世界読書旅
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■ 明日を紡ぐラオスの女性 
2008年03月17日 (月) 02:43 * 編集 *
明日を紡ぐラオスの女性―暮らしの実態と変化のゆくえ明日を紡ぐラオスの女性―暮らしの実態と変化のゆくえ
風野 寿美子

めこん 2007-09
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著者は公立小中学校の教員を27年務めた後に渡英して、昆虫研究者と結婚。ダンナの採集旅行に同行して、ラオスなどを訪れるようになったという人らしい。今まで数冊、「風野書房」名義で自費出版しているということだが、今回めでたく、めこん様に採用されたらしい。と思ったら、いきなり「最愛の夫、故佐藤正孝に捧ぐ」。この佐藤さんという人はその筋では大変有名な人らしく、台湾国立自然科学博物館でも記念展が開かれていた。著者とは熟年結婚で、数年間の結婚生活だったようだが、その辺の事情が書かれている訳ではなく、ただ、猛暑の中、書籍の入ったリュックを担いで一緒に歩いてくれた思い出ともに、大きな愛情を感じていると書かれているのみだが、このくらいのトシで結婚するのも悪くはないと思った。ということで、あくまでも横書きのラオス研究書という体裁になっているのだが、虫の採集に余念がないダンナを持て余し、自分はラオスで出会ったオカミさんたちに、シンパシーを感じる様になったのかもしれない。その点、ラオスの村紀行から始まり、歴史、社会、教育、文学など、教科書通りにラオスの女性問題に関して記述していくのだが、なんとなくまとまりがない様な気もした。ただ、「ラオス女性同盟」の役割についても、伝統的な母系社会から、男性優位社会に変わっていく流れに関しても、他ではあまり目にしないものだから、まあ勉強にはなる。ラオス文学の現状は、めこんの得意とするところだろうが、年間出版点数が10冊で、各2000部程度というのは考えさせられる。たしかにビエンチャンで本屋は見かけなかった(植民地時代に2軒あったとのこと。今はもっとあるだろう)が、悪いけど、この国に生まれなくて良かったと思ってしまった。東南アジアの知られざる読書大国といえばミャンマーなのだが、ミャンマーも自由な国になったら、人々は読書などには関心がなくなるのかもしれない。
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■ カフェ・ビエンチャン大作戦 
2008年01月28日 (月) 08:49 * 編集 *
カフェ・ビエンチャン大作戦カフェ・ビエンチャン大作戦
(2006/06/15)
黒田 信一

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中年男がビエンチャンにカフェを作るという素材は面白いのだが、その著者が中途半端に「物書き」であったが為に、本としては逆効果になってしまった感じもする。それでもカフェ・ビエンチャンが軌道に乗っていればそれで良いのだろうが、開店後どうなったかは、全く書かれていないし、おそらくオープン後についてはネタとして端から興味が無かったのだろう。ストーリー的には思い付きから、ビエンチャンにカフェを作るまでのドタバタがメインなので、その後の顛末など不用ではあるのだけど、何だか、この本を書くというネタの為だけにビエンチャンにカフェを作ったのかという気がしないでもない。この著者はインド人の日本旅行記をデッチあげて書いた本が過去にあって、どっちが先か分からんが、それを巧妙にした同じコンセプトの偽書『喪失の国』が話題を呼んだことがあった。この著者のは最初からバレバレの確信犯だったのだけど、そうしたことを考えると、この話、あるいはカフェ・ビエンチャン自体、でっち上げという可能性もあろうが、実存していても「ネタ」なのだから、そんなことは大した問題ではないだろう。ビエンチャンがミニ・カオサン化していることは承知しているのだが、植民地的「毛唐メシ」ビジネスにはどこか抵抗感もある。カオサンがタイ人に人気が出てきた様に、いつの日かラオス人がメコン河岸を取り戻す日が来るのかもしれない。東京ミッドタウンの人出もまた、「ポスコロ」の一風景ではある。
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■ ラオス少数民族の教育問題 
2007年09月08日 (土) 21:54 * 編集 *
ラオス少数民族の教育問題 ラオス少数民族の教育問題
乾 美紀 (2004/02)
明石書店

