FC2ブログ
2020年03月29日Sun [17:04] 東アジア  

近代東アジアにおける〈翻訳〉と〈日本語文学〉



論集だが、ちょっと変わったスタイル。一発目は全てハングルで訳もなく、訳分からんかったのだが、それ以降も日本語で書かれているのは半分くらいで、中文、英文のみのも数本。いずれも要約も無しで、原文をそのまま載せているだけ。翻訳者向けなのか日本語文学研究者向けなのか分からんが、いずれも四か国語の読解力は常識になっているのかな。この分野ではおそらく日本語が共通言語になっているとは思われるのだが、歴史的事情による日本語帝国主義を否定するという意味合いがあったのかもしれん。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2020年03月29日Sun [16:51] 中国  

上課記



中国の離島大学ってどこだと思ったら、海南大学か。横琴島にマカオ大があったり、舟山にも大学はあるんだろうけど、いすれも大都市としか思えんし、考えてみれば、中国で日本的な離島というのは数が知れているか。そこで教鞭をとっていたのが、劉暁波と吉林大の同級生だったという78年組と思しき詩人なのだが、話自体は約10年前のもの。最近の中国の大学生事情は話を聞く限り、ほとんど日本と変わらん気もするのだが、描かれているのは貧しい地方出身学生という従来の中国大学生像。海南大辺りだと、地元率は高そうだが、そうでもないのか。日本語学習者で日本人留学生の友人もいる学生が日本人への偏見まみれだったりするのは結構あるあるで、実のところ、日本人の友達がいるというのは「黒人の友達がいる」と同じではある。詩人のクラスで、テレビドラマ脚本コースらしいのだ、この辺は抗日ドラマ生産養成所でもあるから仕方が無いか。だからなのか分からんが、金持ちになりたい、幹部になりたい、成り上りたいといったこちら側の中国人大学生偏見に沿った人もあまりいないみたいで、将来の希望は香港に逃げたいという一人を除けば、小さな幸せ追及型ばかりで、日本人学生と変わらんと思う。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2020年03月29日Sun [16:03] 東アジア  

「移民時代」の多文化共生論



明石製のテキストだが、著者はアメリカ多文化教育の人。在日関係は総連色は出てくるが、政治臭はあまり感じられない。大学より下の虎の巻的なものと思われるが、この状態が続く限り、多文化共生の意味合いも変わって来よう。少なくとも「移民時代」は大幅に後退すると思うが、その分、帰れず定住化というケースも増えるだろうし、収束後は「犯人捜し」のターゲットとなる可能性もありそうだから、その点での多文化共生論も必要か。欧州や米国ほどにドラスティックな変化は無いと思われるが、震災後の束の間の国際親善ムードが1年後の五輪で再び訪れるとも思えん。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2020年03月24日Tue [14:22] ロシア  

プーチン幻想



同キャラ同名の在日ウクライナ人が二人いと、どっちも「じゃない方」とはならない訳だが、反露は日本の右翼の伝統芸能であるから、そこに食い込むのは基本なのではあろう。その意味では反米新右翼のロシア右翼への食い込みも同じであるが、あの人たちは北方領土にはどう折り合いを付けているんだっけ。プーチンの後ろ盾が習近平というのはパワーワードであるが、日本で分かりやすくるののはそれが一番か。さすがにコロナの件は分からんが、トランプがプーチンではなく、習近平を標的にするのはそういった意味合いがあるのかも。金正恩はプーチンの後ろ盾で守られているというより、雑魚だからまともに相手していないといったところか。プーチンの悪評は日本だとピンとこないのだが、欧米では一般常識というか定着しているので、日本は可能性を秘めている市場とは言える。ただ、反アベも欧米の反トランプをモデル化しているが、反トランプは反プーチンモデルなので、可能性としては左翼市場にもありそうである。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2020年03月23日Mon [15:50] 東アジア  

共創アジア 



東海圏は日本経済の心臓でもあるのだが、中日新聞経済部はの当地のでのプレゼンスって、どんなものなのだろう。少なくとも傘下の東京新聞みたいに、トチ狂った政治部が看板になってしまうことは無いか。トヨタがトップは定位置として、リンナイ、敷島パン、スズキと来て、なぜかTOTO、VAIO。TOTOは福岡だけど、製陶業はやはり東海か。VAIOの安曇野は括りとしては東海圏になるんかな。JR東海、東海銀行、中部電力といったところは海外事業の割合は大きくないので、章にはなっていない。ココイチも一宮なんだな。リンナイの韓国だけが特異な気がするが、倭色を排したところが成功の秘訣らしい。ヤクルトもたしかそうだが、一度定着してしまえば、NO JAPANの標的にはならんか。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2020年03月23日Mon [15:27] インド  

渋イケメンの旅



この写真家もデビュー作から見た記憶があるのだが、スタイルは変わらんな。ただ、初期の被写体は年齢層の低い女ばかりだったと思ったが、最近はこっちの爺さんシリーズが定番化しているらしい。元々の趣味がどっちなのか知らんし、どっちにしてもカミングアウトしている訳ではないだろうけど、女の子と爺さんが一番良く映るというのはそれ以外がちょっとキツイということかもしれん。たしかにこの両者はインドでは救いの神であるのだが、誰でも年取れば、哲学者的風貌になるインドの爺さんも中身はタダのジジイなので、その実、ありがたみは写真家くらいにしかないか。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2020年03月23日Mon [15:10] 台湾  

台湾・台南そして安平!



