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2018年11月17日Sat [02:58] 中国  

日中外交の黒衣六十年



廖承志が60年代に作った北京唯一の日本料理店の話は前から気になっていたのだが、その店を実際に経営していたのが、この南村志郎 という人らしい。西園寺の秘書的な事をしていた様だが、廖承志に指名されたとのこと。廖がマグロを食いたいと言うと、築地まで飛んで、香港までドライアイスで運び、香港の金田中で詰め直し、広州から各駅飛行機で北京まで丸4日ほどかけて運んだのだという。この日本料理屋は文革中に当然の様に消滅したのだが、廖承志は晩年も寿司が食いたいと言って、友誼飯店に「白雲」を作らせている。どんだけブルジョアだが、名目上は対日工作だから幾らでもカネは出る。新証言は三木の日中平和条約横取り工作と、江沢民訪日の不機嫌は韓国との差ではなく、台湾の3つのノーを日本にも言わせようとしたら拒否られたからだったというとことか。習近平は全く知らんということで、この辺の友好人士チャンネルはもうオワコンにしてるんだろう。

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2018年11月16日Fri [01:26] 中国  

図解現代中国の軌跡 中国教育  



シリーズ第三弾。前二本より、ちょっと薄いかな。三潴正道 のイキリ序文も同じ。「文革」が無かったことになっていないのはこと教育に関しては文革の弊害が関係しているものだし、ある意味政治や軍事よりもその影響が過大であったと言えよう。花の78年組というキーワードは今また脚光を浴びている観はあるのだが、今の詰め込み教育が是正されることもないのも、大学入試再開から一貫して価値観に変化が無いからではあろう。

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2018年11月15日Thu [05:40] 中国  

日本夢



もう大先生は存在すら忘れかけていたのだが、習近平の太鼓持ち軍人との対談本で復活。今はどこが拠点なのか知らんが、共青団を見限って習派に宗旨替えして生き残る道を選んだか。相手は「中国夢」の作者で研究職だけど大佐らしい。70の爺さんでそういう人だから、額に中の字が書いてある様なこれぞ中国人の世界観、日本人観という事しか言わない。読んでいてムカムカしてくるが、大先生だから、大佐の仰る通りでみたいな展開が後半まで続く。ところが、中国夢、米国夢が終わって、日本夢で主従交代し、大佐に問に大先生が答えるという形式になり、予想外の展開に。さすがの大先生も堪忍袋の緒が切れたのか、大佐の望み通りの答えではなくなり、段々と大佐が苛ついてくるのが分かる。中国語で進められたのだろうし、当然編集されたものだけど、大先生がキレたということは中国ではあり得ないか。遂には禁断のワード天安門事件まで飛び出したのが、執拗に日本の軍国主義と従米を責め立てる大佐に、日本人は米国を敬服していますが、中国人の様に誰しもが米国移住しようとはしませんとかKO発言。ロートル友好人士ならこうはいかんが、日本の80後も新人類であると思われた様だ。ただ、明らかにNGテーマがあって、それは少数民族問題。名誉中華民族の大先生もその辺の認識は大佐と大差無かったはず。

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2018年11月13日Tue [15:34] 中国  

潮州人 



全国百万人の潮州ファンお待ちかねの本邦初?の潮州人研究論集。華人研究でも広東と福建、客家の後塵を拝しているというか埋没されてしまっている観はあるのだが、どうもそうした地理的関係から独立した種として扱われていない部分もある。台湾の漢人が閩南系と客家系の2つに収斂されてしまったのも潮州人がどちらかに帰属を変えたからだそうで、双方に本来の潮州系が含まれているらしい。潮州語は閩南語にも客家語にも通じるものがあるというより、潮州語自体が統一されている訳ではないので、広東語や普通語を含めて、潮州ナショナリズム的な同化への障壁が無かったということか。潮州人が多数派を占めるタイの華人社会でももはや潮州どころか、中国系というアプリオリすら希薄になっている。潮州と汕尾(海陸豊)もまた違う言語であるが、汕尾の上位互換が潮州なのかは分からん。

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2018年11月12日Mon [17:35] 中国  

周恩来の述懐 



中国出版トーハンはトーハンの中国法人ではなく、中国出版集団がトーハンと合弁した日本法人の様だ。中国出版は日本で中国書籍の流通、トーハンは中国で流通をやりたかったみたいだが、後者の条件が前者であったというところだろうか。中国コンテンツは政治が絡むと日本で実売実績は望めないのだが、その中で周恩来は消去法で決まったんかな。日中平和友好条約締結40周年記念企画出版、周恩来生誕120周年企画出版のクレジットがあるので、中国側の他、友好協会とか創価学会とかが入っているのかもしれん。日本留学関係の部分を多くしたり、抗日戦争よりも国共内戦の記述が多かったりしているのだが、実際、共産党が日本と戦ったという話は国内向けにもフィクション化してきているから、台児荘が精一杯か。文革は括弧付きの「文革」で統一されている。これが公式な書き方なのかな。周恩来が原爆実験を主導したことも書かれているが、その日付と東京五輪は関係づけられていない。訳者の人は留学生からの帰化組の様だが、下の名前の修誠(しゅうせい)というのは元の本名だったのだろうか。

