2016年02月28日Sun [03:13] クルド  

ISISと戦う

ISISと戦う ~分断された、国を持たない世界最大のクルド民族4600万人ISISと戦う ~分断された、国を持たない世界最大のクルド民族4600万人
木下顕伸

愛育社 2016-01-29
売り上げランキング : 82530

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


ISISと戦うというかトルコと戦うといった観もある日本クルド友好協会のテキストなのだが、その辺トルコに「配慮」した訳でもあるまい。日本を舞台にした抗争でいえば、先日のトルコ大使館前乱闘事件があったが、その詳しい経緯も載っていて助かる。とはいえ、クルド側の一方的見方であるのだろうが、公正発展党支持者が投票に来たクルド人を車から引きずり下ろして暴行を加えて発生した事件だという。この日本クルド友好協会理事である著者は拓大教授らしいが、議員連盟は平沼赳夫が会長で、友好協会会長は頭山満の孫なのか。在日クルド人支援は極左側にもあって、緑風書房から本が出たこともあったのだが、在日外国人は力の無い左翼に駒として使われるより、右翼に支援うぃ求めた方が成果はあるだろう。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2014年04月06日Sun [01:20] クルド | 本・雑誌 |読書メモ  

日本と出会った難民たち

日本と出会った難民たち――生き抜くチカラ、支えるチカラ日本と出会った難民たち――生き抜くチカラ、支えるチカラ
根本かおる

英治出版 2013-04-18
売り上げランキング : 205026

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


「ブータン不都合な真実」でブータン本幸せ回路にストップをかけた人か。元々UNHCRにいた人なので、ブータンに限らず、世界各地で難民と携わってきたのだが、例により「翻って我が日本は」というもの。現在の肩書きはジャーナリストとのことで、テーマもこれ以外にあるかといったところだろうが、牛久とクルド人がメインというのは直球過ぎるな。ただ、例の国連前座り込み一家の評判だとか、支援団体の分裂といった泥臭い話もあって、別に一方的な正義を難民の側に与えている訳ではない。しかしながら、そのキャリアも関係しているのだろうが、啓蒙癖が抜けないので、難民認定の評価は一方的にならざるを得ず、運動圏との距離を縮めることを目的にしている様に感じた。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2012年01月07日Sat [12:16] クルド | 映画 |映画  

わが故郷の歌

映画
わが故郷の歌 [DVD]わが故郷の歌 [DVD]
バフマン・ゴバディ

IMAGICA 2008-04-26
売り上げランキング : 156941

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


妙にシュールで面白かった。
結局、歌手の爺さんは一曲も歌わんかったな。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2009年04月25日Sat [15:23] クルド | 本・雑誌 |読書メモ  

クルド人のまち

クルド人のまち --イランに暮らす国なき民クルド人のまち --イランに暮らす国なき民
松浦 範子

新泉社 2008-12-25
売り上げランキング : 183988

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


前作から6年も経っているのか。前回はトルコ側、今回はイランと「クルド人のくに」を訪れるというコンセプトは全く一緒なのだけど、今回は東京新聞というスポンサーが付いた様だ。新聞連載ということもあろうし、年月を重ねたこともあろうが、前作より文章が格段に進歩している気がした。イラン側はトルコよりも自由度が高い様だが、それでも国が国だから、イラクの様に自治を謳歌している訳ではない。それでもマハバド共和国の遺産はまだ健在であって、クルド人を「山岳イラン人」など呼んだりはしない。それもイランの国民国家のアイデンティティが今のところ「民族」ではなく、「宗教」に根ざしている部分が大きいからであろうか。実際にはペルシャ人は絶対多数ではないという説が優勢で、アゼリー人、アラブ人、クルド人などは国境を跨いだ先にも「くに」があるので、国民国家範囲下のエスニシティは許容される。イラン場合、そのクルド政策にフセインのイラクとの対抗もあったろう。ただ、クルド人内部に協力者を構築し民族を分断するという手法は、何処も同じ少数民族統治の作法。そうした装置の犠牲になって、著者も思わぬ留置所送りとなってしまうのだが、「日本人女性」が現れれば「事件」の地にあって、そう簡単に罪状をでっち上げることはできなかったとみえる。登場するクルド人にコミュニストの活動家が多いのは、著者や東京新聞の好みというより、革命前からのイラン知識人の「伝統」か。「思想」や「民族」が「宗教」の支配下にない状態であるからこそ、「日本人女性」の1人旅が受け入れられたのかもしれない。さて、トルコ、イランと来て次はどうする。イラクの続きをするか、トルコ以上に困難なシリアに行くか、最後はやはり「ヨーロッパ」かな。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2008年02月20日Wed [00:46] クルド | 本・雑誌 |読書メモ  

父さんの銃 

父さんの銃父さんの銃
(2007/06)
ヒネル・サレーム

商品詳細を見る


フランス在住クルド人映画監督の自伝的小説とのこと。70年代、フセイン政権誕生前後のイラク北部クルド地区での少年時代を綴っているのだが、日常の中に「戦い」があるというのはこういうことなんだろうとは思った。しかし、民族という大儀と、分断を固定化してしまう様な陣取り合戦の矛盾は、関係各国の介入の口実に利用される結果になってしまっており、精神的な統治装置である「民族」は、権力的な統治装置である「国家」に勝るものではないという結論の証左にもなろう。その戦いがどれだけ「正義」に基づくものであっても、その「正義」が絶対的普遍になることは難しい。「正義」が「平和」の仮面を被ってしまうこと自体が矛盾であることは自覚せねばならない。その意味では、14歳で祖国を脱出し、イタリアで絵を描きながら、フランスで映画監督になった著者の後半生の方が興味があるのだが、著者としては手に入れた「平和」と、少年時代に渇望していた「平和」との落差の穴を埋めるような仕事なのかもしれない。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2007年06月27日Wed [09:35] クルド | 本・雑誌 |読書メモ  

