2017年08月22日Tue [06:10] 中国  

日中戦争全史 上・下

日中戦争全史 上巻日中戦争全史 上巻
笠原 十九司

高文研 2017-07-18
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日中戦争全史 下巻日中戦争全史 下巻
笠原 十九司

高文研 2017-07-18
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この著者でこの版元なので、想像通りのものであったのだが、日本側ではなく中国側の視点で断っているので、ある意味確信犯的である。さすがに田中上奏文は見当たらないが、中国の正史に則っている。中国の研究に依拠しているのであるから、それは当然である。別に歴史にタブーはないので、中国側の視点を日本人が伝えるというのも有りだと思う。批判的見地が多少なりともあれば、日本で公正さを獲得できるだろうが、そういった研究のポジションとは別の次元である啓蒙を意図している様だ。当初は「ここが知りたいQ&A」という企画だったそうだが、その種の宣伝は歴史認識の宣伝色が強くなるので、研究書の体裁を整えたといった感じだろうか。

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2017年08月21日Mon [05:55] 中国  

日本の武器で滅びる中華人民共和国

日本の武器で滅びる中華人民共和国 (講談社+α新書)日本の武器で滅びる中華人民共和国 (講談社+α新書)
兵頭 二十八

講談社 2017-01-20
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よく分からんが、江藤淳の弟子なのか。尖閣に何も配置していない状態なので、中国が上陸して居座れば、もう終わりだのことであるが、灯台を設置した某団体と同じ論理か。日本の武器で滅びるというのはオスプレイでなくても、国産の飛行艇で十分であるとも。つまりは米軍の参戦などは念頭に置いていないのだが、まあ米軍は尖閣事態は動かないという人たちにとっては朗報という訳にはいかんか。軍事関係はよく知らんけど、「中国」という語は使わない主義みたいで、シナか中共で一貫している。中共が国、シナが地理的、民族的呼称になるのか。

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2017年08月18日Fri [05:42] 中国  

知識ゼロからのCGで読む三国志の戦い

知識ゼロからのCGで読む三国志の戦い (芽がでるシリーズ)知識ゼロからのCGで読む三国志の戦い (芽がでるシリーズ)
渡邉 義浩

幻冬舎 2017-07-26
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自分が知識ゼロであることの自信はあるのだが、三国志マニアの人はやはりCGから入るのが基本なのかな。昔は横山光輝とか小説好きだったら陳舜臣とか、それより昔だと吉川英治などもあるのだが、今は圧倒的にゲームなのかもしれん。私はゲームもマンガも小説も近現代以前の歴史も全部ダメなので、芽は出なかった。

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2017年08月17日Thu [05:26] 中国  

満州経済人脈

満州経済人脈 (文芸社文庫 す 1-3)満州経済人脈 (文芸社文庫 す 1-3)
杉田 望

文芸社 2017-06-05
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朝日文庫に似ているから、勘違いしていたのだが、文芸社文庫の書き下ろしなんだな。職業作家の人みたいだから、自費本ではないだろう。実録小説というものなのかな。フィクションですと断りがあるが、登場人物は皆、実名実在の人。石原莞爾が評価されているのは東條批判とか、開拓団反対など、戦後人気を博した理由もあるのだが、世界最終戦争の兵器として満洲国を位置づけていていた訳だから、本来はA級戦犯ではある。燃料も食料の一大基地である満洲国を成り立たせる為の経済計画であったのだが、その経験が戦後日本の高度成長で昇華されたかどうかは、議論はあろう。ただ、今の時代になっての停滞は蓄積されてきた経験と野心が時の経過と環境の変化により無効化されたからということは言えよう。

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2017年08月16日Wed [03:45] 中国  

ブラック企業やめて上海で暮らしてみました

ブラック企業やめて上海で暮らしてみましたブラック企業やめて上海で暮らしてみました
漫画 にしかわたく 原作 初田 宗久 .

