![]() | 中国神秘の旅ベスト50 渋川 育由 河出書房新社 2009-07-17 売り上げランキング : 503913 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
河出の「世界の名景」というシリーズらしい。中国だけが一国独立で出ているのだが、中身は官製写真だね。人民画報辺りから写真だけ購入したのかもしれんけど、絵はキレイでも画質がイマイチ。文章を書いているのは編者の「風景評論家」という人ではなく、写真に付随していたものではないかな。「神秘の旅」といっても、どこもかしこも中国人国内観光客でごった返す一大観光地ばかりだから、あんまり行きたいとも思わんのだが、やはりトリは青蔵鉄道か。編者が選んだのかどうか分からないが、ポタラ宮が外れているのは天安門が外れているのと同じ理由かな。「神秘」ではなく限りなく「政治的」という意味で。まあ上海夕景とか神秘ではなく俗物主義の権化みたいのも入っているけど。
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![]() | ノモンハン事件―機密文書「検閲月報」が明かす虚実 (平凡社新書) 平凡社 2009-08 売り上げランキング : 12615 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
小林英夫がノモンハン事件とは畑違いの様にも思えたのだが、在外日本企業の研究から満鉄研究、日中戦争に移行した様に、ノモンハンも最近取り組んでいる吉林省所有の満洲国の「検閲月報」を読み解く作業の延長線上にあるものらしい。ノモンハン事件に関しては辻政信のソレから最近の田中克彦の岩波新書まで、当事者体験記も小説もノンフィも入れ乱れてあるし、ソ連やモンゴル側にも研究書が出ているのだが、そうした豊富な史料を丹念に当たっていることも窺える。ただ、さすがに文芸社のヤツには手を出してはいなかったか。そうした作業から見えて来るのは、如何に日本が虚実の大勝利をアピールし、「戦犯」とも言える辻が如何に弁明を試みているかというところなのだが、その結論自体は事件の評価としてはオーソドックスなものとも言える。検閲月報にあるのは兵士の私信であるから歴史的発見がそこにある訳ではないのだが、検閲官の裁量によって、見逃された手紙もかなりある様で、中国としては、手紙の中身より、検閲システムの研究の為に修復に力を入れたのではないかとも勘ぐってしまう。藤田嗣治とノモンハン事件の関係は興味深かった。藤田が描いたノモンハンの戦場画は2種類存在したとのことで、「事実」を描いた方は今日、行方知れずだという。


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フィルムセンター
名作だけど、キリスト教オカルトものだね。
バリバリの無宗教者には分からんわ。


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![]() | 女優須磨子の恋 [VHS] 松竹ホームビデオ 1992-06-21 売り上げランキング : 15945 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
フィルムセンター
昭和22年くらいになると、このくらいの映画は撮れる様になったか。
新劇はイマイチ好きになれんけど。


