2017年10月19日Thu [05:42] 東アジア  

消費大陸アジア

消費大陸アジア: 巨大市場を読みとく (ちくま新書1277)消費大陸アジア: 巨大市場を読みとく (ちくま新書1277)
川端 基夫

筑摩書房 2017-09-05
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アジアは事実上の単一市場なのか。「アジア新興国」というと日本以外の全てみたいだが、中間層の消費マインドの変化といったテーマはもう40年くらい前からあるんじゃないかな。製造業が廃れ、今後はサービス産業が進出の主体になるのは確かなのだろうが、現地化しないと生き残れない。投資も国内以上になるだろうから、その利益を還元するのは税務上の優遇措置でもない限り、厳しいのでは。香港の吉野家はもう30年以上だけど、牛肉文化があったのが大きいかな。中国人院生に香港の吉野家で出口調査させたら、足を止めてくれる人が少なくて困ったそうだが、いきなり普通話で声掛けしたっぽいな。

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2017年10月17日Tue [06:01] 東アジア  

留学生からみたニッポンの不思議

留学生からみたニッポンの不思議留学生からみたニッポンの不思議
西牧 義江

イマジン出版 2017-06-01
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四日市大学という学校らしい。1939年生まれの名誉教授だが、香港で日本語教師をしていたんだな。70年代頃だろうか。その伝手を買われて留学生呼び込みで招聘されたのかもしれんが、四日市辺りだと、バイトはなくとも、工業があるから、就職は良さ気である。ただ、留学生採用も製造業からサービス産業にシフトしているから、最近はどうなのかは分からん、名古屋辺りの大学院を経て就職するのが王道の様だ。初期は中国人ばかりだったのだろうが、今はベトナム人が主体か。東京辺りに多いネパール人は四日市では仕事もコミュニティもないから、あまり行かないのかもしれない。スリランカとバングラデシュは古株の伝手があるのかもしれん。日本語作文はちょっと添削し過ぎかも。

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2017年10月17日Tue [05:05] 東アジア  

ソ連と東アジアの国際政治1919-1941

ソ連と東アジアの国際政治 1919-1941 (東北アジア研究専書)ソ連と東アジアの国際政治 1919-1941 (東北アジア研究専書)
麻田 雅文

みすず書房 2017-02-18
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オムニバス論集。編者80後の麻田雅文だが、酒井哲哉が序論、服部龍二が史料紹介、最初と最後を固めているのだが、名前貸しみたいなものなのか。この辺のテーマは微妙に研究者が多い。中国は厳しくなったが、ロシアにお宝史料が眠っている可能性はまだ十分ある。北樺太購入と北樺太石油がわりとトレンドなのは、北方領土問題解決のヒントになり得るからだろうが、もはやロシアには売る必要も日本に開発を任せる理由はないし、日本もかつてほど体力はない。当時も日本側が北樺太に提示したのは1億円であったそうだが、その額の意図をソ連側は図りかねていた様だ。最初から買う気がないからわざと低い額にして、交渉決裂でドカンと打ってくることもあるだろうし、段々と値を吊り上げて、その気にさせようとしているのか、橋龍や宗男の時にも額の提示はしたのだろうが、いずれにしてもアラスカの失敗もあったから、カネ以上のものを得ないとロシアにはメリットはなかろう。

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2017年10月15日Sun [04:36] 東アジア  

シニアひとり旅

シニアひとり旅: バックパッカーのすすめ アジア編 (平凡社新書)シニアひとり旅: バックパッカーのすすめ アジア編 (平凡社新書)
下川 裕治

平凡社 2017-07-18
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さすがに何歳まで続けるつもりなんだとも言いたくなるが、後継者がいないから、やるしかないのか。アジアに来る西洋人のばっくぱっカーの半数は実際には仕事を探しに来ているというのは薄々感じていたことであるのだが、日本もそこまでいかないと、海外旅行の復活はなのでは。つまりは景気が良いだけではなくて、景気が悪くても海外へ行く人間は増えるということなのだが、何だかんだ言っても、日本はそこまで落ちぶれてはいないのかもしれん。

