世界読書旅
ここ数年に読んだ海外関連本の感想など
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■ グアテマラを知るための65章 
2008年02月17日 (日) 00:43 * 編集 *
グアテマラを知るための65章 (エリア・スタディーズ)グアテマラを知るための65章 (エリア・スタディーズ)
(2006/09)
桜井 三枝子

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これで中米6カ国が完了した「知るためのシリーズ」、一冊にまとめられてしまったエルサル、ホンジュラス、ニカラグアより、グアテマラは格上ということになるんだろうが、パナマやコスタリカより刊行が遅れたのは、やはり、三番手の知名度ということなのだろうか。それにしても残されたベリーズはここでもやはり中米の異端扱いか。しかし、グアテマラというと旅人にとっては、この地域ナンバーワンの知名度を誇る。それも、この国の先住民人口の割合が突出しているところによるのだが、数年前に不幸な事件があってからは、すっかり「西欧風」の観光を売り込んでるコスタリカに、その座を脅かされている様だ。とはいえ、バックパッカーにとっては、「アンティグアのスペイン語学校」という中南米旅行の関門みたいな所があるので、その座は揺ぎ無い。かつては在グアテマラ米大使館という、アメリカビザ取得の穴場も有名だったのだが、こういう時代になってしまうと、それも昔話なのかもしれない。さて、この本なのだが、歴史、政治、文化、経済をちゃんと押さえているものの、編者の意向なのか、日本人観光客を襲った「不幸な事件」も、リゴベルタ・メンチュウも言及はなしなので、ちょっと勘繰りたくもなる。マヤ文化をはじめ、先住民に非常に好意的なので、これらがマイナスイメージになることを嫌ったのだろうか。リゴベルタ・メンチュウについては現地の先住民からも批判の声が挙がっていると聞いているが、やはり高金素梅の類いなのか。まあ、知られざるジャポニスト作家のカリーリョやアンティグアの写真家、屋須弘平の方が、周知されるべき人物であることは間違いない。最後の章が「グアテマラの交通事情」というのも変な締めだ。あのボンネット・バスがまだ現役バリバリだというのは嬉しい様な気もするが、グアテマラの車掌の物真似が、その昔、私の十八番だったことを思い出した。そんなもんを宴会で披露しても、ここでは誰も理解してくれないだろうけど。
# * グアテマラ * Comment (0) * Trackback (0) *
■ 風 エル・ヴィエント
2005年09月06日 (火) 02:59 * 編集 *
20050906025725.jpg

風エル・ヴィエント―内戦の傷跡を深く残すマヤ人の集落を訪ねて
宮西 照夫

クリエイツかもがわ 2005-07
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著者は精神科医で、相当マヤに入れ込んでいるらしい。この本は自作の小説と内戦(軍による殺戮)による被害者のPTSD聞きとり調査の2部構成になっている。でも、ハッキリ言って小説はやめといた方が良かったと思う。第2部は第1部よりは読めるが、調査報告なので、読み物として面白いものではない。ただ、数年前の日本人観光客殺害事件の背景がちょっと見えてきた。あと75%のこどもが幻覚キノコをヤッテいるという事には驚いた。それもみんなでキノコパーティーをしてハイになるというから凄い。著者はそこで幻覚を見て暴れ出す子どもたちと一緒になり、陶酔感に浸ったこどもたちの顔を見て安堵する。しかし、オトナならキノコくらいはいいと思うが、コドモはヤバくないのか?医者がいいと言ってるからいいのな。
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