2018年02月06日Tue [04:07] イスラエル・ユダヤ  

日本人になったユダヤ人

日本人になったユダヤ人―「フェイラー」ブランド創業者の哲学日本人になったユダヤ人―「フェイラー」ブランド創業者の哲学
大江 舜

アートデイズ 2017-11-01
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フェイラーというブランドは全く知らんかったのだが、アマゾンに提灯レビューが20以上も付いているので、ひょっとしたら超人気ブランドなのかもしれん。そうでなければアレなのだが、この主人公は6年前に91歳で亡くなっており、日本に来たのが50歳の時で、30歳下の日本人女性と結婚するために身一つで来日したらしい。帰化したのがそれkら14年後というから64歳の時か。クロード・チアリと同じ年に帰化したそうだが、ルーマニア生まれで、イスラエル国籍であったというから、特に国籍にアイデンティを求める質ではなく、老後のことも考えてという事のようだ。典型的なユダヤ人かどうかは分からんが、豚カツ好きで酒も飲む世俗派であり、嫁も娘くらいの年だし、日本に対してもそうした上から目線の感じではあったらしい。日本スゴイ派では日本のビジネスでは成功するわけ無いか。

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2018年01月06日Sat [02:47] イスラエル・ユダヤ  

入門ユダヤ思想

入門ユダヤ思想 (ちくま新書)入門ユダヤ思想 (ちくま新書)
合田 正人

筑摩書房 2017-08-03
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ユダヤ思想入門と銘打っているが、ユダヤ思想という思想は無いというオチなのかな。ユダヤ人哲学者がユダヤ性をテーマにするのは必然だが、そこに共通の認識がある訳でもない。ユダヤ人哲学者の思想が普遍性を獲得しているのはそれがユダヤ教に根ざしていないからなのだろうが、スピノザからマルクスまで繋がっているのは思想ではなく解釈であるか。ユダヤ人は改宗してもユダヤ人であることは変わらないのであるなら、宗教がその共通性を担保しているのではなく、民族ということになるが、そうなると民族たるユダヤを解釈すること自体がユダヤ思想という風にはなるか。

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2017年11月14日Tue [05:49] イスラエル・ユダヤ  

ユダヤから学んだモノの売り方

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立川光昭

秀和システム 2017-04-08
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藤田田の路線を狙っているのかな。ユダヤ商法とか華僑商法に学んで大成功というのはパターン化しているのだが、実際にユダヤ人や中国人の家に生まれたら、常識として身に付くというものではないので。カネを出す人がいるか、いないかというだけな様な気もする。ユダヤ、華僑と日本の商売は対極にある様にも読めるけど、商売人は世界中似た様なもの。だからこそ、貿易世界が広がっているのである。

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2017年08月10日Thu [05:03] イスラエル・ユダヤ  

アーレント 最後の言葉

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小森 謙一郎

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ドレフュス事件は反ユダヤ主義の差別事件であるというのは間違いなのか。背景は金融事件であるから、ドレフュスがその属性に依る差別の被害者であることはたしかなのだろうが、事件が差別に収斂されてしまうことによる利益を得た人たちがいたこともまたたしかであろう。蓮舫事件などにも通じる話だが、アーレントがユダヤ人のみならず、世間の「反差別界隈」から、バッシングを受けたことも問い直されるべきだろう。別にユダヤ人が免罪符を手に入れた訳ではないのだが、その属性により免罪されることがない民族が感ずる不条理というものもまた普遍化されなくてはならないと思う。

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2017年08月02日Wed [04:43] イスラエル・ユダヤ  

引き裂かれた道路

引き裂かれた道路: エルサレムの「神の道」で起きた本当のこと引き裂かれた道路: エルサレムの「神の道」で起きた本当のこと
ディーオン ニッセンバウム Dion Nissenbaum

