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2021年02月07日Sun [02:34] アフリカ  

アフリカノオト



これも90年代のアフリカ自分探し。河出の本かと思ったのだが、発行は企画出版の事務所らしい。ケニアにまず行って、音楽に目覚めて、タンザニアの芸術大学に留学という流れなのだが、最初の方の旅行記風から、段々とスピリチュアルっぽくなって、キリストに目覚めたとかなってしまうのだが、この企画出版社はキリスト教系新興宗教が母体みたいで、その関係である様だ。ただ、その発行者と教団創設者と同姓なので、元々、一族なのかもしれん。アフリカと新興宗教と親和性があるのは上野庸平の名著に譲るとして、自分探しの人が強烈なカルチャーショックに見舞われると、その辺に落ち着くということはあるかもしれん。

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2021年01月07日Thu [19:17] アフリカ  

スワヒリ世界をつくった「海の市民たち」



「タンザニアに生きる」の著者、亡くなられたのか。表の顔は旅行会社経営だが、在野のスワヒリ研究者として、論文を発表し続けててきたらしい。享年64か。タンザニアでは長寿であろうが、日本では早逝になるんかな。前半はオマーンの話ばかりなので、タンザニア以外の未発表集かと思ったのだが、テーマ通りの編集がされた様だ。オマーンとザンジバルの歴史的経緯に関しては歴史の基本として、具体的に現代の関係性を知る上では興味深いというか日本語では貴重な記録である。オマーンへはザンジバル人の知人を訪ねる旅なのだが、湾岸レンティア国家におけるアフリカ人とはまた違った関係性であろう。オマーン人よりスワヒリ人の方が教養があると見られているのは英語を含め多言語、多文化的であるのもさることながら、オマーンのアラブ人がより伝統的、宗教的であるというところも関係しよう。ニエレレ政権を嫌ってザンジバルから離れたスワヒリ人ももう半世紀以上のオマーンでの歴史がある訳だから、アラビア語が日常会話になる一方で、近年移り住んだアラブ系はスワヒリ語のままだったりするらしい。著者はニエレレ政権には好意的なのだが、国も文化も奪われたと感じるザンジバル人がいる訳で、スワヒリ世界の多様化は現在もまだ進行中である。

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2020年12月26日Sat [17:32] アフリカ  

愛しのカメルーン×トーゴ 



ヒッポファミリークラブはずっと宗教だと思っていたのだが、その辺の件が強いのか、公式に宗教とは一切関係ないというPRをしている様だ。ただ、前は図書館とか役所とか至るところにポスターが張られていたのだけど、最近はほとんど見かけなくなったから、どとらかの側で規制する様になったのだろう。この本を読む限り、宗教や自己啓発臭さは否めないのだが、それはやはり、どの団体活動でも持っているものなのか。一応現地では日本大使館や駐日大使館、JICAのお墨付きをもらって行動している様なのだが、「日本のNGO」を隠れ蓑にして第三世界での布教を活発化させている統一教会とかのカルト系はその辺との連携はあるのだろうか。普通のホームステイものよりは言語について触れている箇所は多いとは思うが、この団体の活動の本質は言語ではないのか。カメルーンとかトーゴとか在日人口が少ない人たちにとって、日本人との交流機会になっているのなら、それで善しとは思うのだが、ホーリーネーム?で呼び合うとか何か小宇宙過ぎて、自分は入れない感じ。

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2020年03月13日Fri [23:39] アフリカ  

アフリカから、あなたに伝えたいこと



この夫婦はもっと年いってるイメージだったのだが、60年代生まれか。革命児が亡くなって追悼本でも出たのかと思ってしまった。前のは朝日から出ていたが、イデオロギーなんて関係ない革命理想主義かと思ったのだが、かもがわから話が来たということは年取ってシニア左翼になったのだろうか。とはいえ、最初の本のリライト3冊目ということで、中身は薄っすら覚えていた。嫁ではなく、本人は本を出していたかな。かもがわからは中学生向けという話で来たそうだが、暴力革命を理想とするが、暴力革命は否定するという日共公式見解がちゃんと収まっている。

