![]() | キューバ 革命と情熱の詩 (地球の歩き方 GEM STONE 3) (2007/01/27) 地球の歩き方編集室 商品詳細を見る |
「地球の歩き方」もどんどん暖簾分けしてきているが、これは「GEM STONE」というシリーズらしい。要はガイドブック兼用のビジュアル旅行書。巻末の参考文献までビジュアル化されているのだが、「地球の歩き方」とはいえ、これはショボい。もちろん「ゲリラ戦争」が参考文献に入っている訳はないのだが、太田昌国が執筆者に名を連ねていたりもする。ということで、お決まりのゲバラ、ヘミングウェイ、ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ、野球、葉巻、ダイキリetcなんだけど、ビジュアル版だけあって、それほど苦にはならない。写真にはキューバ革命3周年記念写真コンクールに砂川闘争の写真で入選し、キューバに招待されたという人も写真と文を寄せており、この辺りも渋い。もちろん、基本は観光宣伝本なので、パラデロとかリゾート気分も満載なのだけど、医療と教育というキューバの傑出した分野もちゃんと、取り上げているのはエラい。とはいえ、配給制や、外貨規制など苦しい部分も外しておらず、基本的には良い編集だと思う。特徴的なのはクラシックカー図鑑が載っていることで、執筆者も車ライターの人らしい。このテーマは、車好きにとってはキューバで定番なのだけど、クルマ嫌いの私でも解説付きだと興味深いものがある。カストロもいよいよというところまで来てしまったが、いろんな意味で奇蹟のこの国が、今後ドミニカ共和国並みになってしまうのか、或いはベネズエラをテコに巻き返しを図れるのか、注目したいところである。















