2017年07月18日Tue [05:40] ヨーロッパ  

ドールハウス

ドールハウス-ヨーロッパの小さな建築とインテリアの歴史-ドールハウス-ヨーロッパの小さな建築とインテリアの歴史-
ハリーナ・パシエルプスカ

パイインターナショナル 2017-06-20
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パイインターナショナルはこういう図鑑っぽいのも出しているんだな。この世界は歴史があるから、アンティーク派になるのか。よく知らんけど、フィギアとかその系統はあくまで対象は人形であって、箱を作って愛でるという習慣はないのだろうか。ジオラマだと鉄道派だろうけど、ドールハウスは、ちょっとフェチ入っているのかな。いずれにしても日本家屋だと平面で表現が難しそう。

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2017年07月15日Sat [05:33] ヨーロッパ  

黒海の歴史

黒海の歴史――ユーラシア地政学の要諦における文明世界 (世界歴史叢書)黒海の歴史――ユーラシア地政学の要諦における文明世界 (世界歴史叢書)
チャールズ・キング 前田 弘毅

明石書店 2017-04-20
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原書は2004年なので、クリミア戦争もその前前世紀の意味しかないのだが、ほとんどが近世までで、現代は殆ど無い。現代の地政学を理解すると言うより、その歴史を学ぶといった体裁なのだが、著者は歴史学者ではなく、国際関係論が専門なんだな。ロシア帝国対オスマン帝国というのが長年の地政学構図だったのだが、文明の十字路ならぬ、文明の沿岸といったとkろおで、そこにはギリシャであったりスキタイ、ローマ、モンゴルが絡んできて、ルーマニア、モルドバ、ジョージア、ウクライナ、ブルガリアといった旧東側のアクターに沿ドニとか南オセチアなども加わっている。ロシアとトルコ、プーチンとエルドアンだけで物事が決まる状態ではない。黒海経済協力機構は黒海を出口とする周辺国も加えているのだが、共同体まで発展するのは難しいか。

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2017年07月13日Thu [05:39] ヨーロッパ  

NO BAGGAGE

NO BAGGAGE 心の「荷物」を捨てるNO BAGGAGE 心の「荷物」を捨てる
クララ・ベンセン 青木高夫

秀和システム 2017-06-13
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秀和システムはこんな本も出しているのか。アメリカ人女性が出会い系で知り合った男性とヨーロッパを旅するという話なのだが、映画化も決定しているらしい。「ヨーロッパのアメリカ人」ものは現代のグレート・ツアーみたいなもので系譜があるから、そこそこ売れるだろう。本にするくらいだから、出会い系で知り合ったばかりの初対面の男と旅をするのかと思ったのだが、イスタンブール行きの航空券は全裸のまま二人で予約したというのだから、普通に恋人関係である。ただ、お互い束縛し合わない関係とのことで、サルトルとボーヴォワールなどをモデルにしていたみたいで、旅行中も別の相手とそれぞれ関係を持ったらしい。セックス描写ともあるので、サルトルというかエマニエル夫人を思い出してしまった。いずれにしてもそこがミソではなく、タイトル通り荷物なしの旅の方で、何日も同じ服を着ていたらしい。それもキチャイが、航空会社のカウンターで不審人物扱いされんかったのかな。

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2017年07月10日Mon [05:11] ヨーロッパ  

戦争を始めるのは誰か

戦争を始めるのは誰か 歴史修正主義の真実 (文春新書)戦争を始めるのは誰か 歴史修正主義の真実 (文春新書)
渡辺 惣樹

文藝春秋 2017-01-20
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「歴史修正主義」が今でもマジックワードと信じている方々がたまにおられるが、歴史学者がその言葉を使う事自体が歴史学と矛盾していないかな。ベルサイユ体制でドイツをポツダム宣言で日本の工業化を抑え非大国化させるという名分はアメリカが率先し歴史修正主義を発動して破られたのだが、破壊されつくした大国は経済的利権も大きかったのである。この辺までは戦争で利益も得られたのだが、イラクやアフガニスタンの様な国ではドイツや日本の様にはいかない。原爆で日本人の命も救われたということを否定するのも歴史修正主義となるが、それは都合が悪くなるので、日本ではもっぱら中国や韓国の正史を否定することが歴史修正主義とされている現状では、歴史修正主義を金科玉条とするにはそろそろ限界が近づいているのではなかろうか。

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2017年07月05日Wed [05:24] ヨーロッパ  

