2009年03月30日Mon [21:02] マケドニア | 本・雑誌 |読書メモ  

現代マケドニア考

make.jpg現代マケドニア考
芦沢 宏生

中央大学出版部 2008-10
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何をしにいったのかよく分からんのだが、1939年チチハル生まれの学者がマケドニアを一周して、その雑感を記したもの。近影でわざわざ「軍縮地球市民」を手にしている著者は、その筋の人なのだろうし、それはそれで良いのだが、なんか、その辺のオッサンが書いたブログみたいな文体。中大もこんな本を大学出版会で出すのはイメージ的にどうかと思うのだが、その辺はOBの力関係がある様だ。肝心のマケドニアについてはとにかく汚い、汚いといった話ばかりで、実際にそうなんだろうが、紀行もので、この手の感想ほどしらけるものはない。自身でもまずい文章と体裁という認識はあった様だが、教え子か何かに1人でまとめさせたという。それを割り引いていても実に酷いシロモノだ。マケドニアの現実を見て、落胆したのかどうか分からんが、その半分以上はマケドニアとは直接関係ない罵詈雑言で埋められており、アメリカは「ブッシュJr.カルト集団」、日本は「属国テンノー靖国原理主義」、ロシアは「ロスケ」という枕詞が常に付いている。イスラエルは「ユダヤ人を自称する人たちの国」ということで、ホロコーストは否定できないが、パレスチナ虐殺や国際資本の陰謀ということで容赦できないらしい。まあそれも勝手だが、ユダヤ人墓地に行って、「あんな妙ちくりんな帽子をかぶることは拒否する、ユダヤ人はパレスチナ人を弾圧している」とかのたまうのは恥ずかしい。「日本人」の語学力をあげつらい、国際的ではないとか言っているのだが、それこそ「真の国際人」というのはどういうものかということを考えさせられた。また、バルカンでは互いの言葉が通じるのに、日本人が朝鮮・中国語を話せないのはオカシイとかも言っているのだが、自分が朝鮮・中国語を話せるという訳ではない様だ。父親が「731部隊」に所属していたらしいのだが、中国だけが、「大中華人民共和国」と尊称されていて、マケドニアで売っている中国製品以外は中国を非難することはない。帰りの飛行機が中国上空を飛んできたから、在日米軍に撃ち落されると心配してたりもする。「軍縮地球市民」の正体は所詮そんなもん。

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2005年06月02日Thu [19:39] マケドニア  

マケドニアつれづれ歩き

東欧の小国マケドニアつれづれ歩き
Manevska 真基子
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マケドニア人と結婚した日本人女性の滞在記。漢字とローマ字の複合名って何か変。


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