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2019年08月12日Mon [23:55] ヨーロッパ  

EU経済入門 



これもテキスト本。関西EU研究会とのことだが、関西EEC研究会の時代から活動しているらしい。福岡や松山、名城の人も参加しているみたいだが、転勤とかはあっても関東圏はNGにしてるんかな。EUは欧州ということで、自由主義が基本の様に思われているが、あくまでもそれは枠内での話であって、枠外に対しては保護主義の権化みたいなものである。ブロック化による他の経済圏への対抗手段という意味合いが強くなっているだろう。その意味では日本はEUをモデルとするのではなく、対策する存在であるのだが、米中貿易戦争がこのまま続く様であれば、米国、中国への対抗処置として日本がEUと経済統合する道もあるのかしれん。正式加盟はもちろん無理であるが、英国、スイス、ノルウェーの様な地位は協定によって得られる可能性はある。人の流入はそれほど起きないだろうが、ネックになるのはEU品質基準か。

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三鷹市職員の人らしいが、この視察が公務なのか私費なのかは分からん。LRT視察がメインだが、三鷹にその計画があるとは思えんし、三鷹完結でできるものではないだろう。お隣の吉祥寺が長年住みたい街ナンバーワンなのだから、三鷹市が人口減少しているということはないかと思うが、武蔵野市に吸収合併されずに生き残るにはコンパクトシティとして何らかの戦略は必要か。とはいえ、三鷹市総務部調整担当部長にとっては深刻な空洞化が起きている地方自治体ほどの深刻さは無いからか、100頁未満のリブレットなのに、親指シフト入力法とか、早聞き学習法とかのコラムを本題よりも熱く書いている。

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2019年07月26日Fri [01:52] ヨーロッパ  

中東欧の文化遺産への招待 



静岡文化芸術大学のプロジェクト本っぽいのだが、編者は日中経済産業史の人なのか。大学柄建築デザインの人はいるが、特に中東欧史の人が参加している様ではない。元々の企画者は副学長だった人でイギリスのまちづくりなどを研究していたらしい。そこで地方公立の使命として地域起こし視察を呼びかけたのが始まりだそうだが、その発案者が急逝してしまった為に、参加者である日中経済の人が後を継いだとのこと。何故に東欧なのかは共産主義時代の建築遺構をどう活用しているかというテーマが漠然とかあったみたいなのだが、静岡は脱工業としての共通項でもあるのだろうか。

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2019年07月06日Sat [01:57] ヨーロッパ  

本音化するヨーロッパ 



読売のベルリン特派員だった人。光文社新書でドイツものを何冊か出している。元は掲載記事だったのだろうが、テーマとしてまとまっており、リベラルを是としてきた欧州の「移民疲れ」が広範囲に取材されている。ドイツのそれは「反日無罪」ならぬ、「反ナチ無罪」であり、反ナチスであれば何でも許されるという原理原則に歪みが生じているという。ナチスは異民族を迫害したので、移民を受け入れるのは反ナチスとして正当化されるという論理はこじつけに過ぎないのだが、アベ=ナチ言説が真理であるというのと同じで、ほとんど宗教みたいなものであるから、宗教心の無い者に受け入れられる訳もない。欧州は元々、日本と違って「過去」に対する原罪意識は希薄であるので、必要以上にナチスを理由にしなくてはならなかったのだろうけど、反ナチ無罪はどこまで持ちこたえることやら。

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2019年06月07日Fri [00:00] ヨーロッパ  

未承認国家に行ってきた



サイズ社は文庫化早いな。ゴンザレスより先に出た人だったと思うけど、キャラが被っている分、テレビ枠は譲った形か。広瀬陽子の様なものを期待していた訳ではないが、純然たる旅行記なので、旅行者向け。お馴染みの旧東側系の国々だが、コソボ人がアルバニアを嫌っているということは知らんかった。ユーゴスラビア時代の最貧地域もアルバニアとは相当な格差があった訳で、同胞意識よりも、被差別こその差別意識を引きずっているのかもしれんし、大アルバニア主義への反発もあるのだろう。援ドニがモルドバに帰属意識が無いのは当然としても、モルドバもルーマニアへの帰属意識は無い様だ。

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2019年05月01日Wed [02:45] ヨーロッパ  

日本の醜さについて



京都を壮大にディスった人だから、日本をディスったところで、パヨク扱いされる訳でもないのだが、その辺、らしくない心配もしている。ただ、街並みが汚いとか、ラブホとかの西洋風建築は文化冒涜だといった批判はこの著者にしては類型的で、よく読み込まんと、その真意は分からん。ヨーロッパ憧憬は世代的事情もあるのだが、実際に来てみたら、犬の糞だらけであったというのは相当ショックであった様だ。