ヨーロッパの幻想美術

ヨーロッパの幻想美術-世紀末デカダンスとファム・ファタール(宿命の女)たち-ヨーロッパの幻想美術-世紀末デカダンスとファム・ファタール(宿命の女)たち-
海野 弘

パイインターナショナル 2017-04-21
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結構な豪華本だけど、元本があるのかな。海野弘が全部手がけた訳はなかろう。デカダンも現代アートの基本みたいになっているから、そのアバンギャルド性よりも鑑賞美術みたいになっているのだが、エゴン・シーレもムンクもここに入る人。素材が女ばかりだからファム・ファタールなのだということでもないが、単純に描き手が野郎ばっかりで、買い手も野郎なかりであったからそうなるのは必然か。ついでにロリコンが多いと見えるが、この当時はそういう概念はないから、美しければ何でもありか。

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2017年07月03日Mon [06:28] ヨーロッパ  

激動の欧州連合の移民政策

激動の欧州連合(EU)の移民政策―多文化・多民族共生の限界とイスラム過激派組織によるテロリズムの脅威―激動の欧州連合(EU)の移民政策―多文化・多民族共生の限界とイスラム過激派組織によるテロリズムの脅威―
大泉 常長

晃洋書房 2017-02-28
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著者名でピンと来たけど、大泉光一の息子さんかな。メキシコ生まれで、大泉光一が教授を務めている、青森中央学院大学の准教授というのなら、無関係ってことはなかろうが、息子だとしたら本当に「常長」と名づけたのか。「支倉は徳川幕府打倒のために派遣された」という説は歴史学界では荒唐無稽とされているとかウィキに書かれているけど、蛙の子は蛙と言ってはいかんか。二代目の方はスペイン語が母語なのかもしれんが、カタカナ表記がちょっと日本語とは違う。「ウクラニア」とはどこの言葉だろう。ベルギーの公用語は英語、フラマン語、ドイツ語だとか、危機管理士、大学教授としては厳しいところがある感じだが、スペインの人種差別とか直球で書いており、こういうのは純ジャパ先生は無理であろう。イスラム教徒の男と結婚する西洋人の女はエキゾッチクに惹かれているだけとかもヤバイ感じ。

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2017年06月27日Tue [05:21] ヨーロッパ  

ジャポニスムと近代の日本

ジャポニスムと近代の日本ジャポニスムと近代の日本
東田 雅博

山川出版社 2017-03-01
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シノワズリー対ジャポニズムの本をちょっと前に出した人か。その普及版みたいなもの。今の「クール・ジャパン」などは全然新しくなく、むしろヨーロッパの古臭いエキゾチシズムが根底にあるということはあるんだろうが、ジャポニズムがその命脈を保っているのに対し、ジャポニズム発見の契機だったシノワズリーが幻想の彼方になってしまったというのは中国共産党の責任ではあるか。中国人自身が日本にシノワズリーを見出すくらいだから、それも致し方ないのだが、纏足の様な奇形的フェティシズムを西洋人が理解できず(日本人もできんが)、エキゾチシズムの頂点にある東洋人女性への興味を日本人女性が独占してしまったことも大きいだろう。

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2017年06月25日Sun [06:23] ヨーロッパ  

世界スタジアム物語

世界スタジアム物語:競技場の誕生と紡がれる記憶世界スタジアム物語:競技場の誕生と紡がれる記憶
後藤健生

ミネルヴァ書房 2017-05-20
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後藤健生なのミネルヴァかと思ったのだが、前著もミネルヴァなのか。政治学博士で、客員教授でもあるから、研究書扱いでも良いのだろうが、「サッカー・ダイジェスト」の連載していたものらしい。スタジアム関係はWIKIで幾らでも情報は取れるのだろうが、国立競技場問題を本にしてその流れでということらしい。よって、歴史以外に政治からのアプローチもある。ヒトラーやムッソリーニ、フランコなどは完全にスタジアムと共に記憶されている訳で、大観衆が一つになるスタジアム自体が全体主義の象徴でもあるのだが、独裁者の名前を冠したのは金日成スタジアムくらいか。1974年W杯予選でソ連がチリの国立競技場でのプレーオフを拒否して、出場を逃した話は有名だが、あのスタジアムも改装計画があるのか。たしかにアンデスの山並みが見えなくなるのは勿体無いが、改装後はビクトル・ハラ・スタジアムと命名するのはどうだろう。

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2017年06月23日Fri [04:53] ヨーロッパ  

