2016年02月15日Mon [03:20] リトアニア  

トリオ

トリオトリオ
ウラジーミル タラーソフ Vladimir Tarasov

法政大学出版局 2016-01-15
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共産テクノが脚光を浴びている様だが、共産ロックなどより、十分当局公認だったのが共産ジャズ。「さらばモスクワ愚連隊」などにも描かれていたが、アメリカ黒人の音楽というイメージがあったことがプラスしたのか分からんけど、このリトアニア出身のトリオは度々海外公演にも出ていたその世界では有名な人たちらしい。ただ、音楽そのものの話はあまりなく、そのメンバーだった著者もあえて、海外公演に付き添う「外套」の話に焦点を当てている感じ。その正体は泣く子も黙るKGBであるのだが、実際はこうした反体制でもない芸術家に付くのは「小役人」たちだったみたいで、西側に出ると、まずビール、次にポルノというのがお約束だったらしい。別にポルノ映画など観る気も無かった著者を小役人は必死に誘うのだが、これは一人で観に行った事を帰国後に密告されることを恐れてのことなのだとか。通訳として付いた女性はカラダを使って口封じしようとしたりと、結構この「外套」の人たちは海外でのお買い物なのど特権を享受していた様だ。ペレストロイカで、外国へも単独で渡航できることとなるのだが、中国などでもこういう話はあったな。

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2015年11月08日Sun [23:45] リトアニア  

旅するリトアニア

旅するリトアニア旅するリトアニア
口尾麻美

グラフィック社 2014-10-06
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国内初のリトアニアの手仕事と暮らしのガイドブックとのことだが、手仕事と暮らしのガイドブックというのは他の国も出ているのか。著者は駐日リトアニア大使館でリトアニア料理の普及をしているそうだが、本職は料理研究家らしい。ピンクのスープは前にテレビでも視たが、リトアニアの味噌汁みたいなものの様だ。シャコティスというお菓子はトウモロコシの食った後みたいな形をしているのだが、お祝いの席で出されるものなのか。キビナイというのは揚げ餃子そのものだが、これはロシアからなのかな。ブラジルにもキビという似た様な食い物があるのだが、アラブ起源だとか聞いた記憶が。

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2010年12月20日Mon [00:40] リトアニア | 本・雑誌 |読書メモ  

坂の上のヤポー二ア

坂の上のヤポーニア坂の上のヤポーニア
平野久美子

産経新聞出版 2010-11-22
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この著者は台湾関係のノンフィを書いている人だが、なぜにリトアニアということはやはりよく聞かれたとのこと。実際に台湾の人がバルト三国に関心を持っているというのはたしかであって、それは言うまでもなく、ソ連からの独立で結果的にソ連を崩壊に追いやったケースを中国に準えているからなのだが、民進党政権の時は「人間の鎖」まで真似してみせたものだった。国民党政権になったり、バルトもバルトでEUの一員としてロシアと対峙したりする状況では、お互い関係を緊密にということもないのだろうが、リトアニアの様な国にあっては現在進行形で独立を夢見る台湾より1世紀前に日露戦争に勝った日本の方が親近感があるということはあるだろう。その証左ともいうべき本が1906年にリトアニアで出版されていたとはよほどの研究者でもないと知らないことなのだろうが、この著者であったカイリースという人はリトアニア政治の表舞台にいた人で、反ツァーリ、反ドイツ、反ロシア赤軍、反ナチスとこの時代に生まれた宿命なの常に運動に身を投じざるを得なかった様で、最後は亡命先のニューヨークで東京五輪の年に亡くなったとのこと。ということで、本人は日本に行ったこともなければ、特に日本人の友人がいた訳でもない様だが、自身のナショナリズムの原点としてロシアを破った日本というものがあって、日本を紹介する本を書いたらしい。とはいっても、そういう事情なので、数百部発行の小冊子であって、当時のリトアニアの出版事情では平均的な形とはいえ、これが歴史的に残る価値があるものという訳にもいかない。例によって、ご意見番の如くランズベルギスも登場しているのだが、リトアニアといえば杉原一本なのだが、ナチスの同盟国の領事がユダヤ人を助けた話など今のリトアニア人には関係ないことなので、こちらの方を宣伝して貰いたいということはあるのだろう。

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2010年06月04日Fri [02:54] リトアニア | 映画 |映画  

リトアニアへの旅の追憶

映画

フィルムセンター

ドキュメンタリー映画史では必ず言及される作品だから期待してたんだけど、肩透かしを食らったような。
ホントに映像スケッチなんだな。睡魔も。

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2008年05月23日Fri [02:05] リトアニア | 映画 |映画感想  

