2016年06月15日Wed [03:53] ラオス  

ラオス全土の旅

0283.jpgラオス全土の旅
川口 正志

めこん 2016-04
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360頁もあるから、読み物だろうと思ったら、最後までガイドブックだった。歩き方より大きいだろうし、果たして実用なのかな。ラオス一本という人は北から南まで中国国境からカンボジア国境までも網羅しているから、良いかもしれんが、ルアンパバーンだけあればいいよという人が多そうな。まあベトナムや中国から入るとホッとするというのはあるけど、タイだと続きみたいなものだから、それほど癒しにはならんか。トゥクトゥクは乗れる人数が少なく、ラオスの事情に合わないので姿を消したとのことだが、そうなのか。ビエンチャンでは普通にあった気もするが、今はもうないのかな。

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2015年07月11日Sat [21:28] ラオス  

フェアトレードの人類学

フェアトレードの人類学―ラオス南部ボーラヴェーン高原におけるコーヒー栽培農村の生活と協同組合フェアトレードの人類学―ラオス南部ボーラヴェーン高原におけるコーヒー栽培農村の生活と協同組合
箕曲 在弘

めこん 2015-01
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博論もの。このテーマも研究が多そうだが、フェアトレードが一大産業に成長した今は就職先にも成り得るか。事実、著者もラオスのフィールドワークで学生であると明示したのに、フェアトレ社と行動を共にすることが多かった故、インフォーマン側から協力に対する恩恵を期待されてきたらしい。実際のところコーヒーは世界市場で価格が決まるため、フェアトレ社も一般商社も買い取り値段に大差なく、生産者は利便性や前借金を受けられるといった理由で仲買人に売ることも依然多い様だ。フェアトレードの意義などは生産者にとってはあまり意味があることではないのはたしかだろうが、フェアトレ社も通関では乙仲を使う訳だし、中間業者の搾取といったマルクス主義的な言説は姿を消し、今はフェアトレード側もビジネスの一形態として同じ土俵で勝負していこうという傾向の様だ。

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2015年02月28日Sat [00:41] ラオス  

ラオス 山の村に図書館ができた

ラオス 山の村に図書館ができた (福音館の単行本)ラオス 山の村に図書館ができた (福音館の単行本)
安井 清子

福音館書店 2015-01-14
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ラオスに日本の絵本を寄贈してする話は前にも読んだし、テレビでも視たが、この著者のことだったかな。今回はとある事情でモン族の村に図書館を作るのだが、絵本はラオス語に翻訳されたもので、学校教育の普及で子どもたちはそれが読み言葉となっているらしい。ただ、小さい子ども向けにはモン語で読み聞かせるということに重点を置いているとのことで、著者はじめ日本人ボランティアもモン語の習得に励んだ様だ。その上で、モン族老人の貴重な回想なども記録に収めており、活動的には素晴らしいものなのだろうが、どうもこの本自体全体の物語がウルルン調でいかん。

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2013年09月24日Tue [01:54] ラオス | 本・雑誌 |読書メモ  

アヘンさよなら、学校こんにちは

アヘンさよなら、学校こんにちは―世界で最も多量にクラスター爆弾が残る国・ラオスアヘンさよなら、学校こんにちは―世界で最も多量にクラスター爆弾が残る国・ラオス
沢田 誠二

晃洋書房 2013-08
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JICAのシニボラでラオスに行った人らしい。一人称が「ひげジイ」というのがキモいが、元々ホムペに載せてたものらしいので、仲間内ではそれで通っているのかもしれない。農学博士ということで、農業指導かと思いきや、教育が専門みたいで、アヘンの解毒から初等教育普及といったことが任務だった様だ。ラオスの教育に関しては以前研究書を読んだことがあったが、そこで問題視されていた少数民族同化策としての教育普及といった話は無い。母語喪失という現実は国民国家建設の道具としての義務教育の前に無策なのだが、ここではそれ以前にアヘンか教育かという選択肢がとられている。

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2013年03月06日Wed [00:54] ラオス | 本・雑誌 |読書メモ  

ラオス観光公式ガイド

ラオス観光公式ガイドラオス観光公式ガイド
ラオス情報文化観光省

めこん 2013-01
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ラオス情報文化観光省の公式本である。となると、如何にもつまらなそうに思えるのだが、当初は英語版をそのまま翻訳流用する予定だったらしい。その作業を依頼されたのがシニボラの人で、この人は「地球の歩き方」の創刊メンバーだったという業界OBだったっことから、JICAの全面協力も得て、独自編集に踏みきったらしい。めこんもそれに乗った形なのだろうが、となると、この出版資金はラオス政府ではなく、日本の税金から出ているのかな。まあ普通のガイドブックではあるのだが、往年の歩き方を彷彿させる様な感じはある。

