2017年09月13日Wed [05:00] パラオ  

あのころのパラオをさがして

あのころのパラオをさがして 日本統治下の南洋を生きた人々あのころのパラオをさがして 日本統治下の南洋を生きた人々
寺尾 紗穂

集英社 2017-08-04
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全く聴いたことも視たこともなかったので、ユーチューブで動画の方を視てみたのだが、親父が元シュガーベイブなのか。その辺の感じといった以上の感想はないのだけど、CMを結構作っているみたいで、音源が売れなくとも、充分こっちの仕事がメインでやっていけている様だ。書く方は趣味の範囲かもしれんけど、修論も新書化されたし、東大ブランドもあるので、分からんけど、トークが出来れば文化人枠で売り出せるのかも。読書カードなどどにも目を透しているみたいで、パラオ帰還者の読者にも会ったらしい。図書券がもらえるとか、返信用ハガキが付いている読書ハガキは十代の頃私も何回か出したことあるのだが、何か当たったことも、連絡が来たことも一度もない。まあその辺は「求められる感想」を書いていないということなのだろう。パラオに関しては現地の人達が中国人をディスるというのが何度も出てきて、相当な嫌中社会であることは伺えるのだけど、これは日本人に対してだからそう言うのだろうか。台湾や香港でもそういう傾向はあるのだが、パラオの場合、国交があるのが民国の方で、華航もコロール就航20年くらいになるはず。今は観光客は大陸の方が多いのだろうけど、台湾と中国を区別する向きはないのかもしれん。

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2017年02月27日Mon [03:42] パラオ  

土方久功正伝  日本のゴーギャンと呼ばれた男

土方久功正伝―日本のゴーギャンと呼ばれた男土方久功正伝―日本のゴーギャンと呼ばれた男
清水 久夫

東宣出版 2017-01
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土方久功という人は中島敦との絡みで記憶にあるのだが、パラオに住んでいた彫刻家で、著者は世田谷美術館で学芸員をしていた人らしい。遺族から土方の日記の寄贈先について相談を受け、自ら翻刻をして、退職金をつぎ込む覚悟で出版先を探したのだという。結局、民博の調査報告という形で出版は出来たそうだが、この評伝は自前なのかな。日本のゴーギャンと呼ばれるだけに、現地女性との関係が興味深いのだが、この辺は当時、南洋に行った単身男性にとっては通常のことなのだろう。「オクサン」として当てがわれたのが、17歳の娘だったそうだが、日本国内でも、外国人男性は同じ様なケースはあったと思う。日本に派遣されたイスラム教指導者の評伝にもそんな話があった。ただ、土方という人は少女趣味(原文ママ)があった様で、ロリコンというやつだが、ヌードモデルに13歳の女の子を使って、その子に対する偏愛を日記に残していたりする。芸術家なので、遺族がクレームをつける筋合いのものではなかろうが、現在であれば、出来ないものであろう。

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2015年12月22日Tue [02:32] パラオ  

日本を愛した植民地

日本を愛した植民地 南洋パラオの真実 (新潮新書)日本を愛した植民地 南洋パラオの真実 (新潮新書)
荒井 利子

新潮社 2015-09-16
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これも天皇訪問の関連だろうが、同時期に出た平凡社新書のとはやはり性格が違うな。単に新潮社新書と平凡社新書の立ち位置の違いということもあるのだが、こちらは登場人物がパラオ人メイン、平凡社新書は日本人がメインなのに、後者の方が「親日的」になるのというのも現実を表しているのかもしれん。著者のこの本の原点となった出来事があとがきに書かれているのだが、日本人に対して憎悪をぶつけてくる韓国人、中国人よりもパラオ人の言葉がこころに響くのは、それが半日ではなく親日だからということでなく、普通の日常会話であるからであろう。非日常のアジ言説は真実ではなく手段に過ぎない。

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2015年10月06日Tue [01:28] パラオ  

パラオはなぜ「世界一の親日国」なのか

パラオはなぜ「世界一の親日国」なのかパラオはなぜ「世界一の親日国」なのか
井上 和彦

PHP研究所 2015-03-12
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これも天皇御行幸啓効果本なのだろうが、「世界一の親日国」を冠したのは前にインドネシア本にあったな。それこそ世界一親日大会でも開催したらどうだろう、意外と中国辺りが優勝するかもしれん。しかし、インドネシア国旗の日章旗カラー採用説はネタだろうが、パラオ国旗の日章旗にちなんだものというのは定説化されているけど、本当かいな。バングラデシュは否定されていたはずだが。パラオの親日がメインかと思ったら、やはりペリリューの戦いがほとんどか。ペリリューの戦いはパラオ人には関係無いというか、むしろ自分の土地で外国同志が戦争している様なものだから、迷惑であったとは思うのだが。

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2015年09月25日Fri [01:03] パラオ  

写真で見るペリリューの戦い

写真で見るペリリューの戦い 忘れてはならない日米の戦場写真で見るペリリューの戦い 忘れてはならない日米の戦場
平塚柾緒

山川出版社 2015-07-10
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山川っぽくないと思ったのだが、シリーズになっているみたいで、太平洋戦争編は保阪正康 。こちらのペリリュー編は太平洋戦争研究会主宰の人か。ペリリューの本は前に産経から出た当事者の手記を読んだのだが、天皇パラオ訪問でペリリューがメジャーになり、出版の運びとなったとのこと。ペリリューでも戦後2年くらい残存兵が洞窟に潜んでいたらしく、米軍が説得工作を行っていたらしい。脱走兵などが出たために、終戦を信じず抵抗を続けていたグループの氏名階級は全て判明していた為、横井さんとか中村輝夫さんとか小野田さんみたいな事態にはならなかったが、説得に向かった少将が白髪だったので、米軍兵士に間違われるなど困難があったらしい。

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2010年05月02日Sun [01:47] パラオ | 本・雑誌 |読書メモ  

戦いいまだ終わらず

戦い いまだ終わらず戦い いまだ終わらず

産経新聞出版 2009-12-08
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ペリリュー玉砕と戦後の残留兵投降劇を当人が描いた産経の戦記物だが、それほど「保守反動」の匂いはなし。当事者による戦記回想ものはいよいよタイムリミットを意識する者が多いのか、ここに来て立て続けの観もあるのだが、産経とか光人社の様なその筋以外は「侵略」を描かないと無理なのかな。ペリリューみたいな南洋が舞台だと抵抗する人民も土匪もいないから、侵略などと意識は毛頭なく、脱走して島の娘を嫁にもらって暮らそうかという風な考えも出てくる。その当時どれだけの兵士が天皇のために戦っていたという意識があったのか分からぬが、中国の抗日戦記ものなどと決定的に異なるのが、敵味方、正義悪といった戦争の動議付けの不在。ドナルド・キーンなども押収した陣中日誌が個人的なことばかり書いてあることに驚いたりするのだが、「鬼畜米英」の姿もユーモラスに描かれる。前線偵察中に米兵と鉢合わせてしまい、お互い困ってそのままやり過ごして陣地に戻ってから、互いが報告するのが分かったとか、前進してくる米軍中隊を前方に発見し、樹の上に隠れたら、よりによって米兵たちがその樹の下で休憩をとったとか、マンガみたいな話も出てくるが、戦場の実際とはそんなものなのであろう。敵に見つかるのは糞が見つけられることがきかっけというのは人間も動物であることを思い知らされるのだが、サダム・フセインが捕まったときもなぜか糞の写真が公表されて不思議に思ったのだが、戦場では糞ほど確かな証拠はないということか。

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