2017年06月24日Sat [06:07] ロシア  

ロシア革命

ロシア革命――破局の8か月 (岩波新書)ロシア革命――破局の8か月 (岩波新書)
池田 嘉郎

岩波書店 2017-01-21
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100周年を最大限生かす為に、1月に出したんだな。共産主義の亡霊が現れている割には、世間的に盛り上がっていないのはマルクスの再評価はあっても、ロシア革命の再評価は無いからか。どう考えても暴力革命であるし、皇帝の一族を皆殺しにし、その後は血の粛清が何十年も続いた訳だから、革命モデルにはならんと思うけど、市民革命も最後は軍が動かない限り、成就しないという点は変わりは無い。その意味では日本で革命が起きる可能性はゼロであろうけど、兵士が悪環境に置かれている国や軍が特権を享受すている国などはその可能性があると言えよう。日本の近隣諸国にも幾つか当てはまる国があるが、革命を美化する人たちはその辺、どう考えているのかな。自衛隊員にオルグするのか。

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2017年06月16日Fri [04:28] ロシア  

20世紀ロシアの挑戦 盲ろう児教育の歴史

20世紀ロシアの挑戦 盲ろう児教育の歴史――事例研究にみる障害児教育の成功と発展 (明石ライブラリー163)20世紀ロシアの挑戦 盲ろう児教育の歴史――事例研究にみる障害児教育の成功と発展 (明石ライブラリー163)
タチヤーナ・アレクサンドロヴナ・バシロワ 広瀬 信雄

明石書店 2017-05-10
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底本は2015年の原著だそうだが、官製っぽいな。ロシア教育科学アカデミー欠陥学研究所所長だった人だそうだが、現在は治療教育研究所に改名しているとのこと。日本でも昔は「優生学」とか使ってたし、ロシアでも時代の流れがあるのだろう。中国もいい加減「残傷」とか止めれとは思うが、それはさておき、ロシアなのだが、革命前からソ連、崩壊後と3つの時代を挟んでいるのに、ほとんど時代背景が見えてこない。日本でも盲ろう児教育は戦前から行われていた訳だし、GHQの功績も聞かんので、必要不可欠として体制に排除されるものなのではなかろう。名誉回復の話なども出てくるのだが、弾圧されたのは教育とは関係ないところであったろう。

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2017年06月14日Wed [05:49] ロシア  

地図で見るロシアハンドブック

地図で見るロシアハンドブック地図で見るロシアハンドブック
パスカル マルシャン シリル シュス Pascal Marchand

原書房 2017-05-26
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洋物図解本だけど、フランス製なのかな。フランスはロシアとの関係も深いけど、所謂大国関係と位置づけているだろうから、ドイツの様に首根っこつかまれている訳ではない。ロシアとトルコ、イランとの関係を取り上げているものの、日本は無論、アメリカや中国はパスしている。EUとロシアの勢力争いという構図で見ているのか。ロシアは中央アジアからトルコにいたる自由経済圏を作ろうとしていたが、EUに拒まれているとのことだが、その辺、トルコの地政学的意味合いが出てくるのだろう。トルコの汎トルコ策もロシアには勝てなかったというところだが、ロシアもプーチン後はどうなるか分からんし、カタール問題なども出てきて、この辺のグレート・ゲームは仁義無き戦いではある。

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2017年06月05日Mon [04:56] ロシア  

語り継ぐシベリア抑留

語り継ぐシベリア抑留―体験者から子と孫の世代へ (ユーラシア文庫)語り継ぐシベリア抑留―体験者から子と孫の世代へ (ユーラシア文庫)
富田 武 岩田 悟

群像社 2016-10
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別の版元から出る予定だったのが、倒産してしまいと悲しいあとがきなのだが、東洋書店のユーラシア・ブックレットはユーラシア文庫として群像社に引き継がれたのか。どちらもロシア関係の版元だが、群像はフィクション、東洋はノンフィクションという棲み分けだったな。群像にイデオロギー的背景は無いのだろうが、シベリア抑留は物語性が強いからカラーには合っているのかもしれん。元東洋書店の編集者が共著者としてクレジットされているが、群像に移籍できたのだろうか。

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2017年06月04日Sun [04:21] ロシア  

新市場「ロシア」

新市場「ロシア」―その現状とリスクマネジメント新市場「ロシア」―その現状とリスクマネジメント
梅津 哲也

日本貿易振興機構 2017-04
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ジェトロ本。自給自足ではなく、下斗米伸夫や小泉悠まで参加している。中国経済はワンサカ人材がいるけど、ロシア経済は役者が足らんのかな。ロシアを市場としてはかなり大きいのだが、ドイツがガッチリ自分のナワバリにしているみたいなので、小市場の極東くらいしか拡大の余地は無いか。マフィアも一時期ほどではないにせよ健在だし、賄賂も一般的となると、アプローチとしては欧州経由が良いのかもしれん。

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2017年05月30日Tue [04:17] ロシア  

海馬島脱出

海馬島脱出―子どもたちの敗戦記海馬島脱出―子どもたちの敗戦記
永井 豪

まつお出版 2016-10
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ハレンチ学園な本なのかと思ったのだが、こちらの永井豪は元岐阜新聞論説委員で、現中京テレビ記者とのこと。版元も岐阜の郷土史家が運営しているところらしい。しかし、海馬島は樺太。ロシアの支配下にあるが、現在は無人島。日本時代も外地の外地と呼ばれていたそうだが、有人島であり、ソビエト軍の侵攻により、日本人住民は追放された。元住民の証言集であるが、ソ連兵の狼藉の話は特に無く、バリカンで散髪してもらったなんて話も。小さな島であるから、援軍も来にくく、あまり無理はできなかったか。

