2016年07月17日Sun [02:30] カザフスタン  

バイコヌール宇宙基地の廃墟

バイコヌール宇宙基地の廃墟バイコヌール宇宙基地の廃墟
ラルフ・ミレーブズ

三才ブックス 2015-12-01
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廃墟スポットとしては上級なのかな。バイコヌールはまだ現役基地だが、場所によっては廃墟ということか。それがロシア版スペースシャトル打ち上げ基地ななのだが、シャトル内部まで撮らせているのは、やはりカネを積んだからなのだろうか。カザフスタン領内でロシアが租借しているという形だそうだが、何時なんどきウクライナみたいなことが起こるか分からんから、ロシアも国内に基地をシフトする方針らしい。中国が廃墟一式ナンボで買いに来そうだが。

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2015年05月12日Tue [22:12] カザフスタン  

カザフスタンを知るための60章

カザフスタンを知るための60章 (エリア・スタディーズ134)カザフスタンを知るための60章 (エリア・スタディーズ134)
宇山智彦 藤本透子

明石書店 2015-04-04
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前に出たのは中央アジアを知るためので、カザフスタンの独立本はこれが初版か。明石だけど、カザフスタンは親日国という記述はあって、その理由の一つが日本人抑留者の記憶というのはウズベキスタンとかと同じか。ただ、カザフスタンの現在の外交優先度はロシア、中国、EU、米国、太平洋諸国の順で、日本は太平洋諸国のトップに位置づけられているとのこと。進出日系企業も少ないので、日本語を学ぶメリットは無く、日本語学習者の中心はアニメ、マンガ好きというのは世界的潮流ではある。カザフ語は日本語と文法が近く、かつカザフ人の多くがバイリンガルであるので、学習者は日本語の上達も早いだろう。モンゴル人や韓国人並かそれ以上かも。

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2012年02月06日Mon [22:32] カザフスタン | 本・雑誌 |読書メモ  

カザフ遊牧民の移動

カザフ遊牧民の移動 -アルタイ山脈からトルコへ 1934-1953カザフ遊牧民の移動 -アルタイ山脈からトルコへ 1934-1953
松原 正毅

平凡社 2011-12-15
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「東トルキスタン」の亡命組織はトルコに拠点を築いているのもわりと最近始まったものかと思っていたのだが、トルコが中央アジアの「トルコ系」亡命者を受け入れには結構長い歴史がある様だ。ロシアに追われ、中国に追われ、インド・パキスタンでの紛争に追われ、やがてトルコに安住の地を求めるまでのカザフ人の移動物語。チベット越えもカシミール越えもウマやラクダと共に集団移動というのは驚かされるのだが。元来、遊牧民であったから移動の日々に耐えられたらしい。歴史的背景と地理的背景が分からないと厳しいものがあるのだが、同時代史としてその辺をフォローしているほか、インドで収容先となったボパールでカザフ人が去った41年後に起こった大惨事にも詳しく触れるなど、地理的な部分もフォロー。著者はみんぱくの先生で、モンゴル語、中国語、トルコ語訳などもあるそうだが、中国語訳はそのまま刊行できたのかな。

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2011年12月25日Sun [13:23] カザフスタン | 本・雑誌 |読書メモ  

新版 セミパラチンスク

セミパラチンスク―草原の民・核の爪痕セミパラチンスク―草原の民・核の爪痕
森住 卓

高文研 2011-11
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怒涛のチェルノブイリ本復刊ラッシュに次いで、セミパラチンスク本も復刊。というかセミパラチンスクに特化して取材した本はこれくらいしかなかったのか。写真と文を見る限り、フクシマはもちろんチェルノブイリなどとも比較にならない様な深刻な状況であるみたいだが、それは原発事故ではなく、核実験の爆発である訳だから当然か。しかも旧ソ連だけではなく中国のロブノール実験場とも挟まれた地であるから、被爆量は甚大とのことだが、ロブノールの方も試練みたいに共産党政権が倒れないと、取材はもちろん立ち入りも出来ないか。まあいずれにしても高文研は中国にはタッチせんだろうが。

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カザフスタンにおける日本人抑留者 (ユーラシア・ブックレット)カザフスタンにおける日本人抑留者 (ユーラシア・ブックレット)
ユーラシア研究所ブックレット編集委員会

東洋書店 2008-10
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ユーラシア・ブックレット。著者はカザフスタン留学経験があるそうだが、まだ20代の民間企業勤務の人とのこと。カザフスタン抑留については、その当時から研究を始めたそうだが、2年の留学期間中の修めたのはロシア語課程だけの様で、まとまった形で論文を出しているのかどうかは分からない。いずれにしても、「シベリア抑留」や証言者が多い「モンゴル抑留」とは違い、カザフスタン抑留はあまり知られていないから、今後も新史料の発掘があるかもしれない。もっとも、シベリア抑留の史料(名簿)まで外交カードにしたソ連及び、その後継たるロシアの様な腹黒さはカザフスタンにはなさそうだし、その責任の所在が現在のカザフスタンには全くないので、日本との友好関係維持の為にも、この問題に関しては積極的になるだろう。ナザルバエフが94年に来日した時の日本国民へのメッセージが掲載されているのだが、独立後のわりと早い時期に名簿と埋葬状況を日本に提出していたことが分かる。ロシアからの妨害があったかどうか分からないが、あくまで人道問題として処理した様だ。抑留の悲惨な状態と、洗脳は「シベリア」と同じ事情だが、カザフでも、抑留末期に大規模な反乱はあったらしい。これは「収容所群島」にも詳細に書かれているとのことだが、すっかり忘れている。女囚たちが服を脱いで盾となり、銃口から男たちを守ったという話は、70年代韓国のデモとか、左翼系フェミ本によく登場するのだが、ここに雛形があったのか。

