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2021年02月17日Wed [01:05] 中南米  

バナナ王サミュエル・ザムライ伝 



パンローリング全然知らんかったが、先物投資の商材出版社なのか。それとユナイテッドフルーツは大いに関係あるのだろうが、利害関係があるかどうかまでは知らん。ザムライという人も名前を聞いたことがあるくらいのだが、ラ米界隈では得てして悪徳商人ということになっていて、その辺はキューバの意向というのもあるのかもしれん。ちなみにカストロの親父はUFで仕事していたらしい。著者はおそらくはユダヤ系だが、同胞の名誉回復という意味合いがあるのかも分らん。野心家で貧しい移民から成り上がった大商人という人物像はロールモデルにはなろう。所謂「バナナ共和国」言説ではアメリカは「裏庭」の中米で、モノカルチャー体制を敷きお、意に沿わない政権を転覆させるというイメージで語られてきたのだが、そう単純な話ではなく、このバナナ王がアメリカ政府の意向に従ってクーデターを仕掛けたという訳ではないとも。

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2020年12月31日Thu [03:28] 中南米  

なないろペダル 



チャリダーもの。初見の版元で自費屋っぽいのだが、阿古智子の本も出している。推察に過ぎんが、代表の姓が小熊で、下の名も妻ではないかと言われる小熊バンドのメンバーと同じ名前。阿古と小熊は同じ駒場の出であるが、そういうことなんかな。さすがに小熊の本は出さないだろうが、将来的な受け皿にはなるか。でもって、著者は駒場かどうか分らんが、小熊と同じく農学部出身らしい。色々あって、北米からパタゴニアまで行きましたというやつだが、当然中米はパスしている。昔はこの手のチャリダーはドイツ、オランダ、北欧と日本人というのが相場だったけど、日本人は退出して、多国籍化しているみたい。ロシア人とか中国人とか自分の時代は全く見かけなかったのだが、ゲバラ関係で、欧州系南米人はちらほらいた。コロンビア辺りは自転車競技が盛んだから、南下はあるだろう。南米人という自覚がなく、ゲバラも特に英雄ではないブラジル人はあんまいない点は変わっていないか。この手の旅、女性が得か男性が得かというのは不毛であるが、危険性を加味しなければ女性が得というのはたしかではあろう。

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2020年12月06日Sun [16:19] 中南米  

知られざる福島移民 



知られざると言われれば、知られざるなのだが、知られている移民県は沖縄、広島、熊本、山口といった西日本の海沿い地域くらいか。所謂「募集」では内陸部の農村がその主体となったはずなので、東北からの移民も多かった訳だが、満洲などの外地とのコンタクトが少なかった地域は呼び寄せも少なったろうし、福島を始めとする東北だとまず東京という選択肢になるか。キューバ、ペルー、ハワイ、カナダが舞台となっているが、彼の地でも福島県人は少数派みたいで、その分、日本への帰国の割合も大きい様であり、帰国しなかった者はそのまま日本と縁が切れて、現地に埋没してしまうことが多かった様だ。

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2020年11月23日Mon [14:39] 中南米  

ラテンアメリカ研究入門 



ラ米研究入門本は国本伊代系列の本があったが、もう改訂版は出ないのだろうか。あの本で日本のラ米研究者は約600人もいるというので驚いたのだが、こちらの本はちょっと傾向が違う。政治的に版元の色が濃いのかもしれんが、全然「入門」では無いのも法律系であるからか。そもそもラテンアメリカ研究は社会学以上に左翼が必然である世界で、保守系の研究者というのは全く知らんのだが、キューバの呪縛は未だ健在であるか。一時期、左翼政権がドミノ倒し式に誕生したラ米もベネズエラ事態以降はぶり返しが起きて、「極右政権」まで誕生したりのだが、研究の根幹を未だ「解放の神学」的意識で捉えるのは果たして適当なのだろうか。

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2020年10月16日Fri [04:19] 中南米  

ダリエン地峡決死行 



開高健ノンフィクション賞最終選考作とのこと。集英社ではなく、産編の新書シリーズになったのは蔵前仁一に紹介したもらったかららしい。この前読んだ地球の歩き方本の人と同じだが、それは80年代半ばのことだったみたいだから、30年もの時を経ても蔵前は紹介業者として機能しているのか。あらゆる賞に応募したそうだが、こういうのうって、同じ原稿を廻して良いものなのか。ネタがネタなので、別の話を一から取材するのもアホらしいし、たしかにこのまま埋めてしまうのも勿体ないことではある。自転車で越えたという人の本を昔読んだような気がしたが、この感じだと到底無理か。コロンビア先進国説は麻薬戦争真最中でも感じことは感じたのだけど、今考えると、白人率の高さから刷り込まれた意識だったのかもしれん。

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講談社の自部門かと思ったのだが、前著を読んでいた人だった。タイトルは記憶にあるのだが、南米の話だったかな。感想読み返すと最悪っぽいので、一歩前進と言えるかもしれんが、運び屋の話だったのかも帰国にない。運び屋にハンドキャリーとフリガナ付けているのは税関対策かもしれんが、クーリエで食っている修行僧は多いんかな。ユーチューバーよりは割は良いのかもしれんが、リスク的にはどうなんだろう。首絞め強盗とか、ベネズエラの中国人差別は私も経験者なので、思うところはあるのだが、ゴーン日和の今日思うのは日本も段々とあの手の口八丁手八丁には免疫が付いてきたってトコかな。

