2017年10月19日Thu [06:12] 米国  

不法移民はいつ〈不法〉でなくなるのか。



トランプ時代になって出たものかと思ったら、原著はオバマ時代らしい。オバマの時に不法移民の合法化があったから、その流れのか。ただ、原著がどこまでなのか分からん。フォーラムとか解説とか書籍案内、更には日本人だけの座談会などがあって、それらが半分以上占める。それでも普通は著者のヨイショ話に終始するものだが、ほとんど批判的みたいになっていて、著者はこういう形態で翻訳刺され本になったことを分かっているんかな。この著者は「開放国境論者」だそうで、つまりは移民が所得を追求する権利は正義であり、無条件で入国させるべしというもの。さすがにそれは行き過ぎであると批判ふが出ているのだが、経済とか治安とか抜きにして、移動の自由や幸福の追求を普遍的な人権とするなら、この世の人類はどこの国に住むのも自由ということにはなるか。そうした原則が否定できなかったから、今の様な反動を招いたのではあるが、日本人の座談会でも多文化共生は既に破産していますなんていう発言が飛び出している。移民研究の人たちは多文化共生信者ばかりかと思いきや、そうでもないのか。

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2017年10月18日Wed [05:36] 米国  

トランプ時代の日米新ルール

トランプ時代の日米新ルール (PHP新書)トランプ時代の日米新ルール (PHP新書)
薮中 三十二

PHP研究所 2017-06-16
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薮中は今は私塾主宰なのか。外務事務次官で上がりみたいだが、結局どこの大使にも就いたことがなかったから、駐米大使もなかったのだろう。北朝鮮問題の時に名前が売れたくらいだが、元々は対米交渉屋だったらしい。何かの交渉でアメリカに行く時に機内で空港で買ったボブ・ウッドワードの本を読んでいるのがテレビで放送されたのだが、あれは北朝鮮の件だったかな。ボブ・ウッドワードを意識した書き方ということでもなく、キモとなる様な話もない。佐藤優とか天木直人とか、東郷茂彦とか馬渕晴夫とかいなくなった原田ナントカみたいに諸事情からウケ狙いに走る必要はないか。トランプさんと終始さん付けである。

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2017年10月16日Mon [04:56] 米国  

ベトナム戦争に抗した人々

ベトナム戦争に抗した人々 (世界史リブレット)ベトナム戦争に抗した人々 (世界史リブレット)
油井 大三郎

山川出版社 2017-08-31
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山川の世界史リブレットだけど、もう人シリーズの方も終わりに近づいているのに、今頃出るのがあったのか。世界史といってもベトナム戦争だから、現代史であるが、今のアメ・りべの源流はやはりベトナムになるんかな。日本のべ平連はほぼ死に絶えたけど、今、沖縄で暴れている爺さん婆さん連中はその頃の高揚感のリバイバルに浸っているのだろうし、アメリカの反トランプも反体制という点ではあの時以来なのかもしれん。今の日本の「市民運動」というのがそうである様に、アメリカのベトナム反戦もモスクワに忠実なアメリカ共産党の関与があったそうなのだが、その一方で反共も毛沢東派もあったりして、イデオロギーが相対化されたことにより大衆運動として成立した様だ。

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2017年10月14日Sat [05:44] 米国  

画家正子・R.・サマーズの生涯

沖縄からアメリカ 自由を求めて! 画家 正子・R・サマーズの生涯沖縄からアメリカ 自由を求めて! 画家 正子・R・サマーズの生涯
正子・ロビンズ・サマーズ 宮城 晴美

高文研 2017-09-15
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これも高文研。でも主人公は別に主義者ではない。沖縄で親に売られ、女郎となった少女が戦後米兵と出会い、渡米、キリスト教に改宗して、養子も迎え、画家として成功となると、よくある白人の救済サクセスストーリーなのだけど、ダンナはFBIのお尋ねものになって、別の家庭を持ったりして離婚。カネがなくなり困窮生活。ほぼ素人の絵がじゃんじゃん売れるというのも不思議だが、アメリカの画廊世界は買う側の幅も広い。高文研的ツボは「日本軍慰安所」にいたという点みたいだが、実父に売られた訳だし、離婚後、再婚した先の話はツボがないから、全部カットというのは酷いな。

