2016年09月18日Sun [04:15] スロバキア  

彗星と飛行機と幻の祖国と

彗星と飛行機と幻の祖国と―ミラン・ラスチスラウ・シチェファーニクの生涯彗星と飛行機と幻の祖国と―ミラン・ラスチスラウ・シチェファーニクの生涯
J´an Jur´i〓ek

成文社 2015-11
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スロバキアのナショナル・ヒーローとされている人らしいが、原書はチェコスロバキア時代。訳者は69年の第2版から、06年の第4版まで比較参照したらしいが、細部の修正、部分的削除以外は内容には変わりがないとのこと。現在のチェコとスロバキアではその評価の濃度に違いがあるのかもしれないが、基本的に双方に受け入れられている人なのだろう。マサリクと同じ世代の人で、ハンガリーからの独立、チェコとの統一を掲げた訳であるから、チェコスロバキア時代でも偉人である。来日したこともあって、大正天皇の謁見、原敬首相の表敬訪問もあったらしい。その辺のことは訳者が新著を準備しているとのこと。

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2009年06月08日Mon [01:57] スロバキア | 映画 |映画感想  

コウノトリの帰還

映画
こうの
東京国立近代美術館フィルムセンター大ホール

悪くはない映画なんだけど、ヒロインはもっとマシな娘を起用できなかったのかな。
祖母と孫娘には、とても見えんし、恋敵とも年齢変わらん感じ。まあ、その分ドイツ娘役としてはリアルだけど、一応、ロマコメを謳うなら、キレイ目の娘にしてよ。彼氏はイケメンなんだから。特にヌードシーンが多かっただけに残念。チンコ無修正はさすがフィルムセンターだけど。

しかし、スロバキア系ドイツ人の話かと思ったら、追放ドイツ人か。昨日のウズベキスタン代表にもドイツ系っぽいヤツが1人いたな。全然脅威じゃなかったけど。それにしても、孫娘の代までスロバキア語が話せるもんかな。

余裕こいて、空き時間に京橋図書館と銀座一丁目のマックまで遠征したら、次のドイツ映画は十分前に札止め。そんなに話題作なのか。ドイツ人が何人も入れなかった様だが、在日のドイツ人って、ドイツもコイツもオタクみたいのばっかだな。本国のドイツ人とは全く違う印象だ。

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2009年03月27日Fri [23:25] スロバキア | 本・雑誌 |読書感想  

激動するスロヴァキアと日本

激動するスロヴァキアと日本―家族・暮らし・人口激動するスロヴァキアと日本―家族・暮らし・人口
小林 浩二 小林 月子 大関 泰宏

二宮書店 2008-03-10
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国立大学法人化とは関係ないのかもしれんが、岐阜大学はスロバキアの大学と共同研究することを思いついた。そして2001年から2003年にかけて、カウンターパートの大学と論文交換したり、発表会をしたりした記録が2008年になって書籍化。国際交流の中国とかアメリカばかりだと芸がないからという訳ではないのだろうが、なぜスロバキアなのかについては特に説明がない。向こうも向こうで特に日本に感心があった訳でもなそうだが、まあそちらでカネを出してくれるんなら、やりましょうといった感じか。ということで、「家族、暮らし、人口」といった無難なテーマ。よって何が「激動するスロバキア」なのかはよく分からん。政治問題となれば、どうして「敵国」だった冷戦時代の話になってしまうし、「経済」だとスロバキアが比較にならんし、「民族問題」を持ち出して、ロマやハンガリー系の扱いに苦言を呈したりしたら、スロバキアさんもよく知らん「アイヌ」とか「在日朝鮮人」を持ち出して対抗せねばならなくなる。ロマの教育水準があがりました。識字率は、ほぼ100%ですなんて話が出たら、日本は識字率は高いが、初等教育しか受けていない、あるいはそれすら受けていない割合が28.6%だなんて数字が出てきた。日本人の3人に1人は中卒ということか。しかし、ロマの学校の写真で、子どもたちが皆半裸姿なのはなぜなのか。しかし、ブラスティラバがウィーンから65Kmというのは、あらためて近いと思うな。日本だと余裕で通勤圏だが、ヨーロッパは都市が膨張することに歯止めがかかるから、東京と横浜みたいに繋がってしまうということもないか。新幹線に乗っていつまで経っても人家が絶えないのを向こうの人は不思議に思うらしいが、東京と大阪もそのうち繋がってしまうのかな。

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2007年02月14日Wed [13:10] スロバキア | 本・雑誌 |読書メモ  

スロヴァキア熱 

スロヴァキア熱―言葉と歌と土地
石川 晃弘
海象社
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これは珍しいスロバキア本。日本ではずっとチェコのおまけみたいに扱われているのだが、この本は、その固定概念を吹き飛ばす為に書かれた様な感じがする。スロバキアの人口のうち、チェコ人(民族籍)が占める比率はわずか1%(その逆は遥かに多いだろう)とういう数字からも、その辺が窺えるが、現在のスロバキア人対チェコ人感情は離婚した夫婦の「別れたら好きな人」状態なのだという。共産党時代は、チェコの優位性が顕在化していた為、スロバキア人は「道徳的優位性」という、精神勝利法を以って均衡を保っていたらしいが、生来、「恨」も「中華思想」も無縁の国民性なので、今ではチェコ人に対する感情はすこぶる良いのだとか。元々、分離独立の時も、その支持率か過半数を超える事がなかったというから、これも冷戦体制の崩壊とともに溶解していた問題なのかもしれない。同様に対ハンガリーやドイツも悪くはなく、それよりは落ちるが、対ウクライナ、ユダヤも問題になるほどではないのだとか。つまり、民族的共存を果たしてきた他民族とはうまくやっているのだが、ここでの問題はやはりロマということになるらしい。スロバキア人に同調している立場の著者としてはPCのこともあり、苦しい論述となっている。また、ちょっと興味を持ったのは東方正教会とローマカトリックの折衷として誕生したというギリシャ・カトリックという宗派のこと。これを信仰しているのがルシン人という人たちらしい。たしかにこれはあまり知られていない。あと、本題とは関係ないのだが、気になったのは「日本では優先席でも若者がお年寄りに席を譲らない」ということを著者が定説としていること。これは先の「道徳的優位性」の観点からも、在日外国人から常に指摘されるのだが、ほぼ毎日公共交通機関を利用している私にはどうもピンとこない。その逆の光景なら、よく見かけるし、優先席を避けて座るのが一般的傾向だ。一度でも「若者が譲らない」光景を見たら、それが固定観念化するのだろうが、これはどうなんだろう。「道徳的優位性」を誇る国の椅子取りゲームの凄まじさは私も実体験があるのだが。

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