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2019年02月11日Mon [02:06] シリア  

シリア内戦



ベイルートのアメリカ大学大学院「卒業」という人らしいが、著書以外の検索結果が出てこないので、どういう人なのかはよくわからない。本名っぽくもない感じだが、レバノン情勢の前著は倒産した長崎出版か。池内恵がベストだと言っているので、信頼度は高いのかもしれん。シリアには数ヶ月住んだだけとあるが、中東諸国を転々としているらしい。益々謎である。そうした事からか、シリア本というより、包括的な中東情勢本となっている。そもそもシリア内戦と言っても、一国完結の内戦であるはずもなく、周辺諸国、周辺民族、周辺宗教、周辺部族が複雑に入り乱れた結果である訳で、アサド政権対反政府組織という二項対立ではないことは素人でも分かること。アメリカ対ロシアの代理戦争というのでもない。正に戦国時代の様相であるのだが、そうした状況に人道主義が有用性を保てるのかということを考えたい。

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2018年12月22日Sat [05:34] シリア  

わたしは13歳、シリア難民。



シリーズを銘打ってはいないのだが、このシリーズは定期的に出してくるな。左翼本は全く売れないだろうから、中高に納入できるこのシリーズは合同出版の稼ぎ頭かもしれん。かもがわ同様、自費も別レーベルで始めたけど、こうした版元でもカネ出せば「ヘイト本」を出してくれるのだろうか。これもNGOのPR本だけど、タイアップ的なものかもしれん。国境なき子どもたちというのは日本の団体らしいが、「国境なき」が付くのはフランス系か。「国境なき記者団」の件があるから、どうも詮索してしまう。

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2018年11月16日Fri [01:42] シリア  

わたしの町は戦場になった



YA本なのだろうか。タイトルはタルコフスキー映画から踏襲され続けているが、戦火のこどもというテーマは戦争には付き物ではある。罪のない子どもたちが大人たちの始めた戦争に苦しめられるというテーマに教育的効果があるのかどうか分からんが、戦争で傷つくこともあれば、成長するということもあろう。例によって、そうした子どもを宣伝塔に仕立てるのはその戦争に無関係ではない西欧のジャーナリズムなのだけど、少女がアルメニア系のキリスト教徒という点はポイントであった様だ。

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2018年02月03日Sat [03:29] シリア  

バナの戦争

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バナ・アベド 金井真弓

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シリアの空爆下発信の人は何人か有名人がいるみたいだが、やはり少女が英語で訴えるというのが一番、祭り上げられやすいか。7歳の少女が英語で発信というのは、別にアラビア語の読み書きもまだであろうから、驚くほどのことでもないのだが、大体の文はお母さんが作っている様だ。特定の勢力が子どもを利用してアピールというのは醜いのだが、政治的背景は極力消したのか、最初から本当の「一市民」であったのか分からんが、少なくとも本の中からは窺い知れない。

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2018年01月13日Sat [02:51] シリア  

世界遺産パルミラ 破壊の現場から

世界遺産パルミラ 破壊の現場から―シリア紛争と文化遺産―世界遺産パルミラ 破壊の現場から―シリア紛争と文化遺産―
西藤 清秀

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シンポ本。日本もパルミラでは大口であったので、解放一番乗りしたかったのだろうが、その辺はマトモな大学人の渡航を外務省も文部省も許すはずはない。ということで、一番降りしたポーランド隊や難民となったシリア人研究者を呼んでシンポ。ユネスコの人も呼んで、修復には手を付けておきたいところ。日本は実績もあるから、シリアもポーランドも異存は無いのだが、ロシアに勝手にやられるのは困るという懸念もあるのかな。ポーランドはパルミラで60年も活動しているそうだが、反イスラムというより、キリスト教文化遺跡をヨーロッパは何とか保護したいという使命感があるのだろう。その点、日本が加われば、そうした側面を打ち消すこともできる訳で、そういった趣旨の発言もあった。

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2017年08月13日Sun [06:07] シリア  

シリア難民

シリア難民 人類に突きつけられた21世紀最悪の難問シリア難民 人類に突きつけられた21世紀最悪の難問
パトリック・キングズレー 藤原 朝子

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難民同行ものは一ジャンルとして確立されている感もあるのだが、やはり映像と違って、紙のそれも翻訳だと臨場感がイマイチ。「ガーディアン」初の移民専門記者とのことだが、本人に移民背景がある訳では無いようだ。白人が同行することにより、シリア人が検問されることなく、EU内を移動できたというのはあるかもしれんが、それが目的だとみられると、支障があるから、特にメリットは無かったとしている。立場としてはポリコレで、難民受け入れを拒否する政府は恥を知れなどと言っている。リビアの話があるのだが、高所得国としてリビアからの難民は送り返されることになっているのだが、リビアから来た他のアフリカ諸国出身者は奴隷に近い貧困層なのだという。カダフィ時代はリビアがアフリカ人の出稼ぎ先になっていたが、統一アフリカ大統領を自認したカダフィの下でも、黒人は差別されていたことは窺わせる。そうした観点から行けば、ヨーロッパ以外に身の保全はできないといことになるが、経済難民でないということを証明させることは事実上不可能であろう。

