2018年05月07日Mon [02:12] ヨーロッパ  

ヒップホップ東欧

ヒップホップ東欧: 西スラヴ語&マジャル語ラップ読本 (ヒップホップグローバル)ヒップホップ東欧: 西スラヴ語&マジャル語ラップ読本 (ヒップホップグローバル)
平井 ナタリア恵美

パブリブ 2017-12-10
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ヒップホップはブラックメタル以上に馴染みがない音楽なのだが、東欧編が2冊同時期に出たのはたまたま時期が重なっただけなのかな。この本には全くブラックメタル本の広告も案内も出ていない。パブリブの音楽本は情報量が勝負で、一般読者が読みやすいものではないのだが、そもそも一般読者ではなく、ニッチの趣味人狙いなら、これで正解か。逆に中国遊園地ものなどは大変読みやすいものとなっている。啓蒙や宣伝を意図してない点は研究書のノリであるのだが、博論や修論をチェックして、書き手を見つけるという手法は学術出版と同じである。博論ものの出版は著者にとって負担となる場合もあるので、こうしたアレンジしての有効活用は今後も必要とされよう。著者はポーランドと日本のミックスとのことだが、日本に関する質問事項や「親日」解説もある。音楽に国境は無くとも、それを繋げるきっかけは要るか。

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2018年05月04日Fri [05:20] ヨーロッパ  

おとぎの国をめぐる旅バルト三国へ

おとぎの国をめぐる旅 バルト三国へ (旅のヒントBOOK)おとぎの国をめぐる旅 バルト三国へ (旅のヒントBOOK)
渋谷 智子

イカロス出版 2018-03-02
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イカロスの旅のヒントBOOKだが、埼玉で雑貨ショップを経営している人らしい。北欧とか東欧雑貨の人はよく本を出しているのだが、これもタイアップなのかな。バルト三国という括り自体がソ連の記憶が薄れると共に言われなくなって来た気がするのだが、EU加盟国という以外の共同体認識が三国に現在あるのだろうか。エストニアだけが民族的ルーツが違うというのは北欧のフィンランドと同じパターンだが、エストニアはラトビア、リトアニアよりもフィンランドに親しいものを感じているのだろうか。

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2018年04月30日Mon [06:40] ヨーロッパ  

おいしく世界史

おいしく世界史おいしく世界史
庭乃 桃

柏書房 2017-08-01
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歴史レシピ本は結構あるのだが、世界史なので、西洋史。世界の歴史は西洋の歴史であって、キリスト教の歴史であることに疑問を挟む余地はない様だ。ヨーロッパが肥沃な土地でないことはその戦争と植民地化、移民排出の歴史を振り返れば容易に分かることなのだが、現在の農業王国もまた保護主義に支えられているものである。

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2018年04月19日Thu [05:46] ヨーロッパ  

集中講義!ギリシア・ローマ

集中講義! ギリシア・ローマ (ちくま新書)集中講義! ギリシア・ローマ (ちくま新書)
桜井 万里子 本村 凌二

筑摩書房 2017-12-06
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朝日カルチャーセンターの講座ものらしい。民主主義とは何ぞやという疑問が生じた人が多く出たのか、単に塩野七生好きが集まったのか分からんが、講座は盛況だった様だ。ギリシャとローマの関係というのは今は地理的要因しかないのだろうが、中には歴史に拘っている人もいるらしい。ギリシャとしてもローマに征服されたとしても、その「起源」は守られている訳で、やはり西洋文化の礎、つまりは世界の礎はギリシャということになっている。その点に於いてはカトリックではなく、イスラームの挑戦を受ける訳だが、西洋社会のギリシャ防衛も先の危機で一段落した感はある。

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2018年04月16日Mon [05:43] ヨーロッパ  

インクルーシブ国際社会論

インクルーシブ国際社会論インクルーシブ国際社会論
森 彰夫

彩流社 2017-09-14
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これも紀要よろず論集。東北公益文化大学という大学ので、現在は大和大学に移られたとのこと。どちらの大学も知らなかったのだが、東北公益は酒田、大和大は大阪らしい。論集ではあるが、テキスト用で、この様なタイトルになったのだろうか。カント、サイード、ファノンといった基本型からナショナリズム、アイデンティ、宗教に、フェイクニュースまで揃えてきている。ドイツ、ウクライナ、キルギスタンといった国を俎上に乗せているが、韓国のキリスト教というのもあって、韓国のナショナリズムがキリスト教と結びついていることを指摘。その辺が日本と違うところなのだが、今のアベ倒閣運動などは韓国の左派ナショナリズムが絡んでいるので、その対象が日本会議という宗教勢力にあると見れば分かりやすいか。

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2018年03月30日Fri [05:38] ヨーロッパ  

チェコ ポーランド ハンガリーのポスター

チェコ ポーランド ハンガリーのポスター (青幻舎ビジュアル文庫シリーズ)チェコ ポーランド ハンガリーのポスター (青幻舎ビジュアル文庫シリーズ)
中川可奈子 京都工芸繊維大学美術工芸資料館

青幻舎 2017-06-26
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青幻舎ビジュアル文庫シリーズというのもレアだが、京都工芸繊維大学美術工芸資料館の本というのもたぶん初めて。ただ、東欧というか旧東欧、現中欧のレトロポスターはわりと話題になっていて、京都工芸繊維大学美術工芸資料館が展覧会を開いていたのかもしれん。西側から宣材を取り寄せられなくて、現地のデザイナーがそれ幸いにと、独創的なデザインに仕立てた映画ポスターなどはたしかに芸術品である。ある意味日本の洋画の宣伝画も同じであろうが、チェコ製のヒッチコック「鳥」のポスターなど、もはや何の映画なのかさっぱり分からん様になっている。鳥と言うよりは猫なのだが、レコードのジャケ買いみたいにポスター観も観客の側のセンスが問われるものなので、これで良いか。

