FC2ブログ
2020年09月20日Sun [21:47] 東アジア  

日・中・韓伝統インテリア 



クオン本。日本僑報(中国)、ミルトス(イスラエル)と同様の韓国政府のフロント出版社みたいなところだが、最近は「K文学」広報で潤っているんかな。著者は複数の大学教授、住居学会会長、韓国文化財庁文化財委員といった韓国らしく肩書が多く並んでいる人。四合院、書院造、班家韓屋の3つが比較対象になる同系統のものなのかよく分らんのだが、班家韓屋というのが韓国の代表的造りなのか。書院造が封建社会で身分制の表象であるのか、よく分らんが、韓国ではそういう見方が一般的なのかもしれん。韓国の文化は多様性に富んで、色調も豊かであるのに対し、日本は単調であるというのも決まり文句だろうが、その単調の美に関しては理解をしようとはしている。縮み志向も韓国では定番の日本評価だが、島国=国土が狭いという漠然としたイメージと合致しているのだろうか。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2020年09月20日Sun [19:44] 東アジア  

保育者のための外国人保護者支援の本 



かもがわだが、ハウツー本みたいなもの。保育者とは外国人の親ではなく、保育従事者の事か。場所によるが、うちの近辺だと、保育所の子の外国人比率は半分くらいになるから、全国的にも受け入れ全くゼロという保育園はそう多くなかろう。子ども自体は逆に年齢が低ければ低いほど障壁も下がるので、やはり「支援」は保護者に対してということになるか。日本の文化に同化させようとしているという誤解を避けるという記述もあるが、これはどうかな。宗教上の食の関係はアレルギー対策が今は発達しているし、さほど混乱はないと思うが、日本語を使うのはやめてくださいという保護者はまずいないだろう。その国の言葉であいさつをするというのは確かに有効なところもあるが、全ての人が挨拶だけお宅の言葉で言いますというのを嬉しく思うとは限らない。日本が長い人だと日本人と同じ風に接して欲しいと思う親もいるだろうし、挨拶だけを義理チョコみたいに感じる人もいるんではないか。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2020年08月26日Wed [18:07] 東アジア  

アジア経済とは何か



「アジア経済」に中国は含まれるか問題は中国プレゼンスの大きさという観点と相関してくるのだが、 長年、日本がアジアに含まれない事情もあったので、今後はそれに倣うかと思う。今後、韓国やシンガポール、台湾もアジアから「卒業」するかもしれんが、インドや中東、中央アジアをアジア経済に含めるか問題もあるので、アジア経済には明確な定義は無いということであろう。著者はアパレル関係の現場にいた人とのことだが伊藤忠出身らしい。コロナ以前にアパレル分野は出張ベースがほぼ無くなっていたそうだが、そうなのか。企画はそうかもしれんが、技術は結構頻度は高いと思うが、その分、駐在は確実に減っている。ポスチャイ、チャイプラの動きはコロナ後も変わらんとしても、まだまだ中国並みのコスパは求められんか。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2020年08月20日Thu [01:39] 東アジア  

激化する米中覇権競争迷路に入った「朝鮮半島」



毎年出ている奴。防衛は経済ほどコロナ・ショックは大きくないか。インドと中国が実戦おっぱじめたのは予想外であったが、米中にしても朝鮮半島にしてもシナリオ通りと言えばシナリオ通り。中国のプレゼンスは大きくも小さくもなっていないが、朝鮮半島は米国の安保優先順位から外れてしまった観はある。もはや狂人を相手にしている暇は無いということもあるが、北朝鮮に関心を持ってもらえなくなって困るのは韓国だけという事情もある。トランプ再選するかどうかでまた変わってくるだろうが、中国対抗陣営はほぼ固まりつつある様になったもコロナ効果であろう。中国のマスク外交はプロパガンダとセットの枠を抜けていない。もう米国か中国かの選択肢で迷う主要国は韓国くらいか。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2020年08月14日Fri [00:40] 東アジア  

