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2020年03月29日Sun [16:51] 中国  

上課記



中国の離島大学ってどこだと思ったら、海南大学か。横琴島にマカオ大があったり、舟山にも大学はあるんだろうけど、いすれも大都市としか思えんし、考えてみれば、中国で日本的な離島というのは数が知れているか。そこで教鞭をとっていたのが、劉暁波と吉林大の同級生だったという78年組と思しき詩人なのだが、話自体は約10年前のもの。最近の中国の大学生事情は話を聞く限り、ほとんど日本と変わらん気もするのだが、描かれているのは貧しい地方出身学生という従来の中国大学生像。海南大辺りだと、地元率は高そうだが、そうでもないのか。日本語学習者で日本人留学生の友人もいる学生が日本人への偏見まみれだったりするのは結構あるあるで、実のところ、日本人の友達がいるというのは「黒人の友達がいる」と同じではある。詩人のクラスで、テレビドラマ脚本コースらしいのだ、この辺は抗日ドラマ生産養成所でもあるから仕方が無いか。だからなのか分からんが、金持ちになりたい、幹部になりたい、成り上りたいといったこちら側の中国人大学生偏見に沿った人もあまりいないみたいで、将来の希望は香港に逃げたいという一人を除けば、小さな幸せ追及型ばかりで、日本人学生と変わらんと思う。

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2020年03月22日Sun [17:38] 中国  

中国雲南の書承文化



アジア遊学。中国クラスタから右傾化を叩かれた勉誠もちゃんと仕事はしている。中国少数民族言語文化というと、学術的マイナーっぽい響きがあるが、この分野は中国を除けば日本がトップクラスの人員を擁しているのではなかろうか。橋本萬太郎とかは私が中国で、中国人から教えてもらった権威なのだが、中文を学んだ日本人にはこの分野は読解アドバンテージもあるだろう。欧米勢には宣教言語として文字化したというアドバンテージがあるのだが、現状体制では漢文が優勢になるのはやむを得ないところではある。「チベット、ウイグル」の特殊性もこの辺にあるのだが、雲南の様な少数多様の地域では漢語、漢文の実利性はひとえにリンガフランカというだけでなく、民族文化継承にも利用されているのである。

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2020年03月13日Fri [17:15] 中国  

現代中国経済入門 



入門であるが、東大出版会の翻訳ものであるので、丸川ゼミ新入生用クラスの代物。ただ底本は中文ではなく、英語みたいなので、テキストはそちらになるのかも。ただ、原書が中文なのか、英文なのかは分からんのだが、著者は下放世代で、留学組ではない様である。花の78年大学入学組の様で、人大から全人代までのスーパー党員コースか。ルイスの転換点とか、中所得国の罠といったところを基本としているが、「特色ある社会主義市場経済」にとって、有効なのは欧米の理論よりも日本や韓国の経験ということになる様だ。特に日本の停滞という点に並々ならぬ関心を持っているのだが、単なる反面教師というより、停滞が政権の失墜に繋がっていないというところにあるのではなかろうか。保八とか中美化といったキーワードは中国経済のトレンドから消えた観もあるが、それ以上の未曾有の危機が生じた現在、日本の政策には同時進行的に注目を寄せているだろう。

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2020年03月10日Tue [16:45] 中国  

中国手仕事紀行



コロナ以前から、中国旅行関係はジリ貧というか、日本人客の需要も供給も無くなっていた感じで、ガイドブックも紀行本も趣味系に特化したものしか見なかったのだが、こちらも民芸バイヤーの人。現地の話も10年くらい前のが多い様だ。大理の藍染とか、昔からエスニックもの業界には入っていたのだが、中国ということで、あまり秘境感がなく、それほど定番化していなかった印象はある。今は中国国内で垢抜けた商品化が為されていることは想像に難くないのだが、極小なエスニック市場ではなく、一般市場の人だろうか。大中が閉店したというのも時代の流れだろうが、こうしたストーリーから売っていかないと、中国エスニックは難しいな。

