2017年03月18日Sat [06:10] ポルトガル  

ザビエルの置き土産

ザビエルの置き土産  お菓子 ごちそう ありがとうザビエルの置き土産 お菓子 ごちそう ありがとう
レナート・ミナミ

幻冬舎 2017-02-16
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幻冬舎は自費本を企業出版(ブランディング出版/カスタム出版)なんて呼び始めていて、その筋のものだから、好きな様にやってかまわんのだが、中には真面目に受け取る人もいるから、お断りは入れた方が良いんじゃないかな。オブリガード→ありがとう程度のご愛敬ら始まり、辞書はジショナリオでポルトガル語起源と来て、後はもう暴走一直線で、収拾が付かなくなっている。万葉集を現代韓国語で読んで、日本語は韓国語というものに近いが、ワッショイは男らしい掛け声、マッチョがなまってワッショイになったと、韓国語とポルトガル語で妙な起源戦争を仕掛けている。市之瀬先生辺りに是非判定をお願いしたいね。

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2017年01月05日Thu [05:29] ポルトガル  

ポルトガル震災と独裁、そして近代へ

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市之瀬 敦

現代書館 2016-04-07
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「ポルトガルってまだあるんですか?」と言われたというのはさすがにネタっぽいが、サッカー好き以外は現代ではなく、過去の国といったイメージが強いのかもしれん。上智みたいなイエズス会大学でもポ語科はブラジルが標準みたいだから、市之瀬さんは孤軍奮闘の傍ら、脱ブラジル非ポルトガルとしてのポルトガル語世界啓蒙に力を入れてきた。そんな中、大震災復興モデルとしてポルトガルが注目される様になったので、チャンスとばかり、大作を仕上げた。とはいえ、復興モデルは否定している上、現代史、それもフリーメイソンの視点でという掟破り。メイソンが絡むと途端に陰謀論になってしまうのだが、元NHKの松永アナが幼少期を過ごした頃のリスボンはスパイのメッカだったらしいし、そういう話はポルトガル人は大好きな様。サラザールの長期独裁政権の陰にはメイソンがと思いきや、対抗馬の共産党や現在も健在らしいマリオ・ソアレスがそうなのだという。サッカー本も一冊出しているのだが、ここでもサッカー話に熱くなっている。その辺がポルトガルに馴染める要素なのかもしれん。ブラジルは無論、隣のスペインと比べても、あまり居心地が良いとはいえん。この国での日本のイメージは現代ではなく、「発見された」過去なのである。

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2016年11月28日Mon [04:32] ポルトガル  

ポルトガル語圏世界への50のとびら 

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上智大学外国語学部ポルトガル語学科

ぎょうせい 2016-01-22
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上智のポ語学科が総力を挙げたPR本か。受験期に合わせて出したみたいだが、これで出願を決める生徒さんがどれだけいるか。上智の中では神学部を除けば狙い目学科であるのだろうが、イスパニアの壁は大きいか。市之瀬敦が頑張っているが、あとはブラジル勢に完全にシフトしている。本国ポルトガルでも、ブラジル・ポルトガル語をポルトガル語圏の共通語とすることで合意したとかなんとかという話もあったが、アフリカなどはブラジル語は馴染みがないんじゃないかな。とも思ったのだが、ナイジェリアなどにはブラジル帰りの黒人コミュニティが存在するそうで、リベリアみたいに解放奴隷を送還して入植させたのではなく、自らが貯めた金で切符を買ってアフリカに帰還したと推測されるらしい。近代になると、アフリカとブラジルを往復する者も出てきて、ブラジル生まれの黒人は主に宗教的目的で子どもをアフリカに送って教育したのだという。東北部にヨルバ語を話すコミュニティがあると、混血系の人に聞いたことがあって、それは最近来た移民ではなく、200年も言葉を守っているというから、にわかに信じられなかったのだが、アフリカとブラジルの関係も一筋縄ではいかない様だ。

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2016年11月25日Fri [05:09] ポルトガル  