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2017年07月08日Sat [05:23] シリア  

シリア情勢

シリア情勢――終わらない人道危機 (岩波新書)シリア情勢――終わらない人道危機 (岩波新書)
青山 弘之

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元駐シリア大使や重信メイほどではないが、アサドを絶対悪と見なさないので、ジャーナリスト界隈には批判されているみたいだが、ダマスカスで公的に生活していれば、アサドが独裁者であるとに異存はなくとも、西洋化された狂信者ではないというところは評価せざるを得ないのかもしれん。報道や宗教や運動の人たちは当然、「迫害」されているという側にコミットする訳で、アサドはサダム・フセインにも等しくなるのだが、隠れアサド派だったアメリカも、トランプでプーチンと歩調を合わせる可能性があるし、ここまでメチャクチャになってしまうと、アサドを殺したところで、イラクの二の舞いより酷い事態になることは確実である。ISも結局、周りが都合よく利用したことによる産物であるし、難民もいつまで人道問題で誤魔化されるのかというのもある。

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2017年06月06日Tue [05:25] シリア  

シリアからの叫び

シリアからの叫び (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズII-15)シリアからの叫び (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズII-15)
ジャニーン・ディ・ジョヴァンニ 古屋美登里

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最近読んだ亜紀の洋物ノンフィクションの中ではあまり面白くない方。アメリカ人女性ということもあるのだろうが、女性、キリスト教にばかり肩入れしている感じ。それも需要と供給なのだから、その辺を描けて、かつポリコレに抵触しない限りにおいては、あちらでは評価されるのではなかろうか。戦場においては拷問もレイプも陳腐化してしまうので、同情より共感を覚えるような物語が欲しい。

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2017年04月08日Sat [05:47] シリア  

イスラミック・ツーリズムの勃興

イスラミック・ツーリズムの勃興: 宗教の観光資源化イスラミック・ツーリズムの勃興: 宗教の観光資源化
安田 慎

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2012年の博論らしい。シリアのシーア派ツーリズムだが、調査に行っていたのはそれ以前か。シリア内戦は2011年からなので、問題が無かったことはなかろうが、内戦に関して全く言及していないのは妙ではある。書籍化時点であとがきにでも、その辺は触れられたのだろうけど、あえて言及しなかったのかもしれない。シリアのシーア派聖地観光はイラクやイラン、レバノンから多くのシーア派の人たちが訪れていたそうだが、近隣諸国であってもそれは今では壊滅に近いだろう。アラウィー派政権によって防御されてきたところはあるみたいだが、今後はツーリズムという俗性も攻撃を受けることになるのかもしれん。

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2016年09月20日Tue [03:55] シリア  

パルミラの光彩

パルミラの光彩 写真資料でよみがえる破壊された世界遺産パルミラの光彩 写真資料でよみがえる破壊された世界遺産
山田勝久

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緊急出版ということでもないのだろうが、ISが無ければ出る事もなかったか。調査に行ったのは2007年と2008年とのことだが、プロではなく、教授が撮影した写真とすぐ分かるので、手作り感はある。パルミラは元々廃墟なのだから、爆破して何が悪いという理屈ではないのだが、廃墟を廃墟として再建するというのは中々難しい。政府が奪還したとも言われるが、今後はロシア人の修復になるのだろう。先行きは暗い。

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2016年06月08日Wed [03:25] シリア  

僕がイスラム戦士になってシリアで戦ったわけ

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鵜澤 佳史

金曜日 2016-01-27
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金曜日な人なのか。これが文春辺りから出ていたら、また評価は違ったんだろうが、巻末のSEALDsとの対談とか訳分からん。連中が忌み嫌う「戦争法」は日本人が海外に戦争に行って人を殺せる法という定義みたいだが、、この著者は正にそれを体現して来たのではないか。例の北大生の件で、メディアに露出して叩かれたそうだが、そこでパヨク方面に近付いたのかな。自衛隊少年工科学校の出というから、最初に右に行ってから、「真実を知って」逆転向というパターンか。別にシリアでなくても、フランス外人部隊でも良かったんだろうけど、思想云々ではなく、ただ戦いたい、戦闘現場にこそカタルシスを感じるという動機の人が自衛隊には一定数いて、外人部隊とか民間軍事会社とかある中で、ゲリラに身を投ず者のステージが高いだろうことは想像に難くない。結局、シリアで戦ったわけというのは分からんかったが、そういったところであろう。

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2016年05月13日Fri [02:34] シリア  

君とまた、あの場所へ

君とまた、あの場所へ: シリア難民の明日君とまた、あの場所へ: シリア難民の明日
安田 菜津紀

新潮社 2016-04-22
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シリア難民本は意外に出ないな。全部合わせても、はすみとしこ一冊に売り上げ的には敵わないのだろうけど。内戦前にシリアを撮っていた人はアドバンテージがあるか。シリアなんかは世俗世界だったけど、イスラム世界では女性カメラマンもといフォトグラファーは得なのか損なのか。被写体が女性のみならず、男性でも、意外と女性の方が役得なのかもしれん。そうした柵のない子どもが被写体になるパターンも多くて、目はキラキラしていたなんていう定番キャプもあるのだけど、欧米だと逆に子どもを被写体にすると、それが普通の着衣画でも、あらぬ嫌疑をかけられることがあるから、自ら被写体になりたがる子どもが多い中東などはフォトグラファー天国か。

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