2017年11月08日Wed [05:21] イギリス  

名画で読み解くイギリス王家12の物語

名画で読み解く イギリス王家12の物語 (光文社新書)名画で読み解く イギリス王家12の物語 (光文社新書)
中野 京子

光文社 2017-10-17
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前に読んだことがあるなと思ったのだが、名画で読み解くシリーズをもう何冊も出しているんだな。元々、ドイツ語教師だったみたいだが、売れっ子の西洋史作家みたいで、やはり世界史が受験産業に組み込まれている内はこの手のものに高い需要がありそう。中世ヨーロッパの戦争がいとこたちの戦争と言われる所以はその政略結婚の歴史にある訳だが、今日のサウジアラビアのニュースなどを見ても、血縁関係は抗争の防御になるどころか、逆に血で血を洗う凄惨な結果に成り得ることもある。

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2017年11月06日Mon [06:29] イギリス  

日英経済関係史研究1860~1940 

日英経済関係史研究 1860~1940日英経済関係史研究 1860~1940
杉山 伸也

慶應義塾大学出版会 2017-06-22
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ロンドン大で森嶋通夫の下にいた人らしい。この辺の史料は腐るほどあるのだろう。ジャーディン・マセソンに焦点が当たるケースが多く、先日もその手のものを読んだが、こちらはスワイヤーの方に頁を割いている。スワイヤーと言えば、ずっとキャセイパシフィックのイメージなのだが、航運が中核で、太古城は元々スワイヤーのドックか。昔はジャスコがあったけど、太古と日本企業は製糖業で厳しい競合関係にあったんだな。日英経済関係史というのは結局、日中や日印の経済関係に収斂されるのだが、関税自主権を奪われていたのは日本も一緒であったんだよな。

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2017年10月24日Tue [06:31] イギリス  

ユニオンジャックに黒はない

ユニオンジャックに黒はない――人種と国民をめぐる文化政治ユニオンジャックに黒はない――人種と国民をめぐる文化政治
ポール・ギルロイ 田中東子

月曜社 2017-08-09
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原書は30年前。最近すっかり聞かなくなったカルスタの名著としてそのタイトルは知っていたのだが、これが初邦訳なのか。日本でようやくレイシズム関係本が「ヘイト本」ブームで受け入れられるとみたのかもしれんが、日本で反レイシズムごっこやっている連中が気取って読んで玉翠しそうだな。30年前なので、イギリスの人種暴動の流れを受けてというものなのだが、レイシズムとは基本的に人種の話だから、日本人も朝鮮人も同じ人種だから、レイシズムは成立しない。そうした拡大解釈は日本とナチスが同罪などでも使われるのだが、白人と黒人の関係というのはそんなヤワなものではない。著者は黒人であるが黒人ではないというのは逆説的なのだが、それは白人からも黒人からもそう見られるだろう。本質は人種なのか階級なのかといった命題があるのだが、日本のそれも共産党が仕掛けている以上、結局は階級と革命に帰結してしまう。現在は政権妥当の武器にしか過ぎないのだが、それが成就した後にもっと不平等で差別に満ちた世界が待っていることは誰しもが知る常識である。

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2017年10月18日Wed [04:48] イギリス  

王様でたどるイギリス史

王様でたどるイギリス史 (岩波ジュニア新書)王様でたどるイギリス史 (岩波ジュニア新書)
池上 俊一

岩波書店 2017-02-22
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岩波ジュニア。ドイツ、フランス、イタリアに続いての第3弾だが、専門は西洋中世とのこと。しかし、現代中国政治研究者である父親の仕事柄、幼少期に中国漬けであった反動からヨーロッパに走るという気になる記述が。1956年生まれの著者の父親となると、大正期頃の生まれと思われるが、著者の幼少期となると、文革か。ググっても出てこない昔の人みたいだが、愛知生まれで見当が付くのは愛知大教授だった池上貞一という人。1918年生まれということは分かったのだが、東亜同文書院の人だったっぽい。家庭でも中国漬けというのは充分ありうるが、親子2代の中国屋というのはいるんかな。中嶋嶺雄の息子はアメリカ屋だが、t臭いと睨んでる衛藤杏奈や姫田小夏の父や祖父は分からん。中国屋には家永三郎の孫と阿南家の跡継ぎがいるが、元大使もその嫁も研究者という訳でもない。熟女AVの川奈まり子の父親が中国研究者だそうだが、未だに誰だか分からない。1967年世田谷区出身だけではなく、せめて元の姓が分かれば。中国漬けの反動でAVということであれば分かるのだが。