BLが開く扉



シンポもの。神奈川外語大だが、アメリカ人教授の主宰らしい。2017年とのことだが、シンポ系は大体2~3年後書籍化が多いな。今年はかなり減っているはずだが、本も減るかな。BL関係はサブカルの様で、今をときめくLGBTも関係してくるから、社会学者がわりと多く掴みそうなテーマ。アカデミアの分野では数少ない「アジア」が先進で、「欧米」が後進という分野でもあるのだが、日本が研究をリードしているという訳でもなく、むしろ英語で東アジア諸国間の比較文化の枠内で捉えるのがトレンドか。欧米ではそこまで「市民権」を獲得している訳でではなさそう。例によって、日本からの輸入文化として台湾、韓国で広まり、香港から中国本土に入って、中国がその規模を大きくするというパターンなのだが、日本と同時代的に定着している台湾、先鋭化したジェンダーが男しか登場しないBLが批判される韓国、国家や社会的制約上、カウンターカルチャーとして捉えられる中国という違いがある様だ。ただ、その二次輸出に関しては自国風に加工した韓国が強いみたいで、この辺は韓流マーケティングの十八番でもある。日本ではこんなことが許されるのかという「発見」を以て幻想の日本を見た人が来日し、こんなはずじゃと失望するパターンが多いそうだが、この辺は最初から異文化として日本を捉えている欧米人は現実の日本を知っても、ダメージは少なく、そのまま幻想を抱き続けるのも可能なのかもしれん。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2020年07月21日Tue [19:03] 東アジア  

アジアの国際不動産投資 



何か投資カモ本みたいなタイトルだが、慶應から出ている論集。書き手の略歴見る限り、慶應関係は学位取得した一人だけ。この業界の最高学府というか唯一の学府は明海大学なのだが、明海関係は二人で、准教授の一人意外全員が経済学部。不動産も今後、金融工学みたいに不動産工学が確立されるのかもしれんが、現状ではまだヤクザの世界という認識が学問の世界では一般的か。外国人の日本土地買収問題は色々と政治化したりするのだが、そのミソは外国人の不動産取引にほぼ制限がないというところではなく、非居住者が外国住所で所有権移転ができるという点にある。国内の納税管理人を立てる必要があるのだが、そもそも内国人であっても所有権が取得できない(中国、香港、シンガポール)、外国人は不動産を取得できない(フィリピン、インドネシア)、登記制度自体が無い(インド)など様々であり、歴史上、日本と法制度が近い台湾、韓国でも外国人ないし、非居住者が日本の様に内国人とほぼ同等の不動産取引を行うことはできない。国内不動産投資を政策として推し進めているマレーシアでも売却時では不利になるそうだが、例外は日本が法制度支援を行っているカンボジアくらいか。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2020年07月19日Sun [16:02] 東アジア  

音楽を研究する愉しみ 



風響社ブックレット《アジアを学ぼう》。別巻の違いって何だろう。ただでさえ、100ページ以下のダイジェスト版なのにオムニバスだが、単著のにも別巻はある。アジアと言いながら、それ以外の地域が入っているのが別巻だろうか。南米とアフリカは共にAA枠だからOKというのが学術的見地。音楽がテーマだからではなく、全員女性というのは今の文系研究の傾向。留学記みたいなものだが、研究職に就いているのも年齢順。音楽系は今回の事態でもっと厳しくなるか。リモート従業もリモート留学も可能と言えば可能だろうが、演奏から研究へのシフトはあるのだろうか。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2020年06月24日Wed [01:47] 東アジア  

