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2020年09月12日Sat [03:31] イスラエル・ユダヤ  

太平洋を渡った杉原ビザ 



これも岐阜新聞か。バンクーバー新報の企画ということになっているが、どっちが話を持ってきたのだろう。いずれにしてもこのテーマは出版がしやすいものではあろう。カナダのユダヤ人にも中華系からのアプローチが大きいみたいだが、南京や慰安婦と違って、日系人収容というカナダの自国人権問題もあるし、日本関係ながら、杉原ビザも移民史として捉えられることはできるか。カナダはアメリカほど分断社会ではないので、ユダヤ人意識もそれほど顕著ではないのかもしれん。当たり前だが、日本を経由してカナダまでたどり着けた人たちはある程度の資産があり、贅沢はできないにしても、現在のシリア難民より悲惨という訳ではない。神戸に着いて宝塚だか、松竹歌劇団かの舞台を観たという人もいたそうだが、理解できたのは最後に三国同盟の旗と歌があったところだけだという。何でもその舞台には神戸在住のユダヤ人の娘も出演していたらしい。

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2020年09月04日Fri [23:57] イスラエル・ユダヤ  

千畝の記憶



遊軍という言葉も久しぶりに聞いたが、岐阜新聞の本か。連載分らしいが、この八百津町の千畝記念館はユダヤ人インバウンドで盛り上がっていたみたいで、飛騨高山~八百津町が黄金ルートだった様だ。イスラエルの徴兵サバティカルの連中と違って、モノホン金持ちのユダヤ人が世界中から来てたのだから、その効果は爆買いクラスではあったのだろう。ただ、千畝が八百津町生まれというのは微妙なところで、実際は公式通りの美濃市らしい。その神話化は「ユダヤ商法」でもあるので、人道だったのか、国際諜報の力学だったのかはそれこそ神のみぞ知るということで。

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2020年07月23日Thu [15:48] イスラエル・ユダヤ  

パレスチナ/イスラエル論 



ユダヤ人とパレスチナ人を同人種、同民族、果ては共に欧州人とする言説は多々ある様だが、その分断の根本は宗教でも言語でもなく、ヨーロッパとアジアの壁、つまるところ、欧州白人文化(イスラエル)と野蛮的アジア(パレスチナ)の対立構造であるという見方は北米のキリスト教原理主義の共通認識であるのみならず、その元祖であるヨーロッパでもポリコレに隠された共通認識なのかもしれん。ホロコーストの犠牲者よりも、アジア野蛮との闘いの方が生存戦略としては欧米の心理的支持を集めやすいだろう。「国際社会」の支持などはハナから期待していない国なりの論理ではあるのだが、国内の左翼性とのねじれが逆にバランスになっている様な気もする。その意味でイスラエルの左翼のポジションは重要であり、著者がその影響を受けていることは感じられた。日本においてもバランス論的には左翼の必要性はあろう。俯瞰すればそういうことだが、日本とイスラエルの相対化は普遍化よりも必要であるとは感じた。歴史認識や和解に関してもそうであるのだが、在日外国人、特にブラジル人に関して一面的な見方しかしていないのは残念である。ユダヤ人のディアスポラにそれぞれの理由がある様に、在日ブラジル人も労働力としてしか見ていない日本政府と経済的事由のデカセギという関係性の枠に留まるものではない。市井に生きる人々の論理は「知識人」の論理と必ずしもリンクしている訳でないので、両者の乖離が生まれるのは当然であるのだが、被害者、加害者、弱者、強者といったポジショントークを無効にする術はないものだろうか。

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2020年03月05日Thu [15:47] イスラエル・ユダヤ  

日本人にとってエルサレムとは何か



臼杵陽はイスラーム研究というより、ユダヤ研究者という位置づけなのかな。飯山陽と同名だと今気づいたが、互いに批判対象になっているのかどうかは知らん。それはともかく、ミネルヴァの叢書・知を究めるであるが、わりと読みやすいもの。イスラームは啓蒙、ユダヤは宣伝といった色が強いものが多い中で、日本人と両者の邂逅が軸になっているので、感覚的に理解しやすいのかもしれん。ユダヤとイスラームの二項対立的は今も変わらんが、文明と野蛮という解釈は大分無くなってきたと言って良かろう。実際にはその解釈はキリスト教がユダヤ教に憑依したもので、知識人のキリスト教影響が大きかった時代は自明でもあった。内村鑑三まで遡らくても、遠藤周作くらいまではナチュラルな感覚としてあった様だ。そうした文脈の中でエルサレムを聖地と捉えた日本人はそこにいるムスリムの存在を他者として観る訳だが、大川周明らのアジア主義はそうしたものへのアンチテーゼを内包していたのだろう。

