2017年10月04日Wed [06:28] ミャンマー/ビルマ  

ミャンマー経済の基礎知識

170830dai.jpgミャンマー経済の基礎知識
水谷 俊博 堀間 洋平

日本貿易振興機構 2017-08-01
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JRERO本。フロンティア・ミャンマーはもうオワコンなのかと思ったのだが、オフィス相場上昇はまだ続いているのか。単に供給不足の問題なのだが、中々改善されないところを見ると、値崩れを恐れて中国系の投資建設ラッシュに繋がっていないのかな。ロヒンギャ問題でも中国との関係が背景にあると言われているのだが、カンボジアみたいにさっときて、さっと回収という訳にはいかないのかも。統計をとってみたら、総人口が500万人も少なかったというのはギャグみたいな話だが、男性人口が出稼ぎで、国外流出以前に正確な統計がその前に出来ていたのかというのもある。地理的、市場的、教育水準にしても東南アジアの大国として復活する条件は揃っているのだが、やはり軍事政権の負の遺産が大き過ぎるか。アウンサンスーチーも後継者がいないから、軍部としても数年妥協すれば良いだけと考えているんじゃないかな。

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2017年07月16日Sun [06:04] ミャンマー/ビルマ  

ピープルズ

ピープルズ~ミャンマー暮らしの日々~ピープルズ~ミャンマー暮らしの日々~
片桐 雙観

清風堂書店 2017-06-30
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梅田の清風堂書店は自費出版サロンなんてのがあるのか。よく分からん経歴の人だが、70歳の時、ミャンマー人の若い嫁さんとビンウルィンでカフェを経営し、3年ほどで撤退したらしい。今は77歳か。他国を批判するつもりは毛頭ないとのことだが、批判のオンパレード。この年代の人はもうしょうがないか。教育関係とか仏教関係の経歴があって、紆余曲折だった様だが、近頃の若い者はというのをミャンマーに来てやっている。まあ実際に現地で店でもやれば、日本の若者と違って、貧しくとも向上心があり、眼がキラキラしてなんてことは言えんわな。

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2017年02月23日Thu [05:51] ミャンマー/ビルマ  

ミャンマー権力闘争

ミャンマー権力闘争 アウンサンスーチー、新政権の攻防ミャンマー権力闘争 アウンサンスーチー、新政権の攻防
藤川 大樹 大橋 洋一郎

KADOKAWA 2017-02-02
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中日新聞のコンビ。このタイトルだから、新政権か軍事政権時代の権力闘争の話かと思ったら、ほぼアウンサンスーチーの話だった。ちょっと前までのビルマものはアウンサンスーチーのブランド力に頼っていたところがあったのだが、フロンティアにお株を奪われて、バブルが一段落して、アウンサンスーチーに戻ったといった感じか。アウンサンスーチーの京大時代などの取材にも力入れていて、借りた図書なども暴露されてしまうのだが、外務省は矢野暢にセクハラされて、帰国してしまったという噂を信じていたのか。矢野が受けれたという事実は隠せないが、矢野がノーベル平和賞級の人物にまで手を出してたとなると、国際問題になるだろう。外務省は余計な詮索をすべきではない。この頃でもハッとする様な美人であったというから、着物でも着て嵐山の散策などしたら皆が振り返っただろうが、そうすると親子二代で日本人にされたと文句言ってくる界隈があったかもしれん。

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myannma.pngミャンマー-“Yangon Press”で読み取る現実と真実
栗原 富雄

人間の科学新社 2016-11
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ヤンゴンプレスは現地日本語紙なのか。著者は編集長とのことで、実質自分で書いたものを読み取るという分けか。フロンティア・バブルのせいで、家賃は高騰したものの、進出企業も増えたから、商売は良かったのだろう。時折、だからミャンマーはダメなんだみたいな上から目線の記事があるのはご愛嬌の範囲なのかな。いずれにしても、現実と真実は抽象的なものだから、新聞は答えを提示するのではなく、現象を伝えてくれれば十分である。なぜだか分らんが、後半は女性ばかりのインタビュー。編集長の好みなのか。

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2016年12月30日Fri [06:24] ミャンマー/ビルマ  

泡沫のビルマ戦記

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泡沫のビルマ戦記

(非売品)と明記してある。NPO法人生きがいを支援する会というのは狭山で老人学級みたいなことをしている様だが、印刷・製本は伊万里の会社なんだな。著者の教え子の一人がNPO法人の会員で、航空自衛隊OBだった関係で、自衛隊関係者の手により作業が進められたという。著者は平成27年に亡くなられたということだが、インパール作戦の生き残りが95歳まで生きたのか。手記はもっと前に書かれたものだろう。マレーシアやタイで従軍中、普通にカフェーでお茶したり、食堂で飯食ったりしているのだが、こういう話は中国大陸でもあって、どうも伝えられている様な「三光作戦」とは別世界の様。「アーロン収容所」でもあったが、収容所に入れられた日本兵にビルマ人が食事を差し入れにくるというのも普通にあったことらしい。

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2016年11月27日Sun [04:13] ミャンマー/ビルマ  

倒せ独裁!

