2017年06月26日Mon [04:56] 中南米  

非核地帯

非核地帯―核世界に対峙するリアリズム (中部大学ブックシリーズActa)非核地帯―核世界に対峙するリアリズム (中部大学ブックシリーズActa)
福島 崇宏

中部大学 2017-04
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博論ものだが、ブックレット。中部大学は風媒社が下請けになっているんだな。この大学の傾向は知らんのだが、武田邦彦が大学の見解を代表している訳でもなかろう。博論は国際人間学研究所というところなので、理系的な部分は問われないのだろうが、反核という点では版元と同じか。トラテロルコ条約もブラジルの原発開発には留保を示した訳だが、核抑止力についてはアルゼンチンだけが前提であったのだから、隣国の実戦核と対峙している日本とは訳が違う。ブラジル、アルゼンチンも別に対立関係にあった訳ではなく、両国の軍事政権終了やアルゼンチンとイギリスの戦争終結、そして冷戦終結で核兵器開発が無用になったということである。

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2017年06月26日Mon [04:33] イギリス  

イギリス・ヘリテッジ文化を歩く

イギリス・ヘリテッジ文化を歩く: 歴史・伝承・世界遺産の旅イギリス・ヘリテッジ文化を歩く: 歴史・伝承・世界遺産の旅
宮北 惠子 平林 美都子

彩流社 2016-07-27
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共著第3弾なのか。名古屋の別々の大学教員らしいが、現地旅行も一緒に行っているのかな。ヘリテッジは今、日本でも盛んに運動されているところなので、その辺の啓蒙がメインなのかと思ったのだが、説明は最初の数行だけで、あとは、ひたすら名所旧跡案内。ナショナル・トラストにしても観光を目的としていない保護活動であるからして、地元や関係者以外の受益者という意識が生じるのだろうが、日本では中々そういう訳にはいかない。本来は地方自治体の仕事であろうが、費用対効果に関わってくるので、歴史的価値と観光資源としての価値を天秤にかけなくてはならんのだろう。

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2017年06月26日Mon [04:10] 中東/アラブ  

飲食店のためのおいしいハラール食導入ガイド

飲食店のためのおいしいハラール食導入ガイド─和洋中の一流料理人によるレシピ付き飲食店のためのおいしいハラール食導入ガイド─和洋中の一流料理人によるレシピ付き
大坪晏子 佐藤増雄

楽工社 2016-12-12
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ついったー界でも「未来世紀ジパング」の韓国特集で度肝を抜かれた人が多い様だが、日本のハラール認証ビジネスも他人事ではないな。ビジネス・チャンスとして捉えるのは悪くないのだが、グレーのものに認証を与えるか、日本は基本的に全てハラームとして、個々の判断に委ねるかとしてら、やはり後者の方が良い様な気もする。ハラール認証はイスラム教徒が経営し、イスラム教徒の従業員しか雇わないという確証が得られるものに限るべきだろう。日本人の無理解や英語力の無さを理由にして無理な導入を図る必要はないのでは。

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2017年06月25日Sun [06:23] ヨーロッパ  

世界スタジアム物語

世界スタジアム物語:競技場の誕生と紡がれる記憶世界スタジアム物語:競技場の誕生と紡がれる記憶
後藤健生

ミネルヴァ書房 2017-05-20
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後藤健生なのミネルヴァかと思ったのだが、前著もミネルヴァなのか。政治学博士で、客員教授でもあるから、研究書扱いでも良いのだろうが、「サッカー・ダイジェスト」の連載していたものらしい。スタジアム関係はWIKIで幾らでも情報は取れるのだろうが、国立競技場問題を本にしてその流れでということらしい。よって、歴史以外に政治からのアプローチもある。ヒトラーやムッソリーニ、フランコなどは完全にスタジアムと共に記憶されている訳で、大観衆が一つになるスタジアム自体が全体主義の象徴でもあるのだが、独裁者の名前を冠したのは金日成スタジアムくらいか。1974年W杯予選でソ連がチリの国立競技場でのプレーオフを拒否して、出場を逃した話は有名だが、あのスタジアムも改装計画があるのか。たしかにアンデスの山並みが見えなくなるのは勿体無いが、改装後はビクトル・ハラ・スタジアムと命名するのはどうだろう。

