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2020年04月06日Mon [23:59] 台湾  

台湾百年ストーリー 



ガイドブック編プロの人らしい。辰巳のガイドブックを作っているのか分からんが、読み物系が多い社という印象があるので、ストックは溜まっているだろう。ただ店宿飯を並べただけのガイドブックを作っているところはこの事態でアップデートもできなければ需要も無くなりで、どう攻めるかというところ。百年ストーリーというと、要は日本時代遺構観光であるのだが、この辺は台湾人の国内観光需要にも一致しているので、日本人があれこれ言われることもなく消費できる。つまりは韓国の様に民族抵抗主義観光に加害者として向き合わされる心配は無く歴史観光できるということなのだが、贖罪観光の需要もゼロになることはないだろうから、別に韓国は韓国のやり方で良かろう。

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2020年03月23日Mon [15:10] 台湾  

台湾・台南そして安平!



上毛新聞社が何故にというと、企画が台南市政府安平区役所で、著者は当地に派遣されたみなかみ町職員だという。みなかみ町は水上温泉の町だが、台南市と姉妹都市らしい。台湾との姉妹都市は中国や左派からの圧力があるみたいだが、締結が2013年ということだから、台南市が民進党の牙城とはいえ、インバウンド要素ではあろう。台湾だからなのか、日本人だから分からんが対日事務相談顧問という肩書が与えられ、知り合ったのは後か先か分からんが、当地で台湾人女性と結婚したとのこと。職場の安平区には日本語班があって、4人在職しているらしい。日本の自治体で中国語班があるとこは多いとは思うが、中国語が話せる日本人職員を4人も抱えているとこはあまりない様な気もする。

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2020年03月15日Sun [14:57] 台湾  

台湾ラーメン味仙の秘密 



たいていの人は分かっていると思うが、台湾ラーメン本は名古屋めし本である。ブックショップマイタウンは愛知県に特化した古書店だそうで、著者は元愛知FM、元高校教師、元居酒屋店主だった人らしい。ただし、出身はうどん県で、大学は立命館の中文とのこと。語学研修が台湾だった時代か。「ムー」同人というのが気になるが、「ムー」は今、同人誌なのか。台湾の空港で、台湾ラーメンを見つけて頼んだら、これは名古屋ラーメンですと言われたというお約束ネタはあくまで「知人」の話。ただ、知らんかったのだが、台湾ラーメンは実際に台湾人が創始者で、元祖と言われている味仙は台湾人一家の経営であり、フランチャイズは無しで、全て同族店とのこと。日本発祥のちゃんぽんやエビチリと同じパターンであるのだが、台湾人の料理人が作ったのだから、台湾ラーメンで良いかという安易なネーミングだったらしい。分からんけど、ラーメンに札幌ラーメンとか喜多方ラーメンとか、地名が付く様になったのは後のことだったのかな。

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2020年03月04日Wed [16:54] 台湾  

台湾の民主化と政権交代 



中村勝範との共著はもう出ないだろうけど、オールド親台学派もまだ健在ということで。この系譜が親蒋介石だったのかどうか分からんが、反共ルーツだから、今の反中親日組との親和性はあるか。今の民進党政権は台湾、中国の二項対立よりも進歩、保守の二項対立という位置づけの方が大きいので、外省籍の唐鳳がスター。政治家になったりもするのだが、その点に於いては珍しく日本と相性が良い「リベラル」と言えよう。淡々と民主化以降の政治史を綴ったもであるが、かつては生きるか死ぬかの闘いだった二大政党制が何となく機能してきた観はある。国民党も無論、民進党も健全であるとは言えないが、もはや「中国」に後戻りできない空気が司られたことで、国民党が政権復帰しても、地殻変動が起きることはないか。

