2017年07月24日Mon [05:22] ホンジュラス  

マラス

マラス 暴力に支配される少年たちマラス 暴力に支配される少年たち
工藤 律子

集英社 2016-11-25
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メキシコのストリート・チルドレンに関わってもう30年近くになるのか。岩波ジュニアで出たのは良かったが、岩波とか金曜日だけではなく、保守系にも書いて欲しい人。トランプ評価の側からも有用な視点がある。メキシコ関係も出るみたいだが、こちらはホンジュラスの「マラス」。メキシコにも排外主義の芽が出てきているが、メキシコに於ける中米の不法入国者の問題も米国が関係しているのである。アマゾンでもホンジュラス経験者がレビューをしているが、それだけ日本では馴染みのない国なのであろう。あんな小さな街で強盗を生業として生きていけるのかと思うのだが、人口辺りの殺人発生率が何年も世界一であった(サンペドロ・スーラ)のは有名である。昔はそれほど危険を感じることはなかったのだが、やはり警察は周辺国より腐っていた。ドゥテルテのやり口はアジアでは目立つが、警察とマフィアが共に無法者であるラテンアメリカではよくある手法である。とはいえ、それで死体を重ねたところで、社会構造が変わらない限り、生活に変化は無い。教育ではなく、宗教に焦点を当てざるを得ないのも、その担い手が宗教しかないからであろう。著者はカトリックとの付き合いは長いのだろうが、その一線を引く場面には常に緊張がある様だ。

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2014年04月24日Thu [03:45] ホンジュラス | 本・雑誌 |読書メモ  

ホンジュラスを知るための60章

ホンジュラスを知るための60章 (エリア・スタディーズ 127)ホンジュラスを知るための60章 (エリア・スタディーズ 127)
桜井 三枝子 中原 篤史

明石書店 2014-03-25
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ホンジュラス本は初お目見えか。ベリーズが出る可能性は低いだろうが、エルサルが独立して出たのだから、ホンジュラスも単独で出ないといかんだろう。ニカラグアもたぶん出る。ただホンジュラスの場合、エルサルのFMLNとかニカラグアのサンディニスタみたいな日本人好きのする革命組織は無く、コントラの根拠地だったり、サッカー戦争があった程度なので、一般書も出にくかったか。そうしたこの地域では例外的とも言えるゲリラ文化未発達に関しては元々、土地が広く、人口も少なかった為に争い事が少なかったからだという。サッカー戦争も直接の原因はサッカーではなく、エルサルバドル人農民の越境問題であったのだが、ホンジュラス人の性格は穏やかというのはどうなのかな。青年隊もJICAもかなり前から入っている国だけど、自分が聞いた限りではあまりこの国の評判は芳しくない。私もSPSでチーノとか呼びつける警官のタカリにあったりしたので、印象は良くないのだが、治安は思われている程悪く無いし、一般人は穏やかというか、わりとあっさりしている感じである。思い出すのは南米でホンジュラスに行ってきたと言うと、凄く驚かれたこと。当時はサッカーも弱かったし、スペイン語圏で知られる政治家とか作家とか芸能人の有名人が思い浮かばない南米の人間にとっても馴染みのない国だった様だ。

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