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2017年06月25日Sun [06:03] フランス  

『レ・ミゼラブル』の世界

『レ・ミゼラブル』の世界 (岩波新書)『レ・ミゼラブル』の世界 (岩波新書)
西永 良成

岩波書店 2017-03-23
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『レ・ミゼラブル』自体まともに読んだことがないので、物語に関してあらすじもよく分からんのだが、ユゴーのナポレオン観の変化は興味深い、政界進出を目論んでいたとは知らんかったが、甥ナポレオンにまんまと騙され、その経緯で左傾化したのか。『レ・ミゼラブル』の醍醐味はその哲学性だそうだが、如何にもフランス人好きのする話である。ただ、作家や批評家からの評判が良かったとは一概には言えないらしく、カトリックの側からも反発はあるらしい。

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2017年06月25日Sun [05:50] 中国  

世界のエリートが学んでいる教養としての中国哲学

世界のエリートが学んでいる教養としての中国哲学世界のエリートが学んでいる教養としての中国哲学
小川 仁志

PHP研究所 2017-02-23
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定番の中国古典ビジネス本かと思ったのだが、著者は哲学の啓蒙活動をしている人みたいで、諸子百家に限らず、毛沢東や魯迅、鄧小平、孫文なども。現代はというと、汪暉が代表者として上がっているのだが、それで良いのかな。伊藤忠の中国担当だった人だそうだが、1970年生まれでも語学研修先は台湾なのか。中国のエリートは日常の中に中国哲学の知識を生かしているとのことだが、まあ中国人はエリートしか付き合いは無いということだよね。

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2017年06月25日Sun [05:40] 米国  

アップルは終わったのか?

アップルは終わったのか?アップルは終わったのか?
前刀禎明

ゴマブックス 2017-04-30
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アップル日本法人トップだった人らしい。ソニー出身で、ディズニーやAOLにも勤めたそうだが、ライブドア創業者であったのか。ライブドアを倒産させ、事業はホリエモンに引き継がれたのだが、著者は臭い飯を食うことも無く、アップルに迎え入れられたとのこと。ipodminiなどを成功させたそうだが、アップルもipohone頼みがいつまでも続くわけも無く、それに付随するアップルストアも先細りになってくるだろう。ジョブズが生きていたらどうというものではないのだが、今後はまた浮き沈みがあるんじゃないの。

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2017年06月24日Sat [06:32] 北朝鮮  

開城工団の人々

開城工団の人々 毎日小さな統一が達成される奇跡の空間開城工団の人々 毎日小さな統一が達成される奇跡の空間
キムジニャン カンスンファン

地湧社 2017-05-25
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開城工団で働いていた韓国人のインタビュー集。テーマは非常に興味深いのだが、従北プロパガンダとまではいかんが、ある種の力学が働いているものなので、なるへそ程度。開城工団に駐在する韓国人は事前に「教育」を受けるわけで、亡くなられた米国人学生みたいな事態にはならないのだが、それは事業が中断しても変わらんか。とりあえずは再開させるのが先決であるから、下手なことは言えず、韓国国内へのPRという意味もあるのだろう。ただ、韓国の男はもてるとか、らしい事は言っている。韓国でも北は美人が多いということになっているから、その辺のことも聞かれるのだが、北で下ネタがわりと自由であることに驚いている。南も相当なものだが、韓国からみれば北朝鮮は男尊女卑がスゴイとのことで、男性が平気で女性の胸を触って、何も文句を言われないのだとか。それは男尊女卑というよりセクハラだろうが、かつてはソ連などでも楽しみはセックスくらいしか無かったから、その方面は歯止めが利かなくなっていたなんてことがあったが、その類か。