三省堂 2017-06-20
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WSJの記者で、エルサレムに駐在していた人らしい。父親がドイツ・ユダヤ系で、母親がカトリック。カトリックとして育てられたが、パキスタン系アメリカ人と結婚してイスラムに改宗した(信仰を受け入れた)としている。だからエルサレムのどの聖地でも祈りを捧げられるとしているふが、そんなものなのか。近所の住民に起きた話の実録ものであるが、翻訳のせいなのか、ちょっと読みにくい。分け隔てなく遊んでいた子どもたちが、引き裂かれるが、それは宗教や人種差別ではなく、テロとテロとの戦いが悪いのだとする定石通りと言えるものであるが、それはニワトリかタマゴかみたいな話で、日常にある不満や怒り、憎しみを抑えるには、豊かな生活か強権による血の弾圧しかない訳で、そうでなければ宗教やイデオロギー、ナショナリズムといったもので対象を一元化するしあkない。やれヘイトだ、歴史認識だとかガス抜きできる国とは違って、命を懸けなくてはならないのは厳しい。

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スタートアップ大国イスラエルの秘密スタートアップ大国イスラエルの秘密
加藤 清司

洋泉社 2017-01-26
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イスラエル・コンサル屋らしい。卒業高校名を記して、卒業大学名は伏せるというのは変わっているな。イスラエルのベンチャーは日本ではニッチになるんだろうが、やはり一筋縄では行かないイメージが邪魔をしているんだろうな。入国するだけで、激しい尋問を受けるとなれば二の足を踏まざるを得ないのだが、それも別に日本赤軍のせいだけではなく、イスラエル側に非白人種に対する偏見もあるのだろう。イスラエル企業も発展の場は自国ではなく、海外にも拠点は訳だから、別にイスラエルまで行かなくても良いんじゃないかとは思う。

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2017年06月24日Sat [05:50] イスラエル・ユダヤ  

ユダヤ人と自治

ユダヤ人と自治――中東欧・ロシアにおけるディアスポラ共同体の興亡ユダヤ人と自治――中東欧・ロシアにおけるディアスポラ共同体の興亡
赤尾 光春

岩波書店 2017-03-16
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論集。ユダヤ史研究の人は結構多いな。宗教的な部分ではなく、中世ヨーロッパなどをやっていると、興味を持つのが必然になるのかもしれんが、昔、講義を受けた覚えがある高尾千津子さんだけ生年非公表か。それはともかく、外ではキリスト教徒として振る舞い、家ではユダヤ教徒という人たちは今でも存在しているのだろうか。ロシアなどではアメリカ発の「原理主義」派が勢力を伸ばしている様だが、逆に世俗派はイスラエルやアメリカに移民してしまっているのもしれん。ユダヤ人の国家内国家を制度的に実現したのはロシアが初だと思うが、イスラエルが世俗国家である以上、全世界のユダヤ人を繋いでいるのは宗教ではなく、ホロコーストの「記憶」ということになるか。

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2017年06月03日Sat [05:39] イスラエル・ユダヤ  

希望の鎮魂歌

希望の鎮魂歌――ホロコースト第二世代が訪れた広島、長崎、福島希望の鎮魂歌――ホロコースト第二世代が訪れた広島、長崎、福島
エヴァ・ホフマン 早川 敦子

岩波書店 2017-03-25
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申し訳ないが、これはホロコースト遺産相続者。ホロコーストと広島長崎を同列におき、南京、ルワンダ、南ア、ボスニア、カンボジア、インドのヒンドゥーとムスリムの対立、ポーランドとユダヤの和解などあらゆる悲劇を取り出しているのに、一遍足りともパレスチナの言及が無いのには苦笑してしまう。津田塾の客員で来て、日本の女子大生に在日韓国人に選挙権が与えられないのは差別だとか責めている。崔善愛に吹き込まれたそうだが、国籍の件などは分かっていない様だ。アメリカでも外国籍に参政権はないだろう。

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反核の闘士ヴァヌヌと私のイスラエル体験記反核の闘士ヴァヌヌと私のイスラエル体験記
ガリコ 美恵子

