2017年08月10日Thu [05:37] 北朝鮮  

朝鮮半島地政学クライシス

朝鮮半島 地政学クライシス 激動を読み解く政治経済シナリオ朝鮮半島 地政学クライシス 激動を読み解く政治経済シナリオ
小倉 和夫

日本経済新聞出版社 2017-06-24
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小倉和夫と康仁徳はKCIA時代から付き合いはあるのだろうが、79歳と85歳か。実際に二人が編集した訳ではなく、大物二人の名義貸しだろうけど、研究会の座長名義とのこと。核戦争の危機という点では今のトランプと北朝鮮はキューバ危機以来の危険信号な訳だが、原爆慰霊の日もアベ死ね言っている政治家には馬の耳に念仏か。アメリカの歯止めになっているが、核攻撃を望まない日本と韓国とのことだが、実際に核を使用されないという保証があったからこそ、北朝鮮は核整備が出来た訳で、日本にその責任の一端があることもたしかである。

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2017年07月25日Tue [05:20] 北朝鮮  

粛清の王朝・北朝鮮

粛清の王朝・北朝鮮粛清の王朝・北朝鮮
羅 鍾一

東洋経済新報社 2017-06-09
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元韓国の駐日大使なのか。作家としても知られているらしいが、その前は駐英大使もしている。安企部の出身みたいて、長年、北朝鮮担当ではあったらしい。「韓国人に生まれなくてよかった」の元大使よりは大物なのだろうが、日本専科ではない。李明博時代だから、日本よりも総連担当での赴任であったのろう。ほんでもって、原書は張成沢の評伝。翻訳からすると、軽い読み物といった感じで、現在の生業である学術ものとは違う。キャリアがキャリアなので、どこまで信じて良いか分からんが、ほとんどが公開情報。特に新味はない。

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2017年07月14日Fri [05:59] 北朝鮮  

帰国者九万三千余名最後の別れ

写真で綴る北朝鮮帰国事業の記録 帰国者九万三千余名 最後の別れ写真で綴る北朝鮮帰国事業の記録 帰国者九万三千余名 最後の別れ
小島晴則

高木書房 2017-01-10
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第2弾か。圧倒的な情報量なので、これまで読んできた「脱北本」がフラッシュバックされ、暗澹たる気分になってしまった。韓国が「親日法」で日本に協力した韓国人を罰するのなら、日本も「親北法」で北朝鮮に協力した日本人を罰してはどうかとさえ思ったのだが、総連に忖度して日本人妻の手紙の公表を差し止めた自民党県議会議長も訪朝時には監視の隙を見て帰国者から本音を聞き出したりしている。新潟の金日成と呼ばれた総連幹部は五千万ものカネを使い帰国した子供を救出しようとしたのだが、叶わず転向したという。この金日成はほとんど朝鮮人という自意識がなかった姪を自分の焼肉店で働かせ、帰国すれば医学部に入れると洗脳し、定時制高校2年で帰国させたそうだが、その末路が辛い。漁船で脱出しようとし射殺された日本人夫やエリートエンジニアの夫が帰国早々に逮捕された日本人妻の妊娠中の写真とか見ていて辛くなる。

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2017年07月09日Sun [05:17] 北朝鮮  

根絶!ヘイトとの闘い

1708n.jpg根絶!ヘイトとの闘い: 共生の街・川崎から
ヘイトスピーチを許さないかわさき市民ネットワーク

緑風出版 2017-06-13
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どんな社会でも頭のおかしい奴は一定の割合でいる訳で、根絶するには逮捕投獄したり、精神病として強制収容所送りにするしか無いのだが、そうしたことをしてきた国を理想とするのはどんなものだろう。緑風は北朝鮮による拉致はでっち上げだという本を出していたのだが、それは無かったことになっているし、マイノリティからマジョリティへのヘイトスピーチは成立しないという主張で日本人の共感を得られると思っているのだろうか。子どもを使ったり、選挙で選ばれた政権打倒を叫んだり、とてもヘイトスピーチがなくなるどころか、逆に反感を抱かせる風になると考えたことはないのだろうか。