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2017年06月24日Sat [06:18] 中国  

世界が地獄を見る時

世界が地獄を見る時 ~日・米・台の連携で中華帝国を撃て世界が地獄を見る時 ~日・米・台の連携で中華帝国を撃て
門田 隆将 石平

ビジネス社 2017-02-21
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中国専門家の会合で二人の議論に仰天した編集者が企画したそうだが、他の中国専門家メンバーは誰だったんだろう。門田隆将も中国専門家と認定されているのだが、80年代から中国には何度も足を運んでいるとの事。だからなのか、どうか分からんが、何アマちゃんみたいなことばかり言ってるんだろうというのが正直な感想。日本人は殺してやりたいみたいな話は日本人の前ではしないだけで、中国人同士ではわりと普通であるのだが、日本のネトウヨでも中国人を殺すとかリアル会話で出すのはかなりレアなケースであるか。石平もそんなことまでバラさんでも良いとは思うが、中国人で中国人を嫌っている人の嫌い方はハンパないからな。

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2017年06月24日Sat [06:07] ロシア  

ロシア革命

ロシア革命――破局の8か月 (岩波新書)ロシア革命――破局の8か月 (岩波新書)
池田 嘉郎

岩波書店 2017-01-21
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100周年を最大限生かす為に、1月に出したんだな。共産主義の亡霊が現れている割には、世間的に盛り上がっていないのはマルクスの再評価はあっても、ロシア革命の再評価は無いからか。どう考えても暴力革命であるし、皇帝の一族を皆殺しにし、その後は血の粛清が何十年も続いた訳だから、革命モデルにはならんと思うけど、市民革命も最後は軍が動かない限り、成就しないという点は変わりは無い。その意味では日本で革命が起きる可能性はゼロであろうけど、兵士が悪環境に置かれている国や軍が特権を享受すている国などはその可能性があると言えよう。日本の近隣諸国にも幾つか当てはまる国があるが、革命を美化する人たちはその辺、どう考えているのかな。自衛隊員にオルグするのか。

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2017年06月24日Sat [05:50] イスラエル・ユダヤ  

ユダヤ人と自治

ユダヤ人と自治――中東欧・ロシアにおけるディアスポラ共同体の興亡ユダヤ人と自治――中東欧・ロシアにおけるディアスポラ共同体の興亡
赤尾 光春

岩波書店 2017-03-16
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論集。ユダヤ史研究の人は結構多いな。宗教的な部分ではなく、中世ヨーロッパなどをやっていると、興味を持つのが必然になるのかもしれんが、昔、講義を受けた覚えがある高尾千津子さんだけ生年非公表か。それはともかく、外ではキリスト教徒として振る舞い、家ではユダヤ教徒という人たちは今でも存在しているのだろうか。ロシアなどではアメリカ発の「原理主義」派が勢力を伸ばしている様だが、逆に世俗派はイスラエルやアメリカに移民してしまっているのもしれん。ユダヤ人の国家内国家を制度的に実現したのはロシアが初だと思うが、イスラエルが世俗国家である以上、全世界のユダヤ人を繋いでいるのは宗教ではなく、ホロコーストの「記憶」ということになるか。

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2017年06月23日Fri [05:28] 東アジア  

戦後日本の歴史認識

戦後日本の歴史認識戦後日本の歴史認識
五百旗頭 薫

東京大学出版会 2017-03-30
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東京財団の研究会なので、歴史認識原理主義の方に流れることはなく、批判的部分の方が多い。元々北岡伸一門下の人たちが集まっていた会だったそうだが、その面々が指導する立場になったのだという。川島真とか渡部恒雄、細谷雄一といったスターは座談会で参加。保守、革新とか右翼、左翼とかではなく、リアリストであるということが今の時代では必要であるか。ナショナリストに関しては右が反中も反米もいるが、左は反米しかないとしているのだが、そもそも左翼とナショナリズムは矛盾しないのだろか。愛国左翼を自認する人はいるが、それがリアリズムとしては機能するとは思えん。

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