倒せ独裁! アウンサンスーチー政権をつくった若者たち倒せ独裁! アウンサンスーチー政権をつくった若者たち
山本 博之

梨の木舎 2016-10-31
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このタイトルで、梨の木、元朝日記者という三拍子揃ったものだが、それほどアジったものではなかった。著者はバンコクのアジア総局にもいたそうだが、83年生まれで10年退社というと、27歳で朝日記者を辞めたのか。何があったんだろう。今はフリーランスとのことだが、これが初著書になるのかな。「ミャンマー」ではなく、「ビルマ」系の話だが、在日の活動家と親しい様だ。アウンサンスーチーや軍事政権ではなく、メインは活動家の獄中生活。ビルマが読書大国であることは自分も現地で確認しているのだが、獄中に於いてもそれは同じで、あらゆる方法を使って、刑務所に書物が持ち込まれたのだという。獄中大学も活発で、まともな知識人があらかた放り込まれたから、教師陣は揃っている。私もビルマの大学生は英語は第二国語みたいなものだと思っていたのが、ム所内で英語を勉強したという向きが多い様。マジョリティのビルマ人は日本人同様、自国語で完結するから、英語ができるとは限らないらしい。獄中外国語と言えば、大杉栄の「一犯一語」だが、日本留学組の日本語講座は人気があり、看守に分からない様に日本語が暗号として使われることもあったらしい。

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「アウンサンスーチー政権」のミャンマー――民主化の行方と新たな発展モデル「アウンサンスーチー政権」のミャンマー――民主化の行方と新たな発展モデル
永井 浩 田辺 寿夫 根本 敬

明石書店 2016-10-07
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明石は「ビルマ」に拘ってきたのだが、「ミャンマー」使用はいつ頃からだったかな。その長年の総括本みたいなもので、田辺寿夫みたいな「ビルマ」主義者も「ミャンマー」使用に踏み切っている。根本敬はまだ「ビルマ」に固執しているが、これは政治的意味ではなく、日本語として定着している語を変える必要はないということだろう。いずれにしても「アウンサンスーチー政権」になったからといって、英語名を「ビルマ」、「ラングーン」に戻す意味はないから、既に政治的意味での国名論争は終了したと言えるか。ロヒンギャ問題では仏教過激派などが迫害者として登場してきているのだが、これが飛び火すると、一神教同士の争いより厄介になるかもしれん。ミャンマーの対ムスリム感情は一般的に悪くない様にも思えたのだが、ムスリムはインド系、中国系という認識があるのだろうか。

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2016年10月10日Mon [02:36] ミャンマー/ビルマ  

ミャンマーの歴史教育

ミャンマーの歴史教育――軍政下の国定歴史教科書を読み解くミャンマーの歴史教育――軍政下の国定歴史教科書を読み解く
田中 義隆

明石書店 2016-08-25
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明石の「世界の教科書」シリーズの変化球ものか。クレジットが「著・編訳」となっているのは教科書引用部分を訳したからということではなく、ミャンマー人の歴史教師が書いたものという設定になっているからなのか。中国系で、1年間日本に留学経験ありとか、細かなプロフィールを付けているのだが、その本人の名前が出ていないので、実際は「著・編訳者」の作文なのだろう。面田紋次とかの話が出てこないのはミャンマーの教科書に記述がないからということなのだろう。ただ、中国系シャン人という設定の「語り部」とは離れてコラムにミャンマーを侵略し虐殺する中国軍の話が。国民党軍の事だが、これ一つとっても、中国は他国を侵略したことが無いという公式プロパガンダは崩れる。何せ「国軍」が他国の土地を占領し、住民を虐殺して居座っていたのだから。これを侵略と呼ばずに何と呼ぼうか。

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ミャンマーに学ぶ海外ビジネス40のルール: 善人過ぎず、したたかに、そして誠実にミャンマーに学ぶ海外ビジネス40のルール: 善人過ぎず、したたかに、そして誠実に
深山 沙衣子

