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2020年07月30日Thu [01:45] 中国  

習近平の敗北 



産経辞めて、もう10年以上経つんか。そのままいたら、中国総局長にはなっていたんだろうけど、やはり中国以外の仕事は合わなかったんだろうな。最近は知らんが、フリーになってからも中国入境には問題が無いみたいらしい。宮崎正弘と同じ扱いという訳でもないんだろうけど、このタイプは中国共産党にとって脅威ではないのでお咎めはないのだろう。外国人でお縄になるのは大抵「友好人士」なので、香港人や華人同様、中共から身内と捉えられている人たちである。もっとも、今後はコロナが理由で外国人記者は隔離なんてこともできるし、オンライン人脈をどれだけ持っているかが勝負になるのだろう。中国が自衛隊を評価しているという話は最近よく聞かれるが、著者が直接軍人ソースから聞いたというのなら、リークであろう。何だかんだ言っても、米中対立にコロナ不信が世界中に広まる中、天安門事件の時の様に日本は突破口になる国と中国が位置付けていることは窺える。

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2020年07月25日Sat [20:53] 中国  

腐敗と格差の中国史 



岡本隆司はこのご時世で今年すでに新書2冊か。去年も2冊。なんだかった言っても、中国は歴史、古典が安定している。この辺、「嫌韓もの」に頼らざるを得ない韓国との違いかもしれん。韓国だとこういうタイトルにしたら、即、嫌韓本認定されるところだが、中国は奥が深いというか、現代中国の問題を歴史とスライドさせるのはむしろ、海外研究者ではなく、中国人の得意とするところである。その上で、腐敗と格差は中国の必然とするか、克服対象とするかの違いはあるが、中国共産党に於いては克服が必然なので、習近平ならずしても、それは中国の黒歴史という位置づけである。ただ、今の中国人の多くには共産党政権下での悪平等という黒歴史が原体験としてある訳で、腐敗と格差という中国の本来の形が回復したことにより、経済的に満たされた生活を送れる様にになったという認識があったりもする。こうなると腐敗と格差の克服の先に待っているのは文革や没落といった記憶になるので、新自由主義が選択肢となるのだが、二兎を追う者は一兎をも得ずという結果にもなりかねん。

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2020年07月20日Mon [14:56] 中国  

間違いだらけの日本のインバウンド



コロナ前の本なんだけど、インバウンド需要が既に傾いているということが書いてある。五輪で一時期再生したとしても、その後は転落というのは想定内であったのか。韓国要因はあまり関係なく、大きなのはやはり中国の消費失速であって、やはり代購が消えたことか。「爆買い」の終焉はもうだいぶ前から言われていることで、富裕層は日本になんか行かないなんていう言説もさかんに唱えられたのだが、実際は来日中国人の幅は広く、来日も複数回となると、ニーズも多様化、ニッチ化して、買い物目的が第一義ではなくなったということである。もっとも、そんな話は世界が一変した現在ではどうでも良いことなのだが、たとえ再開バブルがあるとしても、もはやインバウンドは産業として永代成り立つものではないということを皆が理解してよう。これから起こる構造転換で、観光業がどこに吸収されるか分らんが、かつての様に基本、国内客想定となるが、どこまで規模は縮小するのか。

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2020年07月12日Sun [00:28] 中国  

中国人が上司になる日 



日経プレミアも中島恵に次ぐ書き手を求めているみたいだが、元日経BPの中国人にしても、この著者にしても中島ほどライターとして仕事をこなしている訳ではないので、まだ差があるかな。会社がある日突然中国資本になって、何もかもが中国流に変わるのは完全中国人客仕様に変わる観光関連くらいなのもので、それとて、買収前から否応なく中国客メインに応対していたところがほとんどだから、それほど慌てふためくものでもない。80年代の「ガンホー」も作り話であった訳だが、中国人が日本の会社を買収するメリットは「日本」にある訳だから、そこを根底から潰すことはなかろう。変わるとしたら、成果のシビアさであるが、それは日本企業にもある会社の普遍論理である。最近のレナウンもそうだが、会社の看板を守るという発想もないのは中国系というか、外資系企業の性ではある。

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2020年07月08日Wed [02:39] 中国  

中国古鎮をめぐり、老街をあるく 



NHK中国語テキストなどに連載されたものらしい。胡同本と映画本に次ぐ第三弾だが、懐旧趣味という傾向は一致しているのか。中文専攻なのにロシア語科に留学というのはわりとダブルスクールあるあるパターンなのだが、北京外語大でそれをやるのも懐旧趣味っぽい。時代的には90年代だと思うが、北京の老教師などは英語は全くダメだが、ロシア語なら出来るなんていう人がまだちらほら現役でいたはず。ほんでもって、胡同から離れて、地方の老街巡りを北京人の相棒(旦那だったかな)とするわけだが、普通話全く通じないカルチャーショックだみたいな大北京主義あるあるだったりもする。北京のステータスは中国国内よりも日本の中国語屋界隈での方が高かったりもするのだが、北京の論理はやはり大漢民族主義の中心にいないと中々育まれんか。

