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2018年09月23日Sun [05:42] トリニダード・トバゴ  

トリニダード・トバゴ

トリニダード・トバゴ—カリブの多文化社会トリニダード・トバゴ—カリブの多文化社会
鈴木 美香

論創社 2018-08-29
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まだ2冊めだが、久々のTT本。現調で6年という異例の長さの人だが、父日本人で母フィリピン人らしい。亜細亜大出身というのも。ベイスの守護神と同じか。TTのフィリピン人は日本人や韓国人より圧倒的に多く、数千人規模というのは意外だが、ここでも看護師が主体か。任期延長して6年もいたのだから、さぞかしTT愛な人なのかと思いきや、外交官身分だったのに、相手国のネガキャンかよと言うぐらいの辛口である。とはいえ、TTの生きた情報などはスティールパン界隈しか知らんだろうし、非常に勉強になる。TT人は陽気で寛容といったイメージとは真逆な人たちで、外国人に対する不信感が強く、男性優位主義、LGBT差別はほぼデフォであるとも。アフリカ系とインド系が中心の国で、中国系がちらほらなら、そりゃそうだろとなるところなのだが、インド系の人種差別はカーストも絡んでくるから、一筋縄では無い。またTTは産油国で一人あたりのGDPが高い国なので、周辺国差別も酷いなのだという。TTの男をディスっている箇所もあるので、6年もいたのはその辺に理由があるのかとも勘ぐってしまうが、どうもフィリピン人との付き合いが楽しかった様だ。伊高浩昭の推薦で出版が決まったそうだが、本人はそんな事書いていないのに、伊高は安倍が訪TTしたのは対中包囲網を狙ってだが、相手にされなかったとか、アベガーに無理に繋げていて痛い。

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2013年03月04日Mon [02:53] トリニダード・トバゴ | 本・雑誌 |読書メモ  

トリニダード・トバゴ

カリブ海に浮かぶ島 トリニダード・トバゴ -歴史・社会・文化の考察-カリブ海に浮かぶ島 トリニダード・トバゴ -歴史・社会・文化の考察-
北原 靖明

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トリニダード・トバゴ本がようやく初読か。知るためのもそのうち出るのかもしれんが、それまでの繋ぎとしてはまあまあ。1935年生まれというから結構ベテランの著者だけど、英国植民地がテーマで、ナイポールなどの植民地文学研究もしてきたらしい。ナイポールは後年ほとんどトリニダード色を感じさせないものばかり書く様になったのだが、鳥にダート・トバゴは国として独自性に欠けるという風な考えだったらしい。一方でクレオール語で綴る世界的な作家もいるそうだが、それでもこの国の文学者(に限らないが)の宿命として英国移住という道を選択したらしい。西インド連邦が瓦解したのは何かマラヤ連邦と似たところがあるのだが、ジャマイカが抜けたことにより、トリニダード・トバゴは自国の経済的負担が大きくなることを危惧したという。それもガイアナはトリニダードに付いていきたいとしたそうだが、トリニダードが拒否したのだとか。まあそれは正解だったかもしれない。

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