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2020年03月07日Sat [17:39] アフリカ  

アフリカを見る アフリカから見る



毎日のヨハネスブルグ特派員からワシントン特派員をも務めた人なので、外信部長くらいにはなれたと思うが、早い時期に見切りをつけたんだな。定年まで待っても、大学の数も毎日も持つかどうかだろうし、40代での転換の方がコスパは良いと思う。結局、どれだけ書いても、日本人(主語大)はアフリカを知らなければ、関心もないというのがきっかけみたいで、若い世代に種まきし、自給自足することにした様だ。貧困、内戦、動物というイメージを変えたいと思っていたのかどうか知らんが、中国がアフリカ注目の契機になったことに対してはやはり思うところがあった様。最近のコロナ騒ぎでもそうだが、中国が関係してくると、差別意識だとか歴史認識といった「日本人の前提」を問わなくてはならい姿勢もどうか思うが、アフリカで中国が評価されるというのは別に中国の戦略が評価されている訳でもなく、中国人が善人として評価されている訳でもなく、単に実利的な話であると。その意味に於いては中国は評価されているが、日本はということにはならんし、日本も中国も欧米ではなく、「旧宗主国」ではないというところで得点を稼いでいる部分はあろう。

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2019年10月03日Thu [13:18] アフリカ  

奴隷船の世界史

奴隷船の世界史 (岩波新書)
布留川 正博
岩波書店
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元々、公害問題が原点であったという人。民間企業で経済学の必要性を感じ、関心があった人権問題とマッチしたのが奴隷貿易という歴史学であった様だ。奴隷はそもそもアフリカのみではないし、黒人のみでもなく、ヨーロッパも古代よりの延長上にある問題ではあるのだが、植民地と差別という「記憶」の中で、白人の原罪として、キリスト教もお墨付きを与えたことにより、現在形の問題として扱われている。慰安婦を「性奴隷」とするのもこのロジックに当てはめさせる為に外ならないのだが、その「記憶」の創出は今の情報社会では困難は生ずるか。その点、経済学としての奴隷貿易であれば記録に基づいて体系付けられると思うのだが、慰安婦問題をそうした観点から論ずることには何かの抵抗がある様だ。

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2019年09月10日Tue [13:27] アフリカ  

アフリカ安全保障論入門 

アフリカ安全保障論入門 (龍谷大学社会科学研究所叢書第124巻)
落合 雄彦
晃洋書房 (2019-03-10)
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これはたしかに珍しいテーマ。どういう人の入門を想定しているのか分からんが、少なくとも防衛大のテキストには使えるか。実際、アフリカは自衛隊であれば最も海外任務で可能性が高い訳で、欧米や「仮想敵国」の近隣諸国で任務に付くというのは駐在武官くらいではあろう。龍谷大とその辺は結びつかんが、編者が龍谷大らしい。ということでではないが、中国とアフリカ関係は政府も注視しているところだが、韓国とアフリカという章もあったりする。日本のTICADに対抗して中国がアフリカ会議を大々的に始めたことは周知の通りなのだが、韓国もまた同じ様なものを始めたらしい。韓国とアフリカと言えばマダカスカルの農地買い占めの件くらいしか思いつかなかったのだが、日本と同じ経済関係以外にも、中国と類似する問題があって、それが北朝鮮との外交競争。今の政権ではその辺は問題視されなくなっているのかもしれんが、例の銅像ビジネスとの関連もあるが、北朝鮮の軍事教練を受け入れている国が幾つかあり、特にウガンダはアミン時代から北朝鮮がテコ入れしてきた国とのこと。韓国がウガンダに大使館を設置したのは2011年で、14年間空白があったらしい。