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2017年10月16日Mon [04:40] イギリス  

ブリティッシュロック巡礼

ブリティッシュロック巡礼ブリティッシュロック巡礼
加藤 雅之

青弓社 2017-08-29
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時事の記者で、嫁の転勤でロンドンで専業主夫えおしていたという。その話は平凡社新書になっているそうなので、今度読んでみる。で、主夫だから暇ということではないのだが、英国ではライブ三昧と聖地巡礼の日々だったみたいで、それも本になれば仕事ということになるか。ロンドンでは40年前に伝説だったミュージシャンがまだ現役でライブを行っているのだから、死ぬ前に観とかないというという気分にはなるか。ということで、無慈悲にも観たミュージシャンの年齢が全て記されているのだが、これが60代、70代ばかりで、50代だと若手である。アデルの27歳葉例外だが、娘の初めてのコンサートをストーンズにしてしまったので、家族サービスも必要だった様だ。プログレ好きみたいだが、その下世代のヘビメタ、その下のパンク、その下のニューウェーブでも、もう60代に突入しているので、プログレは70代になるか。ポール・マッカートニーもキング・クリムゾンもチケットは売れなくて、日本の方が全然動員できるそうだが、ピンク・フロイドだけは別格なのか。日本でもそうだが、老人がロックを続けられるのも、そのファンが大人買いできるからであって、幾ら下が出てきてもそれで淘汰されるということはないのか。

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2017年10月11日Wed [05:13] イギリス  

イギリス現代史

イギリス現代史 (岩波新書)イギリス現代史 (岩波新書)
長谷川 貴彦

岩波書店 2017-09-21
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学部一年生向けの講義が元らしい。よってかなり入門的である。現代史というか戦後史であるのだが、日本が失われた20年ならば、英国は戦後70年喪失の時代と言って良いのだろうが、福祉国家、新自由主義は迷走要因ではなく、ポスト帝国主義の模索でったのだろう。それは最近のEU離脱まで続いていることなのだが、なおも世界に影響力を保ち付けるのはアメリカと英語という2つの遺産運用であり、香港で中国を手離し、そしてEUでヨーロッパを手離すことにより、徐々に身の丈に近づいていっているのだろう。スコットランド独立は食い止めたが、英国のバルカン化が今後あり得ないということもなかろう。

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2017年09月29日Fri [04:28] イギリス  

日本人が知りたいイギリス人の当たり前

日本人が知りたいイギリス人の当たり前 英語リーディング日本人が知りたいイギリス人の当たり前 英語リーディング
唐澤 一友 モート、セーラ

三修社 2017-08-31
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英大使館とかのPR本かと思ったのだが、駒大教授コンビの三修社語学本なのか。Senior Common Room Associate Memberという肩書はよく知らんのだが、英系大学に設置されている委員会みたいなものか。修士だと英国では教授になれんのかな。基本テキストだから、日本人が知りたいと思うことではなく、日本人に聞かれたいという質問だけである、日本人は差別されるのとか、天皇はどう思われているのかといったヤバめな話はない。スコットランド独立関係はあるが、IRAなどは無い。移民の暴動はありましたが、インド人は暴動に参加していません。ってそうなのか。ブラッドフォードは「アジア系」が多いけど、暴動はカリブ系だけだったのか。

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2017年09月03日Sun [06:23] イギリス  

オックスフォード式超一流の育て方

オックスフォード式 超一流の育て方オックスフォード式 超一流の育て方
岡田昭人

朝日新聞出版 2017-07-07
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内容は全く覚えていないが、第一弾も読んでいる。日本人初のオックスフォード教育博士号とのことだが、ハードルが高いのか、誰も博士号を取りに来なかったのかは分からん。留学してみて分かったのは日本と違って、人と違うことや独自の考え方を大事にすることだそうだが、この本が日本で山と出ている自己啓発系子育て本と違う独自の教えなのかは知らん。尾木ママとかああいう人たちだって、別に協調性を第一になんて言っていないだろうが、まあ超一流になれとは言わんだろうから、その辺が違うか。