扶桑社 2016-12-24
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完全に忘れていたが、原作の人の本は一冊読んでいる様だ。日本がブラックで、中国がバラ色の人だから、扶桑社とは違う色。前の本でもタクシーの運転手に日本人差別された件だけが唯一の中国批判だったみたいだが、今回も大体そんな感じ。よほど嫌な思いをしたんだろうが、逆に言えばこの程度だけかという気がしないでもない。尖閣の元凶である石原慎太郎バカヤローと叫ぶ場面も。日本ではエロ雑誌の編集者だったのに、中国では鳩山由紀夫のインタビュアーなら、舞い上がっても当然なのだろうが、李ミャオ女史みたいに鳩を閣下付けで呼んだかどうかは分からん。

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2017年08月14日Mon [05:26] 中国  

上海の日本人街・虹口

上海の日本人街・虹口: もう一つの長崎上海の日本人街・虹口: もう一つの長崎
横山 宏章

彩流社 2017-06-13
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退官してから、結構なペースで出しているな。長崎の地場版元は精力的だけど、彩流か。前に出したもののリライトかもしれん。魔都という呼称は中国人は批判的だとしているのだが、数日前のTLで中国のある界隈では魔都という呼び方が定着しているなんていう話があった。今の上海は魔都にはほど遠いイメージだろうから、魔都というのは当時のことを指す限定的な呼称なのかもしれん。租界の無国籍状況を魔都と称したのか、大世界みたいなカオスが魔都だったのか、よく分からんのだが、共産党史観では魔都は解放前のネガティブなイメージであり、事実、上海は長年懲罰的に発展を遅らされてきたところはある。鄧小平は上海を最初の経済特区に指定しなかったのを悔いたと言われるけど、やはり上海天下になったのは江沢民以降なのかな。「長崎県上海市」の話もあるのだが、当時の長崎人も上海にパスポート無しで行けるとは行っても、租界に住むことはできず、初期は長崎より田舎だと思われていたらしい。程なくして、虹口で日本語だけで生活できるという環境になったのだが、精霊流しまでやっていたのか。ペーロンまでやっていたら、なんちゅうか逆輸入だけど、今もラーメンなんかは定着しているし、バンクーバー朝日軍みたいなものか。

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2017年08月13日Sun [05:49] 中国  

宮柊二『山西省』論

sanseishiyo_170242.jpg宮柊二『山西省』論
佐藤通雅

柊書房 2017-03-01
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歌集の版元なんだな。著者も定年教員の歌人みたいで、半世紀以上も個人編集誌を出しているのか。宮柊二という人はよく知らんのだが、この版元の名前はあやかったのかな。『山西省』は昭和24年の刊行だそうだが、この時代は大陸から戻ってきた兵士も多かったろうし、歌集なども売れた時代だったのだろう。戦争中に創作したものかもしれんが、火野葦平とか石川達三と比べるのも野暮な話。八路軍を悪く書かないのも発表時の時代の精神も関係していよう。戦場からラブレターとかを軍事郵便で送っていたそうだが、ほぼ検閲ナシで届いていたのは自身が軍事郵便局の検閲係であった関係もあるらしい。メールとか電話がある訳ではないし、戦地からの手紙は膨大な量になった上に、ソレ以外の機密文書などもあったろうから、実際のところ、検閲はわりとルーズではあった様だ。

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2017年08月11日Fri [06:10] 中国  

中国文化大革命「受難者伝」と「文革大年表」

中国文化大革命「受難者伝」 と「文革大年表」:―崇高なる政治スローガンと残酷非道な実態―中国文化大革命「受難者伝」 と「文革大年表」:―崇高なる政治スローガンと残酷非道な実態―
王友琴 小林一美 安藤正士 安藤久美子

集広舎 2017-04-05
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在米文革研究者の論文と、安藤夫妻作成の文革年表は別ものであるのだが、なぜかドッキングさせて分厚いものになっている。集広社のポリシーとして分厚くなくてはならないというのがあるのかもしれんが、年表は要るのかな。鄧小平の娘の鄧榕が北京師範大附属女子中時代に紅衛兵となり、教師を殺したという事が書いてあるのだが、昔、親父の本を書いて来日し、政財界がごっそり購入したなんてことがあったな。画家の長女の絵もそんなことがあった。その本には女子中に在学していたことさえ伏せられているそうだが、女子の吊るし上げがエゲツナイものになったのは中国ならではということではないか。70歳の老人に息子の嫁とのセックスをさせたりなんてのはほとんど「ソドムの市」並みの地獄絵なのだが、女子や、偏差値の高いエリート校でより暴力が過激化したことで、阿Qの引き金を引いてしまったということなのだろうか。今も昔も中国の抱える分断社会の構図は変わらんのだが、そうなると、一致した敵をが外部に作る必要はあろう。その役目を日本が担わされるのはたまったものではないのだが、そこは割り切って、中国のために一肌脱ぐのが、本物の国士なのかもしれん。