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![]() | 輝く命―短い時を刻む少女と家族の愛 幻冬舎 2009-09 売り上げランキング : 300116 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
この早期老化症を患う少女の話はカナダかどっかで、先日、亡くなったというニュースも目にしたのだが、それは他局の物語で、こちらはテレ東で放送されたイギリス人の女の子の話らしい。もちろん番組は視ていないのだが、放送の書籍化という以上のものは無い様だ。監修が番組制作スタッフで、出版スタッフというのが別にいるとのこと。最後に原稿枚数109枚(400字詰め)。と律儀に記してある。こちらの女の子は現在、新薬の治験中とのことで、回復する可能性もあるらしいのだが、テレ東は他局の子が死ぬのを待って放送した訳ではないだろうな。そのこの前亡くなった子はお母さんが離婚したシングルマザーの母一人子一人で、たしかキックボクシングか何かを教えて生計を立てているといった環境だったと思うが、こちらは両親無職で生活保護で暮らしているのだとか。何でもイギリスでは難病の子を持った親は国からの補助金で生活できる仕組みがある様で、健常者の弟、妹とともに生活保護で暮らしているらしい。となると、一家の家計を賄っているのがこの少女ということになってしまうのだが、それで足りるかどうか分からぬが、他局のお母さんの様に、外国のテレビ局に私生活を売らなくてはならない切実な動機はない様に思える。800万に一人で、世界中で40人ほどというから、日本には患者がいないのかもしれんが(イギリスにはもう一人いるらしい)、この難病の子の両親への補助って、やはり特殊なものに限られるのかな。
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![]() | アメリカは変われるか?―立ち上がる市民たち! (クレスコファイル) 大月書店 2009-04 売り上げランキング : 48659 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
大月書店の教育誌「クレスコ」に連載されたものらしい。大月の教育誌というと恐ろしいものを感じるが、日教組から分裂した代々木系の全教傘下か。しかし、堤未果もアメリカ格差ブームに乗って岩波新書があれだけ売れたのだし(元ネタとなった小林由美さんの本もそれに乗じて文庫化になった様だ)、結婚でも名を挙げたのだから、メジャー路線に転出してもよそそうなのに、まだこの路線でやっていくつもりなのか。ばばこういちの娘でそこそこ美人なんだから、地上波のキャスターでもできそうなのだが、やはり思想的背景が警戒されているのかな。後は川田母→川田→川田妻への議席世襲だろうけど、代々木と繋がりを持ったら、民主もおいそれウンとは言えないかも。しかし、当地の極少数派をあたかも革命の萌芽の様に捉えて持ち上げるのはジャーナリストというより、運動家であろう。支持不支持は別としてマジョリティの存在を全く無視して一国を語るのは革命ごっこに過ぎない。日本の極左を「進歩派」として持ち上げているどこかの国とやってることは一緒だね。
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![]() | 錆びた鍵 文芸社 2008-09-01 売り上げランキング : 509440 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
往年の日活アクションみたいなタイトルだが、これは在日中国人の居酒屋経営者が、ニュー東亜建設を訴えて、私財を投じて文芸社から出したものらしい。この本が理解できないヤツは愚か者だと言うのだが、如何にも中国人らしいというか、ここまで自意識過剰の天下国家論だと、日本人1000人の賛同はキツいだろう。それを証拠に文芸社お馴染みのアマゾン提灯レビューが一つも付いていないのだが、さすがにこの本を日本人が絶賛するとドン引きしてしまうからか。ニュー東亜だの、広島・長崎の五輪共催だの奇妙な現実との一致もあるのだが、さすがに台湾と統一した中国が「長男」で、南北統一の韓国が「事務総長」で、非武装日本が「次男」だとかいうニュー東亜には中国人の都合の良さしか感じない。その為にとにかく日本人は謝罪せよ謝罪せよの一点張りで、ベトナム侵略懲罰戦争に参加した元人民解放軍兵士の難民で、フェラーリに乗る社長に戦後生まれの日本人が謝罪だなんて片腹痛い。軽い謝罪で良いというのだが、コヤツは村山談話も知らんみたいだな。在日中国人ですら日本が謝罪して来たことや贖罪外交の歴史を知らん(日本人でも知らんのが大勢いるが)のだから、日本が幾ら謝罪したところで、中国の「抗日教育」に隠蔽されるだけだ。だいたい長男、次男とか優劣をつけること自体が、対等と言いながら、日本を支配下に置きたい欲望の表れではないか。日本は中国に嫉妬しているとかいうのも思い上がり。別に中国が世界一になっても、南北朝鮮が統一しても、所詮は他国の話。嫉妬もする必要もなければ、それに協力する義務もない。ものすごく勘違いしているのは、日本は「アジア」と世界で孤立して嫌われているので、戦争になったら皆、中国に味方につくと思っている点。インド、ロシア、ベトナムを始め国境を接している国と戦争してきた中国を周辺国がどれだけどれだけ脅威に感じているのか分かっていない様だ。残念ながら、日本を脅威に思っている国は世界で3カ国しかない。元寇はモンゴル人の責任で、漢民族は侵略しないだとさ。強さを求めるのが中国人で、文革の様にとことんやる性格だという中国人が、非武装になった日本を黙って見ているとは思えんな。イギリスに謝罪も賠償も歴史認識も求めない中国人に日本人は欧米崇拝だとか言われてもね。電車の中で大声で喋る中国人に眉をひそめる人がいるのは事実だが、中にはその喋っている内容に眉をひそめる日本人もいることは分かっておく様に。まあ幾ら民主化運動をしても、中国的視点でしかモノが考えられないのだから、この人の頭にあるニュー東亜もそれに準じたものでしかないのだが、この本が売れなければ、自分で山に行って焚書にするという。文芸社だし、まあ結果は出版前から出てるのだけど、もう焚いたのかな。まだなら、山中で勝手に焚き火などせず、消防署の許可を得た場所でやってもらいたいもんだね。
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映画![]() | 母と子 [VHS] 松竹ホームビデオ 1992-11-21 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
フィルムセンター
こっちは母娘がよく似ている。吉川満子か。「お葬式」にも出てたんだな。
ラストは秀逸。


