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2020年07月05日Sun [00:10] 米国  

移民の経済学 



ベンジャミン・パウエル本の邦題と同じものを当ててきたか。中公新書は今年初めに立て続けに移民本2冊出したけど、3月以降はもう意味合いが異なってくる。日本のみならず、今後は当分世界的な移民の大きな流れは起こらないと思われるが、今年初めの段階では移民と受入国側国民の競合というのが大きなイシューであった。つまりは移民を受け入れることによって生ずるメリットとデメリットの問題であるのだが、当然ながら受け入れ国民の属性による違いというのは顕著である。そうした背景を考慮せずに単純に差別とか排外主義といった価値観だけで判断する暴論は経済学的には意味ないのだが、経済学がアカデミアである以上、学者の属性として左派啓蒙主義が優勢になるということも現実ではある。その上で、移民を受け入れても犯罪率は上昇するどころか、むしろ低下する、家賃は下がる、賃金は上がるといった主張はデータ的に根拠あるものとされるのだが、ただし、移民が流入することにより、元いた住民が出ていき、犯罪の手段も、空き家率も人手不足の因子もまた変化するのである。移民に反対するのは低学歴で人権意識が低いからというレッテルもよく使われるのだが、移民により恩恵を受けるのは経済的に裕福な高学歴層であるというのもデータ的には根拠があるものである。もっともそれはGDPの高い国に限られ、GDPの低い国の高学歴層は移民に反対というのが多数らしい。

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2020年07月04日Sat [23:42] メキシコ  

メキシコの21世紀 



JETRO本はハードカバー本が無かったんだけど、こちらはアジ研プロパーの方の本。「双書」表記も最近はあまり見かけないが、この研究双書は累計637もの歴史があるのか。アジ研のテリトリーは昔風ではAAAなので、ラテンアメリカも入るのだが、地域研究界的にはメキシコは北米になっているんかな。経済的にはNAFTAであり、OECDでもあるのだが、発展途上国枠から卒業という訳にはいかんか。「メキシコの21世紀」の中身はほぼ途上国のソレではあるのだが、アグアスカリエンテスやグアナフアトの自動車産業のトピックは先進工業国モデルではある。一方で、所謂、麻薬戦争、サパティスタ、インフォーマルセクターに関するトピックは第三世界の中でもより深刻な部類であるのだが、警察の機能不全にる自警団の台頭は今のANTIFA問題とも関わってくる注目トピックである。自警団も麻薬組織が組織するケースが多々あり、そこで行われる治安がどの様なものであるかはニュースの通りである。

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2020年07月02日Thu [18:22] 米国  

アメリカの制裁外交 



共同通信の人だが、国際ジャーナリストという肩書になっている。テヘラン、ニューヨーク、ワシントン支局長、編集、論説委員長と王道を歩いた人なのだが、現在は特別編集委員とのこと。このポストはよく知らんが名誉職みたいなものだろうか。定年になっているのかもしれん。岩波風はあまりないが、前に読んだはずの2冊は全く記憶に無いな。アメリカ屋であることは間違いないけど、むしろこの本ではアメリカというより、「制裁先」の事情にフォーカスを当てている感じ。北朝鮮、イランが本丸だったのが、これからは中国とそれ以外という風になっていくのだろう。前者と後者ではモノが違いすぎるので、制裁というよりガチンコ対決と言った方が良いが、経済はともかく、外交に関してはまだまだ米国は有利を保っていることは間違いない。

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2020年07月01日Wed [02:40] 中東/アラブ  

中東テロリズムは終わらない



よく知らんのだが、TBSの夜のニュースのキャスターをしている人らしい。筑紫の後継者なのかな。TBSの中東支局長だったそうだが、中東支局はロンドンにあるとのことでズッコけた。中南米はマイアミ、アフリカはパリを拠点とした方がフットワークは至便ということもあるのだが、中東間のフライトはそれなりにあるんじゃないのか。単純にフライト数で言えば、トルコ航空のイスタンブールとかエミレーツのドバイの方が利便性は高いはずなのだが、ロンドンには「イスラム過激派」も集結しているし、取材中に官憲に消される心配もない(とは言い切れない)ということなのかな。イラク戦争時代の話が多いので、その時代にいたのかなと思ったのだが、ロンドンに着いた日に例の後藤さん湯川さんの事件が報じられたそうだから、そんな昔でもないか。基本的にテレビなので、取材というより画を撮るのがメインなので、あまり書籍向きではない。

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2020年07月01日Wed [00:58] 中国  

中支那鉄道 建設の記録

映画


なんか珍しいものがアマプラに。

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2020年06月24日Wed [12:59] 東南アジア  