論創社 2017-01
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イスラエルの核兵器開発を暴露して獄中にあった人か。そんな人がいたのは記憶にあるのだが、普通の研究員が正義感で暴露というのとは事情が違う様だ。闘士の称号は獄中で手に入れたものだろうが、一般の作業員がいろいろとトラぶって海外でポロリと口にした事をメディアゴロみたいな奴が聞きつけて、英国のマスコミに売り込んだという事情らしい。それでモサドだのなんだのの話になるのだが、イスラエルにシオニスト左翼はいても、売国左翼はいないので、出所後の今もほとんど非国民扱いらしい。海外には出られない様だ。そんな人とマブダチの著者なのだが、イスラエルの反核闘士だけでは持たないのか、自身の話を加えた評伝自伝の二本立て。著者は元々ノンポリの水泳コーチであった様だが、たまたま路上アクセサリー売りのヒッピーイスラエル人と結婚した結果、イスラエルで22年も暮らすこととなる。「世界そんなところにななぜ日本人」にも出だそうだが、番組も版元も宗教系だから、その辺、洗脳されやすい著者と相性が良かったのかな。イスラエル人とは二度結婚、二度離婚だそうで、改宗圧力は常にあるそうだが、ユダヤ教とイスラエルのパレスチナ政策が結びついて拒否している様だ。

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2017年04月07日Fri [06:17] イスラエル・ユダヤ  

日本人の〈ユダヤ人観〉変遷史

日本人の“ユダヤ人観”変遷史日本人の“ユダヤ人観”変遷史
松浦 寛

論創社 2016-11
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版元は創価だけど、早稲田奉仕園流れのミルトス入ったカトリック系西早稲田寄りといった立ち位置の人かな。まあ別にイデオロギーで分別する必要は無いんだけど、様々な杉原千畝議論を断罪して、杉原の行動はキリスト教善隣思想に基づいたものという事を論証する。手嶋のはあくまでも小説だし、佐藤優は論壇芸人みたいなものだから、別に弾劾することもないんではないかと思うのだが、親米の手嶋も親イスラエルの佐藤優も「ユダヤ・ネットワーク」などを実在のものと印象操作することが反ユダヤになるのか。杉原がカネ目当てであったことはないとは思うけど、ユダヤ人脈とは関係なかったかどうかというのは断言できるものなのかな。杉原の信仰心といった内面的なことは立証不可能だろうし、諜報活動していたことは事実なのだから、史学的見地ではその線で考えるのだろうが、宗教的見地ではまた別のやり方になるか。

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2017年03月22日Wed [05:24] イスラエル・ユダヤ  

霊と現身

霊と現身: 日本映画における対立の美学霊と現身: 日本映画における対立の美学
ツヴィカ セルペル

森話社 2016-10-25
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イスラエル人の能楽研究者による日本映画論という毛色の変わったもの。翻訳者はクレジットされていないし、原著があるのかどうか分からんのだが、イスラエル国立科学基金の助成を受けたとの事。元々は俳優を志していたらしい。ということで演劇的要素が強い時代劇が中心なのだが、伊丹十三の他、「おくりびと」や「火まつり」といった現代劇も。日本映画というか文化の特徴として混合文化を挙げるのだが、それを日本人が普段意識しないのは宗教的枷が一神教の国に比べて緩いというところにあるのかもしれない、中国やインドもマジョリティは一神教ではないが、混合期を過ぎて既に強力な文化圏を完成させたので、後発文化が吸収されてしまうということはあるか。これほどユダヤ人が世界の映画製作に関係しているのに、現代イスラエル映画や映画人があまり知られていないというのはちょっと考察に値する。

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2017年03月16日Thu [04:12] イスラエル・ユダヤ  

イスラエル軍事史

イスラエル軍事史イスラエル軍事史
モルデハイ バルオン 滝川 義人

並木書房 2017-02-15
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イスラエルの立場を代弁している訳ではないが、イスラエルの視点を柱にしているとのことだが、編者はイスラエルの元軍幹部か。ただ、ピースナウの指導者で、左翼の側であることは間違いないのだろう。左翼だろうとなんだろうと兵役はある(極右の宗教保守にはないかもしれん)のがイスラエルで、平和主義者も祖国防衛の為には戦争に行く訳だが、その観点から言えば、これでも客観的な軍事史なのかもしれん。戦争の定義を正規軍同士に限定すれば、イスラエルはもう何年も戦争はしていないし、世界でも最近はイラク戦争くらいまで遡るか。イスラエルに戦争を仕掛けられる国はもう存在しないにも等しいが、唯一の懸念はイランだけど、ISが事実上防波堤になっているのは気になる。ゲリラ戦やハイテク戦が主体となった近年では、イスラエルの戦争が戦争モデルとしてはリアルのテキストになるのだろうが、素早い先制攻撃、占領、撤退は戦争を泥沼化させない基本ではある。

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