上毛新聞社が何故にというと、企画が台南市政府安平区役所で、著者は当地に派遣されたみなかみ町職員だという。みなかみ町は水上温泉の町だが、台南市と姉妹都市らしい。台湾との姉妹都市は中国や左派からの圧力があるみたいだが、締結が2013年ということだから、台南市が民進党の牙城とはいえ、インバウンド要素ではあろう。台湾だからなのか、日本人だから分からんが対日事務相談顧問という肩書が与えられ、知り合ったのは後か先か分からんが、当地で台湾人女性と結婚したとのこと。職場の安平区には日本語班があって、4人在職しているらしい。日本の自治体で中国語班があるとこは多いとは思うが、中国語が話せる日本人職員を4人も抱えているとこはあまりない様な気もする。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2020年03月23日Mon [14:49] 韓国  

ありがとう、「反日国家」韓国 



肩書が歴史家・国際問題評論家になったのか。徳島文理大学教授は現職みたいだが、大学に界隈からの解職要求が殺到したらしいから、「大学教授」の看板は外したのかな。そもそも講義を持っていたのかどうかも分からんが。昔の本は割と普通だった記憶があるのだが、このタイトルも二番三番煎じだし、よく言えば市場意識が高く、悪く言えば軽薄短小ではあるか。歴史家とか国際政治問題評論家とか言われても専門が何なのか今までも不明ではあったのだが、やはり出自的に堺屋太一的なところを意識しているんかな。文在寅と枝野の共通点はそれぞれ、第一志望のソウル大、早大を落ちた点だと、この人が書くと嫌らしいのだが、この二人の支持者による安部の学歴に対する誹謗中傷を目にすると、同じ土俵で相撲をとると、そうなるかとは思う。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2020年03月22日Sun [17:38] 中国  

中国雲南の書承文化



アジア遊学。中国クラスタから右傾化を叩かれた勉誠もちゃんと仕事はしている。中国少数民族言語文化というと、学術的マイナーっぽい響きがあるが、この分野は中国を除けば日本がトップクラスの人員を擁しているのではなかろうか。橋本萬太郎とかは私が中国で、中国人から教えてもらった権威なのだが、中文を学んだ日本人にはこの分野は読解アドバンテージもあるだろう。欧米勢には宣教言語として文字化したというアドバンテージがあるのだが、現状体制では漢文が優勢になるのはやむを得ないところではある。「チベット、ウイグル」の特殊性もこの辺にあるのだが、雲南の様な少数多様の地域では漢語、漢文の実利性はひとえにリンガフランカというだけでなく、民族文化継承にも利用されているのである。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2020年03月20日Fri [14:16] ブラジル  

ブラジルの都市の歴史



明石の世界歴史叢書。翻訳ものかと思ったのだが、国産で、たぶん師弟共著。建築系の人が教育系院で教えて、歴史社会学本が出来たみたいな。コロニアル建築は社会学的には悪とされる植民地文化の中で唯一、評価を許された存在であるのだが、未だに思想的理解が歴史的理解に優先される日本を含む東アジアでも日本の植民地建築は文化財として残されている。総督府を破壊した韓国も最近は軌道修正している様だ。その点、ブラジルに於いてはコロニアル文化自体が歴史の象徴になっているのだが、感覚的には北海道に近いか。その辺、アイヌとインジオ或いは黒人奴隷と囚人労働といった共通項もあるのだが、札幌がサンパウロで函館がリオというのはちょっと違って、ブラジルの都市の歴史に当てはめれば、札幌はブラジリアで、函館はレシフェといったところか。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2020年03月17日Tue [16:47] 米国  

やがて忘れる過程の途中



最近の小説も小説家に関してはほぼ情弱なのだが、芥川賞作家なのか。アイオワ大学のIWPという第三世界の作家を集めたプログラムに参加した日記らしい。半世紀もの歴史があるらしく、ソ連の息がかかったAA作家会議に対抗してたものかもしれんが、中上健次も参加したことがあるらしい。日本人作家は毎年呼ばれるそうだが、男性作家が選ばれるのは稀とのこと。こうした「国際色豊か」系は言語障壁など全く無いかの如く、誰もが普通に激論を酌み交わすというのがパターンなのだが、この作家はその辺を曖昧にしていない。今の時代だと、日本を含む欧米から見た文化途上国の作家はその国の知識人であるから英語を話せない作家などはいないという前提を招聘側も参加側も共有しているらしい。ただ、「言っていることの半分も分からない」でもコミュニケーションが成立している以上、英語を話せるということになるので、英語は話せない自分はあくまで日本的な自己規定に過ぎないか。結局、台湾と香港の作家と行動を共にすることが多くなるのだが、職業的同義性はあっても、ミシマでしか繋がらない国々の作家と違って、日本文化のアップデートがある台湾、香港の作家との方がとっつき易いというのはあるか。ただ、作家ではない韓国人に、あなたの作品のメッセージは何かと聞かれ、メッセージは特に無いと答えたら、メッセージの無い文学があるのかと驚かれたそうで、その辺はお国柄ではある。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2020年03月17日Tue [15:57] ベトナム  

ベトナムの大地にゴングが響く 



ザ・フィールドワークみたいな本だが、日本語でゴングというと、格闘技のイメージがあるから、ボクシング本と勘違いされるんじゃないか。文化人類学用語としても銅鑼だろうけど、このタイトルで銅鑼に置き換えると、それもまた違う趣向になってしまうか。研究書ではないノンフィクション的なものを狙ったのかもしれんが、ベトナム・ゴングというのが業界的に一般名詞化されているのか。ただ、ベトナム・ゴングでもベトナムの大地でもその主体はキン族ではなく、少数民族になるらしい。ルーツ的には中国からそれ以前まで遡れるのだろうが、そこにキン族の経由があるのかは分からん。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