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2020年10月14日Wed [22:02] 中国  

六四と一九八九



明大のシンポ本。明治はさいきんすっかり中国民主化運動の発信基地みたいになっているのだが、水谷直子はここには入っていかないか。六四組は国内的にはもう影響力無しと政府も判断しているかもしれんが、国際世論的にはまだ障害物ではあろう。六四も一九八九もそれが年号日付以上の意味を持たない世代が多数になってくると、その記憶も歴史化され、中国政府の公式見解から外れるものは歴史修正主義として、海外でも批判される時代が来るのかもしれない。天安門広場での死者数もそうだが、権力内部で起こった動きも真相の解明とともに記憶の継承が必要か。鄧小平が事件当時、実は権力を完全掌握していた訳ではなく、趙紫陽を必要としていたが、趙紫陽が保守派の攻撃対象となったことで、趙紫陽を切ったという話は習近平がとった一連の粛清にも通じるものがある。事件が事件であったので、その焦点は運動体に当てられるのだが、やはり中国の政治を動かすのは人民ではない。

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2020年10月11日Sun [21:24] 中国  

日中の失敗の本質 



本が出ていたのも知らんかったのだが、阿南と丹羽の間の中国大使。チャイスク本流だが、恩師の高坂正尭アピールを始めと終わりにしているのは保守本流を自認しているということなのか。左高右低の政治学界にあって、左に行った高坂の弟子は聞いたことがないが、いるんだろうか。その意味では著者はリアリズムの外交を実践してきたという自負があるんだろうが、六四後の中国が日本を突破口とする道を開いたのがこの人か。コロナ前の本だけど、米中対立にあって、日本が対話のイニシアティブをとって、その緩衝となることを提言している。元外交官であるから当たり前なのだが、それだけ日本の価値を認めているということでもあるし、中国が日本の価値を過小評価していないという根拠もあるのだろう。

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2020年10月07日Wed [02:42] 中国  

米中激突中国ビジネスの行方 



日本経済研究センターの委託本らしいが、日経本体はこういう研究書的なものは出さない方針なのか。このテーマはコロナ前と変わらなどころか益々深まったという感じなのだが、アメリカの要求以前に、これ幸いとばかりに中国から撤退という企業さんも多い様な。元大使の宮本雄二は今はコンサル稼業なので、中国は日本の存在の大きさを再認識しているし、変われる国なので、環境改善も早いとしているが、昔みたいに外資が優待され、保護されるなんていう時代ではなくなった事は進出企業は理解しているところ。中国がこれから大失業時代を迎えて、輸出が下向き、外貨が底をつくという事になれば、また風向きも変わるかもしれんが、そういう予測はコロナでも米中新冷戦でも立てにくい。中国人客頼りの商売はインバウンドのみならず中国市場頼りでも危険であろう。否応なく、ポスト・チャイナは進んでいくと思われる。

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2020年10月05日Mon [15:08] 中国  

日中と習近平国賓 



田原、誉対談。遠藤誉も東京福祉大問題の後、ひっそり辞めた訳ではなかろうが、筑波時代に朝生に出ていた頃とはキャラが変わっている。田原がその辺まで覚えている風には思えんが、絵に描いた様な訪中してお偉いさんと会って取り込まれた様な話ばかりするのだから、甘すぎて話になりませんとか反撃食らってる。歴史認識とか韓国の徴用工とかも当然、誉が同感してくれるかと思いきや、あんなの嘘っぱちとか、韓国の国際法違反ですとかキッパリ言われてしまって、爺さん形無しである。田原と誉は年の差7歳。実際はどうだったのか分らんが、紙面上は田原も敬語を使っていて、誉に意見を伺うみたいな形で当初は進行。誉も「承知しました」を枕詞にしているのだが、後半は荒れた雰囲気だったのかもしれん。最後は玉音放送聞いたと卡子で戦争体験の差で勝負みたいになってしまったのだが、そうなると、当然軍配は誉に上がってしまうか。