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2017年08月03日Thu [04:56] イギリス  

英国の教育

英国の教育英国の教育
日英教育学会

東信堂 2017-06-01
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東信堂の教育ものだが、日英教育学会は創立25周年とのこと。高等教育は依然評価が高いものの、英国の初等、中等教育はあまりモデルとして捉えられていない様な。一部のパブリック・スクールも評価はその格式や伝統であって、つまるところそれが先進的ではないということになる。PISAかゆとりかで判断しても、どちらでもないという評価であろう。イギリスも戦後の教育大衆化時代に私立学校は授業料を無償化して、公立化するか、一部を負担して政府の指導要綱を受け入れるか、全額負担して、独立学校として運営化するかという選択を迫られたそうで、独立学校の道を選択できたのは一部の有名パブリック・スクールに限られた訳か。民進党は、マニフェストだの影の内閣だのでイギリスを真似した訳だが、例の学校無償化策もイギリス由来なのかな。となると、政府の干渉を受けずに独立した授業と運営をしたいというなら、カネも受け取らずに独立学校に道を歩めば良いということなのだが、どうもこの辺を差別の問題とかに置き換えるのは見当違いの様な。

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2017年07月28日Fri [04:44] イギリス  

戦争国家イギリス

戦争国家イギリス―反衰退・非福祉の現代史―戦争国家イギリス―反衰退・非福祉の現代史―
デービッド・エジャトン 坂出 健

名古屋大学出版会 2017-05-29
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原書は2006年。著者の日本語版へのあとがきが2014年の日付なので、翻訳か何かで実現は3年後か。幸いこの10年はイギリスの国としての戦争は無い訳だが。「テロとの戦い」は相変わらず繰り広げており、この先大規模戦闘が起こらないとは限らんし、スコットランドが独立したら英国軍は基地もあるし、どうなるということもある。著者の持論はイギリスは福祉国家ではなく、戦争国家と称されるべきであるというものだが、かといって、別に左翼とかではなさそう。この辺の事情には明るくないのだが、大戦期のイギリスは列強より軍備が少なかったという評価があるみたいで、それも間違っていると。極東の人間から言わせれば、イギリスと言えば帝国の本家本元みたいなものであるから、戦争によって帝国を築いたといって過言でも何でもないのだが、揺りかごから墓場までの頃もフォークランド戦争などがあって、福祉国家が戦争国家の上に来ることなどなかった様な気もする。

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2017年07月23日Sun [06:01] イギリス  

JAPAN 1974-1984

JAPAN 1974-1984 光と影のバンド全史JAPAN 1974-1984 光と影のバンド全史
アンソニー・レイノルズ 飯村 淳子

シンコーミュージック 2017-06-29
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ぱっと見、X-JAPANの本かと思ってしまったのだが、デビシルの方か。X-JAPANはXが先でJAPANとは関係ないのだが、ビジュアル系という系譜で辿れば繋がっていないこともない。別に日本向けに書かれた本でも無い様で、アマゾンで2015年の原書がヒットした。当然の様に翻訳はシンコーミュージックなのだが、再結成ツアーやれば、往時のファンが武道館くらいは埋めるんじゃないかな。ミック・カーンは亡くなったそうだが、キプロスの人だったのか。あまり聴いたことが無かったのでYOUTUBE視たけど、完全にニューロマンティックの音だな。結局、アメリカでレコードは出せず、ブリティッシュ・インヴェイジョンの一歩前で解散した記憶があるのだが、イギリスでも嘲笑されていた時代に日本で火かついたのか。マーキーで半分もチケットが売れなかった一週間後に武道館がソールドアウトだったらしい。ただ、当時のことであるからバンドにカネが行くことはなく、日本に行くのもサベナの南回り格安チケットで、閉所恐怖症だったというデビシルの弟などはさぞかし苦労したことであろう。日本先行型で売れたのはクイーンやピーター・フランプトン、チープトリックなどがいるが、ジャパンはそこまでいかんか。

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2017年07月22日Sat [04:39] イギリス  

分解するイギリス

分解するイギリス: 民主主義モデルの漂流 (ちくま新書 1262)分解するイギリス: 民主主義モデルの漂流 (ちくま新書 1262)
近藤 康史

筑摩書房 2017-06-06
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EU離脱のタイミングで企画されたのかもしれんが、関心は経済や社会ではなく、政治である。何気に二大政党制モデルになっているのだが、実際はかつて90%以上を超えたという得票率も今や両党で60%を切っており、階級投票は70年代には既に崩れていたのだという。70年代の労働党が急進左傾した反動がサッチャーだとしても、その投票には少なからずの労働者票が含まれている様だ。その点に於いてはイギリス社会も「分解」された訳だが、その分解がより広がったのは外的要因であることは間違いなかろう。EU離脱も再び英国の一体を目指すものではなく、むしろ「保守反動」の流れが労働者階級側からも行われたと見るべきものなのかもしれない。アトリーやブレアといった労働党党首は労働者の側の人間ではないし、連合がブルジョアの岡田や蓮舫が党首である党を支持する矛盾と似た様な労働者側の「反動」なのだろうか。

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