2009年11月16日Mon [23:59] コスタリカ | 本・雑誌 |読書メモ  

熱帯の夢

熱帯の夢 (集英社新書 ビジュアル版 14V) (集英社新書ヴィジュアル版)熱帯の夢 (集英社新書 ビジュアル版 14V) (集英社新書ヴィジュアル版)

集英社 2009-08-18
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アハ脱税脳には用はないのだが、コスタリカ旅ものらしいから、読んでみた。どうもベテランの動物学者にくっ付いていった旅の様だが、集英社の担当者は同行するわ、写真家は同行するわで、日系旅行会社の「専用バス」で全行程を廻るという茂木ツアーとなった様だ。養老に感化されたのか知らんが、茂木は虫穫りもやっている様で、標本を作ろうとしたら、白人に野蛮だとか怒られたなんて話をしている。動物愛護だか希少生物保護だか知らんけど、キリスト教狩猟民族の生類憐れみ令は虫にまで及んでいたのか。もっとも、この場合、日本人=捕鯨=野蛮ということで、反射的に攻撃してきたのかもしれんが、似非エコ白人の連中はアマゾンとかコスタリカといった自分のテリトリーだと思っているところに、日本人などが入り込んで来る事自体が気に食わんのだろう。これも脳のカルマなのか知らんが、数年で5億だか10億だかを稼げる仕事をしていれば、そんな横暴など貧者のひがみにしか聞こえんかったのかもしれん。ところで、suaveを「スアーブ」として、「ちょっと」という意味だとしているのだが、これってコスタリカ弁?日本人留学生や在コス20数年という日本人社長が通訳として付いていたのから、アハ脳翻訳ではないと思うけど。

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2009年07月27日Mon [00:48] コスタリカ | 本・雑誌 |感想  

丸腰国家

丸腰国家―軍隊を放棄したコスタリカの平和戦略― (扶桑社新書)丸腰国家―軍隊を放棄したコスタリカの平和戦略― (扶桑社新書)

扶桑社 2009-02-27
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扶桑社新書と岩波ジュニア新書を立て続けに出すという希有な著者だが、それも日本唯一のフリーランス・コスタリカ研究家だから成せる技。先にジュニアの方を読んだのだが、やはり版元のカラーは顕著だったか。こちらでは日本における「平和」の語られ方に疑問を呈していて、戦争と結びつけるから暗くなるとか書いている。たしかに日本で平和というと「統一教会」とか「パチンコ屋」とか、9条教信者とか怪しいイメージが想起されるのだが、コスタリカの「平和」は原理原則ではなく、もっと日常に根ざしたものだという。例えば日本では落とした財布が届けられる。平均寿命が世界一だといったことも、コスタリカから見れば世界有数の平和な国ではないかということになろう。ジュニア新書の方はコスタリカ礼賛が鼻についたのだが、こちらは一転して、意外にも批判的な眼でみている。要はいいところも悪いところもあるのが「普通の国」であって、この世に「地上の楽園」など存在しないのであって、著者の意識としても、「平和国家コスタリカ」の伝道師になるつもりはさらさらなく、縁あり苦労した国での経験をメシの種にすることを第一義に考えている様にみえる。それが「日本で唯一のフリーランス・コスタリカ研究家」の位置づけであろうし、コスタリカのウリが「軍隊の無い国」や「エコ・ツーリズム」にあるなら、それらを売り込むのが自分の仕事と割り切っている感じもする。その点、コスタリカが本当に「軍隊の無い国」なのかの説明は丁寧である。「リオ条約」の集団安全保障の傘下にある以上、その解釈は色々かと思うが、軍隊が無いから平和国家という単純な見方とは一線を画している。ジュニア新書の方の感想で、この人はチーノ口撃を受けたことがないのではないかと書いたが、「チーノ」自体は日常的に言われているらしい。それが差別に根ざしたものでなく、愛称の様なものと言うのはある意味正しいが、コスタリカでは、黒人に対して「ネグロ」とか、先住民に対して「インディオ」とか正面切って言うだろうか。百歩譲って、悪気はないから許されるとしても、すれ違い様に「チーノ!」と罵声を浴びせたり、目を吊り上げる動作をして「チーノ」とか言う連中が親しみを込めて言っているとは思えない。コスタリカ人に言わせると、そんなことをする輩はコスタリカの人間ではなく、ニカラグア人だと言うのだが。

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2009年06月19日Fri [11:45] コスタリカ | 本・雑誌 |読書メモ  

平和ってなんだろう

平和ってなんだろう―「軍隊をすてた国」コスタリカから考える (岩波ジュニア新書)平和ってなんだろう―「軍隊をすてた国」コスタリカから考える (岩波ジュニア新書)
足立 力也