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2020年10月03日Sat [20:09] 中国  

中国共産党と人民解放軍



パヨクのインフルエンサーとしか知らなかった人だったのだが、本職は戦史家なのか。経歴は全く出てこないでの、非公表主義なのだろうけど、これだけ有名になっても出てこないということは本名ではないのか。ということで歴史家としての学術的評価は不明で、あくまでゲーム、ファンタジー界の人であるみたいだが、パヨクのみならず、ネトウヨのインフルエンサーにもこのパターンの人はいるな。抗日戦争の歴史的評価は「正史」そのものであるが、最近の人民解放軍の膨張傾向には肯定的評価をしている訳ではないというのは左翼としてはスタンダードなもの。蒋介石、国民党軍の評価は最近の中国の課題が経済から統一にシフトていることもあって、昔みたいな悪辣なことは影を潜め、逆に再評価が主流になってきているのだが、こちらは80年代スタンダードのままである。その分、日本が引き受ける部分が多くなった訳だが、現状の仮想敵関係としての中国と日本という見方を否定するのが今の左翼スタンダードではある。ただ、中国軍が脅威ではないとする仮定と現実とのギャップは中国式の愛国主義で埋める訳にもいかないので、経済優先、統一最優先という言説で説明するしかない。そこに無理が生ずる。

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2020年10月01日Thu [02:01] 中国  

潜入中国



朝日の新中共説払拭を狙ったものであるらしい。だからこそ朝日新書なのだが、朝日記者ものも韓国の牧野みたいに朝日新書から出ない本でないと、その本気度は伝わっても、信憑性が担保されるものではないな。朝日記者が何度も拘束されるのは捕まるのは友好人士や御用学者と同じ構造の様にも思えるし、逆に産経記者や反中人士はフリーパスなのだから、それを以て朝日と中国共産党は一線を画しているとは言えないか。それだけ当局は朝日の影響力を評価しているともいえるが、文革時に北京に残った偉大な業績を汚すのかと叱られたらしい。その件は間違っていたと著者は言明しているのだが、もう社内で秋岡家栄を評価している人など誰もおらんだろう。潜入はハッカー学校への潜入がメインなのだが、学校がザルなのか、泳がせたのかよく分らんな。そこのスクープがある訳でもない。チベット、ウイグルは物理的に無理だったみたいで、北朝鮮は潜入でも何でもない。しかし、中国は一見、強固な監視国家な様で、何が本当で何が嘘なのか分らんカオスの世界でもあるので、開き直って親中メディアとして、食い込むのもアリかとは思うよ。

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2020年09月30日Wed [00:11] 中国  

「中国大崩壊」入門



開き直りではなく、挑戦的なタイトルではある。最近は反ネトウヨ陣営の「中国崩壊論」どうなったんだ攻撃にさらされているので反撃も開拓も必要だったのかもしれんが、この未曽有の事態では中国どころか地球大崩壊の危険も出てきた。もちろんそこまで予測しているのものではなく、米中対立で自滅というシナリオなのだが、米国の本気度がMAXになってきたので、中国崩壊論もちょっとだけポイントを戻したか。ただ、中国崩壊論は別に「日本右翼」の陰謀ではなく、中共内部で習近平落としの陰謀だというのは面白い。中国経済がズタズタになった時、これを習近平の責任に帰せて追い落とそうという勢力があるらしい。そうなると、李克強がダミーなのか、習近平の保険なのか分らんが、これだけ習近平がイケイケでやれるのも、後先無しだからなのかもしれん。

