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アメリカでは孤児院が一掃され、里親制度が基本となっているそうだが、その点に於いては真逆のルーマニアを厳しく指導しなくてはならないといったところが狙いなのか。ルーマニア語が出来るメンバーは一人もいなかったみたいだが、その点、アメリカでは通訳人材を揃える容易である。チャウシェスク時代に養子縁組が禁止されていたのではなく、むしろ奨励されていたとのことだが、その担い手が不足していたのだろう。ルーマニア人の家族概念はよく知らんのだが、血縁的な事情より、経済的に厳しかったというのはあろう。子どもたちも衣食住が保証された環境の方が良かったのかもしれんが、チャウシェスク政権が倒れた後、顕在化したのが施設のいた子どもたちのHIV感染である。今はHIVは死に至る病ではないのだが、収容されている子どもたちに対する偏見が一掃された訳ではなかろう。アメリカには国際養子縁組問題があって、人身売買との批判があるのだだが、一番多い韓国とルーマニアの孤児院には厳しい眼が向けられている様だ。実証実験としてルーマニアの収容児童に対するIQテストなども実施されているのだが、どうもそれはそれで社会ダーウィニズムの匂いを感じられないものではない。

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2019年01月19日Sat [00:12] フィンランド  

ノニーン!



デンマークのヒュッゲがブレイクしたのに乗じてフィンランドはノニーンというのを売り出したみたいだ。というのも最新の世界幸福度指数ではフィンランドが世界一を奪取したらしい。かつての教育ブームの時はフィンランド教育評論家が登場したり、教育本が数十冊出たり、フィンランドの学校に日本からの視察が押し寄せ、日本人だけはカネを取られる様になったということもあった。その後、学力世界一から陥落し、現実に近い話が伝わるようになってバブルが崩壊したのだが、幸福力はブータン、デンマークと成功したので、フィンランドも負けてはいられないところではあろう。

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2019年01月18日Fri [23:54] イギリス  

ニュートンとコーヒータイム



このシリーズも続くな。これで4冊目だが、次はモーツァルトらしい。版権は何冊分あるのだろう。例によっての仮想インタビューもので、一歩間違えれば大霊言シリーズなのだが、その辺はコーヒーでも飲みながらという予防線を張っているので、ニュートンがお告げを喋りだしたりはしない。とはいえ、ニュートンがオカルト思考であったことは間違いないみたいで、神経衰弱であったとも。現代に生きていたら、危ない宗教に嵌っていた可能性もある訳だが、それは偉人の宿命ではある。錬金術の実験で大量の水銀を飲み込んでいたという説もあるそうだが、この時代の水銀は薬であった訳で、先日読んだパガニーニというバイオリニストの評伝でもそれが原因で亡くなったとされていたな。

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2019年01月17日Thu [04:17] 米国  

ジョン・レノンは、なぜ神を信じなかったのか



読んでないけど、加瀬英明が祥伝社新書で「ジョン・レノンはなぜ神道に惹かれたのか」というのを出していたな。別に島田が加瀬に喧嘩売っている訳ではなかろうが、ジョン・レノンの親族である加瀬と宗教学者である島田とではどっちがどうとも言えないか。知らんかったのだが、島田はジャズ評論などもしていた事があったみたいで、ビートルスやボブ・ディランは同時代で聴いていた様だ。音楽と宗教の親和性が高いのはその効能を考えれば当然ではあるのだが、日本は音楽と宗教、政治は一線を画す傾向が強いから、例え歌手が何かの信徒であったとしても、歌そのものに宗教性を持たせるとヤバイ奴扱いされるのがオチである。とはいえ、逆説的であるが、アメリカより日本の方が日常生活で宗教に接する機会が多いとも書かれている。アイドルもバンドも日本のライブ現場は傍から見ると宗教性を感じることはあるだろうが、それがパロディーともギミックともファンは意識しないところに日本の多神教的価値観が現れているのではないか。

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2019年01月17日Thu [03:54] 中国  

中国の現代演劇



1999年に初版が出た後、類書が無いために古書市場で高騰していたものが元らしい。オンデマンド出版のオファーは断ってきたそうだが、定年退官を機に改訂版として出すことにしたとのこと。類書は幾らでもありそうな気がしたのだが、中国演劇に対する日本の関心は伝統劇に偏っているのかな。中国語では話劇ともいうのだが、言語の障壁がある新劇は理解が難しいこともあるし、中国fでは長年、政治の枷があったこと(今でもある)も関係しているか。とはいえ、中国の話劇が日本の新劇と大いに関係していることは演劇素人でも想像に難くない。文学の魯迅や音楽の聶耳に相当する人たちが演劇界にもいた訳で、在日留学生が結成した劇団の公演は3,500人もの観客を集めたという。この数字は中国ではなく、日本の本郷座での公演だが、観客も多くは中国人であったのだろうか。本郷座のウィキにはそれが中国話劇の起点であると記されている。今でも在日中国人劇団は幾つも存在しているはずだが、そんな集客力のある劇団はなかろう。

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2019年01月16日Wed [02:08] アフリカ  

解放と暴力



小倉充夫と舩田クラーセンさやかは師弟関係なのかな。アフリカ独立も直近は南スーダン、エリトリアといった二次独立の国になるが、その前のナミビアも植民地解放戦争に勝利しての独立という訳ではなかった。西サハラが今後独立を果たしたとしても、それはモロッコからの独立となるだろうし、「アフリカの年」は旧ポルトガル植民地の独立を以て終了したと見るのが妥当か。「解放」が暴力の終焉を意味するものではなかったのはアフリカに限らず、あらゆる植民地に言えることだと思うが、植民地の分断統治だけがその原因ではなく、冷時代の代理戦争の方がより深刻な影響を及ぼしたと言えよう。

