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2021年04月03日Sat [16:11] 東アジア  

にほんでいきる



毎日のキャンペーン連載で明石なのだが、それほど政治臭は無い。故に前川某を出しているところだけが、物凄く胡散臭くさせているのだが、その辺は毎日か明石かの社の事情があったのだろう。チームは本社社会部みたいだが、ネタは中部が多く取ってきているのか、南米関係が多い。不登校児がメインテーマなので、中国、ベトナム、フィリピンといったアジア系は文化的近似性、教育重視傾向、永住前提、集住の程度といった理由でそれほど深刻化していないという現状はある。その分、差別ネタをメインになる訳だが、そもそも不登校で日本人社会と接触が無ければ、虐めも差別も理由にはならない。自分自身のブラジル人経験からしても、階級平等論はタテマエにはなっていない。そうした状況では1.5世や2世も日本社会の価値観を共有しているのは日本の学校で教育を長期間受けた者に限られるだろう。正直、日系人と日本人の文化近似性は中国人と日本人より遠いと感じるところが多いのだが、それは日本社会の日系人に対する文化近似性期待の圧力に対するカウンター効力かもしれん。日本ではブラジルのマイナスイメージがそれほではないので、同化よりブラジル化という選択肢にもなる。中国や韓国の様に日本と文化上位性を競う必要もない。日本でブラジル人であることに苦痛を感じることはそれほど無いのでは。

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2021年03月28日Sun [03:20] 東アジア  

東アジアの平和と繁栄に向けて 



何か「東アジア共同体臭」がするタイトルだが、かまくら春秋社で、元インドネシア大使。ドイツスクールで、イスラエル大使も歴任しており、同期でもエース級のキャリアらしい。ということで、「ドイツに倣え」はやっているのだが、外交現場としてはそれが得策ではないかといったところか。ドイツとかイスラエルとか実利主義の国からすれば、歴史認識が未だ外交カードとして機能するのは理解しがたいだろうが、やはり外交努力で、このカードを無効化するのは厳しかろう。言論思想の自由がある国で、公式見解に反する声が出てくるのは無理だろうし、そもそも、領土問題も歴史認識に含まれているという相手側の認識では国土消失という代償も必要である。歴史認識が道徳的立場に理解されるのもアジア的ではあるのだが、ここはアジア的曖昧でかわしていけばよいのでは。

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2021年03月27日Sat [02:08] 東アジア  

外国にルーツを持つ女性たち



ココ出版は初見。神楽坂にある日本語教育関係らしい。2008年創業であるが、去年社員が入って3人体制とのこと。この時代に出版社で社員を増やせるのは大したものである。ココはシャネルとか、果物とか、ウ〇〇ではなく、此処、個々、呱々の意らしい。著者は日本語学校の副校長をしていた人だそうで、運動政治系ではない。秋田の韓国人花嫁とか相当昔の国際交流ネタだけど、彼女らと同世代か。あとは中国帰国者と日系ブラジル人だが、ブラジル人の浜松はともかく、能代の中国人は地元新聞に載るくらいの有名人になるか。とはいえ、差別と偏見に悩まされといった話は主題ではなく。こんだけ頑張っていますよという話。外国人女性だからといって、「弱者」の枠にはめるのも、また偏見であり、頑張っている人は別に不幸でも可哀そうな人でもない。

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2021年03月24日Wed [03:00] 東アジア  

占領と引揚げの肖像・BEPPU 



前著「日本統治下の朝鮮シネマ群像」がかなり面白かったので、近著も。毎日記者から教授の王道ルートの人だが、在職した大分芸文短大にかなり拘りがある人みたいで、前著でもこの本でも、大分県立芸術文化短期大学で教授を務めたというフレーズが何回も枕詞の様に出てくる。テーマは別府だが、復員と占領軍の地というイメージは東日本ではあまり無いな。阿南惟幾は竹田市出身で未亡人が4人の子を連れて、戦後疎開していた話も。後の中国大使も幼少期をこの地で過ごしたらしいが、MP事務所にも米国帰りの阿南惟徳という人がいてパンパン救済をしていたらしい。その縁戚関係は不明だが、地元繋がりで、「復讐するは我にあり」の西口彰の話になったり、専門の朝鮮戦争になったりと、とにかく調査魔である。地元の図書館には郷土史家の宝庫でもある。得意の朝鮮関係は山辺健太郎と朴慶植という一部の韓国マニアにとっては元祖植村吉田みたいなコンビの話もあるのだが、山辺は別府出身だったのか。朴慶植も幼少期に別府で過ごしているのだが、地元の教員養成校に通っていたことはほとんど封印していたらしい。自身の経験を振り返っても朝鮮人の全てが強制連行で連れてこられたというのは無理があると、非良心的日本人っぽいl指摘もしているのだが、韓国の戦後史を冷笑するより日本の戦後史を見つめ直した方が良いとか、韓国の「歴史修正主義」を揶揄している感じも。