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2017年09月18日Mon [06:07] 東アジア  

変わる北東アジアの経済地図

変わる北東アジアの経済地図: 新秩序への連携と競争変わる北東アジアの経済地図: 新秩序への連携と競争
伊集院 敦

文眞堂 2017-07-20
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日経研究センターが2015年に出した報告書の改訂版らしい。読んでるかと思ったが、リストに見当たらないので、流通された本ではなかったかもしれん。日経ではなく文眞堂だが、編者の人は元日経記者の様だ。昔、金正日本を一冊出したみたいだが、今は研究所に異動になったのか。ポイントを先に明記しているので、大学テキスト用かとも思ったが、日経の研修用だったのかも。モンゴルと極東にわりとページを割いている。日本との二国間関係よりも、露韓だとか、モ中だとか、中朝だとかの枠内関係が主。「北東アジア」の区分的には大陸だけで、日本は入らないのかも。ただ、北朝鮮も含め、日本は市場的にも、投資元としても、また、調整弁的にも外すことができないので、一団とした経済圏でない以上、日本には交渉の優位性はあると思う。いずれも中国依存の危険性を認識しているのだが、モンゴルとロシアの資源が特にその重要度が高いか。

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2017年09月04日Mon [05:32] 東アジア  

国連発世界反日時代

ジャパンREALVOICE 国連発世界反日時代 (MSムック ジャパンREALVOICE)ジャパンREALVOICE 国連発世界反日時代 (MSムック ジャパンREALVOICE)

メディアソフト 2016-12-19
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パズル誌から参入のメディアソフトか。左翼の側はマンガ的センスが無いというか、教条主義やポリコレをマンガにしても面白くないし、アニメとかには敵愾心を燃やしているみたいだから、宗教っ気がある人じゃないとターゲットにならんか。その一方で、「差別」を訴えれば良い「国際機関」へのアピールは一方上手なので、右翼の側がその方面で勝負を挑むのは劣勢を強いられるんじゃないかな。国連が反日というより、エリートは弱者の立場に立つという前提の自尊心を満足させているだけなので、日本自体が弱者にならない限り勝ち目はない。その点、日本人の子供がいじめられるというくらいしか使える材料はないのだが、似非リベはその辺の無効化に必死の様だ。

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2017年09月03日Sun [05:57] 東アジア  

見捨てられた戦場

見捨てられた戦場 (歴史新書)見捨てられた戦場 (歴史新書)
平塚 柾緒

洋泉社 2017-07-04
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洋泉社の歴史新書と歴史新書yは別シリーズだったかな。太平洋戦争研究会の中の人はもう80を過ぎたけど、あとどれだけ出すんだろう。書いているネタは廻しているだけなら、太平洋戦争研究会名義で本人が書けなくなって出せるだろうが。先日、別の本で読んだ樺太の自決の話がちょっと出ていて、妻子と隣家の夫人と子どもの首を刎ねて自決した教師は退役少尉で、真岡中学の教練教官だったとのこと。隣家の方が体育教師で、退役少尉は妻子を斬った後、飛び込んできた隣家の夫人と子どもも斬ったのだという。ディテールがちょっと違うが、首を刎ねたということは書いていない。体育教師は妻子の安否を気遣いながら豊原に逃げたとのことだが、体育教師がその場にいたのか、そうでなければ、誰が目撃したのか。証言の元本には書いてあるのだろうけど、隣家の子どもは無論、夫人も自決を望んでいなかった可能性があって、つまりは退役少尉の殺人ということにもなるのだが、首を刎ねたという狂気がやはり分からん。本当にそうだったのか。

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2017年08月29日Tue [05:40] 東アジア  

高まる北朝鮮の脅威 透明欠く米中関係

アジアの安全保障2017-2018 高まる北朝鮮の脅威 透明欠く米中関係 (年報アジアの安全保障)アジアの安全保障2017-2018 高まる北朝鮮の脅威 透明欠く米中関係 (年報アジアの安全保障)
西原 正

朝雲新聞社 2017-07-18
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毎年出てるやつ。第39回というから驚きだが、ソ連が脅威でなくなって、もう四半世紀なんだな。中国がその位置に付いたのもそのくらいか。北朝鮮などは拉致と核が出た時、盛り上がるけど、あくまでスポットに過ぎない。それでも今年は北朝鮮を冠しているのはミサイルまで来ているからなのだが、やはり本丸は中国には変わらんか。宮田律、竹田いさみなども入っているけど、常連だったのかな。ロシアも袴田以下、主戦クラスを揃えている。中国は平松先生が姿を消して久しいけど、もう難しいのかな。コラムで中国サッカーまで取り上げているのだが、上智の渡辺紫乃はファンなのかな。シノと読むようだけど、男性か。名前と中国は関係あるんだろうか。