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2018年11月08日Thu [02:24] 中国  

プロパガンダの文学 



谷崎潤一郎研究の人らしいが、このテーマだと谷崎はお呼びではないか。お約束の火野葦平と石川達三だが、中国側のプロパガンダに敗北したという情報戦史観が現在の「歴史戦」に繋がっているという見方なのか。中国側の宣伝戦に日本は無策ではなかった、十分にそれ以上に対抗していたという論理ではあるのだが、例の上海南駅の赤ん坊の写真などは当時の日本でも中国の宣伝戦に負けたという認識があったのだという。日本の国際的発信力の弱さは現在でも続いていることなのだが、そうしたトラウマが慰安婦問題でも如実に表れているか。

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2018年11月07日Wed [00:18] 中国  

八月十五日からの戦争「通化事件」 



通州事件はある種の「カウンター」としてメジャーになってきたけど、通化事件は下手に名前が似ているだけにまだ知られていない感はあるか。ただ、通州事件と違って、通化事件は中国共産党の実行部隊によるものなので、反中共の文脈だとこちらの方が「カウンター」に使いやすいのかもしれん。とはいえ、こちらは敗戦時の日本人蜂起とソ連軍侵攻という背景があるし、その首謀者とされた藤田大佐の行動も未だ謎の部分があるので、むしろ日本側の流言飛語が原因とされるか。その意味では、ソ連兵の暴行、強姦、留用日本人に対する中共の洗脳に焦点を当てるほうが得策なのかもしれん。

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2018年11月04日Sun [18:07] 中国  

中華料理進化論



持ち込み企画らしい。日本の「中華料理」も中国では既に認知度が高いだろうが、その「現地化」に中国人が肯定的なのは中国国内でも料理の統一性が低く、かつ中華料理の現地化は世界の普遍的現象であるという認識からか。東京辺りだと、「町中華」は姿を消しつつあって、「新華僑中華」とチェーン店がその穴を埋めている状況なのだが、町中華全盛時代の主力であったラーメン、ギョーザは専門店化し、「中華」のカテゴリーから外れた感もあるので、中国人が中華を取り戻したということでもあるのだろう。

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2018年11月02日Fri [01:23] 中国  

日本人は知らない中国セレブ消費



日経BP勤務から帰国して、日本旅行専門誌を立ち上げた人らしい。子どもは日本国籍みたいだが、夫も上海人と思われる記述があったので、夫婦で帰化したか、片方が帰化しているかなのだろう。日本人は知らない系も色々あるが、これは啓蒙型。日本に溶け込んで、集団行動しない中国人旅行客は報道されることはないとはその通りだと思うが、旅館を貸し切ったり、別荘を衝動買いしてしまう富裕層とマナー違反のツアー客の両極端しかニュースにはならないのは中国人に限らないか。「YOUは何しに」中国人版みたいのを中国スポンサーで幾らでも作れそうだが、やはり絵的に「ガイジン」でないとというのは中国のガイジン番組でも同じだろう。韓国人でもそうだが、中国人が日本に来るのは自国内旅行がボッタクリであるという認識が浸透しているからのはたしかか。

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2018年10月29日Mon [14:17] 中国  

習近平が変えた中国 



天児慧も名誉教授か。今年定年だそうだが、他大に行く必要もないのだろう。毛里和子、茅原郁生、中兼和津次などの名誉教授の盟友にも声をかけての啓蒙書なのだが、「汕東」を経済特区にしたとか書いているのは誰かと思ったら、天児だった。校正が変換したのかもしれんが、一箇所だけではなかったので、チェック漏れとしても天児も老いには勝てなかった印象。その辺、毛里和子の方が元気で、ウイグルでガンガン攻めている。元々少数民族問題の古参なのだけど、遠藤誉みたいに定年デビューすることはないか。

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2018年10月28日Sun [01:42] 中国  

検証米中貿易戦争



マガジンランド新書なんて出たのか、しかし、ML新書というネーミングではその筋のシリーズかと思ってしまう。著者は産経の中国経済プロパーなので、ML派とは対極であるのだが、元々日経の人。移籍は定年かもしれんが、その後に書いているものなど読むと、かつての日経の中国経済入れ込みには違和感があったのかもしれん。政治の事はあまり書かないのだが、専門の人民元政策にしても何にしても政治というか党、党というか習近平のコントロール下にあるので、国際主要通貨として扱うのはふさわしくないとの立場。トランプが仕掛けたことで、かつての中ソ対立時代の様に中国が日本に擦り寄ってきた訳だが、鳩山とかはもうお役御免になるんかな。

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2018年10月26日Fri [02:38] 中国  

外交証言録 日中平和友好条約交渉と鄧小平来日



外交証言録シリーズ化されているのか。元カナダ大使で、在任したミャンマーやブルガリアの本も書いている人なので、チャイナスクールではないと思ったのだが、この時期の中国課長であったらしい。反覇権と尖閣漁船問題が大きなイシューであった訳だが、これって、構図は違えど、今と同じでは。安倍訪中は偉い厚遇みたいで、米中関係冷却が背景にあるのは間違いないのだが、安倍に反米を言わす訳にはいかんだろうし、反貿易戦争を言わせれば得点といった程度か。あのときの尖閣漁船は反鄧小平の残党によるものというのが定説だけど、この中国課長が抗議したところ、中国側に日本の反対勢力が煽動したのではないかと言われたのだという。日本の「反動」は幾らでもいたのだが、中国の中央も特定ができてなかったのかもしれん。

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