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2019年07月17日Wed [13:32] 台湾  

台湾へ行こう! 



えにし書房が高文研に対抗した様なスタディーツアーガイドを出してきたな。高文研も台湾は片倉佳史だったので、バリバリ歴史認識ではなかったのだが、日本時代の遺産建築という点では今の台湾人認識により近いもの。つまりは本土派の歴史の一部として日本時代を捉えるという点であるが、金門島に多く割いているのはその辺へのバランス感覚かもしれん。白色テロ関係にも多く言及しているが、こうした「弾圧者」が反共という名の親日であったことが韓国ほど意識されていないのも台湾の民主化と韓国の「民主化」の違いではあるのだろう。金日成を蒋介石と同律に考えるなら、北朝鮮が民主化されたら日本が再評価されるという可能性もわずかにありそうだが。

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2019年07月05日Fri [03:44] 台湾  

「国語」から旅立って



新曜社のYAシリーズなのだろうか。よりみちパン!セの意味はよく分からんが、かつては理論社、イースト・プレスから出ていて、昨年から新曜社なのだとか。そうなると、三社とも続行会社であるが、最近はあまり聞かない感じもする。学校図書室納品として固そうなこのシリーズは出物になるんかな。養老とか湯浅誠とか時の人のを出して来たみたいだが、今の学校の現況としてはこの著者の需要はありそう。「国語」を身近な響きに感じる日本人は中高生くらいまでであろうが、我々の様な者には「国語」とは即、中国語であり、即ち「台湾華語」である。著者が旅立ったのは「日本語」としての国語であるのだが、普通話を経て台湾の国語に回帰した訳ではないのか。日本語を日本と分離して道具として使うという宣言はポリコレ的には正しいかとは思うが、「中国人」から見れば、中国語を放棄して、日本語を使う言い訳にも思えるだろう。言語とナショナリズムは多くの国が旧植民地の言語を主として利便性を理由に公用語として残しているところからみても不可分ではないのだが、母語という括りではアイデンティに混乱を生じさせるのかもしれない。

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2019年06月27日Thu [19:33] 台湾  

辞める前に有給休暇で走ってやる! 



幻メディコン。最近は幻ルネではなくて、こっちの方に自費は誘導されるのかな。どこかのメーカーにいた人らしいのだが、退職前に溜まっていた有給を消化して、台湾でマラソン大会や環島してきたという話。65くらいだと、まだガラケー主義か。台湾はどこでもWi-Fiがあるということで、スマホではなく、タブレットを買って持っていったが、空港でSIMをレンタルしようとしたら、それはSIMが入らない型なので、断られて困ってしまったというのがよく分からん。ルーターごと借りれば良い話だが、Wi-Fi自体がよく分かっていなかったんかな。結構トホホな話もあるのだが、この世代ではリア充であろう。マラソンや自転車というのも健康的であるが、酒はやはり止められんし、止めるつもりもない。

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2019年06月23日Sun [15:41] 台湾  

我的日本



台湾の作家陣による日本紀行アンソロジーんなのだが、日本オリジナルの企画なのだろうか。白水社だから、イデオロギーも日本スゴイもないので、台湾人作家が普通に台湾人読者向けに書いたものを集めてきたと言って良いのだろう。台湾人にとっての日本旅行はもはや一般的過ぎるのだろうけど、その分、地方や、非観光アプローチは需要があるのかもしれん。作家も普通に日本に行くから、ネタとして使えるというのもあろう。編集で恣意的選択をしたとも思わんが、所謂歴史認識話はほぼ無い。韓国や中国も日本旅行の一般化により、お約束の歴史言及は減ってきているのだろうけど、この点に限っては台湾とは依然対照的とはいえる。加藤清正の話が出て、韓国人からは嫌われていると台湾人が書くのは韓国人からしては微妙なトコだろうけど、台湾でも中国でも韓国に反日は別格という認識はある様だ。