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2019年06月02日Sun [03:19] イスラエル・ユダヤ  

わが親愛なるパレスチナ隣人へ



ミルトスということで、そういう本だが、「戦争ボケ」が「平和ボケ」に話をつけるにはこういう風にする訳か。つまりは「隣人」たるパレスチナ人ではなく、ネット上の第三者にアピールしたものの様に見える。本人も分かっていることだが、これに納得するパレスチナ人はほとんどいないだろう。その意味に於いては嫌らしい設定なのだが、イスラエル人が生存権を世界に訴えるのはこういう形が有効なのだろう。日本でも宗教界が反応したみたいだが、原罪といったものに非科学性を感じる人には分からんかとは思う。イスラエル人その被害者性をホロコーストでしかアピールできないことも、ホロコーストの絶対性を強固なものにした理由であるのだが、パレスチナ問題も突き詰めればホロコーストに行きつく訳で、ユダヤ人は民族なのか宗教なのかといういつもの命題が浮かび上がる。イスラエルが世俗国家であるのも、そうでないと生存権に関わるからなのか。

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2019年03月16日Sat [15:50] イスラエル・ユダヤ  

イスラエルがすごい



新潮新書も出羽守退潮の空気の中、ドイツ本ライターの世代交代を進めたのだが、代わりにイスラエルを用意したのかな。日本スゴイ系批判など、ただでさえ衰退しているテレビのエンタメ番組批判を出羽守のされたところで、面倒くさいと思うしか無いのだが、イスラエルのビジネスPRも苦笑してしまうだけではあるか。さすがにパレスチナの件に触れないと左翼ではないので、一応触れた入るけど、アリバイ的批判な感じもする。後半は中国とイスラエル、ドイツの連携を持ち上げたりしてきて、本領発揮といったところだが、日本はイスラエルとドイツを見習え論者も、中国の差し金かいなという気がしないでもない。

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2019年03月14日Thu [03:24] イスラエル・ユダヤ  

ユダヤ人とユダヤ教



Amazonのユダヤ教カテゴリーベストセラー1位か。さすがにミルトス本が1位になることはないんかな。ユダヤ人の定義は民族なのか宗教なのかという問題は未だ決着が着いていない様だが、ユダヤ人とユダヤ教徒は同じなのかというところに収斂されるか。ならばユダヤ教徒の定義が存在するのならユダヤ人の定義も存在しないとおかしいが、イスラエルが世俗国家であることは国際社会の承認条件でもあろう。多数の非宗教的ユダヤ人と、少数の宗教的ユダヤ人というバランスは国内も在外も似たものと思われるが、宗教、民族、国家というアイデンティティの三大条件を揃えておけば、どこに比重を置くかは個人次第という風にできるか。

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2018年12月25日Tue [04:13] イスラエル・ユダヤ  

ユダヤ大悪列伝



こんなタイトルの本を出すとサイモンなんちゃらに抹殺されそうだが、坂道とか原爆とかのアイドルグループではなく、86歳であり、息子も朝日を辞めているので、どうされるものではない。あれだけカネを動かしている民族なのだから、そこに悪党が混じっているのは必然であり、いない方がおかしいということはあろう。ニューヨークのユダヤ人の個人献金だけで、日本の個人献金を上回るそうだが、それがユダヤ人やイスラエルに廻される部分が低いのが特徴ではある。言い方が悪いが、それもユダヤ税みたいなもので、アメリカひいては世界に影響力を持つ為にも必要な部分ではあろう。

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2018年10月25日Thu [09:57] イスラエル・ユダヤ  

