2018年07月21日Sat [05:00] 中国  

中国の情報化戦争

中国の情報化戦争: 情報心理戦からサイバー戦、宇宙戦まで中国の情報化戦争: 情報心理戦からサイバー戦、宇宙戦まで
ディーン チェン Dean Cheng

原書房 2018-06-25
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中国のIT企業本かと思ったが、軍事ネタだった。ヘリテージ財団の人らしいので、その筋なのだが、台湾系なのかな。三戦について詳しく解説しているのだが、「孫子の兵法」とかは出していない。日本でもそうなのだが、中国人の特性とか価値観を特殊化したところで、情報戦的には意味はないのかもしれん。米国で工作している中国人は中国的に行動している訳ではなかろうし、トランプ支持の中にも、反トランプの中にも中国の情報戦争が紛れ込んでいるから、誰得で考えるのが良かろう。

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2018年07月20日Fri [05:16] 中国  

日中文化社会比較論

日中文化社会比較論: 日中相互不信の深層日中文化社会比較論: 日中相互不信の深層
河原 昌一郎

彩流社 2018-06-01
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元農水官僚で、北京大使館にもいた人らしいのだが、中国の農業問題から、最近は台湾と安保にシフトしている様だ。なのに彩流社なのだが、彩流社は時々、こうした異端が現れる。中国脅威論も反日批判もあるのだが、戦前の大阪の華商を例として引き合いに出しているには珍しい。中国人の間での相互不信、低信頼性社会、といったウィークポイントを戦時中の日本は再三利用してきた訳だが、友好時代が完全に終幕した現在はそうした戦中回帰の戦略をとっても良かろう。中国人が同胞を入管や警察にチクるというケースは実はかなり多いのだが、法律は守るものではなく、利用するものだというスタンスが戦前から変わらないというのもすごい。

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2018年07月19日Thu [04:19] 中国  

なぜ中国は民主化したくてもできないのか

なぜ中国は民主化したくてもできないのか 「皇帝政治」の本質を知れば現代中国の核心がわかるなぜ中国は民主化したくてもできないのか 「皇帝政治」の本質を知れば現代中国の核心がわかる
石平

KADOKAWA 2018-03-24
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前にも似たようなタイトルのがあった気もするのだが、角川からも出すようになったのか。この人は共産党ディスと歴史ものの2パターンがあるのだが、今の政治を歴史を用いて批判するのは何も日本に対してだけではなく、中国人は自国に対してもそうなのである。民主化の歴史は少なくとも大陸にはないのだから、民主化に対する評価も幻想的になってしまうのだが、為政者に徳があれば、民衆が主体になって分裂してしまうようり、上手くいくという理解の人たちは多かろう。皇帝政治はある意味必要悪とも捉えられるが、前任者たちと違って、習近平は明らかに「徳」をアピールしている。

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2018年07月18日Wed [04:08] 中国  

字源の謎を解く

字源の謎を解く (イースト新書Q)字源の謎を解く (イースト新書Q)
北嶋廣敏

イースト・プレス 2018-05-10
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雑学系の人か。漢字本もそれなりに出しているみたいだが、「字源」と「字統」で何冊でも書けるものなのかもしれん。流れるという字は子どもを流すという意味というのは前にどこかで読んだ記憶があるのだが、小林亜星ジュニアの恐ろしい漢字だったかな。古代中国では子どもが生まれたら水に流す習慣があったというのだが、意味がよく分からん。そのまま流してしまうのか、洗礼みたいなものなのか。川沿いの住民の習慣なのかもしれんが、桃太郎もその辺を改編したものなんかな。