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2021年03月08日Mon [16:26] 東アジア  

「反日謝罪男と捏造メディア」の正体 



ワック本。最近はタイトルで勝負している感があるなあ。それだけ競争が激しいということなのだろうが、競争無しの同人誌状態の左翼系からしてみれば、本は内容だけに価値があるというのは精神勝利法に近いものかもしれん。著者が吉見義明に今、日本にで精算業に従事している6万人に及ぶ韓国人女性(そんなにいるのか)の救済はしないのかと問うたら、余力があればと答えたというのは興味深い。現在進行形の問題はあくまで余力というのは歴史学者としては当然かもしれんが、この辺が日本人と韓国人の認識の違いかもしれん。吉見とか高木健一とかは稼業だから、それで良いかと思うが、世間一般の評判など全く気にしない、気にする必要性など感じない鳩山と安倍は水と油の様でやはりその育った環境の共通項はあるかな。

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2021年03月07日Sun [04:06] 東アジア  

移民が導く日本の未来 



国際交流の実務家とのこと。それほど明石的な感じはしないが、韓国とドイツをモデルケースにしているところくらいか。日本は韓国より貧しい、遅れているという言説は最近流行っているみたいだが、韓国の光と影の光の部分だけみればそうなるということであって、その問題点を指摘しないと、韓国称賛もただの私は嫌韓ではないですよというただのリベラル証明になってしまう。ベトナムやネパールで韓国が大人気で、日本は行きたくない国になっているというのだが、現実として数百万の借金をしてまで日本に行くとか、韓国から密航して日本へ移るバングラデシュ人とかの現実は奴隷制度だとか、情報弱者では説明するのは無理がある様な気がする。日本語教育の必要性と同化主義反対の主張は矛盾はしないかもしれんが、公権力を以て日本語を習得させるという形を取ると、十中八九反対の声が出るのでは。坂中論文から時代の意識が変わったとは思わんが、移民の受け入れは人道主義なのか国力維持なのかを明確にせず、曖昧にしてきたツケが廻ってきた様な気もする。

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2021年03月04日Thu [03:27] 東アジア  

吉田謙吉が撮った戦前の東アジア 



カバー買いしそうな物。吉田謙吉は築地小劇場のデザイナーだった人らしい。ということは転向組かもしれんが、当時の前衛は左であったというだけの話で、満洲への視察記者に応募したのもイデオロギー要因は無さそう。朝鮮は豊田四郎監督作品のロケハン・撮影であったみたいで、この「奥村五百子」という作品は東京発声と新日本映画研究所制作。戦前なので、新日本映画研究所は戦後の新日本系列とは関係ない。その写真は娘さんが管理していたそうだが、2017年に新たに発見されたものらしい。戦前に出版されたりもしたそうだが、映画も現物はフィルムセンターにも残っていないし、写真集もあったとしても入手困難だろう。量的には厳選されたのか限られたのか分らんが、当時の地図なども入れてある。読み物的はこのくらいがちょうど良いが、大型本写真集も出るのだろうか。

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2021年02月28日Sun [04:53] 東アジア  

ユニークな「日本文化」論 



日本僑報社かと思ったら、朝日新聞出版であった。中国メインでないということもあるんだろうが、ようやく古巣に認められたというか、朝日もこの流れに逆らえなくなったというか。そういう意図か分らんが、最近のに加え初期の中国人入選作文も載っていて、ほぼ全員、歴史認識触れ。中国人の作文からお約束の歴史認識が消えたのは2005年の暴動以降かな。最近はほぼ見かけない。分らんが、20年くらい前までは先生は満洲国時代に日本語を習得した人という学生が結構いて、先生は要求しなくとも、その辺の忖度は江沢民時代では常識でもあった。今はどこも若いネイティブ教師や帰国中国人が先生だから、その辺は野暮にはなろうし、そもそも興味はアニメとかなんだから、政治学習は糞というのが普通。日本女性の社会進出ガーとか書いているのはやはりハイキングで出会いそうなドイツ人。日本人は排他的だ自己主張せよとか言っているコスタリカ人(なぜかコスプレ)とかもいるが、こういうのは少数派。日本人はそれが慣習なんだからそのままで良いと書いているのは台湾人。中国人は日本に学べ式がまだ多数で、東欧は日本好き爆発型、スーダンとかパキスタン、イランといった国は自国を誤解しないで系。賞金もかかっているし、まあ大抵はユニークというか日本高評価だね。

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2021年02月26日Fri [01:52] 東アジア  

帝国日本における越境・断絶・残像 モノの移動



先日読んだ人の移動編が良かったので、期待したのだが、こちらはそれほどでもなかった。とううか、これに限らず、自分の評価は関心があるか無いかで決まっているので、自分の関心はモノより人。崔吉城がいない分、日本側の正しい植民地主義反省言説がイニシアティブをとっており、その意味ではオーソドックスなスタイルになっている。台湾に残る神社遺構に驚かなくなってしまった自分を韓国人研究者の思いで相対化させたりしている人もいる。沖縄にコロニアル建築が残っていないのは戦火が要因であることもたしかなのだが、戦後も文化的に日本との断絶が無かったからだと弾劾している人もいる。台湾の親日言説に対する違和感表明ももうお約束みたいになっているが、これはもう台湾が決めることであるから、台湾人のお気持ちを察して代弁するというのも、ある意味植民地主義と紙一重なのかもしれん。

