2018年07月16日Mon [05:09] ネパール  

OKバジ

OKバジ ネパール・パルパの村人になった日本人OKバジ ネパール・パルパの村人になった日本人
ネパール応援団 ブッダの目」

まむかいブックスギャラリー 2018-04-10
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まむかいブックスギャラリーはツイッターには中の人がいる様だが、ホムペが墓場になっている。ネパールの学校つくり爺さんの話はテレビに書籍に方方に出ているのだが、類似の団体が多すぎて、宣伝戦は必要だろう。本を作るカネがあったら、その分学校つくりに回せというのもごもっともだろうが、宣伝を怠っては新たな資金は入ってこない。絵本形式の子供向けと見たが、私のような汚れた大人ではこうしたメッセージは伝わらないので、宣伝は感受性が強い子供向けが正解。

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2018年04月17日Tue [15:48] ネパール  

友情と詐欺の人類学

友情と詐欺の人類学―ネパールの観光市場タメルの宝石商人の民族誌―友情と詐欺の人類学―ネパールの観光市場タメルの宝石商人の民族誌―
渡部 瑞希

晃洋書房 2018-02-20
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博論もの。インド人詐欺商人の「ハロー!マイ・フレンド」も博論になると言えばそれまでだが、海外で受けた文化的衝撃を研究テーマにするというのは学生のセオリーでもあるか。耐性が付くとそういうものであるとしか思わんのだが、友情だの特別だの出されて、分からんけど恋愛も絡んでいたとしたとしたら、そのショックは相当なものであろう。指導教官が著者に友達と思っていたのかと聞いたというのはそういうことであろうが、逆にそれが最大限の興味に変わるということも有り得る。タメルは私が行った時代には既に終わっていた町であったのだが、欧米ではなく、インド人や中国人といった新興観光客を対象にして、伝統的詐欺が命脈を保っているのか。とはいえ、宝石詐欺でやはり騙しやすいのは西洋、日本、批判を恐れずに書くと女性客ということになるのだが、絶対数が減っている状況では、そのパイを巡っての争いも激しいだろう。ゆずの曲がネトウヨだとして話題になっているが、ガイコクジンノトモダチという単なる言葉に重きを置くか否かはその人の友達体験も外国体験にも関係していくか。

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2018年03月11日Sun [07:19] ネパール  

ネパール女性の社会参加と識字教育

ネパール女性の社会参加と識字教育――生活世界に基づいた学びの実践ネパール女性の社会参加と識字教育――生活世界に基づいた学びの実践
長岡 智寿子

明石書店 2018-02-11
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博論もの。ネパールの女性関係はNGOの草刈場にもねっているかと思うが、著者もインタビューした相手にどうsえあなたは本を書いてお金を儲けるんでしょと言われてしまったとのこと。お金は儲からなくとも、業績として残るわけだから、将来的にお金が儲かる条件を得た訳だし、それがネパール人女性の利益に還元されたとしても、話を提供した個人は、著者の利益には及ばない。そうした前提を踏まえて、調査を続けるのは辛いものではあるが、そうした非対称関係が時に暴走してしまうこともあるので、その辺は過剰な関心よりもビジネスライクに徹する方が良いのかもしれん。ネパール人女性が字を覚え、数字が読める様になることの利益は計り知れないが、それがすぐに金銭的利益に結びつくということもなかろう。元々ネパールにはカースト制度はなく、インドの影響で始まったものらしいが、ヒンディー教徒だけがその因習に縛られているというものでもなかろう。

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ネパールの人身売買サバイバーの当事者団体から学ぶ―家族、社会からの排除を越えてネパールの人身売買サバイバーの当事者団体から学ぶ―家族、社会からの排除を越えて
田中 雅子

上智大学出版 発売ぎょうせい 2017-05-12
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博論もの。上智大教授で、上智大出版なのだが、博論は日本福祉大博士課程とのこと。博士号取得で教授になったのか。ネパール女性の人身売買問題を取り上げている修論はジェンダー関係で、何本も有るようだが、ネパールのそれは世界的によく知られているからか。主にインドに売られる女性たちの問題だが、その運動体は被害者自身が支援活動をしているという点で世界の注目を浴びている。被害者という言葉は今はサバイバーとするのがポリコレなのだそうだが、被害者と加害者という属性で対立軸を作ってしまうと、被害者が聖人化され、運動体と賛同者以外の第三者は全て加害者として認定されるという弊害はあるか。サバイバーというのが果たして適切なのか分からんが、「アイ・オブ・ザ・タイガー」をイメージする世代はもう関係ないか。こうした「ポチコレ」の権化みたいな活動とは別に「売春カースト」というキワモノ領域のことは話題になることはないのだが、その辺はフェイクの可能性があるか。