南蛮貿易とカステラ

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南蛮貿易とカステラ

長崎のカステラ老舗福砂屋が作ったものらしい。ISBNも定価もないが、かなり本格的なもの。執筆はその道の研究者5人で、いずれも数冊の単著を持つ方々だ。福砂屋のホムペには全く言及が無いし、著者の一人のブログにちょっと告知されているくらいなのだが、図書館寄贈分だけなのかな。カステラ研究者への謝礼仕事みたいなものかも。カステラがポルトガル語由来だということはよく知られていいるkrど、カステーラなんていうお菓子は聞いたこともないので、不思議に思ってたのだが、カステラはカスティーリャか。また、お城のカステロ説もあるらしい。ぼうろは菓子なので、かすてぼうろはスペインの菓子になるか。そのドンピシャのレシピが発見されたみたいで、福砂屋も再現を試みたのだろう。

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2016年09月07日Wed [04:35] ポルトガル  

持ち帰りたいポルトガル

持ち帰りたいポルトガル: ANDORINHAとめぐる雑貨と暮らしの旅持ち帰りたいポルトガル: ANDORINHAとめぐる雑貨と暮らしの旅
矢野 有貴見

誠文堂新光社 2016-08-17
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ANDORINHAって何かと思ったら、著者の営むネットショップらしい。この手の本はそのパターンが多いな。東欧雑貨ではなく、ポルトガル雑貨なのだが、東欧みたいなセンス良さげではなく、垢抜けない感じ。アズレージョの伝統はあるから、陶器はいいものがあるか。刺繍も有名みたいだが、絨毯刺繍などはイスラームの影響か。持ち帰りたい様なものは何もないが。

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2016年04月13日Wed [01:52] ポルトガル  

Mourinho

Mourinho ジョゼ・モウリーニョ自伝Mourinho ジョゼ・モウリーニョ自伝
ジョゼ モウリーニョ Jos´e Mourinho

東邦出版 2016-03-15
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ジョゼ・モウリーニョ自伝とあるから、そうなのだろうが、これを自伝と言って良いのかどうか。モウリーニョ自身はこれまでの数多の評伝に納得いかない様で、「自伝」は自分で書くと決めたのだろうが、その時間が無かったのか、スキルが無かったのか、或はプライベートなことは書きたくなかったのか分からんが、ベンフィカからチェルシーまでの監督時代の写真にコメントを付けただけのものを自伝としてしまった。ただ、「自伝」という邦題を付けたのは東邦出版であって、モウリーニョは私のピクチャーブックであると言っているのだが。

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2016年02月24日Wed [03:06] ポルトガル  

新モラエス案内

新モラエス案内新モラエス案内
深沢 暁

アルファベータ 2015-11-26
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新モラエス案内ということは旧版があるのかな。著者はポル語教員で、語学テキストを東洋書店から20年くらい出している人みたいだが、新社で復刊はされたのかな。モラエスに関する卒業レポートであるとしているのだが、学部の卒論ではなかろう。語学系学部の卒論はどういうものかは分からんが。評伝と小泉八雲との比較、モラエス著作の解説などのパートに分かれ、モラエスが神戸から徳島へ移ったルートまで解析している。モラエスも今で言えばアジアでロリコン買いする白人ジジイということになるのだろうが、ポルトガルと日本どころか、ポルトガルとマカオでさえ、格差が逆転してしまった訳だし、従軍慰安婦ではないが、現代の基準で当時の「女性の人権」を遡及しても仕方ないので、小泉八雲同様、日本を愛した文学者ということで良かろう。最初の妻であった亜珍というのは、姓がないので、広東式だと「阿珍」と呼ばれた人でないかな。おハナとかおヨネとかそんな感じだろうが、写真を見るかぎりハーフ色は濃いし、モラエスにとってはオリエンタル趣味の入り口となって、そこからよりオリエンタルな日本女性にのめり込んだということなのだろう。

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2015年10月24日Sat [23:22] ポルトガル  

サッカー代理人ジョルジュ・メンデス

サッカー代理人 ジョルジュ・メンデスサッカー代理人 ジョルジュ・メンデス
ミゲル・クエスタ ジョナタン・サンチェス 木村浩嗣

ソル・メディア 2015-07-10
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自伝ではなく、評伝の形をとっているのだが、本人のサイン付きで、クリロナの序文もあるので、公式本なのだろう。メンデス本人はインタビューは受けないという建前があるみたいだが、最近はその稼ぎっぷりに悪評も付いて回るので、PRの意図はある様だ。当然ながら代理人となっている選手や監督からは称賛コメントしかないのだが、代理人というビジネスは自分でお金を用意する訳でもないリスクゼロ商売だから、これほど効率の良い世界はない。結局決め手になるのは選手を見る眼というより、選手のケアの方になるのだろう。

