2017年05月21日Sun [06:17] アイルランド  

図説アイルランドの歴史

図説 アイルランドの歴史 (ふくろうの本)図説 アイルランドの歴史 (ふくろうの本)
山本 正

河出書房新社 2017-04-24
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久々ふくろうの本。アイルランドは前になかったか。アイルランドと英国の関係は日本と韓国と同じだと中田英寿が言ったことがあるが、サッカーでそれは言えても、実際は日本と韓国よりも中国と台湾の方が近い感じだな。台湾独立も今の英国とアイルランドの様な形なら機能するかもしれん。その可能性があるとは今のところ思えないが。英国のEU離脱が決まると、国境は管理は厳しくなろうが、アイルランドは英国にあわせてシェンゲン圏ではないし、アイルランドから移民が流入ということもそれほどないのでは。

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2017年04月02日Sun [06:17] アイルランド  

ヴォイセズ・オブ・アイルランド

ヴォイセズ・オブ・アイルランド アイリッシュ・ミュージックとの出会いヴォイセズ・オブ・アイルランド アイリッシュ・ミュージックとの出会い
五十嵐 正

シンコーミュージック 2016-12-05
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シンコーミュージック本だけど、「デスメタル本」同様、ニッチ音楽啓蒙本の雛形に則っているな。有名ミュージシャンのインタビューがあって、アルバムリストなのだが、YOUTUBE時代はこれで事足りるから楽である。昔は「ミュージック・マガジン」とか読んでも音源にすら触れられないから、神保町の貸しレコード屋になければ、大バクチで輸入盤を買うしかなかった。アイルランド音楽のブームが来たのは私が音楽から離れてからなので、この本の中ではヴァン・モリソン、シドニー・オーコナー、そして最近ひょんなところで日本で知られるようになったウォーター・ボーイズくらいなのだが、幾つかチェックしてみた。啓蒙はゲートウェイが大切だが、Sharon Shannonを最初に持ってきたのは良いね。非常に聴きやすい。Wkllis Birdというのも気に入った。ドイツがホームになっているのか。アイルランドの伝統音楽とされるものも、実際にどのくらいの伝統があるのか分からんが、英国でも米国でもその影響があるはずだから、言語以外にも、音的に西洋のメインストリーム音楽と相性が良いのは当然か。

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2017年01月07日Sat [05:21] アイルランド  

熊野からケルトの島へ 

熊野からケルトの島へ―アイルランド スコットランド熊野からケルトの島へ―アイルランド スコットランド
桐村 英一郎

三弥井書店 2016-05
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民話本の三弥井書店だけど、元朝日で、熊野に住んでいる人らしい。ロンドン駐在経験もあり、ケルト文化には興味を持っていたのだろうが、熊野とケルトの共通性というのも強引な感じもする。南方熊楠や中上健次といった地元の文人がそのことに言及した訳でもない様だが、神々が宿る島というキーワードが使えるのか。熊野は海からのアプローチしかない「島」に例えられるけど、日本全体が島国なんだから、アイルランドが熊野で、日本がイギリスということなのかな。小泉八雲もそんなことは言っていないと思うが。

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2016年12月20日Tue [05:33] アイルランド  

生と死のケルト美学

生と死のケルト美学生と死のケルト美学
桑島 秀樹

法政大学出版局 2016-09-09
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純粋なアイルランド映画というものがあるのかどうか分からんが、「マイケル・コリンズ」、「ライアンの娘」、「麦の穂をゆらす風」といった有名どころは実際は英映画なので、除外し、4本に絞っている。見たことあるのは300円の廉価版DVDがある「アラン」(それも図書館で借りた)だけだが、あれはアイルランド映画になるのか。新藤兼人の「裸の島」はおそらく、その影響であろうが、「アラン」もドキュメンタリーといっても、実際は再現ドラマ。「ダブリンの街角」というのは最近の評判が高いものみたいだが、カネが無かったので、音楽シーンを6割入れて、撮影も素人、脚本も破綻と手厳しい。同じ監督の映画が早稲田松竹でやるみたいだが。ちょっと考えるな。「静かなる男」は村上春樹のお気に入りで、「フィオナの海」はガキ映画みたいだが、いずれも未見。著者のアイルランド紀行文などもあるのだが、アイルランドで知り合った日本人と結婚し、アイルランドで仕込んだ子が出来たので、アイルランドにちなんだ名前を付けたらしい。愛子じゃ芸がないから、愛瑠とかかな。