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2017年06月24日Sat [06:32] 北朝鮮  

開城工団の人々

開城工団の人々 毎日小さな統一が達成される奇跡の空間開城工団の人々 毎日小さな統一が達成される奇跡の空間
キムジニャン カンスンファン

地湧社 2017-05-25
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開城工団で働いていた韓国人のインタビュー集。テーマは非常に興味深いのだが、従北プロパガンダとまではいかんが、ある種の力学が働いているものなので、なるへそ程度。開城工団に駐在する韓国人は事前に「教育」を受けるわけで、亡くなられた米国人学生みたいな事態にはならないのだが、それは事業が中断しても変わらんか。とりあえずは再開させるのが先決であるから、下手なことは言えず、韓国国内へのPRという意味もあるのだろう。ただ、韓国の男はもてるとか、らしい事は言っている。韓国でも北は美人が多いということになっているから、その辺のことも聞かれるのだが、北で下ネタがわりと自由であることに驚いている。南も相当なものだが、韓国からみれば北朝鮮は男尊女卑がスゴイとのことで、男性が平気で女性の胸を触って、何も文句を言われないのだとか。それは男尊女卑というよりセクハラだろうが、かつてはソ連などでも楽しみはセックスくらいしか無かったから、その方面は歯止めが利かなくなっていたなんてことがあったが、その類か。

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2017年06月11日Sun [05:01] 北朝鮮  

金正恩の核が北朝鮮を滅ぼす日

金正恩の核が北朝鮮を滅ぼす日 (講談社+α新書)金正恩の核が北朝鮮を滅ぼす日 (講談社+α新書)
牧野 愛博

講談社 2017-02-21
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現職の朝日ソウル支局長なのに、本は文春ばかりから出してきた人だが、今度も講談社+α。金正恩に対しても結構無慈悲。常に御山の大将であったから、自己愛を矯正する機会が無かったというのはその通りかとは思うが、本当に裸の王様が5年も国を統治できるのだろうか。滅びる時は核となると、尋常ではないが、外交には全く興味が無いという為政者はかつて存在したのだろうか。国情院が読唇術で相当汚い言葉を使っていることを把握したそうだが、そうした言葉はどこで司られたものなのだろうか。少なくとも教育環境や生活環境ではないのであろうから、やはり親父の口調をそのまま真似しているのだろう。天皇やタイ王室を徹底研究しているとのことであるが、タイが新国王でどう変わっていくかも研究しているのだろうか。

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2017年06月06日Tue [05:47] 北朝鮮  

北の喜怒哀楽 45年間を北朝鮮で暮らして

北の喜怒哀楽 45年間を北朝鮮で暮らして北の喜怒哀楽 45年間を北朝鮮で暮らして
木下公勝

高木書房 2016-11-17
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脱北在日帰国者を日本政府が保護の対象としていることは公式なのかどうか分からんが、情報蒐集の意味合いが強いのだろう。在留資格は特永ではないと思うが、ペンネームとはいえ日本名を使う人が多いのは総連と一線を画すことも、北でのアイデンティティとも関係しているのか。中国で公安に捕まり、在日であったことを告げたところ、日本語の徳川家康の本を持ってきて読んでみろと言われ、すんなり読んだら、態度が変わって、瀋陽の日本領事館に引き渡されたというのだから、中国側と何がしかの合意があるのか。もっとも、100万円要求されたというから、単純にカネの問題なのかもしれんが、30万円でOkだったとのこと。80年代はソ連にも中国にも簡単に密出国できたそうだが、それもカネの問題か。親族の訪朝の際に、用意されるポチョムキン・セットは全て後から自腹で払わされるのか。送金でも半分近く中抜きされ、直接受け取っても、14万円もの支出を伴うとしたら、どっちが良いのか分からんが、それでも北で生きて上では大きな収入ではあるか。