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2021年02月23日Tue [02:37] 東アジア  

帝国日本における越境・断絶・残像 人の異動



2巻一組。片割れも手元にあるので近い内に読む。こちらはかなり良いモノだったで、片方にも期待が持てる。植民地主義許さんという人から崔吉城まで入っていて、バランスが取れているというか、崔吉城の専門はそもそもこっちだったんだと思い知らされた次第。崔は「戦前」と「戦後」の研究断絶をまとめているが、韓国にみならず、日本もまた思想が分断を引き起こしているは言えよう。真ん中の対馬の在日社会、韓国華僑と台湾の2本がすごく面白い。対馬が韓国に乗っとられる言説はコロナ禍で消えてしまった観はあるのだが、そもそも総連は消滅し、民団も構成員は30人くらいだという。昔は7000人くらいいて、文字通り密航の中継ルートにもなっていたみたいだが、対馬自体に親戚関係がなく、仕事が無い上、大阪や福岡に移った者が多いとのこと。これは日本人も本土への移住という点では同じなので、帰化しても議会を乗っ取るどころか、地元化する人は少数に限られている様だ。韓国華僑の台湾移住は早い時期から始まっていたのだが、最盛期には東南アジアを上回り、香港、マカオに匹敵する数の韓国僑生学生がいたというのは驚きである。華僑は不動産取得も大学進学も制限があった故だが、その実数を考えれば相当な割合である。周知の通り、韓国華僑は世界でも稀な山東省出身者が多数を占めているので、海外の同郷社会も限られている。台湾では立場的に外省人となる訳だが、中国語、韓国語の話者であると、日本語は手を出しやすい言語であるので、その関係で日本移住者も少なくない様だ。

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2021年02月13日Sat [21:29] 東アジア  

帝国日本と越境するアスリート 



満洲スポーツ研究会は助成が色々あるみたいだが、ユダヤ系作家研究会の様に毎年本を出すという訳にはいかないか。孫基禎で中公新書にランクアップした人を出したというところも関係しているのかもしれん。こういう研究会ものではあまり見ない評伝集。総勢35人集めて、この中から一人でも新書で拾ってくれないかという作戦かな。スタルヒンとか人見絹枝みたいなメジャーなところは可能性ありそうだけど、台湾での反応も期待できる台湾勢が可能性あるかな、韓国勢は「親日派」論争に巻き込まれる懸念もある。人見絹枝とか内地の人間が入っていることから分かる様に、この手の研究で主流だった帝国と植民地といった非対称性関係に焦点を当てたものではない。そればかりか河本大作とか星野直樹を孫基禎、劉長春と同列に扱うとは何事かという批判まで起こりそうだが、誰しもが帝国の構成要素であった事実は変らない。スポーツには罪は無いというのではなく、あった歴史は変えられないということなのだが、戦後、韓国が植民地時代のアスリートを重用し、スポーツ界の重鎮となったのに対し、台湾では本省人アスリートは表舞台から消えて、1958年のアジア大会東京大会では本省人7名に対し、外省人が74名の参加であったという。韓国に人材がいなかったというのはたしかなのだが、こうした歴史の捻じれが今の台湾と韓国の違いを生んでいるとは言えるのかもしれん。

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2021年02月02日Tue [02:47] 東アジア  

アジアの国民感情



親日反日論争でもそうだが、国民感情を統計学的に証明する、エビデンスを出すという作業が求められる以上、研究者はそのデータを提示しなくてはならない。とはいえ、そのデータは全国民を調査した訳ではもちろんない。ワクチンの様な試験をした訳でもないので、適当に答えた、ウソを書いたとしてもデータに反映される。そうした諸々は無視されるか、確率的に実態との乖離はそうないであろうという前提で統計として認めらるのだが、各国トップ級大学の学生サンプルというのはどれだけ平均値に近いものなのだろう。日本を嫌いなのは韓国と中国だけという数値は裏付けされてしまったのだが、台湾の親日も、東南アジアの日本評価も群を抜いていることも証明されてしまっている。一方で、日本の北朝鮮評価が低いのは冷戦思考という見方なのだが、ほぼすべての国で北朝鮮評価が最下位であることと矛盾が生じている様に思える。台湾で韓国を嫌われているのを中韓国交正常化に於ける一連の措置の結果という見方もそうだが、現役の学生がそう感じているからというのは説得力が無い様な。韓国の評価は概ね悪くない中で、日本と台湾が例外になっているのは疑似連合的な見方があるとは思われる。どこが味方と分離できるかというのは結構多きいだろう。

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