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![]() | 夜の女たち [DVD] 松竹 2009-11-22 売り上げランキング : 77313 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
フィルムセンター
これも観ていた思ってたのが、観ていなかったか。
それにしてもスゴいネオリアだ。
ただ、絹代と妹役は似てないね。



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![]() | 現代思想の断層―「神なき時代」の模索 (岩波新書) 岩波書店 2009-09 売り上げランキング : 13027 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
岩波新書お得意のベテラン名誉教授もの。1929年生まれか。60年代にドイツに留学してアドルノに師事したというドイツ哲学の人らしい。そのアドルノに加え、ウェーバー、フロイト、ベンヤミンの思想の足跡を辿っていくものだが、ウェーバーはアメリカ体験、残り3人はユダヤ性との対面といった、ドイツ思想の内なる異文化経験を著者流に解題していく。久々に岩波新書らしい哲学新書だが、随所で比較されるハイデガーを含め、もはや「現代思想」とは言い難い面々なので、ニーチェの宣告に倣えば、「神も思想も死んだ」状態に現代は置かれているのではなかろうか。もしくは「思想が死んで、神は生き返った」とでも言うべきか。ドイツ思想の観点から見れば、日本の文化に西洋の普遍はないはずなのだが、「神」を受け入れなかった日本人が、「思想」を自明のものとして受け入れるのも奇妙なことである。ドイツ思想における神と思想の葛藤を教養に昇華させた先人たちは、廃仏毀釈による精神の荒廃との類似性をそこに見つけたのだろうか。


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![]() | ミロ (「知の再発見」双書) 大保二郎 創元社 2009-09-17 売り上げランキング : 245527 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
創元の「知の再発見」双書。このシリーズも随分出ている様に見えて、美術シリーズはまだ27点。総合でも145点か。90年創刊だそうだから、月1点も出ていないということになるが、文庫クセジュもそんなものなのかな。当たり前だけど、美術シリーズは全員が西洋人で「パリ系」が多い。フランスだから本家には北斎とかも出てるのかもしれんけど、そんなものは翻訳してもムダか。もっともこの原書は93年みたいだから、ストックが余ある中、創元が「フランス風」なものをチョイスしているだけなのかもしれない。ミロという人はその画風に対して、私生活では常識人だったらしく、ピカソやダリの様な芸術を地で行く生活を送っていた訳ではない様だ。カタルーニャ人の良い意味での「国際性」を身に付いていた人らしい。その名声に依拠した政治性を発揮するでもなく、芸術によって普遍性を獲得したガウディと並ぶ巨人であろう。
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![]() | 邱永漢の「予見力」 (集英社新書 514A) 集英社 2009-10-16 売り上げランキング : 1073 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ワイン野郎が銭ゲバを語るではないけど、玉村が永漢の中国視察ツアーに参加して、話を聞いたものを本にしたもの。永漢も、もう86歳というから、さすがに自分で書くのはしんどくなったまでのことかもしれんが、まだまだ金儲けはしたいみたいだね。その立志伝は十分過ぎるほど書いてきたし、金儲けの著書は何冊出してるのか自分でも分からないくらいだろうから、ワイン通が代筆したところで大して変わりはないのだけど、ちょっと気になる発言が幾つかある。まずチベット、ウィグルの独立には反対の様で、漢族は規制などしないでどんどん移民を送り込み、中国に同化させろと言う。もうとっくに縁を切ったのだろうけど、かつて参加していた台湾独立運動の流れも汲むに日本の台湾同郷会会長はチベット、ウイグルとの共闘を宣言しているというのに、カネに目が眩んだ欲ボケはすっかり中国に恭順してしまったか。もうひとつは参議院選に出馬した経緯についてだが、日本が大陸と関係を深めるのにストップをかけ、台湾の援護射撃をする為だったとしている点。その為に日本国籍をとったそうだが、この爺さんにかかれば、日本の国会議員も祖国発展の道具に過ぎなかった様だ。おまけに、恭順した国民党も、台湾でビジネスのトラブルを抱えたりして、今では大陸に全てをかけていることは周知の通り。ツルネンは知らんが、蓮舫や白眞勲なんかもやはり日本ではない「祖国」の為に貢献しようと思って出馬したところはあるんだろうな。白なんかは完全に確信犯だけど、蓮舫や永漢を支えるだけの「在日中国人パワー」はまだないか。民主党政権がこのまま続けば、やがてなし崩し的に韓国籍の国会議員とかが誕生するんだろうけど、それで良いのかな。
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