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2020年02月07日Fri [15:23] 台湾  

むかし「日本人」いま『台灣人』 



明日香出版ではなく、早稲田出版サービス発行なのか。かつて台湾本を多く出していた早稲田出版は商号を予備校に売り払ったか何かだったと思うが、早稲田出版サービスはその継承先なのだろうか。「湾生回家」にも出演している人らしいが、その延長線上みたいな本だろうか。日本語人にとって湾生とはという問題提起をしているのではないのだが、当時の台湾人の思う「日本」と湾生の思う「台湾」には微妙なすれ違いはある様には感じている。当たり前だが、当時は子供であった人が大半なので、「先生」の思い出が強烈であり、良き思い出を持つ人の多くが教育を評価している。また戦後の国民党支配とのギャップが日本時代の美化に繋がっていることも否定はできないだろう。差別が固定化されていた時代に生まれ育った湾生が台湾人をどうみていていたか、というのは人それぞれだろうが、「先生」や「奥さん」といった目上の日本人に対する思慕が同世代である湾生の日本人に対して生じていることはないだろう。友情と軋轢のどっちが大きかったというのはそれぞれ自明のことと思われる。

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2019年12月06日Fri [13:12] 台湾  

台湾、ローカル線、そして荷風 



「東京人」連載らしい。「東京人」が台湾推しなのか、川本三郎がそうなのか分からんが、レトロ主義の「東京人」としては韓国と違って、台湾の方が安全圏ではあるか。後期高齢者の川本も台湾が好きになって何度も通うようになったそうだが、75歳だと、同世代の日本語族は原住民くらいか。何でも映画化された「マイ・バック・ページ」が翻訳されたみたいで、その関係もあるらしい。台湾の出版関係は日本語マスト的なところもあるが、案内は片倉佳史ではなく、黒羽夏彦だったようだ。日本でも菖蒲に行った時、台湾料理店を見つけ思わず入ってしまったそうだが、たどたどしい日本語の店員に台湾に行ったことをアピールしたところ、笑顔を返されたとのこと。その「台湾料理店」の料理が台湾料理で、店員が台湾人であった可能性は1%くらいだろうが、爺さんはそんなことは知る余地もないか。

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2019年11月18日Mon [02:21] 台湾  

恋する赤い糸

恋する赤い糸: 日本と台湾の縁結び信仰
伊藤 龍平 陳 卉如
三弥井書店
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修論もの。台湾人が台南の大学に提出したものを日本人指導教官とリライトしたのだという。この日本人教官は何冊か同様の共著を出している。三弥井書店は民話系なのだが、赤い糸伝説は台湾と日本を繋ぐものであるが、大元が中国にあることはこの種の話に共通したもの。台湾では道教などの信仰と結びつき伝えられていったのに対し、日本では非宗教的な恋愛の言い伝えとして、現代までその由来をよく知らずに広まっているのは興味深い。クリスマスも戦後に非宗教的なバカ騒ぎとして広まり、国鉄のCMによりなぜか恋愛記念日の様に皆が思うようになってしまったのだが、赤い糸話はその先駆けとも言えるか。

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2019年10月03日Thu [13:28] 台湾  

台北歴史地図散歩

台北歴史地図散歩
台北歴史地図散歩
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ホビージャパン
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そそるカバーだが、ホビージャパンなのか。カバーはオリジナルなのかどうか分からんが、これは台湾中央研究院デジタル文化センター製作出版の日本語版。韓国でこの企画ができるかどうか分からんが、少なくとも公的機関が製作することはなかろう。歴史地図重ね合わせ本はちょっと前に日本で流行っていて、私も東京ものは何冊か目を通したのだが、その辺と比べてもかなりのボリュームである。ただし、その分、実用向きではないのだが、今の時代、重い本を持ち歩いて街探索という人もいないだろうから、これで良いか。