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2018年07月17日Tue [04:56] 中国  

中国社会生活の変遷 

中国社会生活の変遷中国社会生活の変遷
李 友梅 毛 文偉

現代図書 2018-04-01
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中国社会学会会長とのこと。社会学と政治は切り離せるかという命題を抱え込んだまま、一気に突っ走った感は否めない。さすがに文革は無視できなかったが、天安門は2つとも堂々とスルーしている。こうした政治的事件の要因が社会生活の変遷にあるのか、事件そのものが社会生活の変遷に繋がったのかはどちらもそうなのだろうが、やはり改革開放が中国社会にとっての歴史の節目であったことには変わりはなかろう。日本でもこうした社会変遷史には性文化の変遷が指標となることが多いのだが、時系列にすると、1979年に北京空港のロビーに裸体画が登場、1984年に深センのボディビル大会でビキニ姿の女性が登場、1986年に人体芸術展が22万人動員という流れらしい。新聞に少数民族女性のトップレス写真が掲載、中国人モデルの人体芸術写真集が発売され新華書店に行列ができた。というのは私がリアルタイムで知っている事なので90年代に入ってからか。上海で配給券配布が終了したのが86年だそうで、やはり中国社会に本当の「文化大革命」が起こったのは80年代であると言えよう。

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2018年07月16日Mon [04:33] 中国  

習近平の思想と知恵 

習近平の思想と知恵習近平の思想と知恵
張 曦 丁 暁萍 汪 雨申 黄 慶橋 陳 錫喜

科学出版社東京 2018-04-24
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一昔前なら岩波とか朝日とかでも出たのだろうだろうが、中国指導者の忖度本は中共フロントの科学出版社東京、日本僑報社、唯一残った日系親中の花伝社で手分けして出していくしかないか。今や中国の国家思想なのだから、毛沢東語録並みの扱いを受けて然るべきなのだろうが、日本の中国研究者も習近平思想をマトモに相手している人はいるんかな。三潴正道の孤軍奮闘は目立つが、権力闘争に絡める議論もあるとか、信者アピールは避けている。幹部学校はまあそうだろうが、一般の学校や勉強会でも必修になっているのだろうか。マルクス・レーニンをやらされるより、中国的だから楽なのかもしれんが、憤青とかには受けてんのかな。「日本右翼」との親和性がありそうな思想と知恵だけど、韓国、北朝鮮にしてもこの辺の左翼民族主義と日本の右翼民族主義は近親憎悪みたいなものだからな。

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2018年07月13日Fri [05:13] 中国  

中国語を歩く パート3

中国語を歩く 辞書と街角の考現学<パート3> (東方選書)中国語を歩く 辞書と街角の考現学<パート3> (東方選書)
荒川清秀

東方書店 2018-05-24
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第3弾。相原エッセイシリーズより語学色は濃い。「東方」の連載だったかな。台湾編が半分くらい入っているが、NHKの講座では出演者を南と北でバランスをとったそうだが、台湾はやはり番外になるんかな。北方発音原理主義者はむしろ日本人の中国語学習者に多い気もする。私も南の経験値が長いのだが、北の人に発音を直されることはないが、日本人に発音を直されたりはした。「広場」はスペイン語のPLAZAが英語になって、それが香港で広場になって、北でもショッピングセンターなどに使われる様になったとのことだが、~城とかも北で使われる様になったのは香港資本が北京に進出してからなのか。

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2018年07月12日Thu [02:33] 中国  

現代中国の政治制度

現代中国の政治制度:時間の政治と共産党支配 (慶應義塾大学東アジア研究所叢書)現代中国の政治制度:時間の政治と共産党支配 (慶應義塾大学東アジア研究所叢書)
加茂 具樹 林 載桓

慶應義塾大学出版会 2018-03-27
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論集。タイトル通りのテーマだが、中国政治専門ではない人たちを集めた様な。まあ中国政治となると、中国共産党と同義になってしまうので、視点の多角化は必要かもしれん。党の上に政治があるのか、政治の上に党があるのかとしたら、後者であろうが、中国人が豊かになって、民主主義志向が高まると、共産党統治は崩れるといった進歩モデルも雲行きが怪しくなってきているのは事実。というかむしろ習近平時代になって、逆行している部分もあるのだが、それも体制内民主化運動封じ込めと意味合いもあろう。共産党支配の正当性はもはや歴史ではなく、現在の経済で担保されるものなので、経済のパイが膨らみ続ける限りは共産党支配は揺るがない。