岩波書店 2009-05
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これも岩波ジュニア新書だが、この著者は同時期に扶桑社新書からも出しているのか。別に右から左へ転向した訳ではなかろうし、扶桑社のも読んではいないのだが、なんたって著者の肩書きは「コスタリカ研究家」だ。軍隊がない=平和であるという価値観は微塵も動かない様だ。映画「軍隊をすてた国」にアシスタント・プロデューサーとして係わったそうで、この本もその映画に依拠した話が多い。あの映画のプロデューサーは早乙女勝元の娘、早乙女愛だったかな。いずれにしても監督とプロデューサーはコスタリカを良く知る人間ではなさそうなので、「コスタリカ研究家」である著者が実際は仕切っていたのだろう。あの映画は内容はともかく、沖縄と結びつけたかったのか、訳分からん沖縄舞踏でコスタリカを旅するという意味不明の設定で、なんかアブナイ宗教っぽい様な印象が残ったのだが、その辺は「コスタリカ研究家」の意図するところではなかったのかもしれない。最初にコスタリカに行った時、コスタリカで国会見学が許されて、大統領府の秘書官が応対してくれたという日本ではありえない話に感激してこの道に入ったそうだが、日本でも国会見学は受け付けてるし、麻生事務所で申し込めば応対する職員は首相秘書だ。刑務所の「ヤリ部屋」はともかく、どうも隣の芝生は青く見える的な話が多いのだが、これは著者のメシの種だから当然か。バランスをとるためか、コスタリカの汚点についても少し言及していて、それはマチズモなのだという。著者はグアテマラ人にみられる容貌が幸いしたのか、チーノ口撃など受けたことがない様だ。チーノを差別しているのはコスタリカ人ではなくニカラグア人たちだという説もあるのだが、黒人と少数の先住民を除くマジョリティのコスタリカ人は白人であるというのが幻想である様に、実のところ、コスタリカ人とグアテマラ人、ニカラグア人の容貌は大差がない。

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2008年09月26日Fri [13:42] コスタリカ | 本・雑誌 |読書メモ  

コスタリカ エコツーリズムの国

コスタリカエコツーリズムの国コスタリカエコツーリズムの国
辻丸 純一

千早書房 2007-07
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パプア・ニューギニアを撮ってきた人がコスタリカか。まあ別にいいんだけど、コスタリカに軍隊もない、治安もいい、物価も安い、ミス・ユニバースも出てるなんてことを聞いて、すぐに原宿にあったコスタリカ観光局を訪ねたのだとか。それで自分の写真集を見せて、タイアップを勝ち取ったらしい。なるほど、この手の本はそうやって作るものなのか。ということで、エコ・ツーリズムというのが、今も昔もこの地域で例外的に治安が良いこの国の独壇場であるので、その辺りのお膳立てを受けた様子。ケツッアルをその象徴に選んだりもしているのだが、このグアテマラの通貨名にもなっている国鳥はコスタリカにもいたんかいな。まあ私が実物を見たのもホンジュラスだったけど。しかし、なぜか私もこの国を3回も行っているんだけど、この本に出てくる所はサンホセしか行ったことがない。たしかに、あの辺ではアメリカ人が唯一安心できる国なんだろうけど、人種差別がないってのはどうなのか。表立ってのチーノ攻撃がないのは確かだけど、もっとキツイものをやられた記憶はある。まあ、おとなしく「エコ・ツーリズム」とやらにでも行っていればよかったのだろうが。

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2008年05月06日Tue [14:02] コスタリカ | 映画 |DVD  

軍隊をすてた国

映画
ぐんたい

監督 山本洋子 2002

早乙女勝元、早乙女愛親子の政策か。まあ思いっきり傾向映画なんだけど、あのウザイ踊りは何とかしてくれ。

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2005年06月17日Fri [16:25] コスタリカ  

コスタリカを学ぶ

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コスタリカを学ぶ 
コスタリカ政府観光局編 2004 日本・コスタリカ自然保護協会

エコ系の会社がスポンサーとなって作られたムック本。ISBNもない記念本の様だが、図書館で発見。観光パンフをそのまま読み物にした様な感じだが、コスタリカの各政党紹介を日本語で数ページに渡って読めるのは嬉しい。

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2005年05月25日Wed [18:43] コスタリカ  

コスタリカを知るための55章

コスタリカを知るための55章
国本 伊代
明石書店 (2004/04)
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お馴染みの「知るため」シリーズ。「軍隊」を廃止した事で、日本の勘違い「非武装中立論の進歩派」の皆さんが絶賛するコスタリカ。しかし実際は非武装でも中立でもないんです。自衛隊を正規軍ではなく、戦闘行為が禁じられた防衛専門部隊であるならば、実は日本の防衛体制はコスタリカとよく似ているんですね。米軍の安保体制に守られているのも一緒。永世中立を謳った憲法も、憲法九条同様、どうにでも解釈が可能なんです。
★★

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