2017年01月03日Tue [04:59] オーストリア  

加計呂麻島 昭和37年/1962

加計呂麻島 昭和37年/1962―ヨーゼフ・クライナー撮影写真集―加計呂麻島 昭和37年/1962―ヨーゼフ・クライナー撮影写真集―
ヨーゼフ・クライナー 瀬戸内町教育委員会

南方新社 2016-11-01
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撮影した人はオーストリア人の民族学者で、現在は法政大特別教授らしい。瀬戸内町の文化事業として出版されたものかもしれん。昭和37年当時は東大の東洋文化研究所に留学中で、柳田国男に紹介を受けて加計呂麻島を訪れることになったらしい。図書館勤務だった島尾敏雄とも面識があったとのこと。名瀬からバス代250円だったそうだが、高いのか安いのか分らんな、今だと1000円くらいするのだろうか。現在の写真が無いので、変わったのかどうかもわからんが、わらぶき屋根は資源として保存しない限り、もう無いのかも。

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2016年09月30日Fri [01:37] オーストリア  

不思議なウィーン

不思議なウィーン: 街を読み解く100のこと不思議なウィーン: 街を読み解く100のこと
河野 純一

平凡社 2016-08-27
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1年前にも同じ「月刊ウィーン」連載まとめ本を出しているのだが、それとは違うものなのか。前の本は同学社という語学テキスト版元だったのだが、平凡社にランクアップしたのだろうか。被るネタもあると思うが、もう忘れた。その時の感想には現代ネタが無いと書かれているので、現代版を追加したということか。それでもその比重は小さい。ファルコは懐かしかったが、サントドミンゴで20年前に事故死していたなんて全く知らんかった。何でも90年代にドミ共に移住したそうなのだが、税金関係なのかな。ただ、墓はオーストリアにあるみたいで、かなり奇抜なものらしい。

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2016年08月30日Tue [02:52] オーストリア  

ハプスブルク帝国、最後の皇太子

ハプスブルク帝国、最後の皇太子 激動の20世紀欧州を生き抜いたオットー大公の生涯 (朝日選書)ハプスブルク帝国、最後の皇太子 激動の20世紀欧州を生き抜いたオットー大公の生涯 (朝日選書)
エーリッヒ・ファイグル 北村 佳子

朝日新聞出版 2016-04-08
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原著は1989年で、その後の冷戦終結、ソ連崩壊、ユーゴ情勢などのインタビューを加えた1992年版が底本らしい。何でもオットー大公は田中清玄と親しくて、田中本人に「ヨーロッパ・ピクニック」で切り取られた国境の有刺鉄線を進呈したのだとか。この原書も田中の息子に手渡されたものとのことだが、田中か日本のことが書かれているかどうかを訳者が頼まれて読んだのだという。この訳本を読む限りでは、田中も日本も全く出てこないのだが、その辺を忖度した訳なのかもしれん。しかし、98歳まで生きたのか。大戦中はともかく、戦後オーストリアの共産化を防いだという功績はあるのかな。オーストリアとギリシャが東側に呑みこまれていたら、冷戦の構図もまた変わっていたかと思うが、君主制よりも共和制の方が専制国家になりやすいというのは的を射ているのかも。

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2016年08月17日Wed [06:20] オーストリア  

明治初期日本の原風景と謎の少年写真家

明治初期日本の原風景と謎の少年写真家明治初期日本の原風景と謎の少年写真家
アルフレッド・モーザー ペーター・パンツァー

洋泉社 2016-07-09
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ジョン・レディ・ブラックはちょっと前に伝記が出て、知られた存在でるのだが、その助手を勤めていた少年が主人公。このオーストリア生まれのモーザーという人は12歳でカメラ助手となり、来日したのは15歳の時だったという。それからしばらく日本に留まったらしいが、当時の15歳は日本でも立派な大人であったし、唐人さんの外見は15歳には見えなかったろうから、写真師として普通に仕事をしていたらしい。ただ、自分の写真以外も収集していて、そのコレクションのどれが本人撮影なのか選別が困難になっている様だ。そうしたこともあってか、長い間埋もれた存在であったそうだが、オーストリア人の日本研究者がたまたま遺族の近くに住んでいて、「お宝」を見せられることとなったらしい。

