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2019年01月17日Thu [03:54] 中国  

中国の現代演劇



1999年に初版が出た後、類書が無いために古書市場で高騰していたものが元らしい。オンデマンド出版のオファーは断ってきたそうだが、定年退官を機に改訂版として出すことにしたとのこと。類書は幾らでもありそうな気がしたのだが、中国演劇に対する日本の関心は伝統劇に偏っているのかな。中国語では話劇ともいうのだが、言語の障壁がある新劇は理解が難しいこともあるし、中国fでは長年、政治の枷があったこと(今でもある)も関係しているか。とはいえ、中国の話劇が日本の新劇と大いに関係していることは演劇素人でも想像に難くない。文学の魯迅や音楽の聶耳に相当する人たちが演劇界にもいた訳で、在日留学生が結成した劇団の公演は3,500人もの観客を集めたという。この数字は中国ではなく、日本の本郷座での公演だが、観客も多くは中国人であったのだろうか。本郷座のウィキにはそれが中国話劇の起点であると記されている。今でも在日中国人劇団は幾つも存在しているはずだが、そんな集客力のある劇団はなかろう。

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2019年01月13日Sun [16:49] 中国  

決定版 日中戦争

決定版 日中戦争 (新潮新書)
波多野 澄雄 戸部 良一 松元 崇 庄司 潤一郎 川島 真
新潮社
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新書だけど決定版。波多野澄雄軍団の日中歴史共同研究ものはこの前も読んだけど、それとは別口なのかな。これと同時期に出たのは笹川財団の中公単行本だったけど、新書版は新潮新書ということはあるかな。ただ、波多野以外のメンバーは微妙に違っている。当然、こっちの方が分かりやすいのだが、中国とは歴史認識一致のコンセンサスは出さずに、歴史の共同研究という枠だけ合意した様だ。この辺は韓国とは出来ない相談ではあろう。中国は自国の歴史教育に使えないものは発表を拒んだとのことだが、それは戦間期よりも戦後に関してというのは意外かな。大躍進とか文革とか六四とかは日本と共同研究する題材ではないということかもしれんが、そうなると共同研究された戦後のテーマが気になる。

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2019年01月11日Fri [23:57] 中国  

孫子のリアルガチ兵法



孫子の兵法もすっかりビジネスネタになってしまっているのだが、9条の日本では戦争放棄ということで、仕方がない。で、中国に関しても日本では横浜中華街ということになっているので、孫子を実践しているのかどうか分からん中華街の中国人のインタビュー付き。日本生まれ育ちだったり、日本に長くいて帰化済みの人たちばかりなので、孫子の教えも日本化しているのか、有能であってもチームプレイが大事とか、誠心誠意だとかそんな話も。もっとも、日本の商売哲学も元は中国から学んだものとは言えるだろうが。

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2019年01月08日Tue [04:14] 中国  

走る日本語、歩くしまくとぅば 



おおボーダー新書だ。金沢出身の人で琉球大中国語教員を経て、佛教大に移ったらしい。窪徳忠琉中関係研究奨励賞とういうのは沖国大が出しているのか。ということで、中国語と琉球語、そして日本語の非核言語エッセイなのだが、日本語の沖縄化、沖縄化した日本語の標準語化といったところの話が中心。しまくとぅばを内地人が論ずる後ろめたさというより、もはや沖縄でも琉球語は研究学問であるから、エッセイ的には日常の言葉が題材としては使いやすいだろう。沖縄では自動車教習所を自練と呼ぶとは知らなかったが、教習所の呼び方が全国で異なるというのも初耳だ。ただ、東京では車校と呼ぶと言うのだが、そんな呼び方聞いたことがない。普通に教習所だろう。著者がどこの教習所に通ったのか知らんが、出身校である都立大の沿線だろうか。私も東急沿線の教習所に通ったけど、京王沿線だと車校なのだろうか。そんなことあるんかな。

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2019年01月07日Mon [04:39] 中国  

満州分村の神話 大日向村は、こう描かれた 



信毎選書なんてあるのか。信毎は第一地方紙に多い左翼系。安田純平の古巣でもある。もう左翼紙は全国紙では生き残れなくなりつつあるので、地方紙が全国紙と差別化するのに左翼化するのは必然か。東京新聞や神奈川新聞が極左記者の暴走を止められないのはその伝統が短いこともあるが、都市は地方と違って、こうした郷土という柱が無いから、党派性を押し出すしか無い。この著者も伊那の出身で郷土史の人みたいだが、筑波大にいる様だ。大日向村は満洲開拓団の表象であるから、研究は多いのだが、郷土史的というより、国策宣伝の側面で捉えたオーソドックスなスタイル。大日向村題材の演劇、映画を担ったのは前進座だが、前進座が左翼化したのは戦後の話。

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2019年01月06日Sun [03:25] 中国  

与癌共舞



在日中国人闘病ものは前にもあった様な気がするが、文芸社。福建沙県の生まれだが、貧しい家庭で、妹は童養媳として幼い時に売られたという。1974年生まれだが、70年代だとそんなものか。厦門大学の学生だったのは90年代中期だろうが、童養媳を出す家庭の出の大学生というのは当時でもレアケースではないかな。結局、中退して就職して高給取りになったが、思うころあり、来日して日本語学校経由で北大に入って、修士まで行ったとのことだが、留学生センター試験で東京に行ったら、別の留学生から北海道から来たことをバカにされたのだという。この頃福建人が差別されていたというか色眼鏡で見られていたことがあったが、そこではなく、北海道がバカにされたのか。中国人の北海道イメージは今と違って未開の地みたいなところはあったかもしれん。それでガンの話は中医で死にかけて蓮見ワクチンに救われてといった事なのだが、医療観光ビジネスの名刺代わりになるんかな。問題化しているのは遠征患者の保険治療タダ乗りなのだが、その辺には触れていない。

