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2019年12月08日Sun [15:54] イギリス  

バンクシー 壊れかけた世界に愛を



バンクシー本。もちろんバンクシーが書いている訳ではないので、著者は在英の美術コーディネーターらしい。さすがに莫大な金が動く様になってからは、公式ストーリーを鵜呑みにすることはできないのだが、その辺も含めてアートだという事は言えるのかもしれん。

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2019年11月29日Fri [15:09] イギリス  

英国名門校の流儀 



英国名門校本は割と頻繁に出る気がするのだが、それは日本のお受験現況と相関しているのか。例の無償化で公立が定員割れという事態になっているそうだが、所謂名門私立が「普通校」化してしまえば、富裕層は海外の名門私立という選択肢も考えるのかな。ハーロウ校で日本語を教えていた人だそうだが、駐妻現採らしい。日本だと名門は自由な校風で、底辺は厳しいというのが一般的なところだが、ハーロウ校はそれこそ肌着の色まで指定され、上着を脱ぐにも教師の許可がいるというガチガチの校則学校らしい。それこそ制服がカワイイといった理由で入れる学校ではないのだが、制服を着されられるのは抑圧だと国連で訴えた日本の高校生が理解されなかったのも、世界には制服も買うことができない高校生がいるというだけの話ではなかろう。

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2019年09月24日Tue [16:20] イギリス  

私たち国際結婚をしました

私たち国際結婚をしました (2人の日本人が語るイギリスライフ)
堀井 光俊 グリーン 光子
秀明大学出版会 (2019-06-20)
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秀明大学出版会だが、著者の一人が在英の秀明大学教授(どういうポジションが分からん)という以上の意味は無さそう。タイトルと共著者名で分かる通り、イギリス人女性と結婚した日本人男性とイギリス人男性と結婚した日本人男性の二本立て。在英、在日に関わらず、後者が圧倒的に多いというのは必然であるのだが、こうした相対的な国際結婚ものはわりと少ない気がする。結婚に対する幻想と現実問題は男も女も変わらんだろうが、文化的差異前提がそれに対して有効性があるのかどうかは分からん。もっともそうした前提は日本人とイギリス人(ここではスコットランド人妻)では異なるだろうし、学部から院、就職まで在英している著者にはそうした前提は無かったのかもしれん。

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2019年09月11日Wed [17:29] イギリス  

よい移民 

よい移民
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創元社
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イギリスの移民系作家によるアンソロジー。日本だと、この種のものはほぼ在日朝鮮人作家と同義であったのだが、最近は温又柔が朝鮮人でも欧米人でもないということで、活動をリードしている感じ。英語作家という括りではなく、イギリス(の)文学界という世界はもちろんあるのだが、それこそイングランド系白人男性ノンケ作家という正統マジョリティが成立するのかは怪しい。このアンソロジーの選出基準は分からんが、イギリスだと温又柔とか柳美里などは移民系作家と見なされないかもしれん。基本、「有色人種」作家だけと思われるが、略歴に記載されている中で、旧英植民地以外のルーツがあるのはイランとイラクとイギリスにルーツを持つというブロガーだけか。カズオ・イシグロも作品からして、その系譜には入らないのかもしれん。やはり英国でも差別と偏見が大きなイシューになっているのだが、日本で対立軸となる本国と祖国といった争点は全く見られない。旧植民地で、英国と対立している国はないとか、英連邦であるといった理由はその通りではあるのだが、だからこそ焦点が絞れるという事はあるか。

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2019年08月19日Mon [19:11] イギリス  

カウチポテト・ブリテン



ブログ本らしい。日本のテレビがつまらないのには同意するとして、英国のTV番組が面白そうとはこの本を読んでも思えんかった。英国ユーモアはその土地の人間ではないと分からないとはよく言われるが、「ユーモア」自体が知的に昇華されてしまうと、どうもいかん。そうなると日本のバラティーはバカと評価するしかなくなるのだが、最近では日本のバラエティも海外(例によって欧米でスマン)でマニアがいることはいるらしい。ぼっち批判などもあるのだけど、同性同士で遊びに行ったり、食事に行ったりすると、LGだと思われるとか、一人で行動する人間は社会的に評価されないとなると、英国って不自由な国だなと思わずにはいられない。