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2012年11月04日Sun [23:46] ラオス | 本・雑誌 |読書メモ  

ラオス成長企業

ラオス成長企業ラオス成長企業
ブレインワークス・中川秀彦

カナリア書房 2012-09-10
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久々のラオス本も、あの会社パンフシリーズか。ラオスの証券口座開設などもあるのだが、銘柄は2つだけだから間違える心配は無いと言われても、これは買いなのかどうなのか。ベトナム人に取材させているのでそうなったのかもしれんが、タイ系の企業は一社もなくて、ベトナム系と中国系ばっか。ベトナムに比べてラオスは人間が良いとか、まあその通りなんだけど、だからベトナム系の会社ばかりというのはビジネスは冷徹主義であるということか。

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2012年02月24日Fri [00:50] ラオス | 本・雑誌 |読書メモ  

長春発ビエンチャン行

長春発ビエンチャン行―青春各駅停車長春発ビエンチャン行―青春各駅停車
城戸 久枝

文藝春秋 2011-11
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大宅賞を獲って、父親まで手記を出しての第2弾だが、早くも手持ちのカードを全部引き出してしまった感じ。本人にとっては世紀の恋だったかもしれんが、世間にゴマンとあるコイバナに過ぎないから、これから先何を書いていくんだろうとも余計は心配をしてしまう。いずれは「他人」のことを書かなくてはならんのだろうけど、その辺を小出しにした星野博美と違って、一挙大公開だから題材に困るんじゃないかな。ルームメイトのブルガリア人しかヨーロッパ系の留学生は大学にいないはずなのに、友人の日本人のルームメイトはノルウェー人とか穴もある。2人部屋なら専家でなかろう。98年の長春のディスコで外国人しか入れないフロアがあったというのも意外だが、「偽満州国」の首都でそんなことが許されていたのか。80年代の北京でそういうところはあったけど、あれはホテル自体に中国人が入れない時代だったからな。牡丹江の親戚のことは「あの戦争」で結構書いていたけど思うけど、この人の家系は早期の自力帰国だから、枝繋がり来日はあまりないのかな。あればその辺で書けそうだけど。

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2011年08月28日Sun [00:48] ラオス | 本・雑誌 |読書メモ  

ヤオ族の刺しゅう

ヤオ族の刺しゅう 文様に込められた祈りと移住の物語ヤオ族の刺しゅう 文様に込められた祈りと移住の物語
訳者:坂口 里香

文芸社 2011-02-15
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著者はアメリカでラオス難民の支援NGOに携わるアメリカ人ということなのだが、翻訳ものが文芸社とは珍しい。訳者もタイで少数民族生活向上のボランティアをしたという人で、バンコクでこの原書を手にして以来、会社の昼休みに辞書と赤ペン片手に翻訳を続けてきたのだという。翻訳出版を強く勧めてくれた文芸社出版企画部の久米さんに感謝とのこだが、まあ強く勧めるのもそりゃ当然だろう。アマゾンにも例によって提灯レビューが付いているが、文芸社はレビューの雛形があるみたいだな。アメリカのラオス難民というとモンなのだが、ヤオはミエンが自称で、モンと同系統ということになっているが、この本ではミエンはヤオのサブグループさとしている。「中国語」は日本語訳としては「漢文」が適当ではないのかな。

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2011年02月10日Thu [11:55] ラオス | 本・雑誌 |読書メモ  

ラオスを知るための60章

ラオスを知るための60章 (エリアスタディーズ85) (エリア・スタディーズ)ラオスを知るための60章 (エリアスタディーズ85) (エリア・スタディーズ)
菊池 陽子編著 阿部 健一編著 鈴木 玲子編著

明石書店 2010-12-04
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知るためのシリーズだけど、ラオスはまだ出ていなかったのか。ベトナム、カンボジアみたいに国際的インパクトがある事件が起こった国ではないから、致し方ないんだろうが、治安や歴史はともかく、国民性においては両国を圧倒する人気を外国人に誇る国だから、書き手も多い。援助関係以外にも、その国の規模を考えれば意外に研究者が多い。執筆人は19名。ということで、発展形の「現代社会を知るための」シリーズではないので、まずは啓蒙。地理がたっぷりあるが、研究者はこの辺に専門を置いていることが多いのだろう。基本のもう一つの柱、歴史はそれほど多くない。というかラオスの歴史は国史的にも未だ定まっていないところがある様だ。ただ、先住民はラオ系ではなく、モン・クメールの方らしい。民族の数は諸説あるが、言語的にラオ語への同化が進んでいるとのこと。そのラオ語がタイ語に侵食されてきていることや、インドシナ戦争についての章はなかった。モンについてもその辺の記述はなし。ラオスとミャンマーが国境を接していることに今更ながら気付いたが、ここは開いているボーダーがあったかな。ずっと前にアエロフロートが両国の首都を結んでいたことがあったし、ルアンパバーンとマンダレーを結ぶ定期便が就航したという話も聞いたのだが。