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2019年12月14日Sat [18:51] 中南米  

神秘の幻覚植物体験記



クスリ系は海外体験記を謳っていても、その筋からマークされそうなところはあるが、キノコ系はどうなのだろう。マジックマッシュルームで検索すると、政府の啓発サイトが一番上に表示される様になっているのだが、グーグルが東京都、ヤフーが厚労省。bingは自社ニュースとウィキの次はロケットニュース。gooはその下にツイッターハッシュタグを挟んでマキシマムザ亮君の20年近く前のキノコ体験記。来年はライブ復活するそうだけど、大丈夫かな。法的には大麻に準ずるみたいで、自家栽培もできるから、それほど厳しい取り締まりも実刑もないと思うが、芸能人は見せしめにされやすい。でもって、フリオ・アシタカは別に日系人でもなんでもなく、スペイン語も出来ない日本人だそうだが、面が割れているなら、帰国時は税関がお待ちしているだろう。

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2019年08月28日Wed [15:30] 中南米  

還流する魂

還流する魂: 世界のウチナーンチュ120年の物語
三山 喬
岩波書店
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「世界」に連載されていたものらしい。ということで、元朝日記者らしいナイチャー左翼ではあるのだが、退社後にペルー移住したそうで、沖縄はそっち繋がりかもしれん。世界ウチナーンチュ大会は本土でもよく報じられているので、それ自体に新味がある訳ではないのだが、世代的に上野英信に影響された組か。上野英信がキューバ取材の許可が下りなかったのは時代のせいだろうが、琉球新報は許可されたのか。今でも正規に取材ビザ取ろうとするとむずいんかな。沖縄県人は南米では日系人のマジョリティということになるのだが、日本アイデンティと両義的であるのが一般的。日系人のイメージが総じて良いというのもあるかもしれんが、内地系でも初代の文化が「日本文化」として継承される訳だから、相対する国家は日本ということになる。その国家と文化の非対称が日系社会で意識されるにはマイノリティである必要があるが、沖縄の数的マジョリティと文化的マイノリティの矛盾はわりと曖昧であった様な気がする。

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2019年06月08日Sat [03:43] 中南米  

CIMARRON



青幻舎インターナショナルは知らんかったが、青幻舎はずっと海外関係をやってきた版元らしい。東京営業所よりも前に上海出張所を開設し、ロンドン支社まであるのか。フランクフルトとかでこういう本を買い付けている様だ。原書はフランスっぽい。シマロンって元々フランス語なのかな。写真だけ見て楽しい奴だが、明らかに衣装用意してポーズとらせたカタログ写真なので、そこに民俗学的価値があるのかどうかは分からん。

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2019年05月22日Wed [17:05] 中南米  

壮大なる南米旅行記 



幻冬舎メディコン。1951年生まれで、それをウリにはしているのだが、太文字多用など、文面年齢が若く感じる。このくらいの年代だと20代から海外旅行は普通に行っていたみたいで、ツアー上がりというものでもない様だ。ただ、南米はデビュー戦だったみたいで、お約束の英語通じないネタとかで、壮大なのは行き先だけか。マチュピチュとかウユニにペリトモレノまで行けば、誰でも壮大な気分にはなる。

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2019年05月18日Sat [00:39] 中南米  

パタゴニア、アンデス、アマゾン大自然ガイド



ガイドというかただの旅行記なんだが、今までテーマ別にやっていたものが、特にテーマが無い旅行分をまとめてといったところだろうか。南米三大観光地だとマチュピチュ、イグアス、ガラパゴスといった感じだろうが、自然系だとパタゴニア、アンデス、アマゾンということになるか。最近はウユニがイグアスに代わって入っているのかもしれんが、アンデスでマチュピチュとウユニをカバーするのは良いとして、パタゴニアでイグアスをアマゾンでパンタナールをカバーするのはどんなものなのか。

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2019年03月21日Thu [00:10] 中南米  

ハポネス移民村物語



フェミ系のイメージは無い人なのだが、昔からインパクト出版会御用達だったんだな。例によって韓国人らと一緒のスペイン語圏日系移民文学探訪記。つなりはブラジル以外ということなのだが、スペイン語が理解できるのは通訳兼の外大院生一人という布陣だったらしい。基本的にテーマは日本語文学なので、それで構わんのだが、ドミニカ共和国移民は福田赳夫がトルヒーヨと同じ反共だったからというのは気になる記述。福田が首相に就任する20年くらい前の事なのだが、何か福田が関係しているのか。ニクソンが副大統領だった時、トルヒーヨに日本人移民の有能さを聞かされ、ハイチとの国境地帯に日本人を入植させたそうだが、福田はニクソンが大統領時の首相で、1961年に暗殺されたトルヒーヨと反共同盟を結べるはずもない。

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