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2018年07月09日Mon [04:11] 中国  

一字一絵

【文字場面集】一字一絵: 絵で読む漢字の世界【文字場面集】一字一絵: 絵で読む漢字の世界
金子 都美絵

太郎次郎社エディタス 2017-11-20
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太郎次郎社か。ネタの殆どは白川静なのだが、白川静の画本を作り続けている人らしい。生前に公認された人なのかどうか分からんが、白川信徒であることは確かであろう。一字一絵と言っても、大半は象形文字化したものだけ。字統と変わらんのかもしれんが、字統を普通の人は手出しはしないので、こうしたダイジェスト版で釣っていく必要はあるか。

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2018年07月08日Sun [02:34] 中国  

留学生は近代日本で何を学んだのか

留学生は近代日本で何を学んだのか留学生は近代日本で何を学んだのか
見城 悌治

日本経済評論社 2018-04-06
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千葉大が留学生のゲートウェイであったのは戦後の一時期かと思っていたのだが、医薬、園芸、デザインといった学科は他の官立では受入数が少なかったり、無かったりしたこともあり、戦前から受け入れの多い学校であった様だ。著者は千葉大教員なので、史料的にアクセスしやすい環境ではあったのだろうが、大陸や朝鮮などでは戦中の内地留学生の同窓会ネットワークは存在していないか、その後の動乱や年月により生死不明の場合が多いので、個人名で検索をかけていった様だ。ただ、大陸の学生も戦後台湾に移ったケースも多々あり、大陸で研究者として記録が残っているケースもある。逆に台湾人留学生が新中国入りした場合もあるし、大陸から内地留学してそのまま台湾に移住したという人もいたらしい。千葉大の写真科はアラーキーでも知られている伝統学科だが、戦時中にコロンビア人が在籍していたというのは興味深い。日本在住者であったのだろうか。

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2018年07月06日Fri [05:38] 中国  

台頭する「ポスト華南経済圏」

台頭する「ポスト華南経済圏」 “脱・経済台頭する「ポスト華南経済圏」 “脱・経済"を目指す中国改革開放の新たな地平
森 一道

芙蓉書房出版 2017-04-19
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入念に時間を掛けた大著を出す人なのだが、9年ぶりくらいになるのか。相変わらず、文中に注釈が半分くらい挟まっている。華南経済圏から広東王国へといった感じ見方だが、香港独立の僅かな可能性は広東を引き連れてということになるかな。そうした観点で言うと、深圳が独立防波堤であることが分かるのだが、現実的には深圳という中国が香港を呑み込む方が可能性は高いか。そうなると香港は自由を担保にしておかないと利用価値は無い訳で、完全に中国化してしまったら、広東の一地方都市に成り下がってしまう。香港が広東省を香港化するという見方は97年以前にあった訳だが、香港の内向き志向は日本の内向きに似ているところはあるのかもしれん。

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2018年07月05日Thu [18:31] 中国  

中国メディアの変容 

中国メディアの変容:ネット社会化が迫る報道の変革 (早稲田大学エウプラクシス叢書)中国メディアの変容:ネット社会化が迫る報道の変革 (早稲田大学エウプラクシス叢書)
陳 雅賽

早稲田大学出版部 2017-11-10
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早稲田大学エウプラクシス叢書。あとがきもはじめにも無いのだが、2016年に早稲田の政経博士過程修了とあるので、博論なのだろう。上海の大学で准教授とのことだが、これは副教授で良いのか。ネット反応まとめ本デビューは石平と同じだが、こちらは本国で問題にならない程度のもの。共産党のメディア利用という観点は認められるが、「中央」と「核心」はNGかな。となると、SARS頃から当局がネット言論利用を始め、五毛党も今や無償の有志に取って代わられているという風にも取れるのかも。既存メディアのプロパガンダ時代が終了し、「民意」という名のプロパガンダ時代に突入している訳だが、中国の場合、そこに権力闘争が絡んでいるケースが多々あるので、その「民意」も見分けは必要か。

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