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2018年03月18日Sun [05:00] ヨーロッパ  

ケルトを知るための65章

ケルトを知るための65章 (エリア・スタディーズ162)ケルトを知るための65章 (エリア・スタディーズ162)
木村 正俊

明石書店 2018-02-10
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このテーマだと、歴史と神話に偏重してしまうのは致し方ないか。それも近代以前の話になるので、ケルトの現代性を希釈してしまっている観もあるのだが、国民国家と民族主義の範疇が外れるケルトはそうした歴史上の幻想共同体とも言える。アイルランドやブリテン島と大陸部との海を挟んだ繋がりは別にケルト性だけに限らないのだが、土着の民が自身のルーツを確認するツールとしての機能は果たしているか。言語も文化も今後は作られた伝統として「復活」させていくしかないが、ヨーロッパの統合のこれからの行方によって、ケルトという新たな連帯が始まる可能性もある。

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2018年03月17日Sat [05:50] ヨーロッパ  

西洋都市社会史

西洋都市社会史:ドイツ・ヨーロッパ温故知新の旅西洋都市社会史:ドイツ・ヨーロッパ温故知新の旅
斯波 照雄

学文社 2018-02-15
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で、こちらはわざと研究書の様なタイトルを付けて、その実、読みやすい旅エッセイであるというところを狙ったらしい。それは両方の読者にとってだまし討ちの様にも思えるが、学文社の本だから、商業的成功を期待している訳ではないか。斯波というと中国研究者の方を思い浮かべるのだが、こちらはドイツ研究の人。ドイツ語圏を生業にすると、旅行も贅沢はできなくなるみたいだが、ドイツ人がケチなのは、国の物価が高いからということもあるか。

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2018年03月10日Sat [06:47] ヨーロッパ  

ヨーロッパ観光事情まち歩きの楽しみ

ヨーロッパ観光事情 まち歩きの楽しみヨーロッパ観光事情 まち歩きの楽しみ
秋山 秀一

新典社 2018-01-16
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NHKラジオの旅番組のプレゼンターをしていた旅行作家とのこと。月に一度は海外旅行に出るというから、それで食っているプロなのだろうが、本来の需要としては下川裕治とか吉田友和といったアジア節約効率派よりも、大人の愉しみとしてヨーロッパに行ってみたいという人の方が多かろう。リスボンとかリガといった町はパリやローマに行った人たちにとっては、十分エキゾチックな響きがあるのだろうけど、実際はヨーロッパの近似性はアジアの比ではない。当たり前か。

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2018年02月24日Sat [04:44] ヨーロッパ  

世界の広場への旅

世界の広場への旅―もうひとつの広場論世界の広場への旅―もうひとつの広場論
芦川 智 金子 友美 鶴田 佳子 高木 亜紀子

彰国社 2017-06-01
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1972年に初めて海外調査に出たそうだが、継続的になったのは1990年からとのことで、明らかに経済的、物理的事情であろう。昭和女子大なので、女子学生を海外に連れて行くのは、治安的問題があったとしているのだが、広場研究というのは安全性が高い方なのかな。人が集まる場所というのではテロの危険性があろうが。共著に名を連ねる三人はいずれも教え子の様で、いずれも母校の院から母校に採用された様だ。

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2018年02月16日Fri [04:24] ヨーロッパ  

マルクス資本論の哲学

マルクス 資本論の哲学 (岩波新書)マルクス 資本論の哲学 (岩波新書)
熊野 純彦

岩波書店 2018-01-20
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ちょっと前にマルクスの亡霊が復活という話があったが、革命100周年も全然盛り上がらなかったな。マルクスは正しかったが、共産主義を具現化した連中がダメだったというコンセンサスが学界にあるのかどうか分からんが、「資本論」は経済学ではなく、哲学として捉えるのがやはり正しいのか。当時のドイツで経済学という学問が確立していなかったのは確かであろうが、基本的に文系は哲学であったのだから、マルクスはそこに科学の概念を持ち込んだ訳か。そうした経緯もあって、共産主義では非科学的とされる学問が迫害されたりもしたのだが、やはり共産主義というのは全然科学的ではない。

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2018年02月13日Tue [03:58] ヨーロッパ  

サッカーマティクス

サッカーマティクス 数学が解明する強豪チーム「勝利の方程式」サッカーマティクス 数学が解明する強豪チーム「勝利の方程式」
デイヴィッド・サンプター 千葉 敏生

光文社 2017-06-16
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よく分からんが、英国人数学者の数学的サッカー分析。英国で根性論が幅を利かせていた時期はあったろうし、今でもそういう部分はあるのだろうが、数値化された分析を排除しているトップチームはおそらく無いと思われる。理論的には相手の勝利の方程式を潰して、自軍の勝利の方程式を潰させなかったら勝てるということなのだが、往々にして試合はそうした方程式以外の要素で決着がつくことが多い。結果と内容の不対照はゴールは偶然の産物という言葉で象徴されるが、それも確率の論理で説明できる話なので、やはり数学で勝利の方程式を解明することは可能なのであろう。

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