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2017年05月09日Tue [05:30] 北朝鮮  

ルポ思想としての朝鮮籍

ルポ 思想としての朝鮮籍ルポ 思想としての朝鮮籍
中村 一成

岩波書店 2017-01-13
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朝鮮籍は北朝鮮籍に非ずというのがリトマス試験紙の如く、それを知らない日本人=歴史を知らない式の精神勝利法が蔓延っているが、朝鮮籍を維持する理由から北の共和国の存在を除外して説明することは難しい。朝鮮籍の思想化は日本人の無理解を具現化したものではないので、それは日本弾劾の材料にはなり得ない。朝鮮籍のまま北朝鮮のパスポートを取得できるし、韓国の臨時パスポートも同様である。制度上は双方の国民であり、考え様によっては、選択の余地を残した籍であるとも言える。その意味では帰属するの国家ではなく、民族であり、この本に登場する人たちも強烈な民族主義が土台となっている。著者自身も含め、日本の民族主義は頑強に非難されるのだが、国家という担保が無い民族主義者はハリネズミの様にバリアを立てて生きていくしかないか。日本人妻も朝鮮人同化圧力がかかるのだが、それが否定的に捉えられることはない。マイノリティからマジョリティに対する憎悪煽動はヘイトスピーチに当たらないという定義に従えば、それは問題ないのかもしれないが、色々と考えさせられる。

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2017年05月07日Sun [07:01] 北朝鮮  

ある在日朝鮮社会科学者の散策

ある在日朝鮮社会科学者の散策: 「博愛の世界観」を求めてある在日朝鮮社会科学者の散策: 「博愛の世界観」を求めて
朴 庸坤

現代企画室 2017-03-07
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1927年生まれ。もう執筆が出来る状態ではなさそうだが、2004年に書き溜めておいたものを2012年に韓国で出したものをまとめ直した様だ。原文は朝鮮語だったのかもしれん。木浦商業出身で、金大中が1年か2年上にいたはずだが、その点は全く書かれていない。それと関係しているのか分からんが、日本における主体思想のイデオローグとして知られ、訪朝は計27回。フリーハンドで北と往復できる数少ない人士であり、国際チェチェセミナーにも度々参加しており、その辺の話は興味深い。黄長燁事件に伴い、全ての称号停止され、総連も除名されたそうだが、別に転向した訳でない様だ。戦後「亡命」組で、それも弾圧から逃れる為ではなく、南労党内部のスパイ狩りから逃れる為だった様だ。老人の妄想リバイバルとしか思えない恋愛話は詳細に書かれているのだが、活動に関しては曖昧な感じで、あくまでも社会科学者という立ち位置。それでも朝大の教え子たちを帰国させた事をNHKで証言し、悔い改めているとのことだが、この立場の人間ならもっと深い闇があろう。韓国に残った家族は著者の存在のせいで、就職も進学もままならかったとのことだが、韓国も北情報入手の為に接触をしていたと思われる。大韓航空のトランジットなどを利用して家族と再会を図る場面があるが、福生基地のトランジットなんてあるのか。そこに総連幹部が入れるとは思わんが、スイス入国ビザを北朝鮮大使館が用意したりと、腑に落ちない箇所も幾つか。とはいえ、かなり興味深いものではある。

