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2018年08月15日Wed [05:27] インド  

ジャイナ教とは何か

ジャイナ教とは何か──菜食・托鉢・断食の生命観 (ブックレット《アジアを学ぼう》)ジャイナ教とは何か──菜食・托鉢・断食の生命観 (ブックレット《アジアを学ぼう》)
上田 真啓

風響社 2018-01-10
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風響社アジアを学ぼうは相変わらずスンバラシイのだが、新書と変わらん値段設定だと、やはりお得感に欠ける。書店に置かないのは売れないのもあろうが、あっという間に立ち読みで読了できてしまうからか。ジャイナ教が3分くらいで分かってしまってはインド人もびっくりなのだが、ジャイナ教には2つの流派があり、双方に分派もある。出家と在家信者の区別は明確で、在家信者は特別な衣装などはなくフツーに洋服だったり、クルターだったり、サリーだったり。一番知られれいるのが食事制限だろうが、食後にもカレーを食った皿に水を注ぎ飲むというのがあるらしい。日本でもお椀にお湯を注いて飲むという習慣があったかと思うが、あれはたしか飯粒を無駄にしないという理由だったか。ジャイナ教の場合、皿に残ったものから雑菌が繁殖して生命を殺すことになるから、それを防ぐためだという。食ったらすぐ洗えば良いとも思うが、雑菌はすぐ繁殖するから間髪入れずにということなのだろうか。

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2018年07月23日Mon [04:49] インド  

五〇年の経験を本音で語る巨象インドの真実

五〇年の経験を本音で語る巨象インドの真実 (いんど・いんどシリーズ)五〇年の経験を本音で語る巨象インドの真実 (いんど・いんどシリーズ)
武藤 友治

出帆新社 2017-09-30
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元ムンバイ総領事の領事ものであるが、ボンベイの時代で、今年米寿か。私がボンベイ領事館に手紙を受け取りに行った頃、領事だった人かな。大阪外大印語卒のプロパーで、ネルーの通訳もしたというから歴史の生き証人でもあるのだが、アベ政権には不満の様である。アベとインドはかつてない程の両想いになっているのだが、著者のキャリアのほとんどはインドがソ連寄りだった時代であるから、今のインド・スクールとも色々柵はあろう。この版元はたしか自費出版の古株だが、インドものを精力的に出しているみたいで、著者は第2弾。読者クラブも積極的に開催しているそうだが、直木賞作家の人ともそこで知り合ったのだとか。しかし、初対面で、私は直木賞作家の○○ですなんていう自己紹介はあるかな。それはともかく、インド独立の志士朝子さんとも面識があるみたいで、タタの部長である息子さんを通して知り合ったらしい。朝子さんの人柄は本で読んだ通りみたいだが、やはり戦前の女学校出の綺麗な日本語が印象に残ったらしい。一昔前の台湾でもそうした上品な御婦人が大勢いらして、私も恐縮していたものである。

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2018年07月21日Sat [05:36] インド  

沸騰インド

沸騰インド:超大国をめざす巨象と日本沸騰インド:超大国をめざす巨象と日本
貫洞 欣寛

白水社 2018-05-26
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朝日のニューデリー支局長を辞めてフリーになったらしい。台湾の野嶋と同じパターンだが、朝日に対する世間の逆風と関係しているのかな。インドで食えなかったのかどうか分からんが、結局2年ほどでバズフィードに入社したらしい。沸騰インドは沸騰中国を意識したのか分からんが、インドは中国の道を踏襲しているということなのだろうか。中国も成熟期に入った訳ではないが、このままのペースだと、インドが中国を抜くという日も必ず来ることになるのだろう。そうした世界を舞台にする場合、インドの強みは英語力と言われるのが常なのだが、英語を流暢に話せるのは人口の5%と言われているらしい。ただそれでも5千万規模になるので、英国の人口にも匹敵するのだが、英語を話せない人が絶対的多数であるという点はかなり見過ごされている。モディが公の場ではヒンディ語しか使わないというのはヒンディ語の地位強化という意味合いがあるのだろうが、幾らマジョリティの言語であるといっても、ヒンディ語が国民言語になり得ない事情がインドにはあるので、英語の影響力が増すことはあっても、低下することはないか。