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2020年03月01日Sun [18:18] 中国  

日中戦争への旅◎加害の歴史・被害の歴史



カトリック、社会科教師、NPOと三拍子揃った人。最近は友好人士も年老いて、中国は韓国に「日本人良心勢力」をすっかり奪われた観もあるが、中国の名実大国化で歴史認識カードを見限った中共が韓国に下請に出したという気もする。韓国が日共を掌握したこともあるだろう。それでも「古い友人」を無下にしないのが中国でもあし、こうした贖罪詣での日本人は中国国内的には宣伝材料として未だ重宝される。台湾と香港に行ったのも中国の統一政策の一環であろうが、台湾で証言がとれる加害ネタが無かったのか、228事件の話なども。228事件も元は日本の中国侵略が元で起こった国共内戦が原因で日本の軍国主義が元凶という論理だが、中共は朝鮮の様な日本に戦後責任を求めることがあるんかな。経済的な意味はもう無かろうが、統一という名分に於いては国民党の非を打ち消して行く必要はあるか。実際、虐殺された人の少なからずが共産党シンパで、独立派はその落とし子みたいなものではある。

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2020年02月24日Mon [20:36] 中国  

現代中国の社会と行動原理 



中国国家教育部長江学者特聘教授とういうのが、どういうポジションなのか分からんし、教育部長なのか長江学者なのかも分からんのだが、東大にも招聘された社会心理学者の偉い人の様だ。しかし、面子、関係アプローチの中国人論って、今でも中国でメジャーなのだろうか。中国人はなぜ列に並ばないかとか、外国人好みの設問といい、中国国内原書ながら、外国人ニーズに応えたものなのかもしれん。何冊かのダイジェスト版らしい。「公」の概念などはよく日本と中国との違いで持ち出される話だけど、低信頼性社会に於ける「公」は「党」がコントロールすることにより形成されるものなのだろうか。こちらはあくまで「人」の話なのだが、同時期に出た益尾知佐子の新書は「国」の方行動原理がテーマなのだろうか。

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2020年02月14日Fri [14:53] 中国  

米中ハイテク覇権のゆくえ 



Nスぺ本。新書にするか単行本にするかの判断はどの辺にあるんだろう。任正非がカメラの前でインタビューに応じたことで話題になったやつだが、それだけの苦境もコロナの前ではそれどころではなくなってしまった観もある。相変わらずファーウェイはNHKを貴重な宣伝道具として使っていることには変わらんのだが、4K放送とかハイビジョンとかNHK的にもファーウェイとは縁切りできない事情はあるんだろう。ファーウェイを追放した穴を日本の会社が埋めるという訳にはいかないのが、今の日本の現実なのだろうが、かといって、それをアメリカの会社が埋められる訳でもないので、ならば今のところファーウェイに付いた方が、中国取材が担保されるということはあるか。

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2020年02月11日Tue [18:15] 中国  

満洲国から見た近現代史の真実



岡田英弘が亡くなってもう2年か。王岐山も岡田本を読んでいるらしいが、学者としての評価は今後変わることないだろう。ただ、中国史クラスタ間では宮脇と結婚したことが黒歴史になっている様だ。中国史組がその歴史知識を批判しているのか、歴史認識を批判してているのか知らんのだが、モンゴル史組の評価はまた違うのかもしれん。そもそも宮脇は右だから反中ということではなく、モンゴルだから反中なので、韓国というか朝鮮に文句つける様になったのは後天的なものだろう。満州も満洲国もモンゴルではないのだが、4冊も満洲本を出しているが、専門ではないと断っている。その辺は岡田妻ということも、学者の領分ということもわきまえているということなのだろう。