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2017年05月12日Fri [04:35] ネパール  

ネパールの生活と文化

ネパールの生活と文化  ― 教育支援(NGO)を始めてネパールの生活と文化 ― 教育支援(NGO)を始めて
後 恵子

竹林館 2017-02-01
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竹林館は大阪の自費屋か。過当競争の観もあるネパールの学校建設NGOをしている人みたいなのだが、ネパールでなく、これが中韓であったら、ころからに嫌ネパール本だ!とヘイト本認定されそうなものだった。ネパール人は文字が書けないから郵便局がないとか、トイレが汚いとか、まあその通りといえば、そうなんだろうけど、NGO屋のパターンである貧しくとも子どもたちの瞳はキラキラ輝いていたとか、日本人が失った助け合いの精神があるとか、その手の無理やり長点は何もない。若い頃、イギリスとドイツに住んでいたという話が何回も出てきて、1945年生まれの人だと、イギリス=ドイツ=外国=ネパールといった思考なのかな。ドイツではこんなことなかったと言われてもネパールだもんね。

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2017年03月24日Fri [05:07] ネパール  

ネパール村人総出でつくった音楽ホール

ネパール 村人総出でつくった 音楽ホール ~幸せを呼ぶ秘境の地 サチコール村~ネパール 村人総出でつくった 音楽ホール ~幸せを呼ぶ秘境の地 サチコール村~
横井久美子

本の泉社 2016-03-09
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OKバジというのは聞いた事があったけど、横井久美子という人は知らんかった。共産党系の歌手らしいのだが、べ平連の時代から歌っているのか。ネパールでコンサートができるのはその関係と思われるが、マオイストの話は全く出てこないので、敵対関係にあるのだろう。他にはアイルランドとベトナムによく行くみたいで、労音の交流でもあるのかな。しかし、ネパール人はこの手の音楽聴くのかな。

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2016年09月11日Sun [04:57] ネパール  

ネパールでカーストを生きぬく

ネパールでカーストを生きぬく―供犠と肉売りを担う人びとの民族誌ネパールでカーストを生きぬく―供犠と肉売りを担う人びとの民族誌
中川 加奈子

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博論もの。ネパールのカーストはインド同様、職業カーストになるのだが、奴隷カーストとか、売春カーストといったものの存在も実しやかに報じられている。そうしたところを研究対象にするのは難しかろうが、肉屋カーストは経済的に安定していて、日本の部落問題との共通項もあるから、理解しやすいものではあろう。ネパールで食えて、インドで食えないものの代表は水牛ステーキで、自分も連日食ってた思い出はあるのだが、今では高騰しているらしい。自分の記憶では1.5ドルから2ドル程度だったが、今はどのくらいだろう。日本では成形肉ワンコインステーキなども存在するが。牛もインドから運ばれてくるそうで、インドの需要が増えたことも、海外輸出が増えたこともあるのかな。このカースト自体はイスラム教徒ではないが、ムスリムを雇う事によりハラール供給を実現しているという。ネパールのムスリム人口はそう大きくはないだろうが、中国料理店などにも卸していて、中国資本で大規模な食肉市場を作る計画もあるのだとか。

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2016年02月19日Fri [02:38] ネパール  

トレッキングとポップな街歩きネパールへ

トレッキングとポップな街歩き ネパールへ (旅のヒントBOOK)トレッキングとポップな街歩き ネパールへ (旅のヒントBOOK)
矢巻 美穂

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東北もそうだったけど、震災復興支援は観光が一番効果的か。トレッキングは分かるがポップな街歩きって何だと思ったら、自由が丘みたいな街歩きが出来る様にもなってんだな。タメルなんて一にハッシシ、二にハッシシ、三、四がなくて五にGHといった街だったが、今やカトマンズのおしゃれスポットなのか。カオサンの変遷と同じ道かもしれんが、歌舞伎町みたいな浄化作戦でもあったのだろうか。与党となったマオイストは関係なかろうが。

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2016年02月15日Mon [02:15] ネパール  

現代ネパールの政治と社会

現代ネパールの政治と社会――民主化とマオイストの影響の拡大 (世界人権問題叢書92)現代ネパールの政治と社会――民主化とマオイストの影響の拡大 (世界人権問題叢書92)
南真木人 石井溥