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2019年06月14日Fri [03:07] 台湾  

在日台湾人の戦後史 



在日台湾人手記は最近も100歳超えの史明のが出たりして、需要は高いのだが、独立派ものが多くを占め、体制派、統一派は中々少ない。岩波は大陸で文革中ブタ箱に入れられていた楊威理の本を90年代に出しているのだが、彩流社は中国にする余地を残したか。そもそも終戦時に日本にいた台湾人の多くは左傾化したのだが、朝鮮人の左傾化と異なるのはその多くが富裕層の子弟で、留学や遊学で日本にいて、扇動された無産階級ではなかったということ。李登輝もその系譜に含まれるのだが、国民党支配の島に帰国の道を選べたのはある程度身の安全性が担保された者だけであったとは言えるか。そうでない者は在日となるのだが、日本残留は不法化を免れないので、それが叶わなかった者は新中国への「帰国」という選択肢となる。この著者が日本に残留できた理由は編者によって、最後に記されているのだが、「華僑運動」も「帰国」を逃れる第三の道ではあったのだろう。疑問に思っていた周鴻慶事件に関与したと書かれていて驚いたのだが、拒否したという上海筋からの指示って何だんだったのだろう。いつの間にか上海で発見されるというアレなのだろうか。周鴻慶は80年代に消息が朝日に載ったそうだが、調べてみよう。

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2019年05月22日Wed [17:24] 台湾  

化粧品業界のブランド戦略 



博論ものっぽいが、違うのか。見落としているかもしれんが、特に記載は無い。三井住友銀行勤務後、学校経営の側にいた人みたいで、環太平洋大学副学長という肩書も。博士(創造都市)で、大阪市大院創造都市研究科後期博士課程とのことだがら、最近の学位かもしれん。化粧品業界研究は結構ありそうで、無く、男性それも年配(実年齢は分からんが)による研究書というのはかなりレアなのでは。業界に携わってきた人なのかもしれん。別に男性だからダメということはないし、実際この業界も女性は販売部門に多いだけなのだが、女性研究者が化粧品研究に着目するケースが少ないとしたら、何某かの理由はあるのだろう。韓国のアモーレパシフィックは名前くらいしか知らんが、化粧品業界のサムスンであることは知っている。資生堂の一強時代は終焉していて、韓流の波に乗ったアモーレの台頭は著しいのだが、アモーレパシフィックは太平洋科学という会社で、そのルーツはサムスン同様、日本時代に遡るらしい。

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2019年05月09日Thu [13:36] 台湾  

台湾外交の形成



博論もの。2002年提出というから、ワールドカップも観ていなかったんかな、お父さんは東亜同文書院出だそうで、亜大教授だった人だろうか。うららと読むのはこの年代にしてはキラキラネームだろうけど、やはり中国的な字を選んだのだろう。お父さんの立ち位置は分からんが、衛藤瀋吉時代だと台湾派なのかもしれん。台湾が一つの中国を巡って大陸と争っていたことなどもはや忘却の彼方だが、日中関係史で大きなメルクマールとされる長崎国旗事件も台湾(というか中華民国)が関わった事件であった。国府の対日工作機関が「山田武雄」「田中文彦」と称されていたというのは興味深いが、典型的な日本人名の様で、「田中」「文」「彦」の用に分ければ深読みを愉しめる。日本アジア航空とか中華航空の羽田路線なども歴史の話になったが、断交で途絶えた日台路線に大韓航空が週30便の路線申請して、台湾側は許可したものの、日本側が拒否したという話は知らんかった。日本が拒否したのは韓国から日本を経由して台湾の以遠権だからと思うが、日台路線はキャセイとノースウェストだけに認められた名残りは最近まであった。当時の台湾の外国人観光客の半数以上は日本人であったというから、断交の影響は少なからずであった様だが、日韓も同じ様な状況であり、その多くが所謂「男性観光客」だとしたら、日台路線も大韓航空が担うことは些かの問題もあったのかもしれん。

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2019年04月21日Sun [02:22] 台湾  

ロケーションとしての留学



博論ものではないのか。台湾の政治大学博士らしい。現在は熊本学園大教員とのことで、台湾人留学生を研究対象としている様だ。台湾には通算6年在住で、最近多い「反親日国言説」の人。色んなパターンがあると思うが、台湾人留学生から日本批判を聞いた、中華色が強い台湾の大学にいたという背景もあるが、台湾人を親日だと決めつける日本人に対する違和感というのが、大なり小なりこの台湾反親日言説の人に共通している。それもそれでステレオタイプであるのだが、結局行き着くところは「歴史認識」ということになるか。台湾人が日本人に対して思う冷たさというのは淡情ということなのだが、そこにあるのが日本人と台湾人の壁なのか、単に日本人と日本人の間にも起こりうる友だちの壁なのかはもっと検証されるべきであろう。更に言えば、日本に留学に来る台湾人の日本知識と日本人学生の台湾知識がイコールになる訳はないし、逆もまた然りである。台湾人と中国人の壁の方がもっと複雑であるのだが、それも含めて、日本人教員である著者の求める回答を忖度して答えるのが台湾人の良い学生たる所以ではあろう。

