんが、イデオロギーで解釈したくない人には最適かもしれん。自分はイデオロギーの色眼鏡解釈が趣味なのだが、人にはそれぞれいろんな読み方があるだろう。ただ、あえて中立、客観的で意識すると、訳わからんくなるから、多読するには分類するのも手である。当然であるが、この本にはナチスの話など何もない。ドイツはナチスを謝罪していると日本は軍国主義だという言説は同じ空論であるのだが、ドイツは宗教国家で、日本は非宗教国家というのは現実論である。

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2019年07月24日Wed [14:55] ドイツ  

ボランティアとファシズム



例の五輪ボランティア問題関係で出されたのは明らかだけど、直接言及しないのも巧妙ではあるか。知る範囲ではあるが、学術界ではほぼ批判一色であり、その論点は語学取得者を無料で使うなということなのだけど、それがボランティア自体が政府権力の搾取であるから、参加するなという大衆アピールに戦手を広げるのはどうなのかな。そうなれば理論的根拠が必要になってくるから、毎度おなじみのナチスに満洲を持ち出しているのだが、セツルメントの様なキリスト教思想と繋がったボランティアこその本来のもので、ファシスト権力や神道邪教と繋がったボランティアは邪道であるという印象操作を免れているかどうかは分からん。

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2019年07月13日Sat [02:16] ドイツ  

鷗外・ドイツ青春日記

鷗外・ドイツ青春日記
森 鷗外
未知谷 (2019-05-27)
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現代語訳は嬉しいけど、日記だと小説より文語体になるんかな。鷗外もまさか自分の日記が日本語訳されるとは思わんかっただろうが、ドイツ語で日記を付けてたとしたら、現代語訳の必要は無かったか。鷗外だから当然と言ってしまえばそれまでだが、女の話ばかり。この種の話になると、人種差別はという疑問は生ずるのだが、鷗外クラスだとそんな事感じる必然は無いのか。当時の状況としてドイツはインフレが酷く、官費留学生でも相当に使える金があったという事情はある。女も要は金だと言ってしまえば、有名人なら炎上案件だけど、外国人も金があれば差別もされないのは現代でも通じる不都合な事実である。

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2019年04月26日Fri [00:08] ドイツ  

そしてドイツは理想を見失った 



平凡社新書に起用されることはもう無いのだろうが、角川新書に進出したか。ドイツ見習え本の需要がまだあるのか分からんが、最近かつて無いほどドイツ批判本は盛り上がっている感じ。最近もCMの件で、フェミ系からも批判されていたが、それでドイツの化けの皮が剥がれるのなら、現地在住者以外には害はない。移民、電力、中国といった日本が直面する課題もドイツが先陣を斬ってくれたので、左右どちらの政策が適当かの判断材料にはなっている。移民はさすがにドイツレベルまでになることはないので、移民推進するくらいがちょうど良かろう。ドイツの再エネの失敗、中国依存の末路はドイツを見習ったらこうなるという手本にはなった。ただ、メルケル後にドイツに反動が起きるという可能性も無くはないが。

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2019年04月02日Tue [03:52] ドイツ  

ルター



世界史リブレット人。山川の検索だと56冊になっているのだが、今回も100冊だったかな。ようやく半分過ぎといったところだが、ペースは遅めになっている。ルターはこの手のものだと定番なのだが、「ヨーロッパ中世世界の破壊者」というサブタイは批判的な意味が込められているのだろうか。著者はスイス史の人らしいが、ルターのユダヤ人認識を黒歴史としている。ちょっとでもナチスの萌芽を感じさせるものに対しては、偉人扱いしないというコンセンサスは西洋史辺りでは常識なんかな。