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2018年05月20日Sun [04:02] インド  

インドへの扉

インドへの扉インドへの扉
藤田寿仁

カナリアコミュニケーションズ 2017-12-20
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体験談の様だが、フィクションなのかな。日立の国際事業本部所属と明記しているのだから、事実の話だけ書くわけにはいかんだろうが、話を盛ったのか、削ったのかは分からん。突飛な話はなく、インドだけど無害な話である。病院、歯医者体験記もあるが、水飲んで膀胱膨らませてから検査とかは日本ではしないのかな。薬局もおくすり手帳とか不必要と思っている身にとってはインドも日本も大して変わらん気がする。歯医者に至ってはかなりちゃんとしている感じである。私もインドで歯医者だけは行きたくなかったので、虫歯を歯磨きと根性で直したのだが、考えてみれば、別に道端の歯医者ではなく、ちゃんとしたクリニックに行けば、抜かれずに、詰め物くらいは普通にしてもらえたのかもしれん。

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2018年05月14日Mon [04:09] インド  

インドの代理母たち

インドの代理母たちインドの代理母たち
ギーター アラヴァムダン Gita Aravamudan

柘植書房新社 2018-04-01
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インドフェミ本翻訳を一手に引き受けている訳者の定期便みたいなものだが、例によって、今ひとつ乗れない邦訳である。訳者自身の企画であろうから、それこそこの本の代理母と行ってもよいのだが、早川辺りのノンフィクション翻訳者に任せても良かったような気もする。著者も学術畑ではなく、ブンヤであるらしい。日本人夫婦が依頼しインド人代理母が産んだ子が、夫婦の離婚などもあって、出国できないという問題が生じたのはもう大分前だが、その話もある。原著は2014年らしい。インドの代理母ビジネスは60億ドルという巨額に上るそうだが、その背景には経済格差も医療産業の発達もあろう。キリスト教世界からは問題視される生命倫理の問題はヒンディー教では別に問題にならないか。

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2018年04月19日Thu [05:33] インド  

インド哲学10講

インド哲学10講 (岩波新書)インド哲学10講 (岩波新書)
赤松 明彦

岩波書店 2018-03-21
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著者は中公新書で「楼蘭王国」も出しているのか。印哲と楼蘭はガンダーラで繋がるのだろうが、存在の認識という点でも共通項はあるか。哲学は分かる為に翻訳されるのか、分からなくする為に翻訳されるのかという疑問も生じるのだが、解説になると更に分からくなるので、一体、言葉と存在とは何なのだろうかとは思わされる。認識対象が外界に存在しているかどうかは、認識の生起になんら影響をあたえない。

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2018年02月21日Wed [05:56] インド  

ガンディー

ガンディー 平和を紡ぐ人 (岩波新書)ガンディー 平和を紡ぐ人 (岩波新書)
竹中 千春

岩波書店 2018-01-20
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岩波新書安定のカテゴリー1位だが、内村鑑三とかマルクスとか、今更感は否めないな。こんな時代だからこそということかもしれんけど、ガンディーのアイコンは共産党も創価も使うから、暴力革命の免罪符としての平和主義が利用されている様にも思える。とはいえ、著者はインド史の人で、現在の世界を暗示した様なインド、パキスタン分離独立辺りに焦点を置いている。ガンディーの限界が今の世界の限界でもある。

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2018年02月19日Mon [03:05] インド  

Silence of India

Silence of IndiaSilence of India
鶴田 真由 小林 紀晴

赤々舎 2017-10-31
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誰かと思ったら、「アジアンジャパニーズ」の人か。随分久しぶり感はあるのだが、写真の世界ではそれなりの地位を築いている様だ。もう一人は嫁さんか何かかと思ったら鶴田真由。赤々舎というのは京都の写真ギャラリーみたいだが、鶴田真由はBSの旅番組でインドに行った訳ではないのか。鶴田真由の写真集に需要があるのか分からんが、鶴田が被写体になっているのは多くなく、それもシルエットとばかりで、私も知らんけどファン以外はそれが鶴田真由なのかどうか判別できないんじゃないかな。文章も小林が先で鶴田と半々なので、小林のロケに鶴田が参加という形にも見える。二人の関係は知らんけど、鶴田は小林が道端のチャイ屋で一服するのを見て、さすが元バックパッカーなどと書いている。

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2018年02月12日Mon [05:55] インド  

なぜインド人は日本が好きなのか

なぜインド人は日本が好きなのかなぜインド人は日本が好きなのか
マルカス

サンガ 2017-10-30
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サンガだけど、著者はクリスチャン。南のカトリックではなく、北のプロテスタントらしい。反日本スゴイ系の界隈がまた怒りまくりそうなタイトルだが、別に日本スゴイ系という感じではない。インド人が面白いと思うのはインドの批判は一切許さない的なナショナリストがあまり見られないところで、インド自体が一つの世界であるから、自分たちの属する集団と国家とを突き放して考える。インド人がナショナリストになる場面は英国やパキスタン、中国といった「敵」と対峙する場面に於いてであって、日本とインドのナショナリズムがガチンコでぶつかるという場面はそう多くはなかろう。とはいえ、英国に関しては既に歴史の領域であるので、英国や英国人を恨むような事はまずないし、植民地時代は良かったという話は親からよく聞いていたそうだ。その辺は名指しこそしないが、日本人に対して理解を示したのだろう。

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2017年12月06日Wed [06:21] インド  

愛と魅惑の国、嘘だらけの!?インド

愛と魅惑の国、嘘だらけの! ?インド このとんでもない場所に世界の最高がある愛と魅惑の国、嘘だらけの! ?インド このとんでもない場所に世界の最高がある
佐藤 真梨子

文芸社 2017-10-01
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文芸社だし、中身も完全にそうだったので、自費であることに疑いの余地はなかったのだが、著者はエッセイスト、コラムニストの肩書で、「日刊ゲンダイ」や名古屋の新聞などに多数の連載歴を持っているという。海外渡航歴400回で、1年の半分は「海外」だそうだが、これで食っている訳ではなかろう。インドはヒドイ。だから最高級のホテルだけ紹介するという趣向なのだが、内容はインドdis大会なのが、よく分からん。

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2017年09月12日Tue [04:58] インド  

三国伝来仏の教えを味わう

三国伝来 仏の教えを味わう インド・中国・日本の仏教と「食」 (臨川選書)三国伝来 仏の教えを味わう インド・中国・日本の仏教と「食」 (臨川選書)
花園大学文学部

臨川書店 2017-07-04
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花園大の講座再録らしい。全員教員だが、僧侶資格者も何人かいる様だ。教員もインド、中国、日本と専門が分かれているが、全員日本人。インドは一人だが、中国は二人。肉食に関しては本来は食っても良いものだそうで、人肉は食っては駄目ということになっているらしい。インドと中国で菜食となったのは後発文化の影響みたいで、たしかに東南アジアでは坊さんが托鉢で鳥でも牛でも食ってるな。ダライ・ラマは医者に言われて食い出したそうだが、チベットの様な土地で菜食だけは厳しい。最も日本の様に肉どころか、酒も女もOKなんていう坊主は無い訳で、ロヒンギャ難民に対する扇動行為で有名になったミャンマーの過激坊主も表向きは戒律は守っていることになっているのだろう。

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2017年08月02日Wed [05:37] インド  

ガンディー 獄中からの手紙

ガンディー『獄中からの手紙』 2017年2月 (100分 de 名著)ガンディー『獄中からの手紙』 2017年2月 (100分 de 名著)
中島 岳志

NHK出版 2017-01-25
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NHKテキスト。中島岳志も原点はガンディーなのかな。インド研究者はアンベードカルの方が評価され、政治でもネルーとかボースがスターであって、ガンディー研究はインド研究界外といった感もあるのだが、基本として読んでおくものではあろう。インド研究に入らなくても、インドに行ったりすれば、ガンディー=偉人説に揺らぎが生じるのだが、中島もガンディーの性欲理論には誰もセックスしなくなったら、地球は滅びるだろとツッコミを入れている。子どもを作るときだけセックスしても良いというのはモルモン教が正常位だけとか、統一教会が最初2日が女性上位、次が男性上位だけとか他のカルト系にも通じる教えなのだが、全然宗教じゃない日本でも子どもをつくるときだけセックスという夫婦は多いか。とはいえ、現代ではセックスしないでも子どもを作れる時代でもある訳で、その辺ガンディーは許容するのかな。

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