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2009年02月25日Wed [10:57] カザフスタン | 本・雑誌 |読書メモ  

カザフスタン 

カザフスタン―草原と資源と豊かな歴史の国カザフスタン―草原と資源と豊かな歴史の国
角崎 利夫

早稲田出版 2007-12
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前に「初代大使の見たカザフスタン」ってヤツを読んだが、こちらは前大使のヤツらしい。この人もカザフスタン大使で上がりとなって、天下りの身らしいが、退官記念ものとしては意外に良い出来の部類ではなかろうか。宮仕えではなくなった気軽さからか、割と自由な記述が目立つ。中身的には王道で、地理、歴史、文化、政治、経済、地方、国際、そして対日と通り一辺倒ではあるのだが、本題から外れることは「蛇足ながら」で繋いでいて、この辺は好感が持てる。ギリシャ系が5000人もいて、ギリシャ大使館のレセプションに駆り出されたりしてたなんてことは、あまり知る余地もないことなのだが、そうした知られざる多民族国家の言語事情などは参考になった。この件に関しては、BSの小池A子が出てる世界のテレビを紹介する番組でも確認したことなのだが、若い人の間ではカザフ人同士でもロシア語会話が普通らしい。歴史的にも台湾の「国語」に近い事情なのだが、非カザフ、非ロシア系も少なくないということが、共通語としてのロシア語の地位が揺らがない要因になっている様だ。とはいえ、スラブ系住民の地盤低下は著しく、下層階級を形成しているというのは何か意外な気もする。ソルジェニーツィンとジリノフスキーが共にカザフ北部のロシア編入を訴えているというのも意外だが、カザフ・ナショナリズムに依拠した国民国家建設は国の崩壊を招くものであるのだろう。また、大使館アスタナ移転話なども興味深いが、国際関係もかなり整理できる。しかし、上海協力機構の「上海精神」の「翻訳」には笑った。まあこういう国際規約は現場では「翻訳」して読むものだろう。水谷尚子さんの本にも依拠している箇所があったりするのだが、大使館は在カザフ・ウィグル人組織と何か接触があったのかな。かなり同情的なので、それはそれで結構なことなのだが。

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初代大使が見たカザフスタン初代大使が見たカザフスタン
(2007/05)
松井 啓

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大使もの。タイトル通り初代の駐カザフスタン大使だった人の本だが、退任後十年、三回目の正直でようやく出版できたとのこと。著者が言うように「知名度の低い国だからダメ」だったのかどうかは定かではないが、退官記念で誰でも出せるのかと思っていた「大使もの」も、意外と敷居が高い様だ。この版元も聞いたことがないのだが、それなりに対価を払ったのだろうか。もっとも社長が痒いところまで手直ししたというのだから、良心的なところなのかもしれない。とはいえ、社長自ら鉛筆を入れたという大学教授の本が、面白いかどうかは別問題である。著者の思い出話は、まあいいとして、最後に政府広報みたいなカザフスタン・イントロダクションがたっぷりあるのは疲れる。著者はロシア・スクール出身で、カザフスタンの後に、ブルガリア、ナイジェリア大使も歴任した人らしいが、カザフスタンに一番思いいれがあるという。その理由は読めば分かることなのだが、とにかく思い出話は、ひたすら生活の「苦労自慢」ばかり。たしかに当時のカザフスタンには厳しいものがあったろうが、それはあくまで「大使水準」での苦労ということでしかない。どんなに抗弁したところで「不健康手当」であったろうに。その一方で、ナザルバエフをはじめ、外交関係の話はひたすらヨイショなので、対象的である。まあ苦労をかけた子ほど可愛いものであるということなのだろう。その辺は外交官の努めではあるのだが「北鮮」表記が出てくるのはビックリした。たしかに外交的には国交がないので、かつての「ワルソー」みたいに外務省には古い表記がそのまま残っているのかもしれないが、この部分には社長は鉛筆を入れなかったのかな。

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2007年01月15日Mon [12:01] カザフスタン | 本・雑誌 |読書メモ  

カザフスタン

カザフスタン
カザフスタン
posted with amazlet on 07.01.15
カトリーヌ プジョル Catherine Poujol 宇山 智彦 須田 将
白水社
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文庫クセジュということで原書は2000年。例によって、あとがきで訳者がそれ以降の事項をフォローしている。それによると、その後、カザフスタンは奇跡的な成長ベースに乗り、政治面もナザルバエフ長期政権が安泰なのだという。その辺りは前が酷かったり、周りが酷かったりということもあるのだろうが、アラファトがイスラーム世界初の核保有国を祝福したなんていう物騒な状態からは脱したことはたしかであろう。その意味ではこの国からイスラーム世界へ核が拡散したり、中央アジアに核ドミノ現象が起こる可能性があった訳で、とんでもない不良国家を隣国に抱える身にとっては、カザフスタンは南アフリカと並ぶ核優等生国家とも言える。ただし、著者が指摘している通り、単純な優等生的ふるまいとして核廃絶を宣言した訳ではなく、それがたまたま自国となった領土にあったというシロモノであった以上、それを維持、管理するという能力もコストも欠けていたというのが実情の様だ。南アの場合も、周囲に脅威の対象がなくなって、ドミノできる様な国も周辺にはないという現実が、核開発の意味を失わせてしまったのだが、そうなると、元々、成功したのかも失敗したのかも不明のあの国が狙ってるのは「核廃絶」というカードではないかという気もする。どうもリビアを参考にしているフシもあるが、将軍様も大佐殿の様に国際デビューする日が来るのだろうか。

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