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2010年08月12日Thu [02:57] ラオス | 本・雑誌 |読書メモ  

ラオス豊かさと「貧しさ」のあいだ

ラオス 豊かさと「貧しさ」のあいだ―現場で考えた国際協力とNGOの意義ラオス 豊かさと「貧しさ」のあいだ―現場で考えた国際協力とNGOの意義
新井 綾香

コモンズ 2010-06-15
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NGOもの。JVCのラオス駐在員だった人が著者だが、たしかに20代女性農業素人が、経験豊富な現地職員の上に立つというのは難しいものがあろう。ラオス駐在ともなれば、私は事務方ですからといって、クーラーの効いた部屋に閉じこもっている訳にもいかないだろう。JVCの「正職員」ということで送られたみたいだが、下手なシニア組を送るよりはその意味ではマシかもしらんが、受け入れ先が「アジアの村社会」とあっては、双方に複雑なものがあった様だ。そうした経験を踏まえて、後代の為にも記録として残していこうという趣旨らしいが、ジュニア新書のノリなので、オトナが読んでもあまり愉しめる箇所はナシ。英語ではなく現地語を使うことが重要であると言われても、まあそうだろうねと言うしかない。

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2009年03月04日Wed [00:49] ラオス | 本・雑誌 |読書メモ  

ヴィエンチャン平野の暮らし

ヴィエンチャン平野の暮らし―天水田村の多様な環境利用ヴィエンチャン平野の暮らし―天水田村の多様な環境利用
野中 健一

めこん 2008-04
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総合地球環境学研究所というところのプロジェクト本らしい。総勢17人もの執筆者がいるが全11章。編者による序章と終章、そしてコラム以外は複数人の共同研究となっている様だ。基本的に農学系の研究なので、単独では難しいのだろう。副題が「天水田村の多様な環境利用」ということで、中でも、水問題に力が入れられている。この地域の農業は土より水といったところか。日本のような用水路に拠らず、天水田が中心であるのは、メコンの流れと関係しているらしく、河から治水して用水路とするのは渓流でないと難しいとのこと。天水田は農業の近代化が遅れているからという訳ではなく、その土地の利に適った農法というになる。よって雨量の増減がその年の収穫を左右する訳だが、酸性雨の問題はタイほど深刻ではないらしい。もっとも酸性雨にはマイナス面ばかりではない様だ。他にはタイやベトナムからの移住村、工場進出の影響などについての報告が興味深かった。

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2009年02月08日Sun [22:08] ラオス | 本・雑誌 |本読みの記録  

布が語るラオス

布が語るラオス―伝統スカート「シン」と染織文化布が語るラオス―伝統スカート「シン」と染織文化
Viengkham Nanthavongdouangsy

進栄堂出版 2008-10
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ラオスの巻スカート「シン」のカタログみたいな本だった。共著の二人はラオスの染織文化保護活動をしている応用物理科卒日本人と、外国人に染織を指導をしている英語科卒業のラオス人とのこと。如何にも利害が一致しそうな二人だが、英語で原書を仕上げ、英ラオ併記版がヴィエンカムさんの単著として完成(出版されたかどうか不明)した後、日本語版が共著として出されたのだという。たしかにラオスの「シン」着用率は高く、学校の制服にも採用されているのだが、これは女性の話。男も昔は腰巻が主流だったのだろうが、今やズボンが一般的。伝統衣装が廃れるのは男からというのが普遍的な現象なのだろうが、これは作業効率や外来文化との接触度で説明できるものなのであろう。となると、女性が伝統衣装に取り残されるのも、後進的な理由になってしまうのだが、近年では伝統文化を保持していることが先進的と見なされるので、こうした外国人向けの啓蒙書も作られたりする。そこで「民族衣装」を捨てた男性が、そうではない女性と比べて注目されることは少なくなるのだが、これも一種のオリエンタリズムというものだろう。日本が賞賛される理由として、1.伝統文化を保持しながら、2.西洋文化も身に付け、3.先端産業で成功しているという「神話」を挙げる人が外国には多いのだが、そのうちのどれをあげるかが、その国のバロメーターともなろう。ラオスは1、3、中東も1、3、米国は2、3、欧州も2、3、中韓は3だけかな。

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