2017年05月23日Tue [05:24] ドイツ  

おふみさんに続け!女性哲学者のフロンティア

西田幾多郎の姪 高橋ふみの生涯と思想 おふみさんに続け!  女性哲学者のフロンティア西田幾多郎の姪 高橋ふみの生涯と思想 おふみさんに続け! 女性哲学者のフロンティア
浅見 洋

ポラーノ出版 2017-03-15
売り上げランキング : 735102

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


ポラーノ出版も初見だが、自費屋ではないのか。おふみさというのは高橋ふみという人で、初期に帝国大に入学した女性であり、しょうわしょきにはドイツ留学もした人らしい。女性哲学者のフロンティアというのはそういうことだが、タイトルにある通り、西田幾多郎の姪というのが最大のセールスポイントである様だ。というのも著者は西田幾多郎記念哲学館館長とのこと。しかし、哲学記念館って何を展示しているのかと思ってHP見てみたら、西田の遺品とかか。おふみさんの業績はよく分からんのだが、フライブルグでの留学生活がハイライトだったみたいで、ベルリンに開設された日本人学校の教師も勤めていたらしい。この当時はドイツがハイパーインフレで、富裕層が多かった留学生が豪遊できた時代かな。おふみさんも家庭教師を呼んでドイツ語を習ったそうだが、奨学金は岩波書店が出したらしい。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2017年05月21日Sun [07:19] ドイツ  

ドイツ通信「私の町の難民」

ドイツ通信「私の町の難民」―ヨーロッパの移民・難民の受入れと共生のこれからドイツ通信「私の町の難民」―ヨーロッパの移民・難民の受入れと共生のこれから
早川 学

柘植書房新社 2017-04
売り上げランキング : 852318

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


アマゾンで書影がこんな風に表示されるの初めて見た。アマではなく柘植が入れたんだろうが、何か不都合でもあったのか。手元本のカバーはデモの写真。赤旗が写っている。著者の略歴が「ドイツ統一とヨーロッパ政治的進展に関心と興味をもち、1991年からドイツ在住」とあるだけなので、どういう人なのかさっぱり分からん。「つれあい」はボランティアでドイツ語を教える人みたいなので、ドイツ人かもしれんが、そうとも限らないか。キトのゲーテ・インスティチュートのドイツ語の先生はイラン人で、おしん大好きの人だったし。「つれあい」というのは小田実っぽいが、小田がベルリンにいた事とは関係ないか。在住者なので、「ドイツに学べ派」でもなく、読みようによっては逆にも思える。もちろん川口マーン恵美ほどではないが。ドイツの難民ポリコレには疑問を呈しているとしても良かろう。難民の女性蔑視と受け入れ界隈のポリコレとの温度差は爆弾を抱えている様なものだが、どうしても「弱者」=救済される人=純真無垢という幻想から抜け出せないのは日本の界隈と同じ。被差別コスプレのナンパ師が日本を愛する俳優になってしまう国はドイツと違って平和ではあるが。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

世界幸福度ランキング上位13ヵ国を旅してわかったこと世界幸福度ランキング上位13ヵ国を旅してわかったこと
マイケ・ファン・デン・ボーム 畔上 司

集英社インターナショナル 2016-07-26
売り上げランキング : 104307

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


同じコンセプトの「世界しあわせ紀行 」と同時期の刊行か。こちらはアメリカ人ではなく、ドイツ人。上位13ヵ国という事で、ブータンは入っていない。オーストラリアとカナダを除けば、ヨーロッパ、中南米だけなのだが、北欧5国は全てランクインなのか。スイス、ルクセンブルグもあるから、経済、福祉で幸福が買えると言えるのかもしれんが、それならば、なぜドイツ人はこんなに不幸だと思うたがるのかというのが問題提起らしい。所謂ドイツ人の不安症候群はドイツ人の自己認識ではないのかもしれんが、自分ではなく、常に誰かのせいにしておかずにいれられないというのはあるか。コロンビアやパナマ、メキシコが上位に入っているが、家族や宗教でも幸福は買える。いずれも他動型であって、自分だけではどうにもならないのが幸福なのであろう。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2017年05月09日Tue [05:56] ドイツ  

爆笑!クールジャパン

コミックエッセイ 爆笑! クールジャパン ~えっ? 外国人は日本をそう思っていたの…!?~コミックエッセイ 爆笑! クールジャパン ~えっ? 外国人は日本をそう思っていたの…!?~
サンドラ・ヘフェリン 片桐 了

