2017年08月16日Wed [05:02] ロシア  

樺太四〇年の歴史

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樺太四〇年の歴史

全国樺太同盟が版元なのだが、アマゾンでは扱っていないのか。昭和30年代から名鑑などを出版しているみたいで、先日読んだ樺太気象観測所研究の人も利用したらしい。その後に潮書房光人社の大著も読んだし、最近樺太づいているのだが、話題になっているNHKのは視ていない。再放送はあるのだろうか。原暉之とか研究者が書いているのだが、一般啓蒙用というより、保全活動みたいなものなのかな。樺太は「旧島民」と違って、領土問題絡んでいないし、ロシアもソ連ではなくなったので、フラットに付き合えるのだろうが、特にロシアに対して敵対的なことは書いていない。ソ連占領下の樺太に本土に避難した人が戻ろうとした動きがあったことは知っていたが、占領後しばらくは落ち着いた統治はなされていた様だ。ただ、程なくして、日本人の指導者層はシベリア送りになってしまったのだが。

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2017年08月12日Sat [04:24] ロシア  

知られざる本土決戦南樺太終戦史

知られざる本土決戦南樺太終戦史―日本領南樺太十七日間の戦争知られざる本土決戦南樺太終戦史―日本領南樺太十七日間の戦争
藤村 建雄

潮書房光人社 2017-07-01
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これが処女作になるのかな。普通の3冊分くらい650ページもあるので、今日はほとんどこれ一冊で時間を使ってしまった。どういう人なのか分からんが、仕事をしながら通信制大学院通って、この方面の研究を続けていたそう。「氷雪の門」のリバイバル上映にも関わったようだ。軍事場面が3分の2、残りが市民の退却といった感じ。軍事関係の人なので、ソ連軍に対しても一方的弾劾をしている訳ではない。「氷雪の門」でもそうだったが、やはり自決の場面が重い。教師が自分の妻子と隣家の家族の首を刎ねてからm割腹したという話があるが、そんなことができるのか。妻子の首を跳ねるというのも自決としては尋常ではないが、こればソ連兵による死姦を防ぐためだったのだろうか。ソ連兵に関しては満洲の情報が既に知れ渡っていたから、侵攻してきたら女性は終わりという覚悟ではあったのだろうが、最初から占領を目的としていたから、満洲の様なならず者で構成されていた訳ではなかった様だ。

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2017年08月04日Fri [04:58] ロシア  

帝国日本の気象観測ネットワークⅣ 樺太庁

帝国日本の気象観測ネットワーク〈4〉樺太庁帝国日本の気象観測ネットワーク〈4〉樺太庁
山本 晴彦

農林統計出版 2017-07-01
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第4弾なのか。農水省の研究員から大学に転じた人らしいが、学会の要職を務めると略歴に記しているので、その世界の大御所なのかもしれん。樺太庁気象観測所の末端職員の略歴まで詳細に載せているのだが、樺太名鑑に載っているのか。当時は国境が接してた訳だから、ソ連側との協力関係はあった様である。ただ、戦争状態になると、前線であり、軍事機密になるので、相当な緊張状態にあったのだろう。真岡とモスクワは年間平均気温も気温差もほぼ同じだそうだが、大陸性気候のハルビンだと気温差は44度にもなるのか。

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2017年07月30日Sun [05:18] ロシア  

国益から見たロシア入門

国益から見たロシア入門  知られざる親日大国はアジアをめざす (PHP新書)国益から見たロシア入門 知られざる親日大国はアジアをめざす (PHP新書)
藤 和彦

PHP研究所 2017-04-15
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通産省でエネルギーをやっていた人で、ロシア専門家ということではないらしい。だからこそ、国益でロシアを見れるのかもしれんが、ロシアと友好主義の人って今はロシア研究家にもいないのか。中国と一緒で、冷戦時代の反動があったのかもしれんが、それ以上に、中国もロシアの現在の政権を擁護する訳にはいかんというのもあるのかも。中国は大西広とか共産党学者がまだ生き残っているけど、ロシアはもう共産党関係ないし、プーチン礼賛は元NHKの奴しか知らん。プーチンは西側がネガティブ・イメージを植え付けたというのが著者の主張だけど、柔道家という点が日本でそのイメージを和らげているということもないか。ロシア人と対日感情は一方の片思いというのはソ連時代から言われていた事なのだが、その頃以上に、今もロシア人の対中感情と相関性が有るような気もする。何でもロシアの日本好きはロシア軍捕虜収容がきっかけだったというのだが、そうなのかな。捕虜が妓楼通いするなど、やりたい放題だったという話はあるが、第2次大戦の「報復」を考えるとそれもどうかなとも思う。

