世界読書旅
ここ数年に読んだ海外関連本の感想など
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■ ホノカアボーイ 
2008年06月21日 (土) 10:48 * 編集 *
ホノカアボーイホノカアボーイ
(2006/02)
吉田 玲雄

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ホノカアとはハワイの小さな町らしい。そんでもって、この著者は日本とチェコのハーフで、モデルとして活躍している人とのこと。その著者がホノカアの映画館で映写技師として働いたひと夏(かな?)を綴ったものなのだが、沖縄とか南国ものによくありそうな「癒し系」というヤツだろうか。キョン(私の16歳)キョンと織田哲郎(?)が遊びに来たりしているから、もしかしたら、この著者はその道では売れっ子の人で、これはタレント本の類なのかもしれん。しかし、映画シナリオ風のセリフの会話文ばかりで、読むのが早く済むので助かりはしたが、なんか退屈なことは否めない。本人は映画の勉強をしているとのことで、これもまあ「シチュエーション・エッセイ」なのだろう。ファンの人が読めば、それなりに感情移入できるのだろうが、ハーフで、インターナショナルスクール出のバイリンで、モデルで、キョン(私の16歳)キョンの友達なんて人間には、野郎のパンピーが感情移入できる余地などはない。あたしゃ16ホノカア娘。
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■ ハワイ暮らしでお金持ちになる法 
2008年01月11日 (金) 11:25 * 編集 *
ハワイ暮らしでお金持ちになる法ハワイ暮らしでお金持ちになる法
(2005/05/25)
柴田 哲史

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そんな法があれば一億総移住だと思いきや、オチは日本がハワイ州に併合されるというものでしたノノなんてことはないのだが、どこをどう読んだらハワイ暮らしでお金持ちになれるのかさっぱり分からんかった。そしたら最後に「日本発ハワイ経由世界進出」が本書の真のテーマですと来たもんだ。ハッキリ言ってこれは「絶対儲かる」系の詐欺商法に近い。コンドミニアムの借り方とか、中古車の買い方とかの生活面が中心に載っており、当の起業に関してはハワイでは日本語の通じる弁護士に任せ、日本では自分で登記しましょうということ。要はこの著者がそうしたからということ。で、もってハワイより日本の法人登記の話が長くなっており、本末転倒の感は否めない。一応ビジネスアイデアも披露しているのだが、アロハとキモノで文化交流とか、ハワイ探検ツアーとかがいいんじゃないのとか。まあ「本当に儲かる」ビジネスは自分でするんだろうけど、こんな素人が思い付く様なものをわざわざ書かなくてもいいのに。具体例も自分の知り合いをヨイショを兼ねて幾つか紹介しているのだが、これが皆エスニック・ビジネスの王道ばかり。まあ日本人が現地でそこそこ食っていけるとしたらそんなとこだろうけどね。終盤は自己啓発系の話になってしまうので、やっぱ夢でも見ないとやっていけんのかなと思った。著者がこの本を書いてお金持ちになったのかどうかは知らんが、夕張市財政破綻のニュースが流れた今日この頃、ハワイ暮らしでお金持ちになりたいのなら、常磐ハワイアンセンターの経営手腕を研究する方がよっぽど参考になるんじゃないかな。
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■ ハワイアンな暮らし 
2007年05月05日 (土) 10:48 * 編集 *
心と体がピュアになるハワイアンな暮らし 心と体がピュアになるハワイアンな暮らし
神宮寺 愛 (2005/07/23)
青春出版社

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私の様なアラ探し目的の人間が読む本ではないことは分かっていたのだけど、まあ予想通りの南国楽園バンバンザイものだった。日々チカンとかセクハラとかと戦っているお先も見えないOLさんたちは、こんな本で癒されたり、はたまた幻想を見たりできるだろうし、それは否定されるものではないとは思うが、ただのオッサンが読むと何の感慨も出てこない。著者が幸せ一杯ならそれで良いんだけど、やはりこうしたネガティブゼロの「地上の楽園」系の本は疑ってかかるべきだろうし、逆に嘘っぽく感じる。まあこれはあの青春出版社だから、単なる商業戦略だと分かるんだけど。なんてこたない身辺雑事を読まされるのも辛い。それにしても女性の書き手の会話文は、なんで常に自分の名前を相手に呼び捨てにさせるんだろう。二人称をファーストネームとすることで、開放感や親近感を際立たせようとしているんだろうけど、私はどうもこれが好かん。呼びかけは名前でも、会話では実際には「you」じゃないのか。「honey」とか、よくて「愛san」とかもあるかもしれんけど、相手にファーストネームで呼ばれるとやっぱ嬉しいのかな。そういえば在日外国人で「ちゃん」づけで呼ばれて嬉しかったっていう人は何人かいたな。元西武のマルちゃんとか。

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■ ハワイの日本人移民  
2005年11月09日 (水) 20:43 * 編集 *
475032146Xハワイの日本人移民―人種差別事件が語る、もうひとつの移民像
山本 英政

明石書店 2005-07
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通常の移民史とは一風変わった歴史物語。時系列にハワイ移民の歴史を史実に沿って記すのではなく、独立した6つの事件を章ごとに区切って論証し、それが次の章への伏線となっている。その6つの事件とは、「仲介人ファーガソン」、「グアテマラへの移動」、「上陸拒否事件」、「ペスト予防焼却事件」、「チャイナタウン焼き討ち」、「亜米利加丸事件」で、日本人移民に関与したファーガソンという「労働」商人の事や、それによってハワイからグアテマラに多くの日本人移民が連れてこられたという事は初めて知った。グアテマラからメキシコシティまで逃げてきたという大塚米作という男も興味深い。後4つは比較的よく知られている事件だが、著者が試みるのは所謂日本人移民側の「正史」ではなく、受け入れ側のハワイから見た「史実」の検証。よって、人種差別を声高に訴えるのではなく、あくまでも当時のハワイに於ける労働力不足や伝染病、人種構成を踏まえた上での論考となっている。もっともその当時のハワイの現状とは、独立国から米国へと国権が移譲されつつある状態で、日本人移民に関与するハワイの権力装置も米系白人が握っていた。この辺がこの本のポイントとなろう。
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■ ハワイ王朝最後の女王
2005年10月18日 (火) 04:26 * 編集 *
4166603000ハワイ王朝最後の女王
猿谷 要

文芸春秋 2003-01
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「アロハ・オエ」を作ったのがこの人だったらしい。タスマニア最後の女王、同様、白人男に操られた悲劇の一生を送った女性。もうちょっとハワイ王国が米国に抵抗していたら、後の真珠湾攻撃もなかったのにね。
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