2010年09月27日Mon [00:46] スロベニア | 本・雑誌 |読書メモ  

ポストモダンの共産主義

ポストモダンの共産主義 はじめは悲劇として、二度めは笑劇として (ちくま新書)ポストモダンの共産主義 はじめは悲劇として、二度めは笑劇として (ちくま新書)
スラヴォイ・ジジェク 栗原 百代

筑摩書房 2010-07-07
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このスロベニア人哲学者については例によって名前を聞いたことがある程度であったのだが、新書に入れば読む機会もあるというもの。今もスロベニアの大学で教えているそうだが、執筆言語は英語なのだろうか。ラカン派でフランスで博士号というから仏語でもいけるんだろうが、スロベニア語ではない様だ。こちらは哲学ではなく時事評論みたいなものだが、その軽快な読み口もあって、その主張が響くほどのものはない。特に翻訳の問題ではないとは思うが。マルキストといってもソ連には批判的であることはその出自から必然的なのだろうが、モンゴル支配時代のロシア人のエピソードなどを読むと、ヨーロッパ人のロシア人アジア野蛮言説が窺われていやな感じ。ヒトラーが中東で崇められているなんていうのも、実際はその信奉者は欧州に集中している事実を隠蔽している様にも感じた。ナチス、シオニスト、ソ連全体主義は弾劾の対象になっているが、毛沢東はその範疇には入らずか。最近の中国の動きは毛沢東主義の連続性を否定はできないのだろうが。

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