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2017年06月24日Sat [06:07] ロシア  

ロシア革命

ロシア革命――破局の8か月 (岩波新書)ロシア革命――破局の8か月 (岩波新書)
池田 嘉郎

岩波書店 2017-01-21
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100周年を最大限生かす為に、1月に出したんだな。共産主義の亡霊が現れている割には、世間的に盛り上がっていないのはマルクスの再評価はあっても、ロシア革命の再評価は無いからか。どう考えても暴力革命であるし、皇帝の一族を皆殺しにし、その後は血の粛清が何十年も続いた訳だから、革命モデルにはならんと思うけど、市民革命も最後は軍が動かない限り、成就しないという点は変わりは無い。その意味では日本で革命が起きる可能性はゼロであろうけど、兵士が悪環境に置かれている国や軍が特権を享受すている国などはその可能性があると言えよう。日本の近隣諸国にも幾つか当てはまる国があるが、革命を美化する人たちはその辺、どう考えているのかな。自衛隊員にオルグするのか。

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2017年06月16日Fri [04:28] ロシア  

20世紀ロシアの挑戦 盲ろう児教育の歴史

20世紀ロシアの挑戦 盲ろう児教育の歴史――事例研究にみる障害児教育の成功と発展 (明石ライブラリー163)20世紀ロシアの挑戦 盲ろう児教育の歴史――事例研究にみる障害児教育の成功と発展 (明石ライブラリー163)
タチヤーナ・アレクサンドロヴナ・バシロワ 広瀬 信雄

明石書店 2017-05-10
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底本は2015年の原著だそうだが、官製っぽいな。ロシア教育科学アカデミー欠陥学研究所所長だった人だそうだが、現在は治療教育研究所に改名しているとのこと。日本でも昔は「優生学」とか使ってたし、ロシアでも時代の流れがあるのだろう。中国もいい加減「残傷」とか止めれとは思うが、それはさておき、ロシアなのだが、革命前からソ連、崩壊後と3つの時代を挟んでいるのに、ほとんど時代背景が見えてこない。日本でも盲ろう児教育は戦前から行われていた訳だし、GHQの功績も聞かんので、必要不可欠として体制に排除されるものなのではなかろう。名誉回復の話なども出てくるのだが、弾圧されたのは教育とは関係ないところであったろう。

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2017年06月14日Wed [05:49] ロシア  

地図で見るロシアハンドブック

地図で見るロシアハンドブック地図で見るロシアハンドブック
パスカル マルシャン シリル シュス Pascal Marchand

原書房 2017-05-26
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洋物図解本だけど、フランス製なのかな。フランスはロシアとの関係も深いけど、所謂大国関係と位置づけているだろうから、ドイツの様に首根っこつかまれている訳ではない。ロシアとトルコ、イランとの関係を取り上げているものの、日本は無論、アメリカや中国はパスしている。EUとロシアの勢力争いという構図で見ているのか。ロシアは中央アジアからトルコにいたる自由経済圏を作ろうとしていたが、EUに拒まれているとのことだが、その辺、トルコの地政学的意味合いが出てくるのだろう。トルコの汎トルコ策もロシアには勝てなかったというところだが、ロシアもプーチン後はどうなるか分からんし、カタール問題なども出てきて、この辺のグレート・ゲームは仁義無き戦いではある。