からゆきさん



長崎文献社。学習塾を経営している人らしい。元教員かどうか分らんが、郷土史家として活動されている様だ。からゆきさん関係は女性の独壇場であるのだが、韓国における慰安婦みたいな国民ストーリーにならないのは単に時間的経過が理由ではなかろう。実際にからゆきさんと会って話を聞いたという設定の山崎朋子が亡くなったのも2年前である。未だにサンダカンイメージが強いのはその後の「女衒」を含めた映画の影響が濃いが、中国やシベリアに渡ったからゆきさんがあまり顧みられないのは「歴史認識」なのかな。長崎に多かった福建省の中国人は帰国の際に日本人の幼女を連れ去ることが多かったそうだが、この辺は当時の中国国内でも常習化されていた誘拐事情ではある。

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2020年06月24日Wed [01:47] 東アジア  

移民と日本社会



中公新書は今年二期連続で移民ものをぶち込んできたのか。予定では今年、空前の外国人来日があるはずだったから、それに付随する形での移民社会研究はトレンドになるはずではあった。もはや外国人原則入国禁止というブータンみたいなことに日本がなるとは誰も思わなかった訳だが、国内移動も原則禁止になったことで、地方では実習生不在による人手不足が、都会では経済活動縮小による外国人の失職が生じた。その辺はもう1冊の方のテーマになると思うが、移民絶対必要論も土台が揺るぎ始めた。移民警戒論でよく言われる犯罪率と出生率に関して、移民を受け入れることにより、むしろ低下するというのが実証主義的にもポリコレとしても定説になってきているが、そもそも全国マクロと集住地域ミクロを分けないと意味がないのではという観もある。欧州の分断化もそうした文脈上にある訳だが、多文化主義はもはや大きな岐路に立たされていると言ってよかろう。いずれにしてもコロナ後の世界は我々が予想し得ない展開になるが、日本も「世界」も移民の大移動が今後数年のうちに活発化することは無いということは言えよう。

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2020年06月22日Mon [01:17] イギリス  

英国の街を歩く 



英国在住の人かと思ったのだが、今年退官した早稲田のシェイクスピア研究者らしい。この事態で他大にも英国にも行っていないと思うが、思う存分本を読んで過ごしたいというタイプであったならこれ幸いであったかもしれん。英語フレーズ集にもなっているので、テキスト的にも使えるかもしれんが、英国は自己責任大国であったというのは反自己責任主義のリベラルには都合が悪いかもしれん。ホームレスに話しかけ、要求通り絵筆を買ってあげたりしているのだが、そのあと、絵筆がどうなったのかは書いていない。本のネタ作りにはなったではあろうが、コロナにアンティファ暴動とホームレスの現在も気になる。

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2020年06月22日Mon [01:04] ハワイ  

キプカへの旅 



写真家の人らしい。読んだ感じ、50代くらいの男性かと思ったのだが、40代の女性であった。ハワイの盆踊りと福島の組み合わせで木村賞を獲ったそうで、その書籍版みたいなものか。アルゼンチンやマレーシアなどでは盆踊りが日系人以外にも広まっているそうだが、ハワイでは日系人ローカルのものらしい。ブラジルでも北米でもそんな感じであることを見れば、一定以上の日系人人口があれば、「伝統」として継承され、他民族に拡大する必要はないということか。そこで福島とも繋がる訳だが、東京でも地元の踊り「東京音頭」はあるんじゃないかな。中野区辺りではやらんのかもしれんが。

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2020年06月22日Mon [00:46] 香港・マカオ  

八月の物語

映画

アマプラ

親父が大陸で作った子を引き取ったってこと?

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2020年06月22日Mon [00:11] 北朝鮮  

将軍様、あなたのために映画を撮ります

映画

アマプラ

なんか既視感があるのは大昔出た本と全く同じ内容だったからか。申相玉のテープが日本語なのは日本人が取材した素材だったからだと思うが、崔銀姫と二人で日本のテレビに出ていたことも覚えている。テレビの素材はもう無いのか使えなかったのか。如何にも日本人みたい人が登場しているけど、この人が最初に取材した人なのかな。インタビュー中、画面にテロップが入っていないから、崔銀姫と息子以外は誰が誰なのかがよく分らんかった。

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2020年06月19日Fri [22:04] 西サハラ  

アリ 西サハラの難民と被占領民の物語 



原因はわかるが、社会評論社のミニコミ化が一層進んでいる様な。しかし、平田伊都子さんお幾つになられるんだろう。最近は西サハラ一本みたいだが、昭和50年代から語学本、それも英、仏、伊、アを出していて、それ以前から写真家で、カダフィ本、サダムフセイン本の訳者でもある。ウィキの経歴も大阪府生まれだけなので、謎なのだが、昔の本にもそれ以上の略歴載せてたかな。最近では無いみたいだが、サハラ砂漠の難民キャンプにも行っているので、それこそダイナマイトな人である。西サハラ難民キャンプはその地理的事情、政治的背景からか大メディアに取り上げられることもあまりないのだが、キューバやベネズエラが支援する昔ながらの革命主義。スペイン語圏ではそれなりに盛り上がっているが、かといって、南米で西サハラが知られている訳でもない。第一公用語がスペイン語であるのはアフリカ的事情でもあるのだが、モロッコとモーリタニアが仏語とアラビア語ということで、違いを出す意味もあるのだろう。

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