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2016年07月19日Tue [01:37] オーストリア  

ウィトゲンシュタイン『秘密の日記』

ウィトゲンシュタイン『秘密の日記』: 第一次世界大戦と『論理哲学論考』ウィトゲンシュタイン『秘密の日記』: 第一次世界大戦と『論理哲学論考』
ルートヴィヒ ウィトゲンシュタイン 星川 啓慈[解説]

春秋社 2016-04-20
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日本軍兵士が日記を日課としていたことがその様な習慣の無かった米軍に利用されることになり、宣教の行方も左右した事は知られている通りだが、ウィトゲンシュタインが従軍した第一大戦でも日記の習慣が少数に留まっていたのではなかろうか。文盲も少なからずいたと思われるが、一兵卒として、オーストリア・ハンガリー軍に従軍したウィトゲンシュタインの戦友は非ドイツ系スラブ人が主流だったという、学位を持つウィトゲンシュタインは将校待遇えお得られたそうだが、自らそれを断ったらしい。そもそも持病持ちであったから徴兵されなかったそうだが、志願したのは思うところがあってとのこと。従軍中の「秘密の日記」に格別な記述はないが、ウィトゲンシュタインそのものが巨人となった現在ではそれが人間ウィトゲンシュタインを知る一級史料ということになる様だ。英語でもまとまった翻訳はされておらず、世界初の翻訳であるとのこと。

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2016年05月26日Thu [02:18] オーストリア  

カール・クラウスと危機のオーストリア 

カール・クラウスと危機のオーストリア――世紀末・世界大戦・ファシズムカール・クラウスと危機のオーストリア――世紀末・世界大戦・ファシズム
高橋 義彦

慶應義塾大学出版会 2016-04-23
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博論もの。フロイトと同時代の人で、共闘者から断絶に至ったらしい。精神分析の是非は当時はまだ評価が確立していなかったろうし、今日でもオカルト扱いする向きもあるのだが、同性愛裁判や幼児性欲に関しては二人は共闘者と言うべき関係だったとのこと。後にクラウスが精神分析を痛烈に批判することにより断絶する訳だが、そもそも二人が個人的に面識があったかどうかは分かっていないらしい。フロイトが18歳年上ではあるが、ウィーンのユダヤ系知識人ということだけでは二人の間に接点があったかどうかは不明なのか。

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2016年04月23日Sat [04:05] オーストリア  

フランクル

知の教科書 フランクル (講談社選書メチエ)知の教科書 フランクル (講談社選書メチエ)
諸富 祥彦

講談社 2016-01-09
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メチエの中の新しいシリーズなのか。「夜と霧」しか知らないし、それすら読んだことはないのだが、結構多作の人だったんだな。92歳まで生きて、去年が生誕100周年だったのか。病院は定年まで勤めていたそうだが、日本の「精神科医」作家もやはり、患者が本の源泉になっている場合が多い。アウシュビッツから生還できたのは運が良かったからということになっているのだが。その辺も関係している批判はずっとあったみたいで、「ナチスの豚」とまで呼ばれたこともある様だ。希望を失わなかったから生きられたというのは逆に言えば希望がなければ生きられないということで、自殺者の多くはこのパターンではあろう。

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2015年12月26日Sat [00:02] オーストリア  

ウィーン、わが心の故郷

ウィーン,わが心の故郷: 多文化が花咲く街に魅せられた異邦人たちウィーン,わが心の故郷: 多文化が花咲く街に魅せられた異邦人たち
ディートマル グリーザー Dietmar Grieser