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2019年09月26日Thu [15:53] 台湾  

台湾が独立する日

台湾が独立する日 日台米中問題の核心
田代正廣
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「内省人」表記で思い出したが、前にもサイズ社で出した人か。「内省人」に自信があるのか、何のクレームも無かったからか分からんが、今回も「内省人」で一貫している。台湾人(内省人)という表記も。アドバイスを受けたという永山英樹がその辺を指摘しないとも思えんので、ポリシーなのかもしれん。内モンゴル、外モンゴル表記も論争があるが、本来、日本語で外省人と対になるのは本省人ではなく、内省人ではあろうし、本と外より、本と内の方が差別的意味合いが少ないということも言えるのかしれん。かつて台湾は「フォルモサ」、「タイワン」名義で五輪に参加していたという事は知らなかったが、1956年のメルボルンが「フォルモサ」、1960、ローマが「タイワン」だっtらしい。この辺、ウィキペディアの日本語と中文(簡体字)では説明が違うのだが、あとで調べてみる。

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2019年09月20日Fri [14:19] 台湾  

親日台湾の根源を探る 

親日台湾の根源を探る―台湾原住民神話と日本人
諏訪春雄
勉誠出版
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勉誠は中国クラスタ界隈から最近糾弾されているし、「親日台湾」言説も忌み嫌う人たちが多いので、このタイトルだと(読まずに)ネトウヨ本認定されそうだが、著者は日本近世文学研究の大家。元々、中高教員だったこともあり、新書、選書のライト系フィールドに強く、85歳になってもその感覚は衰えていない。台湾原住民は大陸では大陸起原説、学説的にはマレー、ポリシネア系説が支持されている様だが、台湾原住民が親日なのは縄文系であるから、元々内地には同胞意識があったのではないかという説は初めて聞いた。アイヌと琉球の縄文繋がりは今や帝国言説ではなく、ゲノム的に解析された科学であるのだが、アイヌが清より内地に親近感を抱いたのは内地が渡来人である弥生人により原住民の縄文人が征服された自分たちと同じ境遇であったからだという。こうした伝承はもちろん学問によって受け継がれたものではないのだが、むしろだからこそ、時の政治やイデオロギーで左右される学問的バイアスとは無縁とも言える。最後の方で「ネトウヨ」認定される可能性もあるかもしれんが、読み物として面白かった。

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2019年09月16日Mon [18:57] 台湾  

ポストコロニアル台湾の日本語作家 

ポストコロニアル台湾の日本語作家 黄霊芝の方法
下岡友加
溪水社 (2019-02-28)
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博論ではなく、日本近代文学から、日本語教師、日本語作家研究という流れの人らしい。中文は台湾に来てからとのことだが、実際、外籍日本語作家研究に外国語は必要かという命題はあろう。黄霊芝は呉建堂の台北歌壇の同人でもあったが、短歌よりも小説、俳句の方に比重があり、こちらは台北俳句会の主宰者。呉濁流も俳句派で、台北俳句会に毎回顔を出していたそうだが、話が長く、結構バトルがあったらしい。こうした日本語族はほぼこの世を去りつつあるが、体制言語である日本語が反体制言語となる中、中文への転向が物理的に可能であった作家がいたからこそ、台湾の日本語文学界が壊滅しなかったという事も言えるのかもしれん。北朝鮮でも将来、帰国者の日本語文学界というものが生まれる可能性はあるか。

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2019年08月29日Thu [13:25] 台湾  

沖縄処分



このタイトルは高文研が決めたのだろうか。サブタイで整合性を取らせているのだが、タイトルで釣っている嫌な感じ。ワック本の煽りタイトルと同じことを左翼もやっているということだが、商売である以上それは否定しない。著者は朝日のチャイスクだった人だと思うが、前の高文研本2冊(台湾、港澳)もそれほど色は無い。今回も台湾本であるが、沖縄に関しても色はそんなに付いていない。戦前の沖縄では台湾が一番近い文化先進地域であったので、就職、進学以外にも多くの沖縄人が移り住んでいたのだが、引き揚げ時には別の国になっていた日本と沖縄で、取り残された人や家族が分断されてしまった人たちがいたというのは周知の通り。戦後の闇貿易もフォローされている。待たれるのは台湾から沖縄に移り住んだ人たちの記録で、久米三十六姓など中国のプレゼンスが高い沖縄に於いて台湾とのより近い関係は日本や米国を含めて、沖縄を再構築させるものではなかろうか。

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