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2017年06月05日Mon [04:56] ロシア  

語り継ぐシベリア抑留

語り継ぐシベリア抑留―体験者から子と孫の世代へ (ユーラシア文庫)語り継ぐシベリア抑留―体験者から子と孫の世代へ (ユーラシア文庫)
富田 武 岩田 悟

群像社 2016-10
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別の版元から出る予定だったのが、倒産してしまいと悲しいあとがきなのだが、東洋書店のユーラシア・ブックレットはユーラシア文庫として群像社に引き継がれたのか。どちらもロシア関係の版元だが、群像はフィクション、東洋はノンフィクションという棲み分けだったな。群像にイデオロギー的背景は無いのだろうが、シベリア抑留は物語性が強いからカラーには合っているのかもしれん。元東洋書店の編集者が共著者としてクレジットされているが、群像に移籍できたのだろうか。

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2017年06月04日Sun [04:21] ロシア  

新市場「ロシア」

新市場「ロシア」―その現状とリスクマネジメント新市場「ロシア」―その現状とリスクマネジメント
梅津 哲也

日本貿易振興機構 2017-04
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ジェトロ本。自給自足ではなく、下斗米伸夫や小泉悠まで参加している。中国経済はワンサカ人材がいるけど、ロシア経済は役者が足らんのかな。ロシアを市場としてはかなり大きいのだが、ドイツがガッチリ自分のナワバリにしているみたいなので、小市場の極東くらいしか拡大の余地は無いか。マフィアも一時期ほどではないにせよ健在だし、賄賂も一般的となると、アプローチとしては欧州経由が良いのかもしれん。

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2017年05月30日Tue [04:17] ロシア  

海馬島脱出

海馬島脱出―子どもたちの敗戦記海馬島脱出―子どもたちの敗戦記
永井 豪

まつお出版 2016-10
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ハレンチ学園な本なのかと思ったのだが、こちらの永井豪は元岐阜新聞論説委員で、現中京テレビ記者とのこと。版元も岐阜の郷土史家が運営しているところらしい。しかし、海馬島は樺太。ロシアの支配下にあるが、現在は無人島。日本時代も外地の外地と呼ばれていたそうだが、有人島であり、ソビエト軍の侵攻により、日本人住民は追放された。元住民の証言集であるが、ソ連兵の狼藉の話は特に無く、バリカンで散髪してもらったなんて話も。小さな島であるから、援軍も来にくく、あまり無理はできなかったか。

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2017年05月19日Fri [04:54] ロシア  

陽明丸と800人の子供たち

陽明丸と800人の子供たち陽明丸と800人の子供たち
北室 南苑

並木書房 2017-04-06
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よく似たポーランド孤児の話と混同される事もあるみたいだが、こちらはロシアの子ども達を革命の混乱から日本の船でアメリカに避難させたもの。ポーランドの話の本ももポーランド側からのアプローチでということであった様な気がしたが、こちらも篆刻家である著者がサンクトペテルブルグで個展を開いた際にロシア人女性から話を切り出されてという形になっている。大人の難民は厄介者にされるが、子ども達は歓迎というのは今でも同じ構図であるのだが、人道ツールとして子どもを使うのは運動の基本でもある。100年も前の話なので、どういう力学が働いたのかはよく分からん。

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2017年05月04日Thu [05:37] ロシア  

対ロ平和的積極外交 

対ロ平和的積極外交対ロ平和的積極外交
小町 恭士

中央公論新社 2017-03-08
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大使ものであるが、ロシア・スクールの著者はオランダ、タイの大使で上がり。モスクワは3期計8年だったらしい。前東宮大夫でウィキもあったのだが、ソビエト課長からロシア課長に横すべりし、真紀子に更迭の更迭されたりといった人らしい。同期に田中均と天木直人か。となると良心派の方だったのかな。モスクワ勤務時代の話はあまりなく、ほとんどが本省での交渉話。宗男みたいに真紀子への恨み節を書いている訳ではないが、経歴から察するように真面目な性格なのか、あまり面白いものではない。ソ連崩壊前後の混乱期が日本のチャンスであったということはたしかだろうが、ゴルビー来日での交渉はロシア共和国の監視役がいて、ロシアを差し置いてソ連と領土取引させないという状態だったしい。とはいえ二島であれば、出すもの次第であったのもたしかみたいで、獲るものは獲っておいた方が良かったのかもしれん。プーチンなら韓国みたいに政権が変わったからと、反故にすることはなかろう。

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