あなたは私

映画
You_am_I_big.jpg

EUフィルムデーズ
東京国立近代美術館フィルムセンター大ホール

わけワカンネ。
リトアニアで年間何本映画が作られてるか知らんが、貴重な製作枠をこんなゴミで使ってしまっていいのかい。

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バルト三国歴史紀行 3 (3) バルト三国歴史紀行 3 (3)
原 翔 (2007/06)
彩流社

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「バルト三国歴史紀行」の三冊目らしい。三冊とも手元にあるのだが、気が付かずに第三巻を最初に読了してしまった。この著者は長く富士製鉄で「ソ連・東欧」プラントをしていた人とのことで、どうも定年後に自費出版からスタートして、地方紙への連載を持つまでになったらしい。ちょっとベタだが、この名前はペンネームだろう。このシリーズは旅がメインなので歴史は簡略化したとのことだが、そのわりには歴史で埋め尽くされいる感じがする。歴史関連が異様に読みにくいのは、単に私がこの方面の知識がないからと思っていたが、そうか説明を「簡略」していたんだね。ガイドに「日本人はなぜ質問をしないのか」なんて聞かれたりもしているのだが、英語が不得意というよりも、質問できるほどの知識がないといったところではなかろうか。とにかく、この国は民族も歴史もゴチャゴチャしていて、ジェルジンスキーやヨハネ・パウロ2世、シャガールにチャールズ・ブロンソンといった面々も、解釈によってはリトアニア人ということも言えるといったところからも、その複雑さが分かるというものだが、ルカシェンコがジプシー出自というのは何か偏見の匂いもする。ただ、ここではロシア人問題ではなく、ポーランド人問題というのは、なるほど。リトアニアというと日本人は杉原なのだけど、やはりこの人も杉原の評価には疑問を持っている様だ。私も杉原記念館よりはKGB記念館の方に興味があるのだが、著者は国立ユダヤ博物館をクライマックスにしている。そして、旅の最後に、スキンヘッズに襲われるという事件が起きるのだが、日本の右傾化など、ヨーロッパに蔓延する「ナチスの影」に比べたら屁みたいなものだろう。日本はドイツを見習えとか言っている国が、「ナチス」の排外思想や、「大日本帝国」の「愛国思想」を見習っているのも変な話だけど。

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2007年02月22日Thu [11:24] リトアニア | 本・雑誌 |読書メモ  

リトアニア

リトアニア―民族の苦悩と栄光リトアニア―民族の苦悩と栄光
畑中 幸子 ヴィルギリウス・ユオザス チェパイティス Virgilijus Juozas Cepaitis

中央公論新社 2006-07
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珍しいリトアニア本。「知るための」はバルト三国まとめて来そうだが、こちらは単独で、歴史に特化しているので、国の全体像を知るというより、ナショナルヒストリーを聞かされるという感じ。こうした「民族の苦難」を体験してきた国では、それを神話化した「正史」を対外的にも紹介するということを使命とすることが多いのだが、ナショナリズムの言説が他国に共感を引き起こすことは、あまりない。まあ何十年もそんなことをやっていると、ちょっと痛いのだけど、新興国家としてはそれも必要なことなのであろう。しかも、共著者はサユディスの古参メンバーで、独立宣言署名者というから、レジスタンスや独立運動の歴史に力が入るのも当然と言えば、当然である。とは言え、この地域の民族構成も例によって複雑系であるから、エスノナショナリズムを前面に出している訳ではない。ユダヤ人の存在も国家にとって欠かせざるものとして言及されているものの、「ソ連」や「KGB」、「共産主義」といった「利敵行為」にユダヤ人が関わっていたことを匂わすなど、やはり一筋縄ではいかないところもある様だ。ただ、人口の相当なパーセンテージを今でも占めているはずのロシア人については、完全に埒外である様で、「ソ連時代」が失われた歴史であることは、ここでも明らかだ。その後、大統領に米国籍の人物を選んだのも「ロシア離れ」の一環だろうが、バルト三国は、現在でもアメリカ帰りが政権担当をしているらしい。そこにCIAとか米PR会社の暗躍もあるのだろうが、EUに加入しても未だ米国の印籠が有効なのか。昔、リトアニアが独立戦争を戦っていたとき、サンパウロのお茶ノ水橋で、軍服を着たリトアニア系の人たちが募金活動をしていて、10円ほど寄付したことがあった。私も幾らかリトアニア独立に貢献したのだろうか。

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