レイラ・ザーナ 

レイラ・ザーナ―クルド人女性国会議員の闘い レイラ・ザーナ―クルド人女性国会議員の闘い
中川 喜与志、武田 歩 他 (2005/12/10)
新泉社

この商品の詳細を見る


クルド問題に熱心な新泉社がクルド学叢書の第一弾として放ったのが、レイラ・ザーナの啓蒙本。レイラさんは現在、無事釈放されてる様で、運動本としての役割は終了してしまったのだが、編者である「レイラ本チーム」にとってはそれでメデタシメデタシという訳にもいかない様だ。こうした「不当にも獄中にある闘士」を英雄として、国際的連帯を以て解放を訴える式の本は何か懐かしいものも感じるのだが、その不当なことをしているのが「軍事独裁政権」であり、「反共国家」であり、「親米国家」であるというのが、かつての定式であった。そこにCIAの陰を匂わすところがミソとなるのだが、「反共国家」なんてものがてんで意味をなさなくなってしまった現在、民主主義だろうが、社会主義だろうが、宗教国家だろうが、等しく(西洋基準の)人権蹂躙には厳しく当たるというEU式の人権が新たな定式として認識されつつある。その意味ではEU加盟を至上命題とするトルコという国の立場上、非常に苦しいところになるので、「山岳トルコ人」式の国民国家の神話は対外的にはもちろん国内的にも封印しているらしい。そしたら今度は「アルメニア人大虐殺」を持ち出されて、EUもえげつないというか、元々、世界三大中華思想の国であるトルコを従順化させることにあの手この手を使ってくる。まあEU内にアルメニアカードもクルドカードも豊富に抱えているから致し方ない部分もあるのだけど、逆に言えば、世俗国家のトルコをヨーロッパ化させることで西風東圧しようという意図も感じる。トルコの中央アジア進出も汎トルコ主義という文脈で見られることが多かったが、「イスラム原理主義」の進出に対抗する西欧の先兵という風にも捉えることができよう。まあそれはそれとして、「東アジア共同体」推進派の皆様はこの手の問題は絶対に触れられないよね。なんせEUとは逆の基準を標準にしようとしている訳だから。70年前の日本に対する糾弾も結構だけど、現在、「国際的連帯」を必要としている獄中にある人たちが、「東アジア」に何人いるかくらい少しは考えてほしいものだ。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2005年12月19日Mon [14:19] クルド | 本・雑誌 |感想  

難民を追いつめる国

4846105113難民を追いつめる国―クルド難民座り込みが訴えたもの
クルド人難民二家族を支援する会

緑風出版 2005-07
売り上げランキング : 172,207

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


この本は最初から最後まで違和感しか残らない。まあ出版社からして拉致に疑問を呈し、脱北者問題にはダンマリの北朝鮮擁護本を多く出している人権二枚舌のところだから、このタイトルはまるで出来過ぎたジョークの様だ。それはそれとして、この本は例の国連大学前に二ヶ月以上も座り込みを続けたクルド人家族を支援した人たちが書いたもの。誤解の無い様に先に記すと、私は移民経験者であり、難民及び移民を積極的に日本が受け入れる事には賛成の立場である。しかし、この家族のやり方はとても順当であるとは思われない。実際問題、多くの在日クルド人はこれに反対し、参加しないばかりか、敵対的であったという。それにはクルド人内部の複雑な事情も存在した訳だが、ぶっちゃげた話、家族とともに滞在し、クルド問題を訴えるより、日本に抗議する事に熱心なこの人たちを政治難民とするには無理があろう。それは本人も、入管も、トルコ側も実は皆了解している事なのだ。そこに「可哀そう」とか「何か燃える事がしたい」とか、或は「反体制なら何でも良し」と感じた人たちが、そうした行動に出た理由を検証する事もなく、「運動」を支えたというのが実状であろう。日本の難民受け入れ体制に問題があるのは事実として、入管職員に毒づいたり、法務省の看板に「法無省」とか貼付けて悦に入ってる人たちをこれから日本社会の一員として受け入れるかどうかは、国民の総意に委ねられるべきだ。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2005年11月25日Fri [02:45] クルド | 本・雑誌 |読書メモ  

新月の夜が明けるとき

4787703129新月の夜が明けるとき―北クルディスタンの人びと
中島 由佳利

新泉社 2003-12
売り上げランキング : 179,363

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


うーん、どうも前出の松浦さんの二番煎じっぽい。出版社も同じだし、どっちが評判良かったのかな?

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2005年07月26日Tue [23:12] クルド  

クルド人 もうひとつの中東問題

408720149Xクルド人もうひとつの中東問題
川上 洋一

集英社 2002-07
売り上げランキング : 96,388

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


入門編。イラク情勢の変化以外は、まだ賞味期限があると思う。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2005年06月21日Tue [02:41] クルド  

クルドの肖像

488202859Xクルドの肖像―もうひとつのイラク戦争
朝日新聞「クルドの肖像」取材班

彩流社 2003-12
売り上げランキング : 151,222

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


朝日新聞連載もの。朝日を購読してない私は途切れ途切れに読んだが、ようやく話が繋がった。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2005年06月02日Thu [23:38] クルド  

クルディスタンを訪ねて

クルディスタンを訪ねて―トルコに暮らす国なき民
松浦 範子
新泉社 (2003/03)
売り上げランキング: 171,312
通常2~3日以内に発送


なんとも初々しいクルド紀行。女性のイスラム圏の旅行はトクする面と不便な面があるけど、この旅行はだいぶトクした様。
★★

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