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2016年10月15日Sat [00:18] アイルランド  

英語という選択

英語という選択――アイルランドの今英語という選択――アイルランドの今
嶋田 珠巳

岩波書店 2016-06-24
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アイルランド人は別に自国語を棄てて英語を選択したという意識はなかったのではないか。というのは示唆に富む仮説である。自国が話せない親と学校で自国語を習う子どものアイデンティの逆継承は珍しい話でもないのだが、将来、アイルランドがアイルランド語を唯一の公用語として定めたとしても、英語は話し言葉として継承される限り、自国語を選択したという意識は生まれないだろう。英語がリンガフランカとして機能している欧州では、アイルランドが例えばシンガポールの様に戦略的に英語を公用語させているという訳でもなく、英語自体が元々、自国語であり、アイルランド語を共通語として復活させるのは困難を伴うという事情があったのだろう。英国のEU離脱で、英国との特殊関係がどうなるかは分からんが、独立スコットランドと組むという選択肢はないか。

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2016年07月25日Mon [04:08] アイルランド  

アイリッシュ・アメリカンの文化を読む 

27933292_1.pngアイリッシュ・アメリカンの文化を読む
結城 英雄

水声社 2016-06
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アイリッシュ・アメリカン研究会創設8年目での初まとめ本らしい。国士館で松本昇教授が始めたものらしいが、今はメンバーから外れているのかな。夏目姓二人は夫婦かもしれんが、男性の方は亡くなられたとのこと。アイリッシュ・アメリカン研究はおそらくアメリカ、アイルランドではメジャーな研究であり、英語のその蓄積は山となっているのだろうが、あえて日本人が挑む意味はそれがアメリカ研究の少なくない部分を占めているからであろう。ケネディ家でも「風と共に去りぬ」ででも良いが、アメリカ文学の基本中の基本とされる「ハックルベリー・フィンの冒険」も実はアイルランド系が主人公。アイルランド人がマイノリティで差別の対象であるという点は日本人にはピンと来ないだろうが、マイノリティ中のマジョリティとして、黒人英語にも影響を与えたのだという。

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2015年12月25日Fri [00:43] アイルランド  

アイルランド

アイルランド―自然・歴史・物語の旅アイルランド―自然・歴史・物語の旅
渡辺 洋子

三弥井書店 2014-11
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アイルランド伝承文学研究の人らしい。朝日カルチャーセンターで講義しているそうだが、この辺の専門は中々、大学の科目にはならんか。更にディラ語学アカデミーでのアイルランド語講師、朝日旅行社のアイルランドツアー企画同行講師といった仕事をしているそうで、正に全身アイルランドである。アイルランド大使館とかアイルランド系企業といったところはアイルランド経験より、キャリアに英語力だろうから、アイルランドの種を自分でまかなくてはならのかも。ということで、アイルランド観光データと民話が収められているのだが、生徒さん向けなのか。

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2015年10月14日Wed [01:18] アイルランド  

モード・ゴン

モード・ゴン 一八六六―一九五三   ―アイルランドのジャンヌ・ダルク―モード・ゴン 一八六六―一九五三 ―アイルランドのジャンヌ・ダルク―
杉山寿美子

国書刊行会 2015-02-16
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独立運動家でアイルランドのジャンヌ・ダルクと称される人らしいのだが、ロンドン生まれ、母親はイングランド人で、父親はアイルランドからスコットランドに移住した家系と言われるが、実際のところはよく分からない様だ。つまりはほとんどワナビー・アイデンティティであるのだが、長くフランスに暮らした後にアイルランド人と結婚してダブリンに「帰還」する。イエイツの愛人としても知られていて、本人は何度もイエイツからの求婚を断った末、娘がイエイツと結婚したらしい。カトリックにも改宗し、夫の姓マコーミックを名乗るが後に離婚、息子はIRAに加わったとのこと。イメージとしては金子文子みたいな感じだろうか。

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2015年06月06日Sat [18:51] アイルランド  