アスコム 2016-07-16
売り上げランキング : 31984

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


日本スゴイ否定ものかと思ったら、ここが変だよ外国人だった。ここ変のレギュラーだった人だが、時代に合わせて企画を上げたのか。最後におやっと思ったのは「チンチャンチョン」問題についていうのがあって、本人も入れるかどうか悩んだ様だが、外国人の勘違いとしてスルーできなかったとのこと。ハーフとしては残念系なので、ドイツでも随分いじめられたのだろう。これを言ったらオシマイなので、書いてはいないが、ドイツ人といよりも、他の移民の子どもたち、少なからずの大人を含むからその様な嘲笑を浴びせられたのかもしれない。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2017年05月08日Mon [05:50] ドイツ  

日本陸軍の対ソ謀略

日本陸軍の対ソ謀略: 日独防共協定とユーラシア政策日本陸軍の対ソ謀略: 日独防共協定とユーラシア政策
田嶋 信雄

吉川弘文館 2017-02-20
売り上げランキング : 249857

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


対ソ謀略となっているが、日独協力関係がメイン。著者もドイツ史の人。まあ日独防共協定となると、この時代は相手はソ連しかない訳だがら、間違いではないが。ソ連に対する直接的な謀略ではなく、むしろ「グレートゲーム」の世界。欧亜航空に関しては前にも交通史関係ので読んだが、同じ人のかな。ルフトハンザは満洲経由でヨーロッパまで飛ばそうと計画していたのだが、中国籍の欧亜航空となって、満洲経由を認められなくなり、他ルートを模索するくだりが興味深い。アフガニスタン経由は技術的に難しかったみたいだが、今となってもこのルートは現実化していないか。新疆経由の満洲航空はキャラバンを組んでラクダに燃料を運ばせたそうだが、途中で山賊に捕まり、満洲航空の日本人社員が処刑されたなんてこともあったのか。当時の日本の諜報力はドイツが驚くほどのものであったそうだが、軍事力は復活できても情報力はもう無理か。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2017年05月02日Tue [05:04] ドイツ  

『新しき土』の真実

『新しき土』の真実: 戦前日本の映画輸出と狂乱の時代『新しき土』の真実: 戦前日本の映画輸出と狂乱の時代
瀬川 裕司

平凡社 2017-04-14
売り上げランキング : 263191

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


散々論じられてきた作品ではあろうが、ここまで徹底検証すると、発見が色々。著者はひたすら批評と新聞記事を読むことから始めたそうだが、枕詞の様に作品に付いて廻っている日独防共協定や満洲開拓などは言われているほど関係がある訳ではなく、映画の本質としては現在と同じ「クール・ジャパン」戦略に近いものにあったのではないかと考察する。映画が低評価で、国辱とも言われたのも、伊丹万作と映画史上で稀な分作になったのも、そうした要因が関係しているのだが、巨匠という触れ込みの海外の監督が実は凡人であったというのは現在でもよくあること。ファンクが戦後ナチス視され、排斥されたというのも嘘みたいで、この作品も西ドイツで無毒化された上、戦後上映されているらしい。ファンクは妻子をドイツに帰した後、バーの女性を愛人とし、小杉勇に女優にする様に頼んだそうだが、豪華な暮らしが保証され、愛欲にふける毎日で、しまいには撮影にも姿を見せなくなったらしい。伊丹万作や熊谷久虎は明らかにファンクの才能や人間性に疑問を抱いていたのだろうが、熊谷も原節子もヨーロッパで長期間ただ浪費生活をしたという点ではファンクと変わらんか。自分も映画としてはファンク版の方が面白かった様な記憶があるのだが、やはり著者が言う通り、原節子が一番輝いていた映画であり、映画としての価値はそれだけで十分であったのだろう。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2017年05月01日Mon [06:08] ドイツ  

ドイツのコンパクトシティはなぜ成功するのか

ドイツのコンパクトシティはなぜ成功するのか: 近距離移動が地方都市を活性化するドイツのコンパクトシティはなぜ成功するのか: 近距離移動が地方都市を活性化する
村上 敦

学芸出版社 2017-03-15
売り上げランキング : 4427

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


環境野郎学芸出版社スタイルの本だが、ドイツに学べ都市編ではフライブルグは必ず出てくるな。人口25万の日本の具体的な都市と比較している訳ではないのだが、今の百万都市が将来の人口減で4分の一規模くらいになるという想定なのか。フライブルグだって別に百万だった時代があった訳ではないのだろうし、国境に近い(たしか最寄の空港はバーゼル)、学園都市といった背景があって、一概にドイツの都市が成功して、日本の都市が失敗するという話にはならんだろう。定年退職者の運転手がボランティアで運行する市民バスというのがあったり、老人用のヒッチハイクスタンドがあるそうだが、地方の問題はやはり足になるのだから、こうした取り組みは取り入れるなのだろう。実際、似たような取り組みは日本でも多くされているのだけど。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2017年04月24日Mon [06:17] ドイツ  