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2019年03月26日Tue [02:42] ドイツ  

日本の近代美術とドイツ



博論もの。日本における近代文学や哲学、科学といった分野のドイツの影響力は異論のないところであるが、こと美術に関してはフランス一色といった観がり、素人でも名前が出てくるドイツの画家というのはそういない。後年のバウハウスなどはよく知られているが、日本の近代美術のドイツ寄与は研究対象としてレアなのかもしれない。お雇い外国人教師の多くがドイツ人であったということは教育への寄与は多大であるはずであり、その多くがが近代教育を受けた当時の美術家がドイツ人教師なり、ドイツ語なりから近代美術知識を習得していたことは想像に難くない。ドイツはイタリア・ルネサンスの影響を受けていない珍しい国だそうで、その辺、宗教性を帯びない美術観が日本人にとって受け入れやすかったのかもしれない。また、ドイツに日本人留学生が集結していたことも関係しているのだが、貨幣レートが低く、日本料理店も軒を並べていた当時のドイツはフランスやイギリスなどと比べて人種差別に遭うことも少なかった様だ。その分、ジャポニズムの様な現象も起きなかったそうだが、ジャポニズムをカウンター・カルチャーとして捉えれば、それだけ日本はメイン文化から阻害されていたということであり、ドイツでは迫害も関心もないという点では自由であったと言えるのだろう。

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2019年03月11日Mon [15:17] ドイツ  

日本人とドイツ人 



新潮新書がブロガー発掘を採用するのは珍しいと思うが、ドイツものは熊谷、川口まーんの両極端が長年独占しているから、そろそろ若手の有望株と左右どっちでもないものを育てていかなくてはならんか。新潮が熊谷にイスラエルを書かせたのも選手交代の意図を感じるが、いつまでドイツを見習え、見習うなの時代でもない。とはいえ、最初にドイツダメで先制パンチしておくのは、出羽守パンチを隠しておく必要があったからかもしれん。日本でドイツの話はしないというのはドイツ在住ライターとして何の意味もないことだが、そう挨拶しておかなくてはならないのが日本の同調圧力なのか。出羽守を否定し、日本スゴイを否定すれば、残るのはど普通のドイツ人目線ということになるが、結局、ダンナの代弁者となるのは仕方ないことか。ただ、ドイツでドイツに来る日本人(もしくは外国人観光客)の目線で考えましょう、変えましょうといった議論はほとんどなかろうから、ただ、ああそういう話もあるねという程度だけで良いのだろう。だから日本はダメだと思う必要は別にないということである。

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2019年03月03日Sun [17:27] ドイツ  

うつ病とサッカー



プロサッカー選手も一般人もうつ病の割合は変わらんと思うが、同性愛を告白したトップ選手がほとんどいない様に、うつ病もその職場環境を考えればトップ選手にはいないと考えるのは普通であるか。ドイツ代表クラスであれば常時数万人の前でプレーするわけだし、特にGKは一つのミスも許されない重圧がかかるポジションである。もっともマラソンランナーの孤独的なところもあるし、常に体が先に動く攻撃陣よりも頭で考える時間が圧倒的に長いことはたしか。ドイツのGKはカーン、レーマン時代の後はノイアーといった印象があったので、その間に正GKにもなったというエンケについてはよく知らんかったのだが、国内よりもベンフィカ、バルセロナ、フェネルバフチェといった海外名門に所属した期間が長かった様だ。バルサやフェネルバフチェではほとんど出番がなく、出場した試合でのファンの酷いブーイングが病気の一因ともなった様でもあるが、帰国して代表まで登りつめたので、サッカーとは別のメンタルに病因はあったのだろう。

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2019年03月02日Sat [18:04] ドイツ  

ヒトラーのモデルはアメリカだった



三文ヒトラーものみたいなタイトルだが、みすず。著者もイエールのロー・スクール教授らしい。おそらくはアメリカ人でユダヤ系か。歴史学的には何を今さらといった話であろうが、法学的検証は必要ということか。ユダヤ系が押さえ込みたいのが、アメリカでのネオナチ台頭であるのだが、その矛先がイスラム系やヒスパニック系不法移民に向かっているうちは安泰かもしれん。そもそもアメリカ白人はトランプがそうである様にドイツ系がマジョリティであり、ナチス信奉者もそれだけいたということ。ヒトラーがアメリカをモデルにしたのは両国に親和性があったからなのだが、人種隔離主義を法律上実践していたアメリカではそこに科学的根拠を作り上げていたので、それをヒトラーが拝借したという観もある。

