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2019年02月17日Sun [13:35] 台湾  

本の未来を探す旅台北



ソウル編に次ぐ第二弾。朝日新聞とは関係ない方の朝日出版社。朝日新聞やサンタフェのイメージを払拭せんとしているのかどうか分からんが、紙媒体危機の中で、出版社の方で書店を成長させていこうという試みであろう。台湾にしても韓国にしても出版市場は日本よりかなり小さいが、起業障壁が低いので個性的な書店が生まれる余地はある訳で、日本の書店の未来もそうしたところから俯瞰することができるのではないかということか。先日読んだ台湾文創ものでもそうだったが、文化部門で想像以上に台湾と日本が密接に繋がっているのは歴史的要因よりも地理的要因が大きい。誠品書店の日本進出も決定したみたいだが、そうした大資本的な関係性はグローバル資本主義の論理である以上、日本と台湾という二国間の関係性は独立系が担っていくことになろう。既に台湾ではポスト誠品書店という流れになっているらしい。

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2019年02月14日Thu [14:13] 台湾  

日本語誕生のメカニズム



普通に台湾人留学生の博論ものかと思ったのだが、ヤバ系の案件かもしれん。栄光出版はHPの最終更新が2006年9月なのだが、辛うじて生きている注文方法を見ると、完全後払い式なんだな。自費屋かどうか分からんが、自費屋はその方が合理的というか、代金取れたら儲けもので、作者、読者、版元のウィンウィンウィンである。父、台湾人、母、日本人で1956年台中生まれという人だが、20歳で留学する前には全く日本語は知らず、三ヶ月前にあいうえおから習ったのだという。日本人の母親とは生活を共にしていなかったのだろうか。70年代なので国際学友会入学から始まるのだが、異言語に関連性を見出し、各言語を紡いでいく方法は言語習得の面では有用性があろう。

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2019年02月11日Mon [03:17] 台湾  

帝国日本のアジア認識



この一人出版社の社長の本は前に読んだけど、別の版元だったから岩田書院の本は初めかな。こういうのは企画ものなのだろうか。修士以来のテーマとのことだが、博論ものとは書いていない。82年に学部、98年に修士、10年に博士という人なのだが、中高での社会科教員をしながらとのこと。現在は寧波で日本語教員らしい。台湾ではなく、大陸なのはその方が仕事があるからかもしれんが、歴史認識系ではない感じ。朝鮮を韓国と書き換えるのは某かの意思であろうが、韓国の日本人教員もその件で謝罪に追い込まれたから、中国であっても日本人外教としては歴史用語であっても朝鮮を韓国とするのがデフォなのかもしれん。外教には外教の立場もあるので、日本人に対して歴史認識を振り回さない限りそれで良いか。台北商業でも卒論が義務付けられていたとは知らなかったが、内地でも高等商業は今の大学相当であるから、同じだったのかもしれん。台湾では土地柄、南洋関係のテーマが多くなるが終戦近くなると、満洲、支那関係が多くなったという。何でも学生を南洋の日本人商店にインターンさせる手はずであったらしいが、当の商店主から尽く断られたのだという。他の従業員との差別になるからとのことだが、高等商業のエリート学生など商売人には使えないということもあったろう。この辺のテーマは東亜同文書院の卒論研究に着目される事が多いが、台北商業というのはたしかに穴場である。台湾の場合、韓国と違って、断絶させることなく、後継校として存在しているので、当時の史料が学校に残されている。

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2019年02月09日Sat [12:32] 台湾  

TAIWAN FACE



台湾の文化部辺りのPR本かと思ったのだが、「クリエイター本」専業の版元らしい。アメリカものに混じって台湾ものが何冊かあるのは中の人に台湾人がいるからみたいで、台湾の文創界には結構日本組がいる様だ。サブカル系と違って、文創系は日本より欧米の方が心理的距離は近いはずだが、仮想現実ではなく、現実空間の世界である文創屋にとって、そうそう欧米の文創空気を水に出掛けてはいけないので、近場の日本がその代替の役割を果たしている部分はあるか。

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2019年01月26日Sat [12:27] 台湾  

理想はいつだって煌めいて、敗北はどこか懐かしい



これはさすがに驚いたが、100歳の史明が書いたものではなく、中国関係の編プロの人がまとめたものらしい。ただ、100歳ものは日野原先生後も流行りみたいで、篠田桃紅とか吉沢久子は100歳まで生きたいという老人読者層のカリスマ化している。ただネットNGの老人層はもうすぐ消滅するだろうから、次の100歳カリスマはネット世界に移行するであろう。史明もマルクス主義者から中共工作員、台湾独立過激派と姿を変えてきた訳だが、今は独立を取り下げた穏健非統一派という台湾人の主流に近い立場になっている様だ。その体験談がどこまで事実なのかは分からんのだが、気になるのはやはり日本赤軍との関係。史明が台湾に潜入させた前田光枝が日本赤軍系列であったことは聞いていたが、経営していた池袋の新珍味も日本赤軍のアジトとして使われていたことは示唆している。台独と左翼は今では相容れることは全くないのだが、当時の状況から言うと打倒蒋介石は反ファッショであり、毛沢東が台湾独立を主張したという過去もあった。もっともそうしたイデオロギー的繋がりではなく、テロ業界の繋がりであった様で。新珍味の厨房で爆弾作って、300人くらいテロリストを養成したのだという。日本時代に内地に留学した台湾人の多くが地主富裕層という事もあったが、そのリーダー層が金持ちばかりというのが台独組織が幾つも乱立した事由ではあろう。