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2019年01月03日Thu [04:42] 中国  

中国遊園地大図鑑 南部編 



第3弾。もう1冊出るとしたら西部編だろうが、出るかな。香港、マカオは別編にしてほしかったが、タイガーバームガーデン亡き後は珍スポ遊園は存在しないか。西九龍中心のジェットコースターはまだ放置されているみたいだし。東莞の廃墟モール復活は知らんかったが、あの辺は昔から閑散としたイメージ。深圳の世界の窓、民俗村といった老舗は健在か。もはや人民は辺境も世界も行き放題だから、あまり意味なさそうなので、今後はB級スポットとして生き残るか、大規模アトラクション基地になるかどっちかだとは思う。珠海も橋が出来たところで、香港から遊園地に来る客などいないだろうが、マンションでも建てるんかな。昔はよく移動式遊園地があの辺の工場地帯に出没して、ウチの工場でも遠足に連れてったりしたのだが、さすがにアトラクション系は怖くて乗ったことはない。

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2018年12月31日Mon [06:11] 中国  

なぜ日本だけが中国の呪縛から逃れられたのか



石平の専攻は哲学であることはあまり知られていないのかもしれんが、日本の自称哲学者のほとんどが左翼であるが、共産党が右翼である中国では石平も左翼である。日本が中国の呪縛から逃れられたのは中華のプレゼンスを認めなかったからなのだが、中華を継承した中国共産党と対峙するのは日本の左翼ではなく、右翼なので、日本人としての石平は必然的に右翼のポジションに付くことになろう。

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2018年12月29日Sat [04:09] 中国  

一目でわかる中国進出企業地図 2017~2018年版 



毎年出ている訳ではなく、2年に一回みたいなので、これが最新版ということになるのかな。とりあえず2017年に出た本は年内に消化。明日は図書館で仕入れできるかどうか分からんが、正月は乗り切れそうな冊数は常に確保しているから足りなくなる事はない。しかし、蒼蒼社も30年間スタイル変わらんな。町田に移転したそうだが、顧客はデジタル中国よりもこうしたアナログ中国がフィットする世代ではあろう。矢吹は編集には関わっていないのか、政経分離だからか、党派的なものはない。小林製薬は神薬に入ってウハウハだとか、パクリだとか、それっぽくない文体もあるのだが、書き手が若い人に変わったのだろうか。

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2018年12月28日Fri [04:37] 中国  

中華生活文化誌



現代中国学教員の虎の巻シリーズ。2年に1回のペースだが、文化入門は4年1サイクルか。新入生の掴みとしては色んな入り口を用意する必要があるのだろう。しかし、日本に対する関心と関係なく、日本のコンテンツを消費する中国人はゴマンといるけど、中国には特に関心がある訳ではないが、中国コンテンツ科目を履修したいという日本の学生って、どのくらいいるんだろう。今の中国には興味ないけど「三国志」とかは知っているという学生も未だ少なく無さそう。日本がガラパゴスだとしたら、中国は大陸ガラパゴスみたいなもので、ソフト・パワーは中華圏の枠外には中々拡がらないが、単に言語的障壁に理由がある訳でもなかろう。無国籍化するサブカルに対して、大学で教えるメインカルチャーはあくまで中国という看板を背負った対象になるので、その辺の心理的障壁はあるのではなかろうか。もっともそこを不問にしてしまっては現代中国学も何も無いのだが。

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2018年12月27日Thu [05:26] 中国  

中国と日本がわかる最強の中国史 



「日本国紀」ではないが、最強の中国史などと謳っても中国史界隈から文句が出ないのは、中国史自体がマイナーだからか、八幡自体がマイナーだからのか、扶桑社だからかは分からん。多分全部そうだろう。読んでるのに記憶に残っていかなったが、中国史もの新書を何冊か出しているんだな。3分の2くらいが古代史であったのだが、中国古代史好きは右側にも多い。支那呼称に関しては「相手が嫌がる呼び方をわざわざ使う必要はない」といいうことで、この辺は中国の公式見解通りだが、ただし、言葉狩りは反対というもの。

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2018年12月23日Sun [04:46] 中国  

中国政治



やはり出るんだなというか、これがこのシリーズの本丸か。三潴正道の忖度序文はテンプレなのかな。政治も教育も軍事も日本人はネガティブキャンペーンで洗脳されている。中国人を見下しているからだという同じフレーズが入っているのだが、この辺は行間を読めって奴なのだろうか。この本を読んで洗脳が解かれ、中国人を尊敬する様になったという感想を入れてこそ、日中友好人士であると言われればその通りである。ということで、ツッコミを入れるのではなく、お題目を読むというものだが、愛国統一戦線事業対象者が明文化されているとは知らんかった。日本で「無国籍」アイデンティティを売り出した陳○○さん親子なども、統一戦線事業賛同者にガッチリ名前が掲載されていたりしたのだが、この定義で考えると蓮舫さんもその対象であったと考えるのは自然ではある。

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