2018年07月21日Sat [05:36] インド  

沸騰インド

沸騰インド:超大国をめざす巨象と日本沸騰インド:超大国をめざす巨象と日本
貫洞 欣寛

白水社 2018-05-26
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朝日のニューデリー支局長を辞めてフリーになったらしい。台湾の野嶋と同じパターンだが、朝日に対する世間の逆風と関係しているのかな。インドで食えなかったのかどうか分からんが、結局2年ほどでバズフィードに入社したらしい。沸騰インドは沸騰中国を意識したのか分からんが、インドは中国の道を踏襲しているということなのだろうか。中国も成熟期に入った訳ではないが、このままのペースだと、インドが中国を抜くという日も必ず来ることになるのだろう。そうした世界を舞台にする場合、インドの強みは英語力と言われるのが常なのだが、英語を流暢に話せるのは人口の5%と言われているらしい。ただそれでも5千万規模になるので、英国の人口にも匹敵するのだが、英語を話せない人が絶対的多数であるという点はかなり見過ごされている。モディが公の場ではヒンディ語しか使わないというのはヒンディ語の地位強化という意味合いがあるのだろうが、幾らマジョリティの言語であるといっても、ヒンディ語が国民言語になり得ない事情がインドにはあるので、英語の影響力が増すことはあっても、低下することはないか。

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2018年07月21日Sat [05:20] アイルランド  

映画で語るアイルランド

映画で語るアイルランド—幻想のケルトからリアルなアイルランドへ映画で語るアイルランド—幻想のケルトからリアルなアイルランドへ
岩見 寿子 宮地 裕美子 前村 敦

論創社 2018-06-07
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アイルランド映画本は前にもあった気がするが、ケルト文化高揚みたいな話はアイルランド映画の本質ではないと一刀両断にしている。ケルトはケルトであって、アイルランドはアイルランドだという事みたいだが、アイルランドと北アイルランドだけで完結する映画は市場的にも資本的にも難しい。ジョン・フォードやジョン・ヒューストンもその系譜に連なる様だが、アイルランドで英語にゲール語が駆逐されたのも、英国支配の関係以外に、アメリカ移民の本国への影響もあるらしい。映画などもアメリカから輸入された訳だが、祖国に帰ってきた移民はゲール語は持ち帰らなかった。制作、資本、監督、全てがアメリカでも舞台がアイルランドであれば、アイルランド人はそれを全く問題にすることはないとのこと。ケン・ローチノようなイギリス人が作った映画でもそれは受容されている様だが、アメリカもイギリスもアイルランド人にとっては言語的にも文化的にも果ては社会的も外国ではないか。

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2018年07月21日Sat [05:00] 中国  

中国の情報化戦争

中国の情報化戦争: 情報心理戦からサイバー戦、宇宙戦まで中国の情報化戦争: 情報心理戦からサイバー戦、宇宙戦まで
ディーン チェン Dean Cheng

原書房 2018-06-25
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中国のIT企業本かと思ったが、軍事ネタだった。ヘリテージ財団の人らしいので、その筋なのだが、台湾系なのかな。三戦について詳しく解説しているのだが、「孫子の兵法」とかは出していない。日本でもそうなのだが、中国人の特性とか価値観を特殊化したところで、情報戦的には意味はないのかもしれん。米国で工作している中国人は中国的に行動している訳ではなかろうし、トランプ支持の中にも、反トランプの中にも中国の情報戦争が紛れ込んでいるから、誰得で考えるのが良かろう。