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2019年08月19日Mon [19:24] アフリカ  

内戦の地に生きる



聞いたことがない「戦場カメラマン」だなと思ったのだが、ゲッティイメージズの契約カメラマンだそうで、発表の場はほぼ海外誌らしい。写真屋は文章屋と違って、昔から言葉の壁が無い(わけでもないが)ので、沢田、岡村のベトナム戦争組時代から日本人「海外組」系譜があるか。最近は昔と同じく経済的ペイで日本より海外というパターンに戻っているのかもしれん。不肖の人は最近聞かなくなったし、戦場カメラマンの人もバラエティだけで、写真は見たことないし、その他大勢は活動家まがいの人ばかりという印象があるから、純粋に写真だkで勝負しようと思ったら、海外組の方が良いのかも。ということで、岩波ジュニアだけど、それほど政治臭は無い。

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2019年06月16日Sun [14:48] アフリカ  

世界はきっと変えられる



何ていうか、タイトルもカバーも含めてアプローチがアナクロな感じはしないでもない。ターゲットはYAで、大学で国際関係、あわよくばアフリカ研究志望の中高生を狙いたいというところだと思うが、若者がアフリカ人を身近に感じるにはこうした留学生よりもボビー・オロゴンや星野ルネの方が遥かに有効であろう。こういうのは苦しい祖国を離れて頑張っている若者を支援したいビアフラ世代の富裕退職者向けではなかろうか。アフリカ人は日本のことをよく知っているのに日本人はアフリカのことを全く知らないという言説はどうだろうか。軽い言動であろうとは思うが、日本人がアフリカを知らないとして、一般的にアフリカ人が日本のことをよく知っていると言えるのかということはアフリカ研究者であれば注釈はつけられるであろう。

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2019年01月16日Wed [02:08] アフリカ  

解放と暴力



小倉充夫と舩田クラーセンさやかは師弟関係なのかな。アフリカ独立も直近は南スーダン、エリトリアといった二次独立の国になるが、その前のナミビアも植民地解放戦争に勝利しての独立という訳ではなかった。西サハラが今後独立を果たしたとしても、それはモロッコからの独立となるだろうし、「アフリカの年」は旧ポルトガル植民地の独立を以て終了したと見るのが妥当か。「解放」が暴力の終焉を意味するものではなかったのはアフリカに限らず、あらゆる植民地に言えることだと思うが、植民地の分断統治だけがその原因ではなく、冷時代の代理戦争の方がより深刻な影響を及ぼしたと言えよう。

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2018年12月13日Thu [05:25] アフリカ  

戦場放浪記



文春でも同タイトルの本が出ていて、読んでいるのだが、どちらも戦場カメラマンもの。実際に戦場で戦闘しに行く人は「放浪」する訳ではないので、そんな悠長なことを言えるのはカメラマンとかジャーナリストくらいか。左翼アクティブが標準になってきた東京新聞にあって長谷川 幸洋とはまた別の異端であった人なのだが、膵臓がんなのか。戦場はもう行けそうにないが、離婚、借金のカミングアクトをしても、リア充記者生活であったろうな。米永住権も抽選で当てたらしい。エチオピアや岡村昭彦の話も前に書いていたと思うが、ちょとづつ話が変わっている様な。最後に批判しているのは五味洋治のことで間違いないだろうが、彼が「正義」でやったことにヘドが出そうになったとしている。五味は従北学者の本にも寄稿しているし、韓国左派に忖度した様な朝鮮戦争本も書いているのだが、「正義」が暗喩になっているんだな。

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2018年11月05日Mon [12:50] アフリカ  

世界がわかる地理学入門



探検系の地理学者らしい。アフリカがメインみたいだが、アンデスもアルナチャルの本も出している。地理学でも一点観測の人が存在するのかもしれんが、大体、地球全体がフィールドというのが正当なのであろう。よくアンデスとヒマラヤの高地文化の共通性といったテーマはあるのだが、ナミブ砂漠とニューヨークの共通性を探ることも地理学的には可能である。人類発祥の地がアフリカではなく、人類が発祥した大陸が分離して、今の世界が形成されたのだから、我々島国の人間を含めて人類の起源は大陸ということになる。

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