FC2ブログ
2019年08月21日Wed [01:05] 米国  

人口減少と自衛隊

人口減少と自衛隊 (扶桑社新書)
ロバート・D・エルドリッヂ
扶桑社 (2019-03-02)
売り上げランキング: 183,302


所属はエルドリッヂ研究所になったのか。その前は沖縄国際交流政策研究所という官製っぽいとこだったけど、理事長はボギーてどこんか。沖縄にいてはこの陣営で活動するのは分が悪いだろうけど、内地にいる限りでは断然この方が稼げることは稼げる。独立しても十分ペイできるだろうが、本国ではこの芸風は需要があるのだろうか。共和党系シンクタンクや保守系メディアで発表の場があるかもしれんが、アメリカでも分が悪いかもしれん。ということで、沖縄とか米軍とかからテーマを広げる必要もあったのか自衛隊。世界的に軍隊は削減傾向にあるので、「労働力不足」は起きない業界なのだが、人口減少が進んで、売り手市場になると、自衛隊はコスパ的にはブラック企業という事にはなってしまうか。米軍の様な市民権をエサにした外国籍への門戸は日本では非現実的っぽいし、フランスの様な外人部隊はもっと無理ではあろう。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

Haruki Murakamiを読んでいるときに我々が読んでいる者たち
辛島 デイヴィッド
みすず書房
売り上げランキング: 296,881


村上春樹作品の翻訳者群像みたいな話。藤井省三がこれの中国語圏バージョンを書いていたけど、辛島デイヴィッドがそれにインスパイアーされたのかどうかも読んでいるかかどうかも分からん。藤井本の中身詳細は覚えてないのだが、おそらく村上春樹の翻訳は中文よりも英文の方が先であったと思う。講談社インターナショナルがアメリカ人の翻訳家を採用し始めたのは70年代だそうだが、川端や谷崎の次のコンテンツを用意する必要もあった様だ。訳者も戦後世代となり、日本文化というエスニック背景を有することなく、日本語として読みやすい、英語に訳しやすいという点で村上春樹作品が選ばれるのも必然であった様だ。その頃、村上春樹の次に推されていたのが高橋源一郎で、その次が村上龍だったらしい。いずれも「群像」出であるから、当然ではあろうが。訳者とともに英文エディターとして講談社インターナショナルにいたのはハワイ生まれの広東系の人たっだそうで、同性のパートナーが日本で働くことになったので、KIに職を求めたのだという。漢字は読めたとのことで、この辺にも中国語圏との接点はあった様だ。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2019年08月16日Fri [15:39] 米国  

アメリカ人のみた日本の死刑

アメリカ人のみた日本の死刑 (岩波新書)
デイビッド・T. ジョンソン
岩波書店
売り上げランキング: 33,431


今回は宗教的文言を意識的に排した観があるな。死刑廃止を拒んでいるのが日本人の感情論であるという認識であれば、現実的に死刑廃止を実現させるには日本人の感情を刺激する様な部分は慎重にならざるを得ないかもしれん。復讐の論理も西洋は克服した、「文明国」で死刑を廃止していないのは日本とアメリカ(の一部)だけという言説だが、それが日本人の感情を動かすのかどうかはわからん。死刑に犯罪抑止効果はなく、被害者遺族救済にも繋がらない。絞首刑は失敗の確率が高く、非効率かつ残忍であるというのはその通りかと思うが、エビデンスが感情を抑え込む役割を果たさないのは東洋だけに限らんだろう。戦後GHQが死刑を東京裁判用に死刑を存続させた為に日本は自ら死刑を廃止する機会を逸したというのは日本の民主主義は自ら勝ち取ったものではないというアレと同じ論理だが、日本の後進性を指摘すればするほどに、日本人は意固地になるというのは確かではあろう。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2019年08月15日Thu [13:38] 米国  

極北のひかり 



星野道夫の後継者らしいが、文体も意識しているのか、無意識にそうなっているのか、星野に似ている。こうしたアドベンチャー型ものは人生に悩んでいる若者へのメッセージとして機能するので、俗物キャラ設定はできないか。好きなことを、のめりこめるものを仕事にして生きることをモデルとするのは是か否かというと、是ではあることは間違いないのだが、世の人々の何%がそれを実現できるのかということはまた別問題としてあるか。可能性が0%でないのだから、自分次第で100%と考えて冒険家となった人が、局面に於いて可能性を試してしまう危険というのもあるのだろう。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2019年08月04日Sun [14:03] 米国  

植民地から建国へ



岩波新書のアメリカ史シリーズって前にもあったかな。猿谷要さんが出したのはもう13年も前か。岩波だから後半は帝国史になるんだろうけど、植民地独立という「正しい歴史」が評価されている訳ではないか。先住民が独立運動に参加していたという歴史はあるのだろうけど、ポカホンタスの様な存在が象徴化されるところに「史実」の難しさはある。植民地時代には人種差別など無かったという言説は成立しないが、人種差別も奴隷制度も記憶化されるのはより近い時代の方である。史実は固定化され、記憶はアップデートされ続けるのだが、ナショナルヒストリーもポリコレもそれを恣意的に解釈するツールでしかない。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2019年07月19日Fri [13:50] 米国  