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2020年09月27日Sun [22:49] 中国  

中国D級グルメの旅 



花伝社ではなく、花乱社。福岡の自費出版社みたいだが、著者は元日本考古学協会会長。協会だけど学会なのか。考古学の権威で中国への渡航も多かった様だ。食の専門家では無いとしているが、このクラスの人は中国行ったら宴会漬けだろうから、自然に中華ウンチクが貯まっていったということか。D級といっても、道端で5元の弁当食うとかいうものでなく、蛇とか犬とかサソリとか武勇伝系のものとか、美食もの。日本人はチャーハンと焼きそば食わせとけば満足するというのは中国人の日本人接待あるあるなのだが、そうした見方への反発があった様。香港とか招待無し、宴会無しの地では食堂にも行ったみたいだが、麺が無かったので南の地は小麦が獲れないので麺は食わないのだという考察をしている。麺が無ければ粉を食えば良いじゃんではないが、彼の地では麺は麺屋で食うのが筋で、それ以外は出前一丁がデフォ。

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2020年09月24日Thu [17:07] 中国  

大正デモクラットの精神史 



序章がやたら長いのだが、既述論集なので、そこに力入れんとというのはあるか。中国屋ではなく、社会思想史らしい。大正期日本の社会思想史を紐解くと中国と否応なく結びつくのだが、その時期東洋思想と西洋思想のパラダイムシフトであった。「知識人」が両者のハイブリットであったのもこの時期の特徴であるのだが、中国人の日本留学群から中国の新知識人が生まれていったのもそうした環境の受け皿があってのことではあろう。著者はそうした受け皿が日本のみならず、中国においても機能していたことを示しているのだが、毛沢東の様な留学経験無しの人物も洋書、邦書問わず日本経由の翻訳本から知識を吸収していっている。中国に赴いた日本人教師も2万人に達していたとのことだが、それを可能にしたのは帝国日本の侵略性がプッシュ要因だとしても、日本の知識人のハイブリット性のプル要因が大きかったと思える。

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2020年09月20日Sun [16:55] 中国  

米中新冷戦の幕開け



翻訳本みたいなカバーだが、小原凡司か。あくまで「AFTER SHARP POWER」がタイトルで、「米中新冷戦の幕開け」がサブタイなんかな。このタイトルだと、コロナ後を予言したとも思われるが、コロナがあっても無くても、大統領選前にトランプは中国にけりをつけてはいただろう。ロシアと同じ手を使ってくると、当人はよくわかっていたはずだし、この辺に関してはロシアより中国の方がカネもパーツも揃っている。となるとコロナも陰謀論っぽくなってしまうが、ファーウェイの娘一人では駒不足である。日本はアジアでは台湾、インドとともに中国という選択肢が無い国であるから、備えはあっても憂いは無しなのだが、米国に効かんとなると、余分となったシャープパワーを日本にも配分しだすかもしれんね。五毛とか孔子学院くらいではご愛敬だけど、安倍と違って菅は与しやすいとみたら、二階が乱心するかもしれん。岸の防衛相はその保険とみれば適切か。

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2020年09月16日Wed [19:29] 中国  

水墨画入門



中国語の勉強を始めた頃は年取ったら、水墨画を趣味に過ごすんだろうなというぼんやりとした未来を思い浮かべたりもしたのだが、全くその気配はない。この本を読んで今から始めても遅くないのかもしれんが、当時に今の中国の姿などは良そうできなかったのだから、自分の未来図など当てはまるはずもないか。水墨画の初歩の初歩かもしれんが、水墨画は絵画ではなく書であるという認識すらなかった。文人たるもの書はできて当たり前なので、それだけでは芸が無い。水墨画やパフォーマンスといったプラスアルファが発達してきたのもそうした理由からなのか。

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2020年09月16日Wed [02:09] 中国  

人口の中国史 



「ゴムゴム中国人口史」というタイトル予定もあったらしい。ゴムゴムはあのゴムのことだろうか。実際はそのゴム以前の中国史なのだが、中国が世界を驚かせる人口政策を打ち出せたのも文革終焉という背景があった訳だが、文革の反省は産めよ増やせよの富国強兵のみならず、連綿とした人口統計の歴史否定の反省という点もあったのではないか。人口抑制と戸籍制度の厳格化が同時進行したのも、歴史上の人口増加プロセスが人の移動と相関している点を鑑みた上での施策だったのかもしれん。

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