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2018年07月21日Sat [04:39] 韓国  

結論!朝鮮半島に関わってはいけない

結論! 朝鮮半島に関わってはいけない 東アジアと世界のトラブルメーカー結論! 朝鮮半島に関わってはいけない 東アジアと世界のトラブルメーカー
石平

飛鳥新社 2018-05-09
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石平本。タイトルから結論!というのじは始めに結論ありきどころか、始まる前に結論というスゴイものではあるのだが、この種の読み手も大抵は読む前に結論が出ているだろうから、ストレートで良いのか。四川人の石平は元々、朝鮮に関心を持つことは無かったのだろうが、このポジションの芸風でやっていくには半島ネタはやらんといかんか。引用されている本はほぼ全てが日本語本。編集サイドで用意したのか、ケントみたいに中の人は読んだのかは分からんが、中文はもうネットしか読まないのかもしれん。ただ、同僚の呉善花とか室谷本とかではなく、朝鮮ナショナリストの金学俊とか、親北の山田昭次などが使われている。おやっと思ったのは朱建栄の朝鮮戦争本も引用されている点。石平と朱建栄はテレビでバトルしたことがあったと思うが、意外と繋がっているのかもね。

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新にっぽん奥地紀行 ~イザベラ・バードを鉄道でゆく~新にっぽん奥地紀行 ~イザベラ・バードを鉄道でゆく~
芦原 伸

天夢人 2018-06-20
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これも同じコンセプトの本を前に読んだ気がするが、鉄道作家ということで、イザベラ・バードの足跡は鉄道で訪ねる。編集者付きの度らしいが、版元は著者の会社。編集者をイザベラ・バードのお付きであった伊藤鶴吉に見たてているのだが、ボスには逆らえんか。「アーロン収容所」に英国人女性は日本人捕虜を人間と思ってないので、平気で裸になるという話があるが、先の戦争でもそうだったのだから、イザベラ・バードが伊藤鶴吉と二人で旅をすることには躊躇は無かったのだろう。ただ、「インドへの道」にはそれと相反するソーンがテーマとなったりしているので、その辺は人種の距離感や軍人とか旅行家ではない一般人女性ではまた違うか。著者は女性のイザベラ・バード研究者にイザベラ・バードは49歳で結婚するまで処女であったかどうか尋ねているのだが、熱心なクリスチャンであったイザベラ・バードは間違いなく処女でしたとの回答。

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2018年07月20日Fri [05:38] 韓国  

韓国アニメ大全

韓国アニメ大全: テコンV・反共・反日・いんちき? (珍アニメ完全解説)韓国アニメ大全: テコンV・反共・反日・いんちき? (珍アニメ完全解説)
かに三匹

パブリブ 2017-09-04
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これも発掘ものだろうが、このテーマで嫌韓も韓流も歴史もオタクも党派性も全く臭わないというのは稀有な事。趣味系の人はそうしたものとは関係なく、対象を愛しているだけなので、中国本にしても韓国本にしてもすぐ立ち位置を確認してしまう私などからしたら、純粋で健全な形である。パクリではなくインスパイアだというのは前に何かの件で流行った言説だが、そうしたいい加減さと反日反共の原則が融合しているのは興味深い。アニメで正義が中和される時代はそれで良かったのだが、反共の終焉で反日だけが残って唯一価値基準となってしまうとヤバイかも。正義の味方が二次元に留まっている内は良いのだが。

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2018年07月20日Fri [05:16] 中国  

日中文化社会比較論

日中文化社会比較論: 日中相互不信の深層日中文化社会比較論: 日中相互不信の深層
河原 昌一郎

彩流社 2018-06-01
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元農水官僚で、北京大使館にもいた人らしいのだが、中国の農業問題から、最近は台湾と安保にシフトしている様だ。なのに彩流社なのだが、彩流社は時々、こうした異端が現れる。中国脅威論も反日批判もあるのだが、戦前の大阪の華商を例として引き合いに出しているには珍しい。中国人の間での相互不信、低信頼性社会、といったウィークポイントを戦時中の日本は再三利用してきた訳だが、友好時代が完全に終幕した現在はそうした戦中回帰の戦略をとっても良かろう。中国人が同胞を入管や警察にチクるというケースは実はかなり多いのだが、法律は守るものではなく、利用するものだというスタンスが戦前から変わらないというのもすごい。