大修館書店 2015-05-15
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原著は1994年とのこと。著者はどういう人かよく分からんが、ドイツ生まれでオーストリアに帰化した人らしい。その点では取り上げているウィーンの人となった異邦人たちの系譜に当たるのだろうが、ドイツ人がやはり一番多いか。ドイツ人がオーストリア人になるというのは、その逆のヒトラーとは違う意味があるのだろうが、言語的、文化的差異がそれを阻むほどの理由にはならんのだろう。本来の意味での異邦人では日本人が二人、現在のナイジェリア出身が一人入っているが、日本人に馴染みのない人は翻訳では除外したとのこと。青山光子はまあ馴染みがあるとも言えるが、もう一人の日本人田中路子は聞いたことがある程度だな。他の人たちはメッテルニヒ、ゲーテ、ベートーベン、ブラームスくらいしか知らんわ。

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2015年10月22日Thu [00:13] オーストリア  

ウィーン謎解き散歩

ウィーン謎解き散歩 (中経の文庫)ウィーン謎解き散歩 (中経の文庫)
武田倫子

KADOKAWA/中経出版 2015-06-27
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謎解き散歩シリーズは国内編が新人物文庫で、海外編が中経文庫なのか。新人物往来社は中経出版に吸収合併され、中経は角川の吸収合併されたのだが、新人物文庫自体はもう残っていないのかな。海外編もそれまでは国単位だったのに、今後は都市単位で出るのだろうか。まあオーストラリアと混同されるオーストリアよりもウィーンの方が名が知れているところはあるし、歴史関係だとほぼウィーンだけで完結しそうでもあるから、これで良いか。シュトラウスの息子と孫親子とかリアル人物登場コーナーが出来たが、これは著者がウィーン音大卒のガイドであることの関係かな。元々は音楽家を目指していたのだろうか。川口マーン恵美なんかもそうだったみたいだが。

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2015年08月09日Sun [16:32] オーストリア  

オーストリアの風景

オーストリアの風景オーストリアの風景
浮田典良 加賀美雅弘 藤塚吉浩 呉羽正昭

ナカニシヤ出版 2015-06-30
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2005年に亡くなった編者の遺志を継ぎ、データを新しくして完成させたものらしい。ガイドブックとして使えるかどうかは微妙なところだが元の編者は地理学の人だったので、自身が毎年の様に訪れていた記録を形にしたいという思いがあったのだろう。「スイスの風景」は生前に出していて、その続編という位置づけだったらしい。 南チロルに行ったと時にイタリアだからとスパゲティを頼んだところ、出てきたのはオーストリアのスパゲッティであったと記している。何の説明もないが、悲嘆されたことは文面から読み取れる。

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2015年06月09日Tue [10:41] オーストリア  

ウィーン遺聞

ウィーン遺聞ウィーン遺聞
河野 純一

同学社 2015-04
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「月刊ウィーン」に連載していたものらしい。ネタはウィーン全盛期20世紀初頭くらいまでで現代の話は無い。だから遺聞なのだろうが、どこの都市でもあるレトロ趣味がウィーン辺りだとより顕著なのかもしれない。サッカーネタだけ、中世からの歴史がある訳ではないので、現代に近づくが、それも戦後初の国際試合ということで1945年。フランスとの国際試合で、国歌が無事流れたことに拍手喝采だったらしい。併合時代にはドイツ代表としてプレーした選手もいるのか。郵便ネタも幾つか。気送郵便は1956年まで、先日読んだ別の本のは80年代まで使われたとあったが、あれはパリの話か。

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2015年04月09日Thu [00:56] オーストリア  

ウィーン大学生フロイト

ウィーン大学生フロイト -  精神分析の始点 (中公叢書)ウィーン大学生フロイト - 精神分析の始点 (中公叢書)
金関 猛

中央公論新社 2015-03-09
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フロイトの学生時代を綴ったものだが、難解だった。ただ学生時代に尊敬する師と出会い、友と交わるといったことは充実した人生を送る基本であり、師を欠いた人生は独善的となる。フロイトの場合、医学と哲学にそれぞれ師匠とされる人がいて、共に非ユダヤ系ながら、深い絆で結ばれていた様だ。フロイトの専攻は医学であるのだが、動物学への道を真剣に考え、更に哲学も履修したことで、最終的に精神医学ということになったらしい。大学時代にニーチェとの邂逅もあったそうだが、別に深い付き合いはないまま、互いを意識していた様だ。

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