天皇と日本人



右翼だけではなく、左翼からも批判を受けたというのはどういうことかとかと思ったのだが、在米韓国人が祖国にjコミットして反日活動しているという箇所か。またアメリカの「リベラル」からも日本の極右に共鳴している言われたらしい。朝日もそうなのだが、今の天皇は右翼を牽制する「ビンの蓋」という位置づけであり、「中道左派」を自認している著者も基本的には同じ立ち位置。要は著者の言うところの「最右翼」を抑えれれる存在があれば良い訳で、争点は天皇の脱神道である。リベラルとはつまるところカトリックに対するプロテスタントであるから、革新とキリスト教には親和性があるのも必然であり、日本会議が元凶とされるのはその文脈である。天皇制廃止を主張する左翼を著者が批判するのはその先を考えないからで、キリスト教を基盤とした王制世俗国家がアメリカ人の理想形か。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2019年07月16日Tue [02:24] 米国  

アメリカ 

アメリカ(河出新書)
アメリカ(河出新書)
posted with amazlet at 19.07.15
橋爪大三郎 大澤真幸
河出書房新社
売り上げランキング: 27,505


星海社新書かと思ったら河出新書なのか。これが復活第一弾らしいが、60年ぶりのシリーズ再開なんていうのはそうそう無い。新社だから旧社とは違う訳だが、日本の会社がアスレタを復活させたのと同じくらいのインパクトはあるか。それにしてもこのコンビを第一弾ということは計算できるからなのか。大澤は例の件だけど、橋爪も最近は社会学の株下げに関係している様な。アメリカの話のはずがキリスト教や哲学の話にワープしてしまうのは前の仕事の続きに森本あんりをテキストとして用意したからの様だ。でもって、白井聡とか木村草太まで言及されているのだが、これは河出が用意したのかもしれん。司馬批判などもあるのだが、日本人がアメリカではなく、中国を嫌う理由は日本の優越感が失われたからと中国の公式見解。中国がアメリカに優越すれば日本人も中国を好きになるというのはそれはそれで従属論なのだが、一般庶民はそういう天下国家の優越論はピンとこなくて、日常感覚で意識するしかないんだが。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑



ガイドブックに載らないということはガイドブックでは無いということか。ガイドブックももう需要は限られているだろうと思っていたのだが、アマゾン行ったら、キンドルが上に表示されたので、そっちの需要はこれからまだ伸びしろがあるかもしれん。20年前にもNYが危険だというのは過去の話と言われたのだが、今でもそう言われているということは、その後治安が悪化して改善したのか、20年以上前のイメージをまだ引きずっているのか、或いは危険とはテロの事を指しているのか。体感的には24時間、監視カメラではなく人の目がある通りは昔から危険を感じる事はあまり無かった。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2019年06月08日Sat [03:21] 米国  

沖縄と核



Nスペ本。沖縄放送局の人らしいが、例のしばき隊の人ではない様だ。番組は視たかどうか記憶がないのだが、2017年の放送らしい。不破哲三とか林博史、ダグラス・ラミスといったガチ左翼が参考史料に入っているが、それほどイデオロギー色は感じられない。取材協力創価学会沖縄修道所って何だと思ったら、ミサイル基地跡なのか。別に他意は無いのだろうが、高値付けたんだろうな。沖縄に核が配置されたいたのはもはや周知の事実なのだが、米軍基地撤退となると、それに代わる抑止力は自衛隊では無理で、核ということにはなるだろう。核アレルギーはむしろ内地の方が強いだろうし、基地アレルギーと核アレルギーのバランスは微妙なところである。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2019年06月02日Sun [03:34] 米国  

日米ビジネス30年史



こんなタイトルだから、てっきり日米ビジネス関係史かと思ったのだが、普通に日本のビジネス30年史と米国のビジネス30年史であった。もちろん、両国のビジネス全体に於いては互いに少なくない関係性があるので、通商摩擦やM&Aなどは取り上げられるのだが、基本はそれぞれの国のビジネス・ニューズとして、この30年はこんなことがありましたよ、あんなことがあったよというもの。30年であれば、日本は下り坂、アメリカは上り坂とも言えるが、そうそう単純なものではなく、経済のパイが膨らんで多様化したということであろう。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2019年05月22日Wed [16:50] 米国  

アメリカ左派の外交政策 



風行社と風響社を混同していたのだが、別傾向のものだった。翻訳は慶応チームみたいだが、もうこの著者を4冊も翻訳しているとのこと。読んですぐ分かるのはアメリカ左派批判書であるが、そのまま日本の左派批判に置き換えることができるもので、正にその点が狙いなのではなかったのかということ。アメリカ左派がリベラルと同義でないにせよ、さすがに日本共産党系までリベラルを自称する様なリベラルのインフレはアメリカには無い。革新という昔の用語がデフレを起こしたという事情はあるが、保守の対義語としての左派は定着させて然るべきであろう。日本の左派のメルクマールは批判できない対象として中国と韓国にあるが、アメリカではイスラームという違いがある様だ。アメリカ左派がイスラームを批判できない理由は「反米」ではなく、イスラエルというキーワードにありそう。この著者の批判のポイントがそこにあるのか分からんが、イラン問題の帰結点もそこになるか。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2019年05月20日Mon [14:44] 米国  

外国人テナント事件簿 



外国人入居者差別の話ではない。外資系の「上級外国人」向けに古くから商売していた業者らしいのだが、それでもトラブル続出というお話。文芸社で出すくらいの資産家っぽいが、年齢的に名刺代わりというものではなさそう。こうした上級外国人は自分で部屋を見つけ契約する術も暇も無いので、所属会社とか契約コンサル屋がする訳だが、いざトラブルになると、賃貸は個人契約なので、そちらで解決してくださいという風になるらしい。本人は帰国してしまえば、もう捕まらないので、そのままガン無視というパターンになるそうだが、この辺は上級でも下級でも変わらんか。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