2009年09月19日Sat [11:43] アルバニア | 本・雑誌 |読書メモ  

アルバニアインターナショナル

アルバニアインターナショナル―鎖国・無神論・ネズミ講だけじゃなかった国を知るための45カ国 (共産趣味インターナショナル VOL 1)アルバニアインターナショナル―鎖国・無神論・ネズミ講だけじゃなかった国を知るための45カ国 (c

社会評論社 2009-08
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この社会評論社は左翼王道のものばかり出しているトコなのだが、最近はブログで一本釣りしたのか市井のマニアによる国際関係オタク本を立て続けに出してきている。これもその系譜に数えられるのだろうが、「共産趣味インターナショナル VOL 1」とは自虐。かつてのアルバニアは北朝鮮と並んで「全体主義国家萌え」の対象ではあったのだが、その末路が何の取り柄もない欧州最貧国ともなると、関心が過去に集中するのも必然的か。それでも著者は未だ明石の「知るための」シリーズで独立を達成していない事を鑑みて、その穴を埋めるべき作業もしている。ただし、それは「知るための45章」ではなく、「45カ国」。国際関係からアルバニアを解いていこうという試みだが、吉田一郎以降の国際関係オタク本の系譜に連なっている。日本人のほとんどが如何にアルバニアに対して無知であるかを言うのもお約束のパターンだが、知識はあっても、「ホッジャ」とか、「ネズミ講」というのはバカにするのはオタク的パターンである。たしかに、マザーテレサは知っていても、グラムシやアタチュルクがアルバニア系というのは知らなかった。鎖国をしながらも思いのほか世界と繋がっていたんだという事は感じさせられる。中国民航のティラナ線についての考察は時刻表マニアの人の寄稿なのかな。毎日新聞記者もそのフライトに乗った一人とあるが、有名な本多勝一の「アルバニア紀行」について全く触れていないのはなぜだろう。ホンカツはたしか、「中国の旅」の時に、北京空港で、ティラナ線があるのを発見して、ビザが取れるのではないかと思い、北京のアルバニア大使館に行ったら、本当に取れた。ウソだと思うならやってみなみたいな事を書いていたのだが、まあウソではなかろうが、それはホンカツだから出来たというか、「中国の旅」同様、ホンカツの為に仕組まれたお話であったのだろう。著者の世代だとそれがアルバニアとの出会いであるパターンが多そうなのだが、自虐趣味もホンカツは聖域なのかな。

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2006年05月12日Fri [12:26] アルバニア | 映画 |TVで見た映画  

羊の啼き声

映画オススメ!
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NHK BS-2

NHKはずっとサンダンス特集。前の日はツマラン映画だったが、こちらは大層面白かった。何より前の英語帝国主義映画と違って、こちらは言語に整合性(たぶん)がとれてるのがイイ。アルバニア映画というと、国内以外では文革世代の中国人しか観たことないんじゃないかという代物だが、資金の関係でもちろん合作になっているものの、これは相当にレベルが高い。ドイツ人もイタリア人も人間として描かれているし、イタリア語もドイツ語も重要な小道具になっている。あのアルバニア人一家はムスリムらしいが、ヒゲハゲ胸毛のいかにもで親しみがある(あの歴史学者だけ異質だが)。一家の女性陣は男性陣と対照的だし(あの奥さんのイタリア語はいいなあ)、地下の住民はもっと対照的だ。サンダンスが如何ほどのものか知らんが、これはもっと評価されるべき一品であろう。

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