![]() | 赤と黒―フラメンゴの偉大なる一〇〇年 (2006/06) ルイ カストロ 商品詳細を見る |
「赤と黒」といっても、当然ながらスタンダールではなく、カストロの「赤と黒」であり、カストロといってもコマンダンテではなく、「ボサノヴァの歴史」のルイ・カストロであり、「赤と黒」とはミランではなく、フラメンゴである。ということで、副題は「フラメンゴの偉大なる100年」。出版時期をみると、ワールドカップにあわせた「ジーコ本」の一つであったようだが、雲母(キララと読むらしい)書房という知らんトコの本なので、発見するのに時間がかかってしまった。名著「ボサノヴァの歴史」と同じく、国安マナさんの訳なのだが、ブラジルでは音楽とサッカーも一つの線上にあるので、テン・ハゾン。もはや国安さんは訳者というより、詩人なのだが、「フルミネンシ」とか、「ポルトアレグリ」といった表記は、ヒオ弁か。リオの人たちにとって、フラメンゴという存在がどういうものかは分かるが、それが「全国区」で、ファン数は世界一というのは、チト大げさな気もする。ジーコ評価にも似たところがあるのだが、リオとサンパウロが別世界にあるということも感じされる。しかし、フラメンゴがレガッタ・クラブであることは知っていたが、「フルミネンシ」から誕生したというのは知らんかった。そうした誕生秘話などは面白いが、著者の同時代の話になると、どうも「フラメンゴ愛」が過ぎていかん。ボサノバに対しては、まだ評論家然としたところがあったのだが、ガリンシャの伝記をマナさんが訳してくれたら、読んでみたい。もう出ないとは思うけど。