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2019年03月01日Fri [00:35] ドイツ  

人間形成としての教養 



獨協大の創立130年シンポということで、ここでいう人間形成としての教養とはドイツ観念論のことの様だ。ドイツではなく、ハンガリーとフィンランドから発表者を呼んだのは、ドイツ的教養の衰退という日本と同じ問題を抱えているからみたいだが、共に、ドイツからソ連の影響下に置かれたという共通点があるか。フィンランドは政治はともかく学術は関係ないかもしれんが、親ドイツ派は一掃されただろうし、フィンランド教育の成功にドイツ観念論が関係しているとも思いづらい。ハンガリーのアジア・アピールは日本に来たらお約束なのだろうけど、アジアの野蛮はロシアであるという認識があるのかもしれん。ソ連の影響下で、博士、大博士の系統に変わったので、博士号が教育現場に還元されず、科学アカデミーのみが権威を授与できるという非科学的状態が続いた弊害は大きかったという。壁崩壊後は逆にドイツ文学は時代遅れとされ、資本主義的に淘汰されていっているのだという。ドイツ哲学はともかく、ユーゴ内戦、旧東欧諸国のEU加盟までは中欧におけるドイツのプレゼンスは言語、通貨、経済と高かったのだが、そうした時代も過ぎてしまったのだろう。

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2019年02月24日Sun [00:00] ドイツ  

噓だらけの日独近現代史 



このシリーズ最終作らしい。何冊も読んでるのに、タイトルの意味が今でも分からんのだが、この本の中身が嘘だらけなのか、定説の近現代史が嘘だらけなのかどっちなのだろう。モノホンのドイツ近現代史の人が相手しているのかどうか分からんが、まあ著書に言わせたら、ドイツ近現代史家なんて、皆左翼ということになるか。ナチスという踏み絵があるから、それはそうではあるのだが。コミンテルン陰謀説の件は先日読んだ満洲ものでも否定していたのだが、満洲サンズイ禁止令とか同じ事書いているな。詳しくは自著参照というセルフステマみたいなな箇所が結構ある。

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2019年02月16日Sat [01:00] ドイツ  

ドイツの新右翼



「ネオナチ」という言葉がいつの間にか使われなくなってきている気がするんだが、ドイツの新右翼は知的でサブカル化しているのだという。左翼に非ずは人に非ずという時代にあっては右翼は一律にネオナチであり、ちょうど今のサヨクが十把人柄げにネトウヨと呼ぶのとと同じ様にヨーロッパではネオナチと呼ばれていたのだが、その意味することは教育水準が低く、失業している連中という蔑みであって、実際にナチスを信奉しているかどうかは問題にされてはいなかった。そうした差別意識は複合的であり、東に対する西の蔑みもその背景にあった。知らんかったが、東の無宗教化は予想以上に進んでいて、カトリックに至っては5%程度だという。西の教会離れとはまた別の構図なのだが、ドイツのウヨサヨの座標軸はイスラームにある様だ。日本のネトパヨも韓国が座標軸になっているが、リベラルを標榜するドイツ左翼がイスラム主義には無批判であるところが、ドイツの新右翼台頭の背景だという。日本も韓国を批判する左翼はほぼいないが、それができないのは植民地主義であるという理解であるらしい。面白いのは逆に宗教的保守性からイスラームに接近する右翼がいるそうで、ドイツの有名な右翼活動家がイスラームに改宗したことはニュースにもなった。いすれにしても、ドイツの現状を見れば、日本で在特会としばき隊がバトルしているのは茶番劇みたいなものであり、ドイツ並みの分断社会がこの先到来するとも思えんな。

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