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2017年08月24日Thu [05:05] 東アジア  

日本帝国の崩壊

日本帝国の崩壊――人の移動と地域社会の変動日本帝国の崩壊――人の移動と地域社会の変動
柳沢 遊 倉沢 愛子

慶應義塾大学出版会 2017-07-06
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高橋産業経済研究財団はミネベアの創業者一族のトコかな。そこと慶應の東アジア研と合同で作った研究会らしいけど、柳沢、倉沢は慶應経済の元同僚か。その系統の人たちの集まりの様だ。倉沢愛子はいつものインドネシア仕事なのだが、大陸、ベトナム、朝鮮、そして戦後日本の労働争議と左派色はある。台湾もタイも無いのはミネベアの意向なのかは分からん。タイムリーなのは戦間期、朝鮮人の内地炭鉱労働のがあって、これは左派や「軍艦島」に真っ向から喧嘩売ってるようなもの。考えてみれば、この当時は男たちがいなくて、どこも人手不足であり、かつ増産指令が出ている訳だから、内地から朝鮮にリクルートして連れてきた労働者は貴重な存在である。朝鮮人にとっても、内地で稼ぐことにメリットがあった訳だから、そこに植民地という非対称性があったとしても、ウィンウィンであり、だからこそ大勢渡日したのである。ただ、数が多いと、そこには様々な物語が展開されるので、悪徳な手配しにかかるとタコ部屋労働にもなる。それは今のブラック業界も同じなのだが、いずれにしても最大公約数は安易に求めるものではなかろう。

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2017年08月08日Tue [04:18] 東アジア  

一九一一年版ブリタニカが語った日本外交史

一九一一年版ブリタニカが語った日本外交史一九一一年版ブリタニカが語った日本外交史
戸山 穣

展転社 2017-05-26
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展転社か。当然、色はあるのだが、ネタはブリタニカなので、文句はそっちに言ってくれということになるか。著者的にはロシア革命の年ということに意義を持たせて、反共の砦としての日本に世界(というか米英なのだが)が期待していたといったものに焦点を当てている様に思える。この時点でもう日本はアジアに於いて西洋による植民地化、文明化される対象の国ではなく、逆に自分たちのゲームに参加させる国という役割を担わされていた風に思えるが、その期待に応えてしまったことが、失敗の始まりだったのか、成功の始まりだったかは、左と右で評価が分かれるところなんだろうな。

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2017年08月06日Sun [04:22] 東アジア  

旅に出たロバは

旅に出たロバは: 本・人・風土旅に出たロバは: 本・人・風土
小野 民樹

幻戯書房 2017-06-22
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これも元岩波編集者らしい。唐亜明が林彪墜落現場を取材したグラビアは前に見た記憶があるのだが、一緒に行ったのがこの著者というと岩波だったのかな。グラビア誌だったのだが、岩波にそんなのあったっけ。唐亜明の父ちゃんが日本留学組であったことは忘れていたが、戦前の話だろうね。唐は飛行機の残骸を中国で林彪の娘に会って、渡したら感激されたそうだが、林彪の娘って林豆豆のことか。豆豆は両親と兄が逃亡するのを周恩来にチクったことで知られているが、前に父親が文革でしたことは間違っていたと謝罪したのは前妻の娘の方。他にも別の女性との間に娘がいるとも言われているらしいが、唐亜明が会えるの文化関係の機関にいたらしい豆豆の方だと思うが、その死の経緯を考えると飛行機の残骸を受け取って感激というのはちょっと変か。

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2017年07月31日Mon [05:47] 東アジア  

 <犠牲者>のポリティクス

〈犠牲者〉のポリティクス: 済州4・3/沖縄/台湾2・28 歴史清算をめぐる苦悩 (プリミエ・コレクション)〈犠牲者〉のポリティクス: 済州4・3/沖縄/台湾2・28 歴史清算をめぐる苦悩 (プリミエ・コレクション)
高 誠晩

京都大学学術出版会 2017-04-12
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博論もの。済州島出身の人らしいので、特に「従軍慰安婦」問題が念頭にあった訳でもない様だ。歴史精算は別に日本だけを対象にしたものではなく、左派政権誕生以降の光州事件再評価から、「犠牲者」の英雄化が歴史を遡る形で進められてきたのかもしれない。セウォル号事件の高校生もそうした流れの中で、「犠牲者」として扱われる様になったと思うのだが、そうした「正統性」を孕んだ犠牲者像というのは韓国国民の自己像でもあるか。国家権力という眼前の加害者と根源的な加害者である日本が談合して犠牲者を葬るという風に理解されているのが例の問題であるのだが、台湾2・28とか沖縄の集団自決などと相対化しれば「犠牲者」のポリティックスも相対化できる。済州も光州も残された遺族はアカの汚名が被されたのだろうし、従軍慰安婦も周囲から暖かく迎えられたということはなかったのだろうが、その「名誉回復」の形が和解ではなく、打倒を目的化してしまうと、「犠牲者」も浮かばれないのではないのではないのではと思ってしまう。

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