移民と日本社会



中公新書は今年二期連続で移民ものをぶち込んできたのか。予定では今年、空前の外国人来日があるはずだったから、それに付随する形での移民社会研究はトレンドになるはずではあった。もはや外国人原則入国禁止というブータンみたいなことに日本がなるとは誰も思わなかった訳だが、国内移動も原則禁止になったことで、地方では実習生不在による人手不足が、都会では経済活動縮小による外国人の失職が生じた。その辺はもう1冊の方のテーマになると思うが、移民絶対必要論も土台が揺るぎ始めた。移民警戒論でよく言われる犯罪率と出生率に関して、移民を受け入れることにより、むしろ低下するというのが実証主義的にもポリコレとしても定説になってきているが、そもそも全国マクロと集住地域ミクロを分けないと意味がないのではという観もある。欧州の分断化もそうした文脈上にある訳だが、多文化主義はもはや大きな岐路に立たされていると言ってよかろう。いずれにしてもコロナ後の世界は我々が予想し得ない展開になるが、日本も「世界」も移民の大移動が今後数年のうちに活発化することは無いということは言えよう。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2020年05月31日Sun [17:14] 東アジア  

となりの外国人



マイナビ新書って、初読かな。ラインナップ見る限り、就活ものというより、売れ筋教養チック系だが、面接で読書関係を聞かれることは多いみたいなので、別に関連性が無いということでもないか。もっともこの業界もこのご時世で大きく変わるだろうから、今後はどうなるかは分らん。外国人も雇用側にとっては大きなイシューであった訳だが、その可否以前にしばらく物理的に難しくなりそうなので、今現在日本にいる人たちはニューカマーのパイが増えない以上、否応無く日本社会と同化していかざるを得ないではあろう。大久保地区の20歳人口の85%が外国人というのは住民としても意外な数字であるのだが、近辺のマンモス大学の学生が上京して住む町ではないということか。ババ歩きとそう変わらない距離であるのだが、やはり昔から私鉄沿線に住んでいた上京組が多かったので、一般不動産屋が扱う流通しているアットホームやレインズに依拠した物件と違って、大久保の物件は口コミや紹介組で埋まる外国人市場なのかもしれん。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2020年03月29日Sun [17:04] 東アジア  

近代東アジアにおける〈翻訳〉と〈日本語文学〉



論集だが、ちょっと変わったスタイル。一発目は全てハングルで訳もなく、訳分からんかったのだが、それ以降も日本語で書かれているのは半分くらいで、中文、英文のみのも数本。いずれも要約も無しで、原文をそのまま載せているだけ。翻訳者向けなのか日本語文学研究者向けなのか分からんが、いずれも四か国語の読解力は常識になっているのかな。この分野ではおそらく日本語が共通言語になっているとは思われるのだが、歴史的事情による日本語帝国主義を否定するという意味合いがあったのかもしれん。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2020年03月29日Sun [16:03] 東アジア  

「移民時代」の多文化共生論



明石製のテキストだが、著者はアメリカ多文化教育の人。在日関係は総連色は出てくるが、政治臭はあまり感じられない。大学より下の虎の巻的なものと思われるが、この状態が続く限り、多文化共生の意味合いも変わって来よう。少なくとも「移民時代」は大幅に後退すると思うが、その分、帰れず定住化というケースも増えるだろうし、収束後は「犯人捜し」のターゲットとなる可能性もありそうだから、その点での多文化共生論も必要か。欧州や米国ほどにドラスティックな変化は無いと思われるが、震災後の束の間の国際親善ムードが1年後の五輪で再び訪れるとも思えん。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2020年03月23日Mon [15:50] 東アジア  

共創アジア 



東海圏は日本経済の心臓でもあるのだが、中日新聞経済部はの当地のでのプレゼンスって、どんなものなのだろう。少なくとも傘下の東京新聞みたいに、トチ狂った政治部が看板になってしまうことは無いか。トヨタがトップは定位置として、リンナイ、敷島パン、スズキと来て、なぜかTOTO、VAIO。TOTOは福岡だけど、製陶業はやはり東海か。VAIOの安曇野は括りとしては東海圏になるんかな。JR東海、東海銀行、中部電力といったところは海外事業の割合は大きくないので、章にはなっていない。ココイチも一宮なんだな。リンナイの韓国だけが特異な気がするが、倭色を排したところが成功の秘訣らしい。ヤクルトもたしかそうだが、一度定着してしまえば、NO JAPANの標的にはならんか。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