アンネ・フランクに会いに行く



岩波ジュニア。毎日のブリュッセル支局長を辞めてベルギーに残った人らしい。93歳になる叔母が「また戦争中と同じ雰囲気だから戦争が起こるような気がする」と言ったというのは毎日お得意の印象操作。岩波ジュニアという性格もあるのだろうが、こんな話を聞かされて騙されるのは中学生くらいまでかな。北朝鮮脅威は軍備増強の出汁に使うために煽られたものというお約束の論理も展開されるのだが、現在リアルのアンネが暮らしているのは収容所国家北朝鮮である。アンネに会いたければ北に行くなり、脱北者に話を聞けば良いんじゃないの。

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2018年09月03日Mon [04:32] イスラエル・ユダヤ  

そして人生は続く

そして人生は続く──あるペルシャ系ユダヤ人の半生 (ブックレット《アジアを学ぼう》)そして人生は続く──あるペルシャ系ユダヤ人の半生 (ブックレット《アジアを学ぼう》)
辻 圭秋

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風響社「アジアを学ぼう」だけど、これは随分と手抜きしているんでないかと思う人もいるかもしれない。このテーマの日本語研究書は無いと言い切っているのだが、それを60ページでまとめるとしたら、この様な対話形式のオラヒスが効果的だろう。アラブ圏のユダヤ人と違って、イランのユダヤ人はペルシャ文化を自己同一化しており、エジプトとイスラエルは政府間良好、民間最悪、イランは政府間最悪、民間良好という関係性なのだという。イランも事実上、イスラエルと戦争している様なものだが、多くが革命後国を出たとはいえ、未だにユダヤ人社会は残っている。先日読んだアゼルバイジャンを知るためのでもイランのアゼリー人はイランと一体化しているとあったので、イランは国民国家としては成功していると言って良いのかもしれん。ただ、ユダヤ人女性がムスリム男性と結婚する時は改宗が当然視されていたらしい。イスラエルに来てから、ユダヤ人とアラブ人の敵対関係やホロコーストを初めて知ったというのは驚きだが、たしかにそうしたものを人類の普遍的悲劇だとするのは傲慢ではある。

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神社めぐりをしていたらエルサレムに立っていた神社めぐりをしていたらエルサレムに立っていた
鶴田 真由

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この女優が天然で書いたということは断じて無さそうだが、仕事だとしても、こんなのを出してしまうと、今後のオファーに影響してくるんじゃないかな。NHKの旅番にもよく起用されている人だが、その辺を買われてのことだろう。中の人で出てくるイスラエルの元駐日大使も天然だとは思えんのだが、アメリカで右派キリスト教を掌握してイスラエル支持を盤石にした様に、日本で神道をイスラエル支持に掌握させようとしているのだろうか。仏教はキリスト教、神道はユダヤ教に似ているという発言があるが、日ユ同祖論を復活させ、親イスラームの左派と対峙させる目論見かな。

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2018年05月15日Tue [01:56] イスラエル・ユダヤ  

ユダヤ人問題からパレスチナ問題へ

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池田 有日子

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博論もの。10年前らしい。九州大博士後期に在学しながら、法政大で博士号をとることにしたのだという。杉田敦を慕ってということみたいだが、杉田はユダヤとも中東とも関係ない左翼だろう。日本政治学会会長としては山口二郎の後任者にして同僚でもある。それはともかく、出発点は過酷な目に遭った側がなぜ過酷な暴力を振るうのかという問題意識だったという。本人は幼稚と言えば幼稚としているのだが、それが「ホロコースト遺産」の本質であると言ったら怒られるかな。日本をナチスに例える言説もまた今現在酷な暴力を振るっている者が免罪符として利用している側面はある。ただ、そうしたイデオロギー的なものが論点になっている訳ではなく、アメリカのユダヤ人社会がどう暴力に向き合って来たかというものである。アラブやムスリムにはその是非は別として、義勇軍文化があるのだが、ユダヤにはそうしたものを聞いたことがなかった。単に経済的、政治的閉塞感を国外のユダヤ人はあまり感じていないというのもあるが、イスラエル軍は国外のユダヤ人を受け入れているのだろうか。ユダヤ軍創設よりもイギリス、アメリカの軍を利用したほうが、有効であることはたしかか。

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