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2017年05月19日Fri [04:54] ロシア  

陽明丸と800人の子供たち

陽明丸と800人の子供たち陽明丸と800人の子供たち
北室 南苑

並木書房 2017-04-06
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よく似たポーランド孤児の話と混同される事もあるみたいだが、こちらはロシアの子ども達を革命の混乱から日本の船でアメリカに避難させたもの。ポーランドの話の本ももポーランド側からのアプローチでということであった様な気がしたが、こちらも篆刻家である著者がサンクトペテルブルグで個展を開いた際にロシア人女性から話を切り出されてという形になっている。大人の難民は厄介者にされるが、子ども達は歓迎というのは今でも同じ構図であるのだが、人道ツールとして子どもを使うのは運動の基本でもある。100年も前の話なので、どういう力学が働いたのかはよく分からん。

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2017年05月04日Thu [05:37] ロシア  

対ロ平和的積極外交 

対ロ平和的積極外交対ロ平和的積極外交
小町 恭士

中央公論新社 2017-03-08
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大使ものであるが、ロシア・スクールの著者はオランダ、タイの大使で上がり。モスクワは3期計8年だったらしい。前東宮大夫でウィキもあったのだが、ソビエト課長からロシア課長に横すべりし、真紀子に更迭の更迭されたりといった人らしい。同期に田中均と天木直人か。となると良心派の方だったのかな。モスクワ勤務時代の話はあまりなく、ほとんどが本省での交渉話。宗男みたいに真紀子への恨み節を書いている訳ではないが、経歴から察するように真面目な性格なのか、あまり面白いものではない。ソ連崩壊前後の混乱期が日本のチャンスであったということはたしかだろうが、ゴルビー来日での交渉はロシア共和国の監視役がいて、ロシアを差し置いてソ連と領土取引させないという状態だったしい。とはいえ二島であれば、出すもの次第であったのもたしかみたいで、獲るものは獲っておいた方が良かったのかもしれん。プーチンなら韓国みたいに政権が変わったからと、反故にすることはなかろう。

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2017年05月02日Tue [05:16] ロシア  

ロシアとはどういう国か?

ロシアとはどういう国か? (時空旅人別冊)ロシアとはどういう国か? (時空旅人別冊)

三栄書房 2017-03-10
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「時空旅人」というの雑誌は全然知らんのだが、趣味情報誌とのこと。宗男のインタビューがあって、下斗米伸夫に岩下明裕も寄稿しているのだが、海軍プラモやマトリョーシカのカタログが付いていたりする。王朝話や日露戦争話などもあるのだが、こんなんで、商品が売れるのか。ロシアとはどういう国か?となると今のプーチン・ロシアを解説しなければならんのだろうに。ガスくらいしか売り物がないからなのか僅か2ページだけである、宗男は真紀子恨み節だけど、岩下と二島返還タッグだから、あまり新味はない。

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2017年04月19日Wed [05:25] ロシア  

ロシア極東秘境を歩く

ロシア極東 秘境を歩くロシア極東 秘境を歩く
相原 秀起

北海道大学出版会 2016-11-30
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北大出版会だが、北新記者の新聞連載記事集である。著者は北大出身だそうだが、ユジノ・サハリンスク支局駐在だったらしい。DVDも出ている様だ。樺太国境の標石の話は前に別の本で読んだが、同じ著者なのかな。根室市が標石を展示する為に、政府に伺いを立てたところ、根室市のご判断でとの回答だったとのこと。なるほど、政府が関与すると、日本はまだ北樺太の領土返還要求している、或いは買取り要求があるという印象を与えかねないか。北千島では北方領土みたいに注目もされず、開発も遅れているので、住民から日本は北千島の返還要求もしてくれないかと、半ば本気で言われたらしい。

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2017年04月16日Sun [04:55] ロシア  

ロシア革命史入門

ロシア革命史入門 (インターナショナル新書)ロシア革命史入門 (インターナショナル新書)
広瀬 隆

集英社インターナショナル 2017-02-07
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インターナショナル新書というから、新左翼系の版元なのかと思ったら、集英社インターナショナルか。集英社新書自体が新書界では岩波や平凡社と並ぶ最左派に位置しているけど、集英社インターナショナルは逆ベクトルなのかな。広瀬隆だから、予想はしていたけど、やはりユダヤ陰謀論のロシア革命史だった。人口が5%以下なのに幹部の52%がユダヤ系というのは本人の認識とは別の血統論だろうし、実践的ユダヤ教徒である者は数人でもいるのか。ノーベル賞受賞者同様、革命派も教育がその要因かと思うが、ハーバードなどアイビーリーグがそうである様にネットワークという点で利点があった事は否定はできない。ヒトラーにしてもスターリンにしても、自らがマジョリティではないというアンビバレントな意識はあったろうが、その辺がユダヤ人の異質性に敏感であった要因か。

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2017年04月14日Fri [04:42] ロシア  

軍事大国ロシア

軍事大国ロシア軍事大国ロシア
小泉 悠

作品社 2016-04-21
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軍事大国ロシアは軍事大国ソ連の延長線上にあることは分かった。冷戦終わって、ソ連が崩壊しても、軍の影響力は日本の様に徹底武装解除して、憲法で明記させない限り殺ぐことはできないか。ソ連崩壊後もロシアはずっと戦争してきた訳だし、現在でも進行中なのだから、そういう訳にもいかんだろうし、軍事産業は巨大で、資源に次ぐ稼ぎ頭である。戦争放棄だの平和憲法だのは大国には無縁の話で、それがあっては大国ではないのだが、一時、酷いことになっていた軍が敬意を引き続き国民から受けているのは「歴史教育」もさることながら、敵の存在が共通認識としてあるのだろう。ロシアで陰謀論がもてはやされているそうだが、それもそうした精神風土ならではと思う。

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