紛争の記憶と生きる

紛争の記憶と生きる: 北アイルランドの壁画とコミュニティの変容紛争の記憶と生きる: 北アイルランドの壁画とコミュニティの変容
福井 令恵

青弓社 2015-04-25
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博論もの。ベルファーストの壁画に関しては前に類書を読んだが、研究テーマとしてはメジャーなのかもしれない。カトリックとプロテスタント双方の壁画があるのは両者とも武装組織があったので、当然かもしれないが、思想信条は異なってもどこかしか、同一民族(であるとは限らないが)の根は感じる。片方がもう一方に対抗したものというより、居住地区のアピールである体裁が強いが、ジョージ・ベストなど双方で題材になるケースもある様だ。サッカーは双方で人気があるそうだが、クリケットやラグビーはそうではないとのこと。ただ、北アイルランドリーグも北アイルランド代表もプロテスタント色が強く、プロテスタント住民に人気があるの実はスコットランドリーグのグラスゴー・レンジャーズらしい。

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2014年12月09日Tue [00:25] アイルランド  

僕はベーコン

僕はベーコン (芸術家たちの素顔)僕はベーコン (芸術家たちの素顔)
岩崎亜矢

パイインターナショナル 2014-11-18
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このシリーズ半年振りの刊行だが、今回の配本は1冊か。あと何冊準備されているんだろう。作風よりもその破天荒な人生に焦点をあてるのが特徴だが、堅実な人生を送った画家はいないのか。ベーコンという人は同性愛者でゴミ屋敷ならぬゴミアトリエで知られていたそうだが、本人の死後そのゴミごとダブリンの博物館に寄贈されたらしい。別に芸術の一環ではなく、単にずぼらなだけであったのだろうが、そのまま展示されているのだろうか。

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2014年11月18日Tue [08:19] アイルランド  

ダブリンで日本美術のお世話を

ダブリンで日本美術のお世話を: チェスター・ビーティー・ライブラリーと私の半世紀ダブリンで日本美術のお世話を: チェスター・ビーティー・ライブラリーと私の半世紀
潮田 淑子

平凡社 2014-07-25
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1960年にアイルランドに渡って以来、短い米国生活を挟みずっとダブリンに在住しているという人らしい。最初は専業主婦であったが、美術館で日本美術を担当する学芸員に日本語を教えたことから、そのまま自分も学芸員として奉職することになったらしい。こうなると現地日本人社会の生き字引みたいな存在になるが、新書でアイルランドものを出した元大使に勧められて執筆したのだという。司馬遼太郎の「愛蘭土紀行」にも出てくる人みたいで、アイルランドに住んで嫌な思いをしたことはありませんと言ったところ、司馬は大きく頷いたという。アイルランドは中立国で日本の交戦国ではなかったが、英国や米国と密接な関係にありながら、戦後ほどない時期でも対日感情は悪くなかったのか。人種差別に関してもこの頃は東洋人は珍しい存在だろうから、客人扱いのところがあったのかもしれない。もちろん被差別体験は長年住んでいる人はあえて言わないものだろう。在住日本人もダブリンに数人という時代であったそうだが、戦前に日本に住んでいたという神父や牧師がいて、日本を懐かしがったとのこと。牧師は日本のホッケーの父される人だそうで、長年消息不明だったのを著者が「週刊朝日」に健在を伝えたところ、日本から手紙が山と届き、牧師は感極まったらしい。この時代は日本に貢献した外国人に手紙を出すという事が一般的に行われていた様だ。

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2014年01月12日Sun [23:04] アイルランド | 本・雑誌 |読書メモ  

ピーター・ライスの足跡

ピーター・ライスの足跡ピーター・ライスの足跡
ケヴィン バリー Kevin Barry

鹿島出版会 2013-12-04
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建築家の人だと思って読んでいたのだが、構造家という人らしい。欧州の大学では建築学科は芸術学部にあり、理工系ではないらしいが、技術的な部分を担当するのが構造家なのか。シドニー・オペラハウスやポンピドゥー・センターにも携わったというから、その世界では巨匠であった様だが、1992年に亡くなったとのこと。生前、自伝も残していてそれも翻訳されているみたいだが、この本は仲間が故人を偲んで寄稿したものか。アイルランド人だが政治的にはノンポリ家系であったらしく、本人はベルファスト、弟はダブリンで教育を受けたとのこと。後のコスモポリタン的活動もそうした背景があってのことかもしれない。

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