WILD FOOTBALL

ワイルド・フットボール サッカー界の暴れん坊たち (KITORA)ワイルド・フットボール サッカー界の暴れん坊たち (KITORA)
手原 和憲

KADOKAWA 2017-01-26
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「ビッグコミックスピリッツ」にサッカー漫画を連載している人なのか。カントナとかチラベルトとか90年代の選手が多いけど、別に20年前に掲載されたものではなく、単に作者がその時代の人なのか。スアレスとかイブラヒモビッチといった現役バリバリもいるけど、心底悪童という訳でない。バロッテリは教育的な問題があったのだろう。とはいえ、ジョーイ・バートンみたいなモノホンの犯罪者ではない。バートンは現役最凶だろうか、実力的にこの面子に割って入る訳にはいかんか。

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2017年06月21日Wed [05:09] ヨーロッパ  

移動がつくる東中欧・バルカン史

移動がつくる東中欧・バルカン史移動がつくる東中欧・バルカン史
山本 明代

刀水書房 2017-03-05
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ハンガリーのバルカン研究所と日本の東欧研究者による共同研究らしい。シンポやワークショップは名古屋市立大で半分以上開催されており、大学や学術振興会からカネが出ているとのこと。ハンガリー自国と東欧の研究を日本と一緒にやる理由は無いので、日本側の主導なのかもしれん。ハンガリー人研究者も何回も来日したものの、日本との関係史でもなんでもないので、異なる文化だと思ったが、素晴らしい思い出ですとか言っている。もちろん日本とハンガリーは同じアジア人などとは思ってもみないのだが、ハンガリーとスロバキアの住民交換策などは日本と北朝鮮の「帰国事業」とか引き揚げと比較したら面白かったかもしれん。住民交換事業で真っ先に思い浮かぶにはトルコとギリシャのそれだが、バルカンや中欧の入り組んだ民族構成の国ではわりと多く事例がある様だ。インドとパキスタンみたいに流血を伴ったものもあるが、チェコスロバキアはハンガリー領内のスロバキア系を移住させる為にハンガリー国内で宣伝戦を展開し、スロバキア共和国内の特定の地域に移住させる計画をしたらしい。ハンガリーが経済的に厳しい状態だった為にスロバキアに移った人たちも多かったが、来てみたら、「地上の楽園」ではなかったので、再びハンガリーに戻った人たちも少なくなかったのだとか。

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2017年05月23日Tue [04:59] ヨーロッパ  

アナキズム入門

アナキズム入門 (ちくま新書1245)アナキズム入門 (ちくま新書1245)
森 元斎

筑摩書房 2017-03-06
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ちくま新書は前に浅羽通明で「アナーキズム」を出しているのだが、編集が著者と古い付き合いで、何でも良いから書いてくれと頼まれたのだという。ローザンヌへの資料蒐集を含め、かなりの好待遇であった様だが、この著者と、このテーマはそんなに計算できる企画だったのか。入門ということで、無理してくだけた文体を用いているのが気になる。与党も野党も嫌い。右翼も左翼も嫌いという人たちが大多数であろうから、アナキズムも復権して良かろうと思うのだが、さすがにそれは共産主義以上に非現実的である。アナキズムもこの本に書かれている様に千差万別であるのだが、日本みたいな世間体の国でも権力が解体すれば無法地帯と化し、その中でどういう風情が支配勢力となるかは明白である。

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2017年05月16日Tue [05:17] ヨーロッパ  

欧州複合危機

欧州複合危機 - 苦悶するEU、揺れる世界 (中公新書)欧州複合危機 - 苦悶するEU、揺れる世界 (中公新書)
遠藤 乾

中央公論新社 2016-10-19
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そうならなかったけど、フランスもドイツも反EUを掲げる政党が躍進する可能性はある訳で、国民投票でEU離脱が問われる日が来るのかもしれない。英、独、仏が抜けたEUがどうなるのか分からんが、とりあえずカネは無くなるから、負担増となる中規模国、メリットを失う小国がドミノ倒しになるのは避けられんだろう。となると、独、仏の離反が今後の鍵となるが、ドイツ覇権に現実味が増すと、当然仏の離脱プッシュにはなる。結局、市場以外の価値観を統合することに無理があったと言わざるを得ないが、その先進性だけがウリになった「新しいヨーロッパ」がどこまで踏ん張れるか。今のところアジアもアフリカも南米もそこに未来像を見出している様には思えんが。

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