2018年05月20日Sun [04:02] インド  

インドへの扉

インドへの扉インドへの扉
藤田寿仁

カナリアコミュニケーションズ 2017-12-20
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体験談の様だが、フィクションなのかな。日立の国際事業本部所属と明記しているのだから、事実の話だけ書くわけにはいかんだろうが、話を盛ったのか、削ったのかは分からん。突飛な話はなく、インドだけど無害な話である。病院、歯医者体験記もあるが、水飲んで膀胱膨らませてから検査とかは日本ではしないのかな。薬局もおくすり手帳とか不必要と思っている身にとってはインドも日本も大して変わらん気がする。歯医者に至ってはかなりちゃんとしている感じである。私もインドで歯医者だけは行きたくなかったので、虫歯を歯磨きと根性で直したのだが、考えてみれば、別に道端の歯医者ではなく、ちゃんとしたクリニックに行けば、抜かれずに、詰め物くらいは普通にしてもらえたのかもしれん。

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2018年05月14日Mon [04:09] インド  

インドの代理母たち

インドの代理母たちインドの代理母たち
ギーター アラヴァムダン Gita Aravamudan

柘植書房新社 2018-04-01
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インドフェミ本翻訳を一手に引き受けている訳者の定期便みたいなものだが、例によって、今ひとつ乗れない邦訳である。訳者自身の企画であろうから、それこそこの本の代理母と行ってもよいのだが、早川辺りのノンフィクション翻訳者に任せても良かったような気もする。著者も学術畑ではなく、ブンヤであるらしい。日本人夫婦が依頼しインド人代理母が産んだ子が、夫婦の離婚などもあって、出国できないという問題が生じたのはもう大分前だが、その話もある。原著は2014年らしい。インドの代理母ビジネスは60億ドルという巨額に上るそうだが、その背景には経済格差も医療産業の発達もあろう。キリスト教世界からは問題視される生命倫理の問題はヒンディー教では別に問題にならないか。

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2018年04月19日Thu [05:33] インド  

インド哲学10講

インド哲学10講 (岩波新書)インド哲学10講 (岩波新書)
赤松 明彦

岩波書店 2018-03-21
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著者は中公新書で「楼蘭王国」も出しているのか。印哲と楼蘭はガンダーラで繋がるのだろうが、存在の認識という点でも共通項はあるか。哲学は分かる為に翻訳されるのか、分からなくする為に翻訳されるのかという疑問も生じるのだが、解説になると更に分からくなるので、一体、言葉と存在とは何なのだろうかとは思わされる。認識対象が外界に存在しているかどうかは、認識の生起になんら影響をあたえない。

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2018年02月21日Wed [05:56] インド  

ガンディー

ガンディー 平和を紡ぐ人 (岩波新書)ガンディー 平和を紡ぐ人 (岩波新書)
竹中 千春

岩波書店 2018-01-20
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岩波新書安定のカテゴリー1位だが、内村鑑三とかマルクスとか、今更感は否めないな。こんな時代だからこそということかもしれんけど、ガンディーのアイコンは共産党も創価も使うから、暴力革命の免罪符としての平和主義が利用されている様にも思える。とはいえ、著者はインド史の人で、現在の世界を暗示した様なインド、パキスタン分離独立辺りに焦点を置いている。ガンディーの限界が今の世界の限界でもある。

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2018年02月19日Mon [03:05] インド  

Silence of India

Silence of IndiaSilence of India
鶴田 真由 小林 紀晴

赤々舎 2017-10-31
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誰かと思ったら、「アジアンジャパニーズ」の人か。随分久しぶり感はあるのだが、写真の世界ではそれなりの地位を築いている様だ。もう一人は嫁さんか何かかと思ったら鶴田真由。赤々舎というのは京都の写真ギャラリーみたいだが、鶴田真由はBSの旅番組でインドに行った訳ではないのか。鶴田真由の写真集に需要があるのか分からんが、鶴田が被写体になっているのは多くなく、それもシルエットとばかりで、私も知らんけどファン以外はそれが鶴田真由なのかどうか判別できないんじゃないかな。文章も小林が先で鶴田と半々なので、小林のロケに鶴田が参加という形にも見える。二人の関係は知らんけど、鶴田は小林が道端のチャイ屋で一服するのを見て、さすが元バックパッカーなどと書いている。