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2018年07月20日Fri [04:58] 米国  

連邦陸軍電信隊の南北戦争

連邦陸軍電信隊の南北戦争: ITが救ったアメリカの危機連邦陸軍電信隊の南北戦争: ITが救ったアメリカの危機
松田 裕之

鳥影社 2018-04-24
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ヒストリーライターという肩書だそうだが、本職は経営管理論を講ずる教授だそうで、紀要に載せた論文を物語仕立てにしていっているらしい。南北戦争は情報戦争という本は前にも読んだ気がするが、その伝統が米国の戦争に連綿と用いられているというところはあるか。暗号としてハンガリー語を使ったというのは太平洋戦争で先住民言語を使ったという話を彷彿とさせるが、インターネット自体が元々軍事技術であった訳だから、IT自体が南北戦争起源で、USAも南北戦争があったからこそ存在している。

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2018年07月20日Fri [04:45] 東南アジア  

プラナカン

プラナカン 東南アジアを動かす謎の民プラナカン 東南アジアを動かす謎の民
太田 泰彦

日本経済新聞出版社 2018-06-23
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先日、ワン・アジサの件でメンション頂いたので、彼女がプラナカンがどうかまた疑問が湧いたのだが、ウィキにはシンガポール生まれで祖父がプラナカンであると出ているな。自分の乏しい知識だとプラナカンはエスニックはマラヤ華人という認識だったのだが、この本によると、華人に限定されないし、マラヤにも限定されないらしい。プーケットの人口の7割がプラナカンというのはびっくり仰天だが、それが判明したのは2004年というのとは何とも。自分が知らんはずではあるが、別に7割がプラナカン意識を持っているということではなかろう。生前のリー・クワンユーのインタビューから始まるので、嫌な感じはしたのだが、プラナカンを俯瞰した本としてはおそらく本邦初。リー・クワンユーの家も元々はマラヤではなくジャワだそうだが、そうした分類だとマハティールもインド系プラナカンになるんじゃないかな。宗教についてもっと掘り下げてほしかったのだが、昔読んだ本にマレーシアでインド人が死んだ時に遺族が遺体を見て初めて父親がムスリムではなかった事が判明したという話があったのだが、マレー人も結婚するに当たりその辺はツッコまないという事情はあったのだろう。

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2018年07月20日Fri [04:16] 昭和萌え映画  

早春物語

映画
早春物語 角川映画 THE BEST [DVD]早春物語 角川映画 THE BEST [DVD]

KADOKAWA / 角川書店 2016-01-29
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原田知世だから、それ以上は無いと分かってたけど、期待しちゃう展開ではあった。今だったらキスシーンだけで児ポかな。

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2018年07月19日Thu [05:11] 米国  

アメリカ・ロサンゼルスにおけるLGBT支援の現場

アメリカ・ロサンゼルスにおけるLGBT支援の現場 (日本LGBT協会ブックレット)アメリカ・ロサンゼルスにおけるLGBT支援の現場 (日本LGBT協会ブックレット)
日本LGBT協会

総合教育出版 2018-01-01
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日本LGBT協会ブックレット。岩波辺りのブックレットの半分くらいの冊子だが、定価920円付けている。日本LGBT協会については全く知らんのだが、LもGもBもTも一緒にやっているのか。Gが数はおおいのだろうが、会員への情報提供というより、自治体や企業向け啓蒙だろうな。920円くらいの予算は少なくとも出させるだろう。

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2018年07月19日Thu [05:02] ドイツ  

ブルーノ・タウトの緑の椅子

ブルーノ・タウトの緑の椅子―1脚の椅子の復刻、量産化のプロセスブルーノ・タウトの緑の椅子―1脚の椅子の復刻、量産化のプロセス
緑の椅子リプロダクト研究会

Opa Press 2018-06-01
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工学院大の研究室でブルーノ・タウトの椅子を3次元スキャンして、複製を作るというプロジェクトらしい。スキャンして、3Dプリンターを用意すれば、タウトの椅子も量産化できるというものだが、タウトの椅子と言われなければ、それまでの椅子だし、そもそも今の平成末期にタウトがブランドになるのか。この原理だと、建築もスキャンして、作れそうだが、こちらはちゃんと設計図も残っているのだろう。タウトの滞日期は妻以外の別の女性と一緒さったのだが、その辺の事情も。

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