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2020年02月06日Thu [15:34] 中国  

ODA幻想 



海竜社常務の鋭い批判精神により陽の目を見た本だとしているのだが、昔出た本の焼き直しでないかな。ビジネス社とかはその手が多いのだが、タイトル変更して、その旨の記載がないと二度読みの口惜しさを噛み締めることになる。さすがに20年近く前の本の焼き直しなら新刊同様だろうという論理は古参には通用しない。かつての「反中本」のトレンドは中共批判ではなく、ODA批判(感謝ゼロ)であった訳だが、それが終了してネタが一つ減ったのは良いとしても、その当時の批判として所謂「ミサイルになって帰って来る)というのがあった。となると、日本のODAはそろそろミサイルになって日本に襲ってこなくてはいけないのだが、中国の軍事的脅威が増したという点を鑑みると、それ見た事がという風にもなるか。一方、中国のODAはミサイルどころか、第三世界をシャブ漬けにして払えなくなったら売り飛ばすみたいなものだから、その辺、日本を反面教師にしたとも言えるのだが、ボノは中国には債務免除を求めていないのか。

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2020年02月03日Mon [01:28] 中国  

習近平がゾンビ中国経済にトドメを刺す時



この二人は既に対談本を出していたのかと思っていたのだが、これが初なのか。石平とコラボしていたのは三橋か上念だったかな。去年の今頃対談したらしいのだが、図らずしも思いがけない理由で日本は「損切り」になってきそうな勢いではある。とはいえ、中国経済がゾンビである以上、いくら習近平でもコロナでもトドメは刺せない訳で、WHOを見ても、中国経済が崩壊しては困る人たちが世界中に増殖されてしまっている。しかし、米中、香港、そして今回とこれだけ難題を突き付けられてなおその存在が揺るがない習近平は偉大な政治家という評価が国外から一向に出ないというのも歴史が評価が決める余地を残しているということなのだろうが。

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2020年01月31日Fri [01:07] 中国  

国際観光コミュニティの形成 



学位論文っぽいものなのだが、共著ものなので、そういう訳ではないのか。ともに中国人と分かる名前だが、そんねではなく、そねと読ませているらしい。画像検索の限りでは男性の様だ。おそらくは帰化だろうが、もう一人の方が帰化していないことは中央党校出の中国国際空港日本支社長ということで分かる。民航大出身だそうだが、この大学は日本でいう航空大学校的位置付けなのだろうか。日本の航空大学校出でも、パイロットとか管制といった現場ではなく、航空会社幹部コースに進む者はいるのだろうか。今回のコロナ騒ぎで、一世を風靡した中国人インバウンドがどれだけ勢いを減らすのか分からんが、政府による規制はあっても、韓国人の様に「愛国主義」を発揮して日本旅行を自ら取りやめるという現象はこれからそう無さそうではある。サンプル数は限られているが、中国人旅行者の日本に対する評価が高いのは周知の通りで、物価に関しては日本の左派が主張する様な「安い」と感じる中国人は14%で、「高い」の10%とそう大差はない。大多数は「普通」であるのだが、その「安い」にもクオリティに対してコスパが高いというのが多くあると見た。日本文化への関心度などを見ても、安いからというのを日本旅行の一義的な理由に挙げる人はそれほど多くないのでは。

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2020年01月29日Wed [01:33] 中国  

シミュレーション日本降伏



中国軍の侵略時、自衛隊はまず島を占領させて包囲し、壊滅させるというという戦略は既定路線なのか。この島が魚釣島を想定していないことは確かだが、中国が占領するとなると、補給路となる空港があって、人質がとれる有人島となるのではあろう。尖閣に限らず、無人島であれば、国内左派からも放棄論が出てくるだろうから、奪還戦が大儀となる島ではならないか。とはいえ、建前が専守防衛である憲法下では戦争放棄論は持ち出されるだろう。無人島の場合、東シナ海を見ても、「国際社会」は放置ということにもなろう。ただ、中国にとってそこまでのリスクを負って日本の有人島占領を断行するには台湾占領作戦の一端という名分が必要となるだろう。つまりは日中開戦は台湾が引きがねになる可能性が一番高い訳だが、沖縄の基地をめぐる左右双方の運動にはそうした認識が欠けている様な。

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