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2019年03月26日Tue [02:18] ヨーロッパ  

宣教のヨーロッパ



ヨーロッパのキリスト教の海外宣教の背景には激しい新教との勢力争いがあった訳だが、特にイエズス会はプロテスタントの布教を阻止する為の「再征服」の尖兵であった。一番効果的なのが王の改宗であって、各地の王を改宗させた植民地統一を起源とする国家が公用語や国家体制に植民地性の影があるのは必然である。大名の改宗を最小限に留めたことが日本の成功であったのだが、天皇改宗圧力はキリスト教もイスラム教も試みたもの。アベガー左翼が天皇を持ち上げたりするのも、あくまで天皇制廃止の道程としてである。

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2019年02月12日Tue [13:03] ヨーロッパ  

ヨーロッパ鉄道旅行 2019-2020



イカロスムック。毎年出ているんだろうか。LCC全盛の時代、ユーレイルパス旅行はすっかり廃れたと思ったのだが、特に鉄オタ目線でも無い感じ。遅延で、代わりにLCCに乗ったから、飛行機代出せという話があるのだが、申告したものの断られたらしい。さすがにそれは無理だが、ヨーロッパで運賃返金できただけでも儲けものみたいなものか。デンマークの田舎に行ったら、英語が全く通じなくて困ったが、英語を話せる若い人がいて助かったという話もある。よく分からんが、デンマーク人が英語が話せなかったのではなく、その日本人の英語が通じなかったのでは。

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2019年02月11日Mon [02:16] ヨーロッパ  

百年の旅



彩流社で、ヨーロッパ旅ものを何冊も出している英文学者。無事定年を迎えたとのことで、これからは専業で紀行していくのだろうか。百年の旅はガルシア=マルケスのタイトルをもじったのかと思ったのだが、第一次大戦後100年か。ヨーロッパ至上主義者みたいなのでラ米文学は関係ないか。キプリングの息子が第一次大戦に従軍して戦死した話やルーマニアで英語が通じないといった話など。目玉として、例の沖縄の朗読女子中学生の母親が教え子であったという話が最後にある。

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消化器専門医らしい。「地中海式和食」の提唱者とのことだが、牛乳元凶説の人とは違うのか。IBD患者の平均寿命が短いのかどうか分からんが、QOLの平均寿命が一般より短いのは確かではあろう。食事との因果関係の疑いは高いというだけで、それが決定的な因子ではないはずだが、沖縄クライスのケースを見る限り、食の変化が寿命を低下させているということは言えるかもしれん。それも全国と相対させた結果ではあるのだが、80年代まで全国トップであった県の凋落は他県の健康対策に出遅れたからということでもなさそうだ。元凶とされている肉食、乳製品中心の国の平均寿命が短いということでもないので、「地中海式和食」の実践が長生きを保証するという訳でもない。菜食と肉食の比較データではほとんど差異が認められなかったとのことなので、伝統的な食事の変化が遺伝子の変化を招くのではあろう。

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2019年02月07日Thu [21:26] ヨーロッパ  

本当は恐ろしい世界の名家 

本当は恐ろしい 世界の名家
歴史ミステリー研究会
彩図社 (2018-05-17)
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彩図社の文庫版は特に文庫名がある訳ではないのか。海外ブラック旅シリーズなのは大体文庫版で再販されるのだが、この本に元本があったのかどうかは不明。アマゾンではこれ一冊しか出てこなかったが、「本当は恐ろしい」シリーズはグリム童話のが当たったから、色んなとこから、色んなものが出るようになった。世界の名家は別に本当はなどともったいぶらなくても、大抵恐ろしいものなのだが、これが「日本の名家」だと出版は難しいかも。

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2019年02月02日Sat [23:58] ヨーロッパ  

多文化主義のゆくえ



カナダの政治哲学者。ハンガリーの中欧大学ナショナリズム研究プログラムの客員教授も務めるとのことで、多文化主義キングのカナダがハンガリーの偏狭的ナショナリズムを斬るみたいなものなのかと思ったのだが、そこまで狭隘なものではなく、総論である。カナダの多文化主義はリベラル主義の帰結ではなく、単にプラグマティズムの表れな様な気もするのだが、リベラルの限界は論じている。カナダの様な国から見れば、ヨーロッパで起こっている現実はリベラル主義の矛盾ではあるとは思うが、移民や難民をマイノリティとして扱わないという点は先住民を抱えるカナダと少数民族集団を抱えるヨーロッパ諸国でも共通認識としてある様だ。日本の自称リベラル主義ではマイノリティによるマジョリティ差別は存在しないという言説がまかり通っているのだが、西洋のリベラル主義では日本でマイノリティとして呼べるのはアイヌだけということになるか。

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