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2019年01月04日Fri [04:21] 台湾  

帝国日本の気象観測ネットワーク Ⅵ 台湾総督府



第6弾になるのか。朝鮮はまだ残っているので、総督府編が次も出るのかもしれん。当たり前だが、気象観測は記録してナンボであるから詳細な史料が残っている。使ってナンボでもあるので、原本焼失で無くなるものではない。気象学者なら、それで一冊仕上げられるのだが、この著者の関心の対象はあくまでネットワークである。観測所や教習所の名簿を調べ、その後の戦後の足跡まで追っている。この当時の現役の人なので、遅くとも昭和50年くらいまでは退職しているのだが、平成30年現在も現役の福祉施設理事がいるのは驚き。台湾人人員の足跡まではさすがに追えなかったみたいだが、観測所は中華民国に引き継がれていて、その名称の変遷も興味深い。当たり前だが、屏東HEITOH、とか宜蘭GIRAN といった表記が国際的にも正式名称であった。今も昔も変わらないのは基隆くらいか。

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2018年12月17日Mon [04:11] 台湾  

大台南見聞録



カンカントリップ。前にも台南本を出した人か。妹が台南在住だったみたいで、台南市政府観光局からの請け負いもある様だ。手描き手書き式はこの手の本に多いが、手書きの字を読む機会がほとんど無くなった今は勘弁して欲しいな。飯ものメインだけど、それにしても台南本はよく出る。それだけ日本人が多く行くのか、台南が日本好きなのか分からんが、台北や高雄よりは台湾を感じられる街であることは間違いなかろう。

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2018年11月23日Fri [00:13] 台湾  

わが町にも学校を



博論もの。現在は台湾で助理教授とのこと。このテーマは珍しいが、毎度のことながら、植民地教育を同化、奴隷化策と糾弾する国では成立しないテーマか。日本時代の教育政策において日本人と本島人の間に差別があったというのは周知の通りであり、愛日派でも台独派でもそれを否定する人はいないだろう。それだけ特に中等高等学校は台湾人にとっては厳しい関門であったのだが、だからこそ、それを突破した台湾人の優秀性が誇られたりする。その果実を得るのは日本人がほとんどなのに、台湾人が積極的に学校誘致を図ったのはなぜかという命題は、単に当局の歓心を得る為というだけでは説明できなかろう。そこには台湾人の教育と近代化への期待があった訳であるが、日本人を含めた卒業生の台湾定着率も高かった様だ。

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2018年11月17日Sat [02:40] 台湾  

おかわり最愛台湾ごはん



好評につき、続編らしい。池澤夏樹娘、福永武彦孫娘は略歴に記載してあるのだが、積極的に利用しているのか、隠すのも変だからそうしているのかは分からん。声優やエッセイストとして有名らしいが、全く知らんかったということは前の本の感想にも書いたのだが、活字中毒とか、エッセイストといった背景は微塵も見られない、店リストが淡々と続くガイドブック的なもの。

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2018年11月02日Fri [00:34] 台湾  

台湾の若者を知りたい



岩波ジュニアから機会を頂いたとのことだが、岩波側の企画なのか、著者側の企画なのかが知りたい。岩波が台湾というのもあまり無いことだが、著者名を見て意外に思ったのは韓国クラスタだけではなかろう。修士時代の恩師が成功大出身だったとのことだが、これは韓国人の恩師がそうだということなのか。韓国人は大陸留学解禁が日本ともタイムラグがあるから、漢文専攻は台湾留学は多かったかと思うが。それ以外に著者が台湾に関心を持つようになったきっかけは分からんが、今の勤務校の留学生とか協定校とかがあるのだろうが、元々室蘭の出身で高校は登別らしい。登別と台湾の関係は特別なものがあるみたいで、登別温泉にそびえ立つ登別日台親善協会の建物はなぜこんな所に感が強烈だった。それはともかく、台湾のJK(景女生)にカレシの話を聞いたりとかおっさん感は健在。日本の感覚に戻っているから驚くことはないだろうが、日本統治時代に関する台湾の若者の意見などは韓国ではあり得ないものではあろう。

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2018年10月13日Sat [13:01] 台湾  

台湾観光ツアーバスでいこう!



アウトバウンド一人勝ちの台湾ツアーものだが、別に中国分裂主義者の策動ではない。反日親日関係なく、台湾旅行の優位性がどこにあるかを検討すべきであろうが、それも需要の問題であれば、親日は大きなアドバンテージであるか。台湾が競合するのは韓国であろうが、共に日本に中国客を奪われているという危機にありながら、脱中国の線引があるのが台湾。

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2018年10月11日Thu [04:01] 台湾  

僕たちが零戦をつくった 台湾少年工の手記

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劉 嘉雨
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台湾少年工だった人たちは、数年前にNHKの番組に抗議を入れたことで、知られるようになったのだが、内地に来た少年工が八千人もの規模だったとは改めて驚かされる。これが朝鮮であったら、今頃「少年奴隷の像」が世界各地に輸出されているだろうが、難関の試験をパスしてお国のために尽くした俺たちをNHKはバカにするのかと怒るのだから、「普遍である正義」とは何ぞやということにもなる。ただ、言えるのは当事者を今の人間が代弁することはできないし、忖度してもいけないということ。80年もの歳月を行きてきた人たちの人生の一ページに貴賤はなかろう。

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