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2017年10月11日Wed [05:26] 米国  

ホットドッグの歴史

ホットドッグの歴史 (「食」の図書館)ホットドッグの歴史 (「食」の図書館)
ブルース クレイグ Bruce Kraig

原書房 2017-07-20
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世界的にはハンバーガー並にポピュラーなはずだが、意外と日本では食う機会が無い。ホットドック屋というのは全国に幾らでもあるのだろうが、せいぜいコンビニくらいしか見かけない。昔はマックにもあった様な気がするのだが、野球場とかにはあるのかな。中国語では「熱狗」だと知って、苦笑する人がいるが、世界的にも意訳が主流。日本語で「熱犬」が広まらなかったのは戦前にはあまり知られてなかった食い物であるからだろう。ハンバーグ定食とかは普通にあるのに、ソーセージ定食というのをあまり聞かないのはやはりおかずとして認められていないからなのだろうか。東十条のみのやでは500円のとんかつ定食より更に安い値段450円くらいだったと記憶しているが、結局食った事は一度もない。

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2017年10月10日Tue [05:22] 米国  

ドナルド・キーン 

ドナルド・キーン:日本の伝統文化を想う (別冊太陽 日本のこころ)ドナルド・キーン:日本の伝統文化を想う (別冊太陽 日本のこころ)
別冊太陽編集部

平凡社 2017-08-28
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別冊太陽。同時期に小学館の和樂ムックというのも出ているのか。これも日本すごい系本傍流なのかもしれんが、90超えた現役文化人はそれだけで、本が作れる。最近はほとんど人が書いたものという印象なのだけど、評伝は今ままでなかったそうで、自伝から抽出したミニ評伝が付いている。日本語人材の需要があったとはいえ、戦前も戦後も自主的に日本語の道を選んだことは日本で思われているより、ずっと奇人扱いであったはずである。日本語から中国語への転向の流れは最近も顕著の様だが、終戦後は特に「兵隊日本語」以外は価値を認められなかったろう。瀬戸内寂聴と工藤美代子が並んで寄稿していて、工藤は例の関東大震災の話も書いているのだが、ドナルド・キーンはそうしたイデオロギーでの価値判断を嫌う人であるようだ。

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2017年10月09日Mon [05:04] 米国  

アジア系アメリカと戦争記憶

アジア系アメリカと戦争記憶: 原爆・「慰安婦」・強制収容アジア系アメリカと戦争記憶: 原爆・「慰安婦」・強制収容
中村 理香

青弓社 2017-07-31
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日本軍の戦争を背景にした慰安婦問題の責任の所在は認めるが、慰安婦像の設置には違和感があるという日系人は別に少数派ではなく、日本人を含めてそれが多数派じゃないのかな。つまりは「従軍慰安婦は捏造という右翼」だとか、「首相や天皇に謝罪を求め、慰安婦像設置運動をする左翼」などはどちらも声がデカいだけで、実際は少数派である。著者の立ち位置は基本的に後者寄りではあるのだが、運動界隈の言説に多少ならずとも違和感があった様だ。在米だと、その西洋人的啓発が「名誉白人」にも準えられる恐れというのもあろうが、マイク。ホンダに対する日本での批判で「日系人なのになぜ反日なのか」という批判が多いというのも印象操作だと思う。先日のイシグロや蓮舫の件もそうだが、むしろ左翼側がそうした「血」の問題に帰結させようとすることに対する反発の方が強いのでは。慰安婦問題も反発を覚えるのはそれが、民族主義的であるからであって、反発する側を民族主義であり、自分たちは普遍的正義だとすることにより更なる反発を招く。広島やホロコーストと並列させるのも構わないが、日本大使館や領事館前に慰安婦像を設置したり、碑文も国名が名指しであったり、そこには標的があるということは否定できないだろう。ベトナムや拉致を持ち出すのは相殺行為であり、アメリカに拉致問題を持ち込んでも批判されないとしているが、むしろ、慰安婦問題の政治化という観点からみれば慰安婦問題は拉致問題を不可視化させる目的があるのではないかという疑念が生じる。北朝鮮と挺対協の関係には触れられないだろうが、どの道、純粋な人権運動であるとするには無理がある。

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2017年10月08日Sun [05:15] 米国  

米中激戦!

米中激戦!  いまの「自衛隊」で日本を守れるか米中激戦! いまの「自衛隊」で日本を守れるか
藤井厳喜 飯柴智亮

ベストセラーズ 2017-05-26
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藤井厳喜は一貫して「チャイナ」「シナ人」なのだが、相手方の元米陸軍大尉は「中国」「中国人」なので、妙な感じの対談に思える。だからという訳ではなかろうが、藤井は危険なので香港にも行けないと言っており、陸軍大尉が驚いたりしている。石平も福島香織も普通に中国に行っているのに、藤井厳喜に当局が香港まで刺客を送るのかと思うのだが、「シナ人」呼ばわりする人間は「しばき隊」に襲われる危険はあるか。遠藤誉を中共は無視できないはずとも言っているけど、今のところ、朱建栄が反論している程度じゃないのか。あの件は権力闘争の一端だと思うけどね。