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2018年02月12日Mon [05:55] インド  

なぜインド人は日本が好きなのか

なぜインド人は日本が好きなのかなぜインド人は日本が好きなのか
マルカス

サンガ 2017-10-30
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サンガだけど、著者はクリスチャン。南のカトリックではなく、北のプロテスタントらしい。反日本スゴイ系の界隈がまた怒りまくりそうなタイトルだが、別に日本スゴイ系という感じではない。インド人が面白いと思うのはインドの批判は一切許さない的なナショナリストがあまり見られないところで、インド自体が一つの世界であるから、自分たちの属する集団と国家とを突き放して考える。インド人がナショナリストになる場面は英国やパキスタン、中国といった「敵」と対峙する場面に於いてであって、日本とインドのナショナリズムがガチンコでぶつかるという場面はそう多くはなかろう。とはいえ、英国に関しては既に歴史の領域であるので、英国や英国人を恨むような事はまずないし、植民地時代は良かったという話は親からよく聞いていたそうだ。その辺は名指しこそしないが、日本人に対して理解を示したのだろう。

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2017年12月06日Wed [06:21] インド  

愛と魅惑の国、嘘だらけの!?インド

愛と魅惑の国、嘘だらけの! ?インド このとんでもない場所に世界の最高がある愛と魅惑の国、嘘だらけの! ?インド このとんでもない場所に世界の最高がある
佐藤 真梨子

文芸社 2017-10-01
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文芸社だし、中身も完全にそうだったので、自費であることに疑いの余地はなかったのだが、著者はエッセイスト、コラムニストの肩書で、「日刊ゲンダイ」や名古屋の新聞などに多数の連載歴を持っているという。海外渡航歴400回で、1年の半分は「海外」だそうだが、これで食っている訳ではなかろう。インドはヒドイ。だから最高級のホテルだけ紹介するという趣向なのだが、内容はインドdis大会なのが、よく分からん。

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2017年09月12日Tue [04:58] インド  

三国伝来仏の教えを味わう

三国伝来 仏の教えを味わう インド・中国・日本の仏教と「食」 (臨川選書)三国伝来 仏の教えを味わう インド・中国・日本の仏教と「食」 (臨川選書)
花園大学文学部

臨川書店 2017-07-04
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花園大の講座再録らしい。全員教員だが、僧侶資格者も何人かいる様だ。教員もインド、中国、日本と専門が分かれているが、全員日本人。インドは一人だが、中国は二人。肉食に関しては本来は食っても良いものだそうで、人肉は食っては駄目ということになっているらしい。インドと中国で菜食となったのは後発文化の影響みたいで、たしかに東南アジアでは坊さんが托鉢で鳥でも牛でも食ってるな。ダライ・ラマは医者に言われて食い出したそうだが、チベットの様な土地で菜食だけは厳しい。最も日本の様に肉どころか、酒も女もOKなんていう坊主は無い訳で、ロヒンギャ難民に対する扇動行為で有名になったミャンマーの過激坊主も表向きは戒律は守っていることになっているのだろう。

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2017年08月02日Wed [05:37] インド  

ガンディー 獄中からの手紙

ガンディー『獄中からの手紙』 2017年2月 (100分 de 名著)ガンディー『獄中からの手紙』 2017年2月 (100分 de 名著)
中島 岳志

NHK出版 2017-01-25
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NHKテキスト。中島岳志も原点はガンディーなのかな。インド研究者はアンベードカルの方が評価され、政治でもネルーとかボースがスターであって、ガンディー研究はインド研究界外といった感もあるのだが、基本として読んでおくものではあろう。インド研究に入らなくても、インドに行ったりすれば、ガンディー=偉人説に揺らぎが生じるのだが、中島もガンディーの性欲理論には誰もセックスしなくなったら、地球は滅びるだろとツッコミを入れている。子どもを作るときだけセックスしても良いというのはモルモン教が正常位だけとか、統一教会が最初2日が女性上位、次が男性上位だけとか他のカルト系にも通じる教えなのだが、全然宗教じゃない日本でも子どもをつくるときだけセックスという夫婦は多いか。とはいえ、現代ではセックスしないでも子どもを作れる時代でもある訳で、その辺ガンディーは許容するのかな。