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2017年08月09日Wed [04:47] 中国  

対立と共存の日中関係史-共和国としての中国

叢書 東アジアの近現代史 第2巻 対立と共存の日中関係史――共和国としての中国 (叢書東アジアの近現代史)叢書 東アジアの近現代史 第2巻 対立と共存の日中関係史――共和国としての中国 (叢書東アジアの近現代史)
中村 元哉

講談社 2017-06-23
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叢書東アジアの近現代史第2巻。岡本隆司の次ということになるのか。日中国交正常化までで終わっているので、もう一冊出るのかと思いきや、中国はこれで打ち止めで、朝鮮が2巻に中朝台一つと台琉一つという予定らしい。近現代だと現代は含まないのか。普通に中国近現代史なのだが、日本との関わりという点で、従来の侵略、戦争、友好といったアプローチは採らず、中国にとっての日本の内なる影響といった論点。中国が日本から学んだのは西洋から直接翻訳するより日本を通した方が早かったという点にあるとういうことには違いはないのだろうが、そこで中国が取り入れたのはただの翻訳ではなかったということが悲劇の始まりであったのかもしれない。

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2017年08月08日Tue [05:14] 中国  

日本人の不信感 中国人の本心

日本人の不信感 中国人の本心 ―来日35年の私にようやくほぼわかったこと!日本人の不信感 中国人の本心 ―来日35年の私にようやくほぼわかったこと!
李 景芳

さくら舎 2017-05-10
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10年以上前に講談社+α新書で2冊出した人か。第一次反日暴動の頃はこうした中国人論にも、まだ需要があったのだが、その後はお呼びがかからず、翻訳と教材を出していたらしい。広西人らしいが、親が長春というから漢族なのだろう。たぶん広東語スピーカー。83年来日という初期の人で、大学入試は78年組であることをアピールしているのだが、この辺、日本人には通じないか。帰国してお勤めを果たし後、94年にアラフォーでの再来日の理由が知りたいが、前の本にあったかな。ということで、在日35年、日本人夫なので、かなり日本化している(と中国人が読めば思うだろう)。実際、在日年数が長く、夫でも子どもでも家族が日本社会に組み込まれている人はこういう感じが一般的である。でもって、そんなメンタルが日本化してしまった中国人は今の中国人に対して日本人以上に違和感を覚える訳だが、それが中国という宇宙の多層化の断片と捉えられるか、或いは自己なる中国人像を一般化してしまうかはその人の見識に依るところが大きい。

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2017年08月07日Mon [04:04] 中国  

2017年から始まる!「砂上の中華帝国」大崩壊

2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊
澁谷 司

電波社 2017-01-25
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電波社か。死語かもしれんが電波系ではなく、旧電波実験社。「ラジコン技術」や「モービルハム」は聞いたことはある。もう専門誌が売れる時代ではないから、出版社が継続するには売れ筋のジャンルを出していかなくてはならない。青林堂ほど割り切っている訳ではないのだろうが、「経済界」でおどろおどろタイトル中国本を出してきた拓大教授。海外事情研究所だと富坂聰の同僚になるのか。とはいえ、最終学歴不詳の富坂と違って、東京外大中国語・院修了。「経済界」のもそうだったが、タイトル倒しのところがあって、中身的には富坂程度。孫政才失脚は富坂は4月に予告していたそうだが、こちらの人はその気配はない。今のうちに胡春華失脚を予告しておけば、50%くらいの確率はあるんじゃないかな。ドゥテルテは中国を聞いて分かるとしているそうだが、中国人の血は全く入っていないという説もあるのか。マルコスもそんな感じなことを言われたいたのだが、両者ともメンタルはフィリピーノそのままだったから、アキノ家とか華人エスタブリッシュメントからは仲間としては認識されていないだけなのかもしれん。

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2017年08月05日Sat [06:05] 中国  

異郷のモダニズム 満洲写真全史

異郷のモダニズム: 満洲写真全史異郷のモダニズム: 満洲写真全史
竹葉 丈

国書刊行会 2017-04-28
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展覧会本らしいが、図録ではなく、写真集か。満洲写真はプロパガンダものばかり残っているイメージがあるが、プロもアマ合わせて写真家は数万人はいただろうし、モダニズム写真は宣伝要素よりも芸術要素が強い。オクや古書店に流通するのはほんの一部であろうし、中国でこれから「発見」されることもあろう。特に敗戦後はカメラなど撮っている状況ではなかったと思うが、全く写真がない訳ではなかろうし、紹介されているアメリカのミッションが撮影した中共やソ連に破壊された工場跡の様な写真はアメリカにもあるのだろう。

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