2016年03月13日Sun [02:33] マルティニック  

エドゥアール・グリッサン

エドゥアール・グリッサン――〈全-世界〉のヴィジョン (岩波現代全書)エドゥアール・グリッサン――〈全-世界〉のヴィジョン (岩波現代全書)
中村 隆之

岩波書店 2016-02-19
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岩波全書デザイン変えたのか。新書の方は何十年周期だけど、全書はできてまだ2年くらいじゃなかったかな。新書に倣って白版と呼ばれるのかもしれんが、初代は黄版とはちょっと違う色。薄茶版とかかな。で、エドゥアール・グリッサンという人はマルティニックの作家だそうだが、ネグリチュード時代の第二世代か。サンゴールと共にネグリチュード運動を牽引したセゼールの後輩ということになるが、政治的にも創作も異なる立場であったらしい。グリッサンはブルジョア家庭の出だそうだが、この時代の知識人の常として、若年時には共産主義の影響は受けていた。後にアメリカの大学で教鞭をとるなど、グローバルな領域で活動したらしいが、日仏会館で加藤周一と対談したこともある様だ。

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2012年02月03日Fri [23:47] マルティニック | 本・雑誌 |読書メモ  

ニグロとして生きる

ニグロとして生きる (サピエンティア)ニグロとして生きる (サピエンティア)
エメ・セゼール 立花 英裕

法政大学出版局 2011-09-29
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このエメ・セぜールという人も全然知らんかったのだが、 マルティニック出身の詩人で政治家という人で、どっちの方が名が知れているのかは分からん。ネグりチュードの代表的詩人らしいのだが、サンゴールみたいに一国の大統領になった訳ではなく、マルティニック出身であるがゆえ、終生フランス人であったということか。本人は2008年に亡くなったそうだが95まで生きたのか。ということで原書も2005年なんだけど、90過ぎた老人の話となると、それだけで大したもの。ネグりチュードはアメリカのブラックパワーとかとは全く性質の異なるものだから、今のフランスの黒人にとってはほとんど歴史の遺物みたいなものに過ぎないんだろうけど、「本国」ではそうでも、「フランス語圏」ではまだ影響力があるのかな。この爺さんもフランス語を話さない変な奴らみたいにハイチ人をバカにしたりもしているけど。

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