![]() | 平和構築の仕事―フィンランド前大統領アハティサーリとアチェ和平交渉 脇阪 紀行 明石書店 2007-12 売り上げランキング : 110161 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
アチェ和平交渉の話なので、この聞きなれない名前の著者はインドネシア人かなと思いきや、フィンランド人だった。原書もフィンランド語で、これは英語版からの重訳らしい。ということで、副題に「フィンランド前大統領アハティサーリとアチェ和平交渉」とある様に、主役はあくまで、このフィンランド前大統領の人。別に提灯本という訳でもないんだろうが、野蛮なアジアの内戦を終結してやったみたいな感じがしないでもない。重訳からなのか、イマイチ臨場感がなく、政治交渉のプロセスだけ追っているだけの様な印象。日本では津波の影にあまり報道されなかったということはたしかなのだが、訳者によると、日本がモタモタしている間に、フィンランドが、かっさらった仕事なのらしい。まあ北欧は、それに賭けてるみたいなところがあるから、別に構わないんだけど、交渉成立後の武装解除やらなんやらの作業に日本が参加しなかったのは、フィンランドとしてもあてが外れたらしい。まあ日本に期待されているのはカネだけというのは、何処行っても同じなのだけど、せめてアフリカくらいは、EUがテメエラで出せよと言いたい。結局、日本が消極的になったのは津波の件なのか、テリトリーを犯されたからなのか、或いはインドネシア政府との関係で手を引いたのかよく分からんな。下手に手を出すと、東チモの経験をそのまま移植することになり、色んな意味でよろしくなかったのかな。
