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2020年07月01日Wed [00:58] 中国  

中支那鉄道 建設の記録

映画


なんか珍しいものがアマプラに。

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2020年06月19日Fri [21:33] 中国  

「中国製造2025」の衝撃 



図書館再開で借りてきたものを古いのから読んでみたのだが、1年後に起こることをさすがの誉先生も予想だにはできなかったのだから、2025年の予測もまた修正を迫られるのか、そのままなのか。陰謀論的に言うと、コロナも習近平の企みで、見事に欧米先進国だけ狙い撃ちにしたということにもなるのだが、現状では中国覇権が以前より遠ざかった観もある。中共の反覇権公式見解からすれば、それもアリだが、日韓でも印パでも漁夫の利を得た訳でもないし、インドとはやってもうたしで、一帯一路陣営も、中国とは程々にというムードにはなっているだろう。ただ、AIだとかブロックチェーンだとか、監視システムといった中国の十八番は確実に市場が大々的に拡がるので、コロナとリンクされた5Gに象徴されるが、どう中国と付き合うのかが全世界的な課題となるか。

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2020年06月06日Sat [01:20] 中国  

銃弾とアヘン



去年の六四30周年に合わせて出たものらしい。今はベルリン在住、国内には入れない様なので、出国前に取材したものか。『中国低層訪談録』に入っている人もいたかもしれん。班忠義とも合流しているみらいなので、あの映画にも出てた人がいたかもしれん。もっとも、映画に出てくるような亡命組活動家リーダーの話はあまり面白くない。やはりこの作家の真骨頂は底辺組の語りであり、出鼻からエロ話になるのも計算されたものであろう。まずは六四を神聖化する「リベラル」の鼻をへし折る必要はある。天安門事件の真相など最早どうでもよく、問題の本質は廖亦武自身も入れられた中国の塀の中に凝縮されている。そこで強烈な思想改造が行われていると思いきや、当然ながらその成果は宣伝に使える人間が何人かいれば事足りる。云わば中国では労改であっても、実社会同様、共産党の権威はタテマエに過ぎない。選ばれない者は劣悪な環境に放置されるだけである。ウイグル人の収容所もおそらくはそんなものであろう。銃弾とアヘンの意味は色々と解釈はあろうが、銃弾が塀の中で、アヘンが塀の外か。塀の中でも塀の外でも生と死も隣り合わせである。

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2020年05月31日Sun [16:50] 中国  

テンセント



大容量の中国新興企業ものノンフィクションはやたら出ている気がするのだが、中国国内版と国際版では微妙に相違がありそうな感じではある。呉暁波は日本でも馴染み深い人であるのだが、この手のビジネス本作家は中国で企業、国家からの独立性が担保されていると思われているのかどうかは分らん。テンセントの本業自体は国内市場特化ではあるので、今回の事態で大打撃を受けることもなかったと思われるが、今後も北米での投資が続いていくかはどうかは国家の意向とも関係してこよう。いずれにしても、こうしたスタートアップ物語が色褪せる巨人企業になった以上、陽の部分だけではなく、中国という国家と関係ないところでの陰の部分もこれからクローズアップされていくことと思われる。

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2020年05月22日Fri [20:23] 中国  

私の伯父さん 周恩来



原著は1999年らしい。中国書籍は今はそのパターンが多いが、中国側が日本語版を作って、おそらくノーリスクで日本側が出版するというもの。王敏が関与しているので法大出版局なのだが、周恩来ものでも20年も前で、その姪の話となると、創価学会系も引き受けなかったか。この人は周恩来の弟の娘ということなのだが、批林批孔の時に弟は逮捕されたらしく、それを周恩来が助けなかったことで、いろいろ憶測があったらしい。その前までは中南海の住民であり、生活費が月500元支給されていたというから、まあ特権階級ではあった。後に岡崎嘉平太の息子と仕事で会う機会があったそうだが、周恩来をキリスト、釈迦、アッラー、孔子を世界の四聖人と言うが、周恩来を加えて五聖人にすべきと岡崎嘉平太が言っていたとのこと。アッラーを聖人とするのもマズイのではないかとは思うが、このロジックは池田大作とか大川隆法とかと同じか。中共代表が毛沢東でないだけマシかもしれんが。

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2020年05月22日Fri [18:48] 中国  

我が大草原の母

映画
daisougen.jpg

モンゴル語だけでなく、上海語も一応区別化されているか。題材的に仕方ないんだろうけど、こういうヒロイズム映画はまだまだ中国映画って感じではある。

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2020年05月05日Tue [00:35] 中国  

傀儡政権



リライトものであることは明記してあるのだけど、こういうのは版権はどういう扱いになるんだろう。類似新書としては劉傑の「漢奸裁判」以来だと思うが、参考文献にあるのはその元ネタの益井康一の原版の方。元本にあった満洲国と蒙疆は落ちているのだが、学術的に満洲国は独立国であって、「傀儡政権」では無いということではなく、満洲はよく知られているので、それ以外をということらしい。非漢族の溥儀や徳王が「漢奸」であることは中国では疑問の余地はなかろうが、日本ではまだその辺は曖昧になっている気はする。川島芳子と李香蘭の運命の分かれ目がそこにあったかどうかは保留しておくが。結局、「漢奸」に関しては中国でも日本でも汪兆銘が全部持っていた観はある。それ以外の「傀儡」政権が免罪されている訳ではないが、あまり知られてはいない分、「国士」として復権する余地があるんかな。しかし、中共政権が続く限り、国民党関係はともかく、地方政権関係の復権の可能性はゼロか。

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