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2017年04月04日Tue [05:17] 北朝鮮  

独裁国家・北朝鮮の実像

独裁国家・北朝鮮の実像――核・ミサイル・金正恩体制独裁国家・北朝鮮の実像――核・ミサイル・金正恩体制
坂井隆 平岩俊司

朝日新聞出版 2017-01-20
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対談本。平岩センのお相手は元公安調査庁。それを朝日がというものだが、公安の人は定年後に北朝鮮軍情報分析をやっているのか。公安調査第二部長で上がりというのは菅沼爺と同じポジションだが、こちらは韓国留学後の27歳で入庁だからノンキャリアっぽい。あの爺さんみたいにペラペラ現役時代の話はしないので、現場の人であったのだろう。アカデミズムに対する疑問を遠廻しにぶつけているのだが、平岩もその辺は承知。北朝鮮の場合、原典史料だと、北か南かになってしまうし、証言も脱北者か亡命者なので、疑ってかかkる必要はあるか。正男の暗殺は想定外で、公安の人は中国が正恩を暗殺して、正男を後釜に据える可能性を示唆している。ただ、それでは上手くいかないだろういうのが二人の一致した意見。スイスで正哲が私立、正恩が公立校であったので、朝鮮スタンダードでも正哲が後継者の予定であったのだろうとのこと。藤本証言の通り、金正日が正哲の性格かホルモン系の病気を問題視したと思われるが、正男がいなくなった今、正哲が正恩の後釜候補に浮上したのではなかろうか。

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2017年03月14日Tue [04:43] 北朝鮮  

新版北朝鮮入門

新版 北朝鮮入門新版 北朝鮮入門
礒〓 敦仁 澤田 克己

東洋経済新報社 2017-01-13
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2010年に出た旧版は読んでたんだな。出先で手持ち本が無かったし、全面改訂ということで、また読んでしまった。正日が死んで、正恩体制になったkら、フォローせねばならんけど、さすがに正男殺害までは予測していなかったか。ナンバー2は作らないという章はあって、張成沢粛清にも触れているが、あれは正恩の意思なのかどうかは分からんな。親父は拉致を英雄主義で言い逃れしたが、正男殺害も正恩に吹き込んだ奴がいるのだろう。かつての様な情報シャットアウトはもう出来ないのだから、体制崩壊を仕掛けることは十分可能なのだが、暴走を招くことや、混乱が世界に広がる可能性と天秤にかけて推し量っている常態か。それ以前に韓国の混乱が続くと、「英雄主義」を正恩に吹き込む奴が出てくるだろう。正男殺害に中国の黙認があったのかどうか分からんが、中国としては北への米軍の介入だけは絶対に避けたいシナリオ。韓国が左翼政権になって、ミサイル配備を阻止できれば、韓国潰しは収まるというメッセージを韓国民に中国は送っているつもりなのだろうが、反日デモの失敗を教訓とするどころか、韓国で挽回しようとしている感じ。

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2017年02月28日Tue [06:20] 北朝鮮  

金正日とワルツを

金正日とワルツを―ロシア人女性記者の金正日極東訪問同行記金正日とワルツを―ロシア人女性記者の金正日極東訪問同行記
オルガ マリチェバ 朴 廷敏

皓星社 2016-08
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映画をもじったタイトルかと思ったら、本当に金正日とワルツを踊ったという人の書いた本だった。とはいっても、喜び組ではなく、ロシア人の女性記者。略歴を見る限り、現場記者というより、政府関係の人のようだ。金正日の極東訪問に同行し、北朝鮮にも行っているそうだが、将軍様はワルツだけでなく、キスまで要求したという。晩餐会の席上なので、密室の事ではないのだが、その前段階で、おつきの者が著者にダンスを申し込み、断られると、金正日が出てきて、断れないという、普通に考えれば仕込み。おつきの者はご丁寧に著者にウォッカをこぼしたり非礼を働いているのだが、これも仕込であろう。将軍様はロシア語は理解している様だとのことだが、幼少期はロシア語で育っていることは判明しているので、親父クラスまではいかなくとも、普通に喋れるはず。2004年に出たものだが、訳しているのは韓国人二人なので、原著は韓国で出たものの様だ。著者が韓国語で書いた訳ではなかろうが、日本海は東海であったりと、その辺は抜かりが無い。

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