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2017年10月07日Sat [05:46] 米国  

犯罪「事前」捜査

犯罪「事前」捜査 知られざる米国警察当局の技術 (角川新書)犯罪「事前」捜査 知られざる米国警察当局の技術 (角川新書)
一田和樹 江添 佳代子

KADOKAWA 2017-08-10
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よく知らんが、小説家と翻訳家の共著なのか。共にサイバーセキュリティ関係の仕事をしていたみたいで、知り合いか、それ以上の関係みたいだが、内容はフィクションではないんだよね。警察も体力勝負からの脱却が迫られている訳だが、米国の様な囮捜査は司法の壁に阻まれ、現行犯逮捕の原則は「事前」捜査にも制限がかかる。ネット詐欺や児童ポルノは常習犯がほとんであることはたしかなのだろうが、常習犯全員をタイホして終わりという訳にはいかんから、見せしめタイホが抑止力になっているのかを検証する必要はあるか。

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2017年10月06日Fri [04:29] 米国  

神様のファインダー

神様のファインダー 元米従軍カメラマンの遺産 (いのちのことば社) (Forest・Books)神様のファインダー 元米従軍カメラマンの遺産 (いのちのことば社) (Forest・Books)
坂井 貴美子

いのちのことば社 2017-07-05
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『焼き場に立つ少年』の人か。その嫁が書いたものなのだが、40歳下らしく、結婚後は10年くらい介護で、亡くなったらしい。知らんかったのだが、この米軍カメラマンは長崎を撮った後、ホワイトハウス専属となって、自身が事後被爆だったのか、病気となり、反核運動をする様になったなったらしい。それで日本に来た訳だが、嫁はキリスト教の人ということもあり、使命感的に結婚した様である。ということで、宗教チックな話はあるのだが、このカメラマンが佐世保市長の家に招かれた時に、奥さんが出てこなかったので、訊ねたら、「35年間結婚してました」と言われ、「35年も牢獄に閉じ込めたのですか」と言ったとこころ。後で奥さんは空襲で亡くなったことを知ったのだという。何で自分が招かれたか分からないと思ったそうだが、今のイラクやアフガニスタンで米軍兵士がちょろちょろ歩きまわって、写真を撮ったりすることができるとは思わんから、日本占領という米国にモデルを与えてしまった責任の一端は日本にもあるのかもしれん。

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2017年10月03日Tue [05:50] 米国  

ラップは何を映しているのか

ラップは何を映しているのか――「日本語ラップ」から「トランプ後の世界」までラップは何を映しているのか――「日本語ラップ」から「トランプ後の世界」まで
大和田 俊之 磯部 涼 吉田 雅史

毎日新聞出版 2017-03-27
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ラップはよく知らんのだが、アメリカのそれは今は左ではなく、右のイメージではないのか。シールズに言及している箇所もあるのだけど、勢いを失って解散したのは、あまりにもアンチが多かったからなのだとか。ここで彼らの名前を出すことでまた叩かれてしまうともしている。奥田クンはラップが好きなことはたしかだが、あれをラップとしてはいけないとも。トランプは世代的にもロックとか、カントリーなのだろうが、ルビオはラップ好きで、レディー・ガガとかケイティ・ペリーが幾ら反トランプを叫んでも、それで考えを覆す人などいないから、ある意味炎上商法というか、売名にも近いものの様だ。

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2017年10月02日Mon [05:53] 米国  

沖縄を売った男

沖縄を売った男沖縄を売った男
竹中明洋

扶桑社 2017-03-19
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扶桑社でこのタイトルだから、てっきり翁長の話かと思ったのだが、写真の男は仲井眞か。所謂「オール沖縄」の側から見て、沖縄を売り渡したということなのか。と思ったら、元のオビに「売った男」ではないことは歴史が証明すると記してあるな。仲井眞は東大卒の通産官僚で沖縄を30年も離れていたから、そうしたところも攻撃材料にされていたのかもしれん。復帰時はJETROでニューヨーク駐在だったそうだが、当時は日本のパスポートだったのだろうか。久米三十六姓の血筋で、その点では翁長より中国に近いのだが、その分、中国に厳しかったところはあるのだろう。翁長の中国寄りも仲井眞との差別化なのかもしれん。自衛隊機での上空よりの尖閣視察は中国領事館のみならず、自民議員からも阻止されたのだが、日中友好協会が尖閣の地位を巡るシンポジウムを沖縄で開いたことがあったのか。沖縄二紙が参加した北京でのシンポと同じ人民解放軍のフロントシンクタンク主催だったそうだが、沖縄もそっちに売られてしまってはもう「復帰」は永遠にないのだが。

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