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2014年12月15日Mon [01:52] ポルトガル  

教会領長崎

教会領長崎 イエズス会と日本 (講談社選書メチエ)教会領長崎 イエズス会と日本 (講談社選書メチエ)
安野 眞幸

講談社 2014-06-11
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ポルトガルは日本を「発見」したとしているし、イエズス会は長崎が教会領であったとする。これも日本から見ればトンデモ歴史認識なのだろうが、それが現在の国益とは無関係である以上、国際問題になることはない。若い頃に日本布教を希望したというイエズス会出身のローマ教皇もあえてそんな話は韓国に告げ口されても持ち出さんだろう。その実態はどんなものだったかは宣教より商売であるのだが、スペインとポルトガルの地球分割協定によってマニラと長崎の直接交易に支障が生じたりもしていたらしい。著者はクリスチャンの家系ということもあるのか、日本人奴隷売買に関しては全く触れていない。

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2013年11月16日Sat [01:47] ポルトガル | 本・雑誌 |読書メモ  

モウリーニョの本性

モウリーニョの本性―「言葉の男」のコトバから哲学を読み解くモウリーニョの本性―「言葉の男」のコトバから哲学を読み解く
ペドロ バスコ Pedro Vasco

ベースボールマガジン社 2013-09
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モウリーニョ本はまだ出るか。原著は2012年らしいが、何語で著者が何人なのか分からん。ポルトガルっぽいが、当時はレアル監督時代か。モウリーニョ自身の言葉としてイングランド礼賛が多々あり、アブラモビッチ称揚もあるので、チェルシー復帰は規定路線だったのかもしれない。マンUと交渉していたのかどうかは分からん。ただし英国料理は最悪としている。冒頭がモウリーニョのエルサレム巡礼というのは意表をつかれるが、右よりか左よりかと聞かれて、右であると即答。サッカーのチームは多くが右よりだから、それは当然なのかもしれん。左翼系はドイツのザンクトパウリぐらいしか知らんが、モウリーニョはドイツ語が出来ないのでブンデスの監督はやらないとのこと。その昔、74年W杯の本を読んだら、パウル・ブライトナーは部屋に毛沢東の写真を飾っている毛沢東主義者であるなんてことが書いてあったのだが、バイエルンにモウリーニョを呼ばなかったのはそのせいかな。グアルディオラが左翼なのかどうか知らんが。

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2013年11月06日Wed [12:21] ポルトガル | 本・雑誌 |読書メモ  

レトロな旅時間 ポルトガルへ

レトロな旅時間 ポルトガルへ (旅のヒントBOOK)レトロな旅時間 ポルトガルへ (旅のヒントBOOK)
矢野有貴見

イカロス出版 2013-02-16
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イカロスのビジュアル旅本とガイドブックを合体させた様なシリーズだが、ポルトガルのウリはやはりレトロか。ユーロになってから値段的にもレトロという訳にはいかなくなった様だが、まだ比較優位は保っている様だ。大体、コスパなら近場のアジアに敵うことはないのであって、それでもヨーロッパに行くのは現代的な街並みを求めてではなかろう。古き良きヨーロッパがそこにあるとは全く思わんのだが、日本人が憧れていた時代のフランスとかイタリアの雰囲気はこんな感じだったのかなと思わせるものはあった。

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2013年10月26日Sat [22:59] ポルトガル | 本・雑誌 |読書メモ  

ちっちゃな回想録

ちっちゃな回想録 (ポルトガル文学叢書)ちっちゃな回想録 (ポルトガル文学叢書)
ジョゼ サラマーゴ Jos´e Saramago

彩流社 2013-09-12
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ジョゼ・サラマーゴの新作かと思いきや、このノーベル賞作家は2019年に亡くなっているので、原著は2006年のものらしい。これが遺作ではないだろうが、晩年に人生、特に幼年期を振り返るというのはよくある話ではある。幼児返りではないが、人は残された時間が少なくなって、蘇る記憶は人生の絶頂期ではなく、その初期のものになるのであろう。80過ぎの老人が5歳の時の記憶があるというのもにわかには信じられないが、記憶とは往々にして何かの拍子に作られるものだと思う。

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