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博士論文もの。著者とラオスとの出会い日本語教師派遣プログラムでラオスではなく、ウィスコンシンであったとのこと。アメリカにモンの集住地域があることは聞いていたが、正にその場所だった様で、さあアメリカ人に日本語教えるぞと張り切って教室に出てみたら、半分以上がモンだったとはさぞかし著者も驚いたことであろう。それが後に研究テーマとなり、こうして無事博士様になることになるのだが、そうした「出会い」が強烈なものは長く続くものである。ということで、ここで言う「ラオス少数民族」とは事実上、「モン」を指す訳だが、当然、著者はモン側に思い入れがあるので、「支配民族」としての低地ラオ対「少数民族」モンという二項対立の視点に立っている。もちろんそれはそれで間違いないのだが、電気も水道も教科書もなく、紙すらない学校では、もはやそれ以前の問題という気がしないでもない。また、休み時間には先生が屋台のオヤジに早変わりというのも、ラオ人がほとんどを占める教師の月給が800円では致し方ないだろう。そんな学校で著者は英語教師として教壇に立つという経験もしたらしい。英語のニーズが非常に高いというのはある種頷ける事情である。ルアンパバーンとかビエンチャンとかに出て土産物屋とかゲストハウスの客引きとかやれば、1日でそのくらい稼げるのではなかろうか(いくらラオスとは言えそれでも生活はキツイだろうが)。まあそれより若い女性にとってはトイレが無い学校での勤務は辛かった様だ。そうした環境問題はおまけであって著者の主題はあくまで「マイノリティーの教育問題」であって、多文化教育という「先進国」の理論をラオスに当てはめ様としているのだが、状況は大日本帝国の「蕃童」教育の時代に近いのだから、これは苦しいところだ。支配者側のラオ人側は正に同化を求める「帝国主義的教育」に何の疑問も抱いてはいないのだけど、生徒が教室でモン語を使っても「方言札」の様な発想をする以前の段階といった感じである。国家が教育に投資できる余裕が出来たら「方言札」、そして「国際教育」という概念が生じてから「多文化教育」という道に進むのであろう。それにしても、殆ど先行研究が無かったと言いながら、やたら多種多様な「先行研究」から引用しているのは不思議。
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■ ラオス・日本、アジアに生きる
2005年08月18日 (木) 03:11 * 編集 *
4892054852ラオス・日本、アジアに生きる―異文化理解と国際協力の理想を求めて
竹原 茂

麗沢大学出版会 2004-11
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日本に帰化した元ラオス人の大学教授の手記。おきまりの日本社会批判も多いが、この人は中国系ではないらしく、例のお題目歴史批判ではないし、一方的ではなく自国批判もある。そして批判の中心は日本人はラオスの事を知らな過ぎるという事。よほど悔しい思いをした事は、自分も経験としてよく分かるが、もっともラオス人が日本の事を良く知っているとは思えないし、他の外国人(近隣諸国以外)が日本人と比べてラオスの事を良く知っているとは言えないだろう。大学がスポンサーになっているから仕方ないのかもしれないが、所々に宗教チックな学長の教えが登場するのはウンザリ。
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■ ラオス いとしい国
2005年06月21日 (火) 22:01 * 編集 *
4795265194ラオス いとしい国―私が出会った女性たち
前田 初江

段々社 2002-04
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タイトルは意味深だが、滞在中に友人になったラオス人たちの話が中心。
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■ 夫婦で暮らしたラオス
2005年05月17日 (火) 13:12 * 編集 *
夫婦で暮らしたラオス―スローライフの二年間
菊地 良一 菊地 晶子
めこん (2004/03)
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タイトル通りのシルバーボランティア滞在記。この世代の人たちにとってはどこか懐かしい世界なのだろう。
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