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2019年01月16日Wed [01:52] イギリス  

「スコットランド問題」の考察 



論集。この前のカタルーニャ本は明石だったが、こちらのスコットランド本も法律文化社か。やはり沖縄との絡みなのだろうが、実のところカタルーニャもスコットランドも独立運動側は左翼ではなく、民族主義者であり、独立に一番不安を感じているのは移民である。スコットランド独立とブレクジットはセットで語られることも多いのだが、どちらも自民族ファーストが基本である。その点に於いてはイングランド人もスコットランド人も利益が共通しているのだが、スコットランドはカタルーニャの様な内戦の記憶も、文化弾圧の記憶も希薄であろうから、やはり独立のモチベーションは経済面にあるのだろう。

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2019年01月15日Tue [00:25] 米国  

ウィスコンシン渾身日記



駐妻の米国英語学校日記となると、幻ルネかと思ったのだが、内田樹の教え子で、内田ブログ掲載のブランドものであった。内田はすっかり教条主義者になってしまったみたいだが、そうしたイデオロギー色は伺えない。というか、自然体過ぎて、主義主張や知識経験カースト主義が蔓延る世界本世界では一服の清涼剤に感じるほど。神戸女学院は関西ではお嬢様学校として知られているみたいだが、大学院まで出て、ここまで意識高くないとフェミ勢からも殴られそう。アメリカに限らないと思うが、語学学校時代が国際的カルチャーショックを受ける時期であることは確かであろう。クラスメートが国際的というのもあるが、その時期を過ぎれば、心理的にも社会的にもその国の一員として生活する事となる。30代も半ばになれば、大人としてクラスメートの十代の子たちとは別世界という感覚になると思うが、30代前半だと友だちの輪に入れないという悩みもあるか。大陸の中国人の英語名も今や当然みたいになっている様だが、そのイキリ・ネーミングは昔と変わらんな。中国人の米国留学が減っているというのは知らんかったが、トランプとか習近平関係のビザ、反腐敗、米中対立の理由ではなく、中国の高校ではネイティブの英語教員を雇うのが普通になってきていて、わざわざ、米国に留学させる必要がなくなったからだという。日本人留学生が大幅減になったのはバブル崩壊とか、草食系とか、果ては若者が右傾化して日本を出たがらないなんていう分析もあるみたいだが、実のところ中国と同じ理由ではなかろうか。

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2019年01月14日Mon [23:53] ヨーロッパ  

忘却する戦後ヨーロッパ



移行期正義については先日読んだのだが、脱ナチス概念が大元であるのか。ユダヤの影響力というより、キリスト教的正義を正当化した正義と悪の二元論であるから、日本人の違和感はその辺にあるのかもしれん。大日本帝国を悪としないことは正義に対する冒涜ということになるのだが、それに与しないと弾劾側から迫害を受け、再び悲劇が繰り返されるのは歴史が証明していること。そうした不毛の連鎖を断ち切る為に和解という模索がようやく始まったのだが、世には未だに正義の名の下に自分の祖先の記憶の復讐を図る人たちもいるので、中々一筋縄では行かない。

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2019年01月13日Sun [16:49] 中国  

決定版 日中戦争

決定版 日中戦争 (新潮新書)
波多野 澄雄 戸部 良一 松元 崇 庄司 潤一郎 川島 真
新潮社
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新書だけど決定版。波多野澄雄軍団の日中歴史共同研究ものはこの前も読んだけど、それとは別口なのかな。これと同時期に出たのは笹川財団の中公単行本だったけど、新書版は新潮新書ということはあるかな。ただ、波多野以外のメンバーは微妙に違っている。当然、こっちの方が分かりやすいのだが、中国とは歴史認識一致のコンセンサスは出さずに、歴史の共同研究という枠だけ合意した様だ。この辺は韓国とは出来ない相談ではあろう。中国は自国の歴史教育に使えないものは発表を拒んだとのことだが、それは戦間期よりも戦後に関してというのは意外かな。大躍進とか文革とか六四とかは日本と共同研究する題材ではないということかもしれんが、そうなると共同研究された戦後のテーマが気になる。

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2019年01月13日Sun [16:39] フランス  

ジョルジュ・サンド愛の食卓

ジョルジュ・サンド 愛の食卓:19世紀ロマン派作家の軌跡
アトラン さやか
現代書館
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愛の食卓ということで、食系かと思ったのだが、普通に評伝系だった。ただ、別刷りのレシピが挟まっていて、強引に食系に仕立てた感はある。愛の食卓というから、食ではなく愛の話という理屈も付けられるのだが、女性を食物に喩えるのは今ミートゥー的にどうかということはあるか。フランスは佐川君にアレもあったが、男女が一緒に食事するということはそれを意味する様なことはあるんかな。

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2019年01月13日Sun [16:31] オランダ  

オランダ・ショート・トリップ

オランダ・ショート・トリップ改訂版 アムステルダムから30分で行ける小さな街
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改訂版。初版は2015年か。ほぼ100%店ものなのだが、3年くらいだとどのくらい生き残っているものだろうか。ヨーロッパだと9割くらいはありそうだが、逆に投資の高い系の方が撤退も早い。デザイン大国オランダというキャッチフレーズは初めて見たが、何か人気ブランドってあったっけ。ミフィーくらいしか思いつかんな。

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