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2019年04月15日Mon [02:17] 台湾  

台湾朝から夜までおいしいもの250 



JTBのMOOKというそのまんまのシリーズらしい。JTBだけあって、タイアップは無し。というか今や台湾はLCC前提なのだろうか。相変わらずアウトバウンド一人勝ちが続いている台湾なのだが、親日需要よりもメシ需要の方が大きいだろう。中国や香港に中華食いに行くというのも何か違うような気がするし、日本の中華街も「台湾料理」も台湾とは関係無いから、LCCでB級グルメというのが王道か。

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2019年03月17日Sun [02:38] 台湾  

あなたとともに知る台湾



清水書院の歴史総合パートナーズというシリーズなんだな。清水書院の傾向はつくる会(自由社系)に偏向していると批判されているくらいしか知らんので、少なくとも右側ではないのだろう。胎中千鶴と四方田犬彦嫁を混同していたのだが、こちらは戴国煇の弟子筋らしい。金美齢は戴国煇は共産党員だと言っているのだが、もう亡くなっているので、史明みたいに007並みの告白話をすることはもう無いか。例によって、日本の若者は歴史を知らないといった話から始まるのだけど、テレビでリポーターが流暢な日本語を話すおばあさんにどこで日本語を勉強したんですかと聞いたので憤慨した意識高い学生を褒めるのはどうかな。身内にも日本時代を生きたオバサンがいたが、日本語は聞いてちょっと分かる程度だった。この世代、特に女性が全員日本語を流暢に話せると考えるのも植民地主義であることには変わらない。日本語を流暢に話せる人はそこに教育を受けたというアイデンティティがある訳で、どこで日本語を勉強したのですかと聞くのは間違いではない。女学校の思い出やお世話になった日本人の先生を嬉々として語る人と何人も会ったが、彼女たちが嘆く日本の無知はそうした記憶も植民地主義で一刀両断してしまう無知である。

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2019年02月17日Sun [13:35] 台湾  

本の未来を探す旅台北



ソウル編に次ぐ第二弾。朝日新聞とは関係ない方の朝日出版社。朝日新聞やサンタフェのイメージを払拭せんとしているのかどうか分からんが、紙媒体危機の中で、出版社の方で書店を成長させていこうという試みであろう。台湾にしても韓国にしても出版市場は日本よりかなり小さいが、起業障壁が低いので個性的な書店が生まれる余地はある訳で、日本の書店の未来もそうしたところから俯瞰することができるのではないかということか。先日読んだ台湾文創ものでもそうだったが、文化部門で想像以上に台湾と日本が密接に繋がっているのは歴史的要因よりも地理的要因が大きい。誠品書店の日本進出も決定したみたいだが、そうした大資本的な関係性はグローバル資本主義の論理である以上、日本と台湾という二国間の関係性は独立系が担っていくことになろう。既に台湾ではポスト誠品書店という流れになっているらしい。

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2019年02月14日Thu [14:13] 台湾  

日本語誕生のメカニズム



普通に台湾人留学生の博論ものかと思ったのだが、ヤバ系の案件かもしれん。栄光出版はHPの最終更新が2006年9月なのだが、辛うじて生きている注文方法を見ると、完全後払い式なんだな。自費屋かどうか分からんが、自費屋はその方が合理的というか、代金取れたら儲けもので、作者、読者、版元のウィンウィンウィンである。父、台湾人、母、日本人で1956年台中生まれという人だが、20歳で留学する前には全く日本語は知らず、三ヶ月前にあいうえおから習ったのだという。日本人の母親とは生活を共にしていなかったのだろうか。70年代なので国際学友会入学から始まるのだが、異言語に関連性を見出し、各言語を紡いでいく方法は言語習得の面では有用性があろう。

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