合同フォレスト 2016-04-30
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合同出版の自費部門なのでこれが本当の「合同出版」なのだが、こちらは特に左翼に限ってはいないし、商業主義の本も出すか。ただ、コンサルらしいけど、あまりリアル・ビジネスの匂いはしなくて、難民のダンナと結婚したことによりミャンマーと縁が出来た人らしい。よって、難民問題啓蒙とかの方がメインというか、実際の「日本ミャンマー支援機構」というのがどういう組織なのかがよく分からん。名前だけだと怪しい感じは受ける。ミャンマー人を人前で叱るなとか、おカネが第一とか、一昔前の「中国通」の中国本みたいなものだが、ミャンマーも「フロンティア」はもう終わったんじゃないかな。

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2016年07月15日Fri [03:44] ミャンマー/ビルマ  

ミャンマーもつれた時の輪

ミャンマーもつれた時の輪 (変化と伝統が綾なす不思議の国)ミャンマーもつれた時の輪 (変化と伝統が綾なす不思議の国)
射場 博之

イカロス出版 2016-05-12
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イカロスはこの種の旅ビジュアル本シリーズあったかな。よく分からんがロンドン在住のエンジニアの人らしい。イカロスは自費本ガイドみたいなものを出しているが、これは著者が持ち込んだ企画ではある様だ。ロンドンだからという訳でもなかろうが、英語が通じるか通じないかということは英語圏の側になった人にとっては大きな価値基準になるみたいだな。英語帝国主義批判の側からは別の見方がされるが、英語がグローバルの証というのは一面では正しいかもしれんが、日本も英語が通じる国だと、外国人が日本語を学ぶモチベーションを保ち得ないだろうし、舶来文化もお家芸の日本化アレンジもされず、ダイレクトに受容することとなるから、ここに来て芽が出た日本の魅力も半減するか。

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2016年05月15日Sun [04:22] ミャンマー/ビルマ  

アウンサンスーチーのミャンマー

アウンサンスーチーのミャンマーアウンサンスーチーのミャンマー
房広治

木楽舎 2016-03-20
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木楽舎というのは引っ掛かったが、このタイトルでこのカバーなら、当然「アウンサンスーチーのミャンマー」の話かと思いきや、半分以上は著者の自伝みたいなものだった。名字からして、そうかなと思ったのだが、中国系2世らしい。父親は上海交通大卒で京大留学、台湾を経て来日というから、戦前に留学し、国民党と共に台湾に逃れて、戦後来日した人かな。時期的に江沢民と同じ占領下合併校組かもしれん。で、息子の方は早稲田からオックスフォードに行き、そこでアウンサンスーチーの家に下宿したのだという。アウンサンスーチーに日本人留学生の下宿人を探して欲しいと頼まれ、自分が住むことにしたというのだが、アウンサンスーチーは著者を日本人とみていたのか、日本から来た中国人とみていたのかよく分からんな。仏教学者の夫は英国情報機関説もあるみたいだけど、その辺の話は額面通りには受け止められん。著者は香港でのシンポに呼ばれ、アウンサンスーチーは当時絶世の美女だったけど、若いあなたは彼女に女を感じなかったのかとか聞かれたというのだが、どういうシンポジウムだよ。著者より15歳上というから、下宿当時40歳くらいか。日本のエロ小説的展開だと、その辺の関係を疑うのも不思議ではないが、聞いたのはオックスフォードの偉いさんで、その奥さんも同席した場らしい。この辺も何か裏があるのか。

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2015年12月13日Sun [01:01] ミャンマー/ビルマ  

ミャンマーの多角的分析

ミャンマーの多角的分析――OECD第一次診断評価報告書ミャンマーの多角的分析――OECD第一次診断評価報告書
OECD開発センター

明石書店 2015-11-17
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OECD第一次診断評価報告書というものらしい。どういう目的を持った調査報告なのか分からんが、ポスト軍事政権に向けての制裁解除、投資環境整備への布石か。公的な機関である故、ミャンマーも公的機関がカウンターパートなる訳だが、政治問題や人権問題、民族、宗教問題について提言することは無い。ミャンマーが最後のフロンティアとされるのは、それまでの低開発の要因もあるが、識字率が高く、市場も大きく、何よりもかつては東南アジア随一の先進国であったという伸びしろの部分に期待が集まっているからであろう。となると、何故に最貧国に転落したかという原因を荒っていけば良いのだが、開発独裁の波に乗れなかったというのが大きいか。韓国にしろ、台湾にしろ、或はシンガポール、タイ、インドネシアでも良いが、軍事政権、一党独裁体制が盤石であれば工業国に舵を切ることはできたはずである。その意味に於いては、民主化がスタートラインでは順番が違う様な。

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