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2019年08月14日Wed [03:33] イギリス  

古き佳きエジンバラから新しい日本が見える 

古き佳きエジンバラから新しい日本が見える (講談社+α新書)
ハーディ 智砂子
講談社
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投資セミナーで知り合った編集者から本を書いてみないかいと誘われたらしい。在欧結婚移住組女性の本は新書では定番ではある。かつては出羽守一色であったこともあり、その反動で日本スゴイ系が趨勢ともなったが、結局、どっちもどっちで、出羽守と日本スゴイがセットになったのが最近の傾向。まあそれが海外だろうと日本だろうと、フツーの人間の日常である。ただ、スコットランドをディスる箇所は無理がないが、日本をageる箇所は無理している感じがしないでもない。英語圏だと、他国でよくある英語至上主義みたいなことをすると相当嫌味になるので、日本人が英語を話せないのは当然であって、英語以外を使う場面が無い英国人が外国語を全くできないのと同じであるとしている。相対化すれば、英国人(スコ人)は英語以外の言語自体が想定外なのであり、外国人は外国語(英語)を話すという認識がある日本人の方がマシであると。

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2019年07月28日Sun [02:04] イギリス  

海外で研究者になる



たまにTLで流れてくる人かなあ。中公新書だし、本職は論文書きなので、芸風は違う感じだが。とりあえず、フォローしている研究者の人たちでも、自身の転職に参考になるというのは少数かと思うが。確実に新書一冊分くらいの需要はあろう。校務に追われるのと、資金集めに追われるのとどっちが良いかとなると、学内人生を送ってきた人が多い日本の研究者は前者を選ぶかとも思うが、いずれにしても海の向こうでも学者の本分は研究であるという訳でもないか。香港やシンガポールの高給転職も話題になっているが、可処分所得を考えればそう差がある訳でもないみたいだし、欧米になれば、それも物価で相殺されてしまう。もっとも、研究を主体に考えるというのが筋道であるのだが、日本では海外の最大のメリットがキャリアというモチベーションを起こさせる社会では無いというのがデカいか。

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2019年07月21日Sun [12:01] イギリス  

写真家ジュリア・マーガレット・キャメロン



玉川大出版部は初見かな。ここから数冊出している著者は大学関係者かと思ったのだが、略歴からは関係性が分からん。非常勤か学園生だったのかもしれんけど、wiki見たら祖父母両親兄弟姉妹全部学者という凄まじい一家だった。祖母はドイツから帰化した佐野えんねという人だそうで、親の代までは独文関係、その下の世代が国文学、児童文学など。母は祖母の半生をまとめた著作業となっているが、wikiにある京都大学文学部国語国文科卒業旅というのはどういう意味だろう。

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SB新書なのか。出版部門はSBの中でも老舗の部類なのだが、別に孫正義の意向が反映されている訳でもない。ぶっちゃげ後のストークス本は最初の祥伝社からハート出版、悟空出版、自由社とどんどん落ちていったのだが、ソフトバンク新書で深みから抜け出したのか。とはいえ、中身も中の人も特には変わらんみたいで、この先、文春とかまでに復活できるかどうかは不透明。本物の人はかなり病状が進んでいるみたいだが、ハリー杉山も印税を引き継げるなら、善しとしているんかな。

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2019年05月16日Thu [02:28] イギリス  

100年前の東京と自然



屋久島、沖縄に続いて唐突に東京となるウィルソン写真ものだが、拠点となったのは東京なので、東京の写真が多く残されているのも当然か。日比谷公園や帝国ホテルといった投宿地のほかに小石川植物園を集中的に撮っているが、ここはあんまり変わらんな。関東大震災後に避難民のテントが並んだとか、戦時中は畑になったという話もあるが、基本的な形は維持している。前にパラオ人だったかの手記で小石川に野宿したという話があったか、キャンプ地みたいなものは残っていたのだろうか。

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2019年04月01日Mon [03:56] イギリス  

70歳バックパッカー海峡をゆく(イングランド)



こちらも文芸社。提灯レビューは無しだが、ザ・文芸社的なもの。70歳バックパッカーよりも、バックパッカーがイングランドの地方を旅する方がレアか。ワイト島とかは昔、ヒッピーが集まるロックフェスなどがあったが(最近復活)、70歳だと、年齢的にはその辺になるんかな。とはいえ、東大出て非鉄金属メーカー(たぶん大手)に勤めたいた人らしいから、ジミヘンとかドアーズを聴いていたという事は無かったろう。あくまで文面から察する限りだが。

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2019年03月03日Sun [16:15] イギリス  

帝国航路を往く



たしかにこのテーマは多くの研究があるのだが、日本の帝国主義性を糾弾する立ち位置では洋行が可能になった近代日本の限られたエリートが帝国主義の西洋を直接見る前に立ち寄る西洋植民地で知った現実により、己の帝国主義性を確固たるものとしたという論述であれば「あの戦争」が西洋の植民地を解放したという「間違った言説」にならずに、日本は西洋の帝国主義モデルを踏襲することにより、己を西洋と同一視したという風にすることは可能か。植民地の同朋が「醜業婦」であったという現実は恥辱と共に富国強兵の決意を固める事由になった訳だが、韓国人の従軍慰安婦や来日ホステスなどに対する感情も最初はその様なものであったのだろう。

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