明石書店 2015-04-03
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マオイスト本は八木澤高明の一連のやつしかないかと思っていたのだが、明石の研究書があったか。民博の共同研究らしいが、珍しく、執筆陣の略歴は記載なしなので、ネパール人執筆者を含めてどういう人たちかはよく分からん。ネパールは青年隊もNGOも文化人類学も草刈り場みたいになっているし、山系の人もパッカーも大量に行っているので、書き手の成り手は腐るほどいるか。マオイストはそれこそ、その筋も関係構築を目指しているかもしれんが、暴力革命路線は放棄し、政党化されて政権第一党になっているのだから、日本のジジババ革命家などは相手にならんか。ネパールでもあの王宮事件は額面通りに受け取られている訳ではないみたいだが、仮に前国王を突き動かした陰謀があるとしたら、天才的な王制打倒ということになるか。それがマオイストの手によるものか、ML派なのか知らんが、印中の代理戦争的要素は無かったのか。中国は公式的にはマオイストを批判しているけど、インドが後ろ盾の政権はチベットとの絡みもあるし、同時期にブータンの絶対王政が廃止されたことが気になる。

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2016年01月24日Sun [02:11] ネパール  

ネパール密教

ネパール密教: 歴史・マンダラ・実践儀礼ネパール密教: 歴史・マンダラ・実践儀礼
立川 武蔵

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立川武蔵が弟子たちに執筆の場を与えたものかな。名大の他、最後に勤めた愛知学院大の院生も入っている。愛知学院はキリスト教系かと思ったのだが、仏教系だったか。インド仏教とネパールのヒンドゥー教は言うまでなく、同じ根元ではあるのだが、インドで廃れた密教がネパールでは生きているとしている。現代インドのヒンドゥーとネパールのヒンドゥーもそう乖離はない様なので、密教がネパールで息づいているのはネパールがインドと違う文化をアイデンティファイさせている証左でもあるか。国民の政治的分断が遂には王制崩壊にまで繋がったのだが、インドと違って、宗教的、民族的衝突の話をあまり聞かないのもネパールの興味深い点である。

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2016年01月17日Sun [03:18] ネパール  

ネパールに学校をつくる

ネパールに学校をつくる: 協力隊OBの教育支援35年ネパールに学校をつくる: 協力隊OBの教育支援35年
酒井 治孝

東海大学出版部 2015-12-09
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副題通り協力隊OBのネパールでの教育支援35年の話。著者は九大の出で、九大教授から京大に移った人だが、版元の東海大学とは関係あるのだろうか。高校も別のところみたいだが、修猷館の同窓会から寄付を受けてネパールに学校建設を行っていたらしい。同窓会側からは会員が見に行きやすい様にカトマンズ近郊、ヒマラヤが見えるところ、将来的に修猷館の姉妹校になるといった条件が付けられたらしいが、これは結構難しかった様だ。学校が必要なのは概して山間部の辺鄙なところであり、ヒマラヤが見える様な観光地ではないし、修猷館の姉妹校となると伝統校とか名門校となるのだろうが、そのハードルは高かろう。とはいえ、何とかプロジェクトは稼働して、名門とまではいかなくても、実績は確実に上がっているらしい。日本への留学生に対する支援も断続的に行ってきたらしいが、問題はネパール国内に就職先が無いということで、有力者のコネが無い貧しい村の出だと教育が全てを解決する訳ではない。

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2015年08月07日Fri [02:56] ネパール  

ヒマラヤにホテルを三つ

ヒマラヤにホテルを三つ - ネパールの開発ヴィジョンを語るヒマラヤにホテルを三つ - ネパールの開発ヴィジョンを語る
宮原 巍

中央公論新社 2015-06-25
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この人に関しては評伝も出ているし、「世界の秘境の日本人」としては先駆者的存在でもあるのだが、今は日本国籍を放棄してネパールに帰化し、政治家となっている。齢80にして、予定されていた評伝ではなく、自らが著者となったのもそうした世間に対する訴えたい気持ちが強かったからのだろう。晩節を汚すなという周囲の忠告もあった様だが、晩節が汚れるほどの人生ではなかったということで退けている。ホテル・エベレスト・ビューはヒラリー卿の反対に遭ったらしいが、観光開発による雇用が村人の利益になると言って退けたらしい。ネパールを良くしたいという気持ちの挙句が政界進出ということなのだろうが、果たしてそれで良かったのかどうかは考えさせられる。

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