ヒトラーの裁判官フライスラー

ヒトラーの裁判官フライスラーヒトラーの裁判官フライスラー
ヘルムート・オルトナー 須藤 正美

白水社 2017-03-24
売り上げランキング : 165471

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


定番のヒトラーもの、といっても、例によって、ヒトラーが直接関係している訳ではなく、ナチスに関係した人は皆、ヒトラーの○○となる。まあ間違いではないではないのだが。幾ら体制が崩壊したとしても、裁判官を罰してしまうのは事後法になってしまうので、法治国家では難しいところ。この人は末期に空襲で亡くなったそうなので、自分が裁判にかけられることはなかったのだが、夫人が恩給を申請したことが問題になったらしい。一応、この裁判官の評伝という形なのだが、裁判官の人間像が全く描かれておらず、ただの国家社会主義者というだけで、その辺はやはり一線を画す必要があったのかな。93年初版で、底本は2014年版とのことだが、幾ら時代が変化したとしても、ドイツ人的には書く加える訳にはいかんか。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2017年03月24日Fri [04:45] ドイツ  

日・米・独-10年後に生き残っている国はどこだ

日・米・独―10年後に生き残っている国はどこだ日・米・独―10年後に生き残っている国はどこだ
高山正之×川口マーン恵美

ベストセラーズ 2016-10-21
売り上げランキング : 46562

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


川口マーン恵美もすっかりこの手のものが定番になったな。もう平凡社新書から出すことはないか。ドイツ、米はまあ置いといて、やはり川口がバグダッドで、高山がテヘランで、戦争中対峙していたという点は気になる。高山の本は読んだことがないので、タイトルは冗談半分なのかと思っていたのだが、サダム・フセインを高く評価しているというのは本当だったのか。川口のサダム評価は分からんのだが、プラグマティズムの観点から言えば、現在のイラクを是とする訳にはいかんだろう。リベラルの側は単に反米なら何でも良いという形でサダム・フセインの存在意義を評価を避けて認めていたのだから、あえて高く評価するというのは腰抜け左翼を揶揄することにはなるか。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2017年03月12日Sun [05:07] ドイツ  

戦後70年を越えてドイツの選択・日本の関与

戦後70年を越えて ドイツの選択・日本の関与戦後70年を越えて ドイツの選択・日本の関与
中村 登志哉

一藝社 2016-08-17
売り上げランキング : 703175

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


名古屋大のシンポらしいけど、ドイツは編者の人の専門なだけで、一人しか言及していないな。編者はオーストラリアの博士号みたいだが、残りはその関係の人たちとアジア組。ドイツに学べということでもないが、アジアに謝罪しろという論調。外務省経由かもしれんが、創価も入っている?編者の研究所のオープン記念で、色々と寄付は募った様だ。なぜか符祝慧も寄稿しているのだが、この人は変わらんな。20年以上も同じことを書き続けている様な。陸培春の後継者の道を忠実に守っている。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2017年03月04日Sat [05:44] ドイツ  

移民とドイツ社会をつなぐ教育支援

移民とドイツ社会をつなぐ教育支援 ―異文化間教育の視点から移民とドイツ社会をつなぐ教育支援 ―異文化間教育の視点から
伊藤 亜希子

九州大学出版会 2017-02-01
売り上げランキング : 488513

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


博論もの。同化主義のフランスと違って、ドイツはイギリス、オランダと同じアングロサクソン多文化型だから、日本でドイツの移民政策が失敗とされているとは思わなかったのだが、著者のスタンスとしては、必ずしも失敗ではないというものらしい。ドイツを失敗政策だと断罪すているのは移民がドイツ目指して流れ込んできた近隣の東欧諸国や、日本で欧州移民問題の権威みたいになっている反ドイツのエマニュエル・トッドを擁するフランスだろうが、tリベラルの側は、やはり「ドイツに学べ」ではないのか。著者の観点もその辺りにあると見れるが、日本同様、ドイツでも国語を移民に教えることはこれまで積極的でなかった上、多文化社会という名の分断社会であった為、ドイツ語も母国語も中途半端な移民二世群が社会から排除されてしまう。ドイツもここに来て方針転換し、より厳格化の方向だが、今までのツケはでかいね。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2017年02月19日Sun [05:46] ドイツ  

ニーチェをドイツ語で読む

ニーチェをドイツ語で読むニーチェをドイツ語で読む
細見 和之

白水社 2017-01-26
売り上げランキング : 82607

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


よく哲学書は日本語で読むと分からんが、原語で読めばすっきり分かると言われるのだが、難解そうなドイツ語でもやはりそうなのかな。昔の旧制高校生などは実のところ、実用的理由でドイツ語を使用していたのかもしれない。私はドイツ語はほぼ読めないし、日本語であっても今更ニーチェなどを読もうとは思わんのだが、せっかく日独対照で引用してくれても。引用が既存の翻訳だから。日本語の方も良く分からんな。その分からん日本を補う形で解説が付いているのだが、オリジナル翻訳にしないと意味ないんじゃないかな。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