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2017年07月30日Sun [06:17] インド  

モディが変えるインド

モディが変えるインド:台頭するアジア巨大国家の「静かな革命」モディが変えるインド:台頭するアジア巨大国家の「静かな革命」
笠井 亮平

白水社 2017-06-28
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「朝子」の人か。誰にも頼まれないので、年間ベスト10とかはしないけど、自分的には去年の1冊。院で中国政治からインドに転向したという著者なのだが、何がきっかけだったんだろう。インドの方が競争がなかったのだろうか。昔は英語がダメだから中国にしたという人が多かったけど、最近の院生はそんなことはあるまい。モディの評伝という訳ではないが、経歴に空白の期間があるというのは興味深い。何でも若い頃数年、山の方で修行しながら歩いたというだが、サドゥーではないのか。70年代初頭で仕事もなく、林棲期を早めに済ませたのだろうか。しかし、インド政治はジェットコースターの時期にあるんだな。「世界最大の民主主義国家」とはいえ、国民会議派の一党(ではないが)独裁みたいなイメージがあったのだが、第3党まで転落する日が来るとは。インディラ・ガンディーの非常事態宣言が唯一の民主主義の危機で、それ以外は政治的な民主主義が機能していたことはたしなのだろうけど、民主主義とは程遠い社会があって、それこそ民主主義って何だろうと考えさせられる国であるのだが、中国みたいな拝金主義に陥らないのはそこまで経済機会が行き届いていないのか、宗教や伝統がそれに歯止めをかけているのかよく分からんな。

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2017年07月29日Sat [05:02] インド  

最後の超大国インド

最後の超大国インド 元大使が見た親日国のすべて最後の超大国インド 元大使が見た親日国のすべて
平林 博

日経BP社 2017-06-22
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大使もの。オビにデカデカと載っている爺さんが大使なのかと思ったら、スズキの会長か。インド大使のあと、フランス大使になって上がりみたいだが、その後は天下りで稼いで、現在は日印協会会長。国の規模から言えば、インド・スクールみたいなものがあって良いと思うのだが、南アジア・スクールとかは言語採用組になってしまうのかな。フランス本も書いていて、インド本も共著で何冊かあるらしい。その中にワニブックス新書の「あの国以外、世界は親日」があって、それも略歴に乗せている。親日とか反日といった語句を使う奴はネトウヨみたいな事を言う界隈もあるけど、副題からして親日だし、ベトナム、インドネシアの大使本でも「親日」というワードが付いていた様な気がする。文中でも「親日」使用度は多いのだが、ツーカーの仲だったらしいジョージ・フェルナンデスや「スラムドッグ$ミリオネア」作者の親日エピソードなのも。大阪総領事だった後者は外交辞令もあるのだろうが、日本は非の打ち所がないので、物語が成立せず、小説の題材にならないのだとか。でもって、著者は中国勤務しているそうだが、インド核実験の際に抗議を入れたところ、はっきりと中国の核に対抗するため仕方なかったと言われたらしい。表向きはパキスタンになっているけど、実際は仮想敵国が中国であることはインド人の常識である。

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2017年07月27日Thu [05:19] インド  

タラブックス

タラブックス インドのちいさな出版社、まっすぐに本をつくるタラブックス インドのちいさな出版社、まっすぐに本をつくる
野瀬奈津子 矢萩多聞 松岡宏大

玄光社 2017-06-30
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このインドの出版社は先日読んだ本でも称賛されていたのだが、手作り絵本で注目されているらしい。一冊一冊ハンドメイドというのは、インドだから可能だと言ってしまえばそれまでなのだが、そのコンセプトが注目されているので、印刷工や製本工の搾取などがあてはならないということになり、この本では彼、彼女らの「顔の見える」形に拘っている。一人一人、プロフィールがあるのだけど、工場の床で雑魚寝とかは一般的なインド人の出稼ぎ労働スタイルな様な気も。給料、厚生福祉などは言及されたいない。一方、制作サイドは西洋風で、留学帰国組がリードして、各国にブックフェアで注文をとっているらしい。西洋人のインターンもいる。絵本は元々、商業出版とは別の論理がある様で、日